-
-
まず口元を見る rw+1,928
2026/09/22 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
愛媛県小学校三年生の秋、音楽室で見たものを、四十年以上経った今でも忘れられない。 そのせいで私は、いまだにシューベルトの肖像を正面から見ることができない。 当時、私は愛媛県のある市に住んでいた。第二次ベビー ...
-
-
まだ玄関にいる rw+1,697
2026/09/22 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
玄関を開けた瞬間、胸の奥にあの夕暮れが貼りついた。 実家は古い日本家屋だった。間口は広く、奥へ奥へと細長い。廊下の板は痩せ、踏めば乾いた音を立てる。障子は茶色く濁り、昼でも光は薄い。梁が落とす影が部屋 ...
-
-
🚨夜だけ応答する窓口 nc+
2026/09/21 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
深夜に原稿をいじっていると、決まって同じ窓を開く。 クラウドの文字起こしサービスだ。音声を投げると数分で戻ってくる。機械のはずなのに、毎回どこか人の気配が混じるので妙に助かっていた。 気配というのは、 ...
-
-
表示の消える階 nw+395
2026/09/21 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
小学生の頃の体験を、今でも鮮やかに覚えている。 四年か五年の頃だった。鍵っ子で、学校が終わると一人で団地の部屋に帰っていた。七階建ての古い公団住宅で、灰色のコンクリートはいつも湿り気を帯び、雨の日には ...
-
-
立っている規則 rw+7,951
アルバイトの面接なんて、気楽な気持ちで行くものだと思っていた。 だが、その日案内されたのは、古い木造の事務所だった。雨を含んだ木の匂いが鼻にまとわりつき、床は歩くたびにわずかに沈み、低く軋んだ。机の向 ...
-
-
抜いたのは誰か rw+3,525
父は三年前、肺がんで死んだ。 最期まで、あの人は骨董の話をしていた。金があるわけでもないのに、休みのたびに骨董市へ通い、時代のつかない小物ばかりを持ち帰る。皿も掛け軸もない。根付けや櫛、名もない細工物 ...
-
-
帰る場所 rw+4,204
2026/09/21 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
二十五になったばかりの春、数年ぶりに実家へ帰った。 父が入院したからだ。 軽い胃がんで、早期だから心配はいらないと聞いていた。それでも久しぶりに見る実家は妙に小さく感じた。薄曇りの空の下、田んぼに張ら ...
-
-
休業のお知らせ nc+
2026/09/20 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
通勤に使っている道に、小さな惣菜屋がある。 駅と住宅街のちょうど境目にあって、朝は仕込みの匂いが漂い、夕方になると揚げ物の油の匂いが歩道まで流れてくる。特別に安いわけでも、行列ができるわけでもないが、 ...
-
-
確認した時点で ncw+489-110
2026/09/20 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
父が亡くなった時、私は悲しむより先に、身体を動かしていた。 葬儀の段取り、役所への届け、親戚への連絡。感情が入り込む余地のない作業の連続で、気づけば火葬も終わっていた。 四十九日までの間、私に割り当て ...
-
-
🚨穴があった場所 nc+
2026/09/20 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
「底がない」という表現は、普通なら誇張として使われる。 メル・ウォーターズがワシントン州エレンズバーグに所有していた土地には、直径二メートルほどの穴があった。土地を購入したとき、前の所有者からは井戸の ...
-
-
誕生日の前日 rw+3,330
2026/09/20 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
父は若い頃、遠洋航路の船に乗っていた。 港に着くたび、ひとりは船に残る決まりだった。 その日残ったのは、少し頭が弱いと陰で言われていた男だったという。 夕暮れ、桟橋の向こうから老人が現れた。 裸足で、 ...
-
-
🚨常識定数 nc+
2026/09/19 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
「常識」が発見されたのは、二〇四一年だった。 それまで常識は、測れないものとされていた。国が違えば変わり、時代が違えば変わる。同じ家で育った兄弟でさえ、「そんなの常識だろう」と言い合うことがある。常識 ...
-
-
🚨返却保管庫 nc+
2026/09/19 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
【記録抜粋:第七岸壁の保管庫・聞き取り音声書き起こし】 ――録音開始。 俺があの場所と再び接続されたのは、運が悪かったからではない。事故でも災害でもない。晴れた平日の午前、会社の搬入口で足を滑らせ、金 ...
-
-
発泡スチロールの高さ nrw+513
2026/09/19 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
中学の夏休みの記憶が、どういうわけか今でも抜け落ちない。 あの年の暑さや、扇風機の首振りの間合い、畳が昼の熱を含んでじっとりしていた感触まで、細部がやけに正確に残っている。忘れていいはずの場面ほど、時 ...
-
-
三隣亡の家~さんりんぼう信仰 #7,578
さんりんぼう信仰【ゆっくり朗読】 うちの親父は水道技術者なので特に夏場は忙しく、どこにも連れてって貰えない なので、親戚の家に十日位泊るのが小学生の頃の夏休みの恒例だった。 ある時、叔父さんに卵、キュ ...
-
-
もうあんた一人だけ rw+3,303
2026/09/19 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
祖父は、私の下宿探しに誰より熱心だった。 大学に入ってすぐ、完全な一人暮らしは心細いだろうと、私は食事付きの下宿を選んだ。祖父は家賃や駅までの距離だけでなく、管理人の人柄や、ほかにどんな下宿人がいるの ...
-
-
特定した。ありがとう nc+
2026/09/18 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
暇つぶしに、スマホで出会い系サイトを眺めていた。 特に目的があったわけじゃない。ただ、なんとなく流し見していたプロフィールの中に、見覚えのある顔があった。 写メを見た瞬間に分かった。 中学時代の同級生 ...
-
-
最初から四人だった nw+492
2026/09/18 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
あの夜のことを、俺は何度も思い出し、何度も思い出さないふりをしてきた。 十年以上前の出来事だ。 いまは家庭もあり、仕事もあり、あの頃のように夜な夜な車を走らせることもない。だが、時折、夢の底から引きず ...
-
-
墓地の向こう側 rw+8,549
二十年前、人口百人ほどの小さな島に、教授の民俗調査に同行する形で長期滞在した。 私は研究者ではなく、名目上は手伝いだが、実際はただの付き添いだった。 島の半分は墓地だと聞いた。子どもたちはそちらへは絶 ...
-
-
笑って応対した理由 rw+5,948
2026/09/18 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
あれは、私の人生でいちばん背筋の冷える出来事だった。 何か直接的な被害に遭ったわけではない。暴力を振るわれたわけでも、脅されたわけでもない。ただ思い返すたびに、どうしてあの場面で、私は笑って応対できた ...
-
-
数えられる参拝 nw+407
2026/09/17 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
境内に入った瞬間、空気が切り替わった。 京都の上賀茂神社に行った理由は単純だった。雑誌で見た八咫烏のおみくじの意匠が気に入った。それ以上の意味はない。由来も信仰も調べていなかった。 北大路のバスターミ ...
-
-
そのまま食べてください nc+
2026/09/17 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
今住んでいるマンションから徒歩十五分ほどの場所に、個人経営のハンバーガー屋がある。 看板は色褪せ、照明も暗く、遠目には営業しているのかどうか分からない。フランチャイズではなく、手作りを売りにしているら ...
-
-
イトウ rw+1,600
2026/09/17 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
高校一年の夏休みが明けて、まだ教室に暑さが残っていた頃だった。席に着いて間もなく、前の席の男が振り向いた。 「イトウって知ってる?」 「イトウ? 誰それ」 男はしばらく俺の顔を見ていた。 「何言ってん ...
-
-
逆さに掛けられた面 rw+4,585
2026/09/17 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話私がこの話を聞いたのは、父が死ぬ二年前だった。 話の大半は、私が生まれる前の出来事だ。父の口から聞いた断片、古い記録、そして後から継ぎ足された想像が混ざっている。どこまでが事実かは分からない。だが、こ ...
-
-
普通の人たち rw+3,465
2026/09/17 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
先週の土曜日のことだ。 うまく話せる自信はない。ただ、あのときから胸の奥に沈んだままの何かが、少しずつ重くなっている。このまま黙っていたら、たぶん私のほうがあちらに近づいてしまう。 朝七時。灰色の空の ...
-
-
午前二時の砂利道 nw+445
2026/09/16 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
あれは、五年前のことだ。 練馬の外れにある、ロフト付きのワンルームに住み始めたばかりの頃だった。 前の会社を喧嘩別れ同然で辞め、社宅も失った。貯金は底をつきかけ、保証人も頼れない。無職の身で部屋を探す ...
-
-
ミラーの後ろ nc+
2026/09/16 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
六月の半ば、夜の十二時を少し回った頃のことだ。 その頃、俺はバイクを買ったばかりで、大学が終わると一人であてもなく走り回っていた。翌日が休みだったその日も、特に用事はなく、気まぐれに神奈川方面まで足を ...
-
-
ワラビが笑った/笑うわらび(エホバの証人伝説)rw+5,336
信仰に入って間もない頃、私は王国会館で、奇妙な話をいくつも聞いた。 最初に聞いたのは、「笑うワラビ」の話だった。 野外奉仕の帰り、何人かの姉妹が神社の境内でワラビを見つけた。長老は足を止めずに言った。 ...
-
-
入らなかった人たち rw+5,569
2026/09/16 -短編, r+, 不動産・物件の怖い話
東京都上京して間もない頃、部屋探しをしていた。 条件は単純だった。駅から近いこと、外観がきれいなこと、家賃が手頃なこと。それだけでいいと思っていた。内見をいくつも重ね、候補を潰していくうちに、世田谷区の四階 ...
-
-
あなた達 nw+442
2026/09/15 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
あれは中学二年の秋だった。 教室に入るなり、女子の一人が笑いながら言った。 「ねぇ、A学院通ってるんだぁ」 聞き間違いだと思った。A学院は近所では一番有名な進学塾だ。だが俺の家にそんな余裕はない。成績 ...
-
-
三階は空いていたはずだった nc+
2026/09/15 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
二年前の秋のことだ。 月末テストの問題作成がどうしても終わらず、田舎の小学校に一人残っていた。普段なら職員室には誰かしら残っているのだが、その日は運が悪かったのか、気づけば校舎にいるのは自分だけだった ...
-
-
お願いごとをしてはいけない rw+4,307
2026/09/15 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
初めてここに書き込みます。作り話ではありません。 怖かった、というより、今でも頭の底に澱のように残っている出来事です。 母方の祖母は、ひどく信心深い人でした。 群馬の祖母の家へ遊びに行くと、よく私の手 ...
-
-
言われなかった者 nw+394
2026/09/14 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
小学校の記憶はところどころ白く抜け落ちているのに、あの名前だけは腐らずに残っている。 陽三。 小柄で声が細く、休み時間もたいてい教室の隅にいた。友達はいなかったと思う。誰かを見ているときも、相手ではな ...
-
-
通路になった娘 nc+
2026/09/14 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
数年前の夏、ある温泉地で「当たる」と噂の占い師に見てもらったことがある。 観光ついでの軽い気持ちだった。霊感がどうこうという話も、正直なところ半信半疑だった。 鑑定は静かに始まった。生年月日を伝え、し ...
-
-
折り目 nrw+216
古い畳の部屋に、十数人が正座していた。 窓はすべて新聞紙で塞がれ、外の明るさも時間も分からない。裸電球がひとつ、黄色く滲んだ光を落としている。線香の甘い煙に誰かの汗の匂いが混じり、息を吸うたび、それが ...
-
-
普通に入って来られたんですね nw+453
2026/09/14 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
あの家では、結局何も見なかった。 梅雨に入ったばかりの午後、俺は仕事で郊外の貸家を訪ねた。築十五年ほどで、塀も門もまだ新しい。外から見る限り、曰くのある家には見えなかった。 住人をAさんとしておく。玄 ...
-
-
#和解劇場 ss+531
2026/09/14 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
昔、町外れに「和解劇場」と呼ばれる小さな芝居小屋があった。 そこで演じられるのは、たいてい誰かと誰かの争いだった。殴り合いも、罵倒も、裏切りもある。それでも最後には当事者が抱き合い、観客の涙と拍手の中 ...
-
-
振り向くな rw+7,503
これは、警察官をしている友人から聞いた話だ。 正確に言えば、彼自身は「聞いた話」とは呼ばなかった。 「あれは、関わった話だ」とだけ言った。 だから今でも、どこまで語ってよいのか分からない。ただ、あの日 ...
-
-
内側の手形 nw+535
2026/09/13 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
訳がわからない出来事がある。 誰かに説明しても、どうせ信じてもらえない。けれど、ここに書き残しておかないと、自分の存在まで薄れていきそうで怖い。 俺の友人、さいまの話だ。 田舎から上京して四年、俺はフ ...
-
-
残された実の数 nc+
2026/09/13 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
木守りという風習がある。 実った木の実をすべて収穫せず、いくつかを残す。来年もまた実をつけるようにという願掛けだとも、山や木に対する礼だとも言われる。理由は定かではない。ただ、残すという行為そのものが ...
-
-
血の濃度 ncw+635
誰にも知られず、血だけが濃くなっていった。 もう十五年も前の話になる。それでも、あのとき見た家の窓、扉の軋む音、そして何よりも──彼らの目つきだけは、今でもはっきり脳裏に焼きついている。 きっかけは、 ...
-
-
六人目の音 rw+2,124
2026/09/13 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
数か月前、俺が体験した話をする。 場所は、うちの会社が所有している某県の山奥の研修施設だ。社員数の多いガテン系の会社で、毎年そこで泊まり込みの研修を行う。だがその施設には、昔から妙な噂がつきまとってい ...
-
-
土下座の継承 nw+406
2026/09/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
中学の頃の話だ。 正確には、弟の周囲で起きた出来事を、後から断片的に聞かされただけだ。だがなぜか、その光景だけは俺の記憶に焼き付いている。見ていないはずなのに、妙に具体的だ。 弟は高校に上がったばかり ...
-
-
同乗者 nc+
2026/09/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
舅は、地方の小さな観光バス会社で長年ハンドルを握っている。 観光バスと名は付くが、実際の仕事の大半は観光ではない。葬儀屋から火葬場、寺への送迎。いわゆる葬儀送迎が主な仕事だ。観光シーズン以外はそれがな ...
-
-
足りない一人 rw+3,983
2026/09/12 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
あの夜のことは、角造さん本人から聞いた。 だが語り終えたあと、彼は何度も「俺は何人だった」と呟いた。その意味だけが、今も分からない。 島の夜は暗い。海鳴りと風が混ざり合い、音の境目が消える。仕事が長引 ...
-
-
呼び出し音の前 rw+5,462
2026/09/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
学生時代、吉岡くんから打ち明けられた話が、今も耳の奥に残っている。 ありふれた家庭の風景に紛れ込み、どこからが異常だったのかを思い出せなくなる類の話だ。 彼は高校に入ってすぐ、些細な行き違いから教室に ...
-
-
補欠名簿 | #誤解陸上 ssG+413
2026/09/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
走り出す直前に吹いた風の音を、今でも思い出すことがある。 秋の夜の、校庭を横切るだけの風だったはずなのに、その音を聞くと背中に汗がにじむ。風に混じって、あの低い声まで戻ってくるからだ。 「おまえの番だ ...
-
-
二十三分 rwG+3,081
2026/09/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
あの日の教室の匂いを、いまでも覚えている。 八月の朝だった。窓から入ってくる空気は生温く、鉛筆と汗の匂いに、鉄のようなものが混じっていた。血が流れていたわけではない。それでも、あの二十三分が終わったと ...
-
-
右側だけが知っている rw+3,897
2026/09/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
三年前の正月、赤坂の日枝神社へ初詣に行った。 あの日は空が澄みきっていて、陽はやわらかく、風もないのに頬だけがひやりと冷たかった。都心とは思えないほど静かで、足音までよく響いた。誰かに呼ばれた、という ...
-
-
背中と壁のあいだ rw+2,774
2026/09/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
病院の怪談夜勤が好きだった。 人と関わるのが得意ではない自分には、静かな病棟を歩き、決められた仕事を淡々とこなすほうが性に合っていた。 霊感なんてない。 ただ、夜の病院に長くいると、視界の端で黒いものが動いたり ...