ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「n+2025」 一覧

二回目の夕刻 n+

中学三年の頃の話をしようと思う。 もう十年以上前のことになるけど、あの瞬間の気味の悪さは今も抜けない。 仲の良い五人組でつるんでいた。クラスはそれぞれ違ったけど、学校が終わるといったん家に帰り、塾まで ...

《下村まなみちゃん行方不明事件》推理考察 n+

2025/09/01   -短編, 未解決事件, n+2025

事件の詳細 2009年7月24日午前、岐阜県郡上市の昼が野高原キャンプ場にて、愛知県常滑市の小学5年生・下村まなみちゃん(当時10歳)が、わずか4分間の間に忽然と姿を消した。 この事件が特異とされるの ...

忘れられた八人目 n+

中部の山奥で育った。 家々は杉林のあいだから顔をのぞかせ、夕暮れには獣の声が近いのか遠いのか分からないほど反響した。子どもの数は少なく、同じ年に生まれたのは八人だけ。全員が男子だった。 学校では否応な ...

《赤城神社主婦失踪事件》推理考察 n+

2025/08/31   -短編, 未解決事件, n+2025

以下、群馬県赤城神社で起きた未解決失踪事件「志塚法子さん失踪事件」を、事実と推理に分けて論理的に整理し、推理考察します。 第一部:事件の詳細 1998年5月3日、ゴールデンウィーク中の群馬県宮城村(三 ...

義姉の謝罪 n+

義姉が死んで、二年が経つ。 未だにその事実を受け入れられずにいる。あの人は、誰よりも私のことを理解してくれていたからだ。 兄と私は複雑な家庭に育った。両親は気まぐれに家を出て行き、帰ってくる時期も定か ...

削除完了 n+

私は自分のことを、自分で説明できない。 記憶というものが、まるで粗末な布切れのように、少し引っ張ると縫い目が裂けて、中身がぽろぽろ零れていく。 小学校のことなど、ほとんど何も覚えていない。友達がいたは ...

平成生まれのコージくん~追憶の声 n+

平成が始まった翌日のことを、今でも鮮明に覚えている。 その頃の自分は中学生で、受験を控えた不安を抱えながらも、塾へ向かう道をいつものように歩いていた。新宿の住宅街の夕暮れ。ビルの影に差し込む橙色の光が ...

《江東区亀戸女性マンガ家殺人事件考察》犯人像の再構成 n+

2025/08/28   -短編, 未解決事件, n+2025

亀戸六丁目マンション内女性殺人事件 2000年9月、シドニー五輪の熱気が日本を包む中、東京の下町・亀戸の一室で、未来ある若き女性漫画家の命が静かに奪われた。被害者は吉田陽子さん(当時28歳)。ペンを握 ...

言論を撃った見えざる手~赤報隊事件、30年後の犯人プロファイリング n+

2025/08/28   -短編, 未解決事件, n+2025

導入:昭和末期に響いた、自由への弔鐘 昭和という時代が終焉を迎えようとしていた1987年5月3日、憲法記念日の夜。兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に、黒い目出し帽の男が押し入り、散弾銃を発砲した。小尻知 ...

《室蘭女子高生失踪事件》と推理考察 n+

2025/08/27   -短編, 未解決事件, n+2025

2001年3月6日、北海道室蘭市。人通りの多い昼下がりの繁華街で、室蘭栄高校1年生・千田麻未さん(当時16歳)が忽然と姿を消した。アルバイト先へ向かう途中の出来事で、そのまま行方は途絶えた。事件から2 ...

隣人はひとり、なのにふたり n+

大学二年の春、ひとり暮らしを始めた。 街の中心から少し外れた、古びた鉄筋コンクリートのマンション。共用廊下に雨水が染みた跡が残り、夜になると灯りの半分は点かない。それでも、家賃の安さに釣られて即決した ...

裂け目の夜道 n+

あの日のことは、どうしても頭の隅から離れてくれない。 五年前の十二月、残業が珍しく長引いて、終電でようやく帰ることになった夜のことだ。 当時の住まいは、最寄り駅から徒歩二十五分もかかる古びたアパート。 ...

籐椅子の女 n+

九州の奥、山と藪に囲まれた集落にある古い家で、正月に一族が集まった。 年始の陽射しが縁側から差し込み、外は冷たい空気、座敷には酒と湯気が満ちていた。その上座、籐の揺り椅子には、笑みだけを残したまま記憶 ...

笑い声の向こう n+

大学一年の春、ふとした瞬間に思い出す出来事がある。 あれを「錯覚だ」と片付けられれば、どれだけ気が楽だっただろう。 最近まで、二LDKの少し手狭なアパートで家族三人で暮らしていた。 私の部屋といっても ...

夏の訪問者 n+

『そういえば叔母さんは元気?』 あの夜、どうしてあんなことを口にしてしまったのか、今でもわからない。夕食を終えて、台所で母が食器を片付けていた時だった。急に思い出したのだ。三歳か四歳の頃、夏の夜。母方 ...

無念だ n+

あれは、先月のまだ寒さが抜けきらない頃だった。 曇天の下、次男を連れて河原へ蕗の薹を探しに行った。春の匂いを探すつもりだったのに、季節はまだ少し手前で立ち止まっているらしく、足もとには枯れ草と小石ばか ...

叩いていたのは n+

今年の黄金週間、家族は二泊三日の旅行に出た。俺ひとりを置いて。 二階建ての家は、古びているくせにやけに広い。もとは他人の家だったのを親父が買い取り、柱や壁には、前の住人の暮らしの痕がそのまま沁みついて ...

時を隔てて n+

あれは、もう何年も前のことだ。 ある晩、馴染みの客に引っ張られて、場末のスナックに行った。店の灯りはやけに白々しく、グラスの底に沈む氷の音だけが耳につくような、妙に湿った夜だった。 その店で働く女が、 ...

開けてはならぬ n+

修学旅行の夜って、あんなに異様な雰囲気になるものなんだろうか。 いまだに夢の中の出来事だったんじゃないかと思うくらい、現実味がない。だけど、Aのあの目……、あれだけは絶対に現実だった。 中学二年の冬、 ...

目が合ったときから n+

義両親の家に呼び出された日のことを、私は一生忘れないと思う。 季節は春だった。花粉で目の周りがかゆくて、だけどそれ以上に息が詰まるような空気が、玄関をくぐった瞬間に肌にまとわりついてきた。 応接間のテ ...

偶然率、ゼロじゃない n+

あれは、妙に湿った夜だった。 雨が降っていたわけじゃない。ただ空気が重たくて、吸い込むたびに肺の奥で水音が鳴るような、そんな感覚だった。友人の田代と、僕のマンションで飲もうという話になって、酒のつまみ ...

西はこちら側 n+

危険人物扱いされるのが怖くて、誰にも言えずにいた。でも、そろそろ限界かもしれない。 五年前から始まったんだ。きっかけは、テレビで野球を見ていた夜。気がついたら目の前のテーブルに、一枚の紙切れがあった。 ...

空白の殺意 n+

あの男から話を聞いたのは、深夜の喫茶店で、ぼんやりと照明が薄暗い、湿った空気の中だった。 彼はグラスの縁を指先でなぞりながら、途切れ途切れに語り始めた。その顔は憔悴しきっていて、目の奥には底知れぬ疲労 ...

川の底で待っている n+

両親がやっていたのは、古くから続く文具店だった。 地元の小中学校に納品もしていたから、地域の顔役みたいな人たちともうまくやっていた。商売柄か、人の噂話が絶えず耳に入ってくる。隣町の議員が女と駆け落ちし ...

弟と行くから n+

その日の朝も、じめりとした夏の空気が俺の肺を満たしていた。 中学二年生だった俺は、毎朝、陸上部の練習のために早起きして、まだ寝ぼけた街を独り走るのを日課としていた。階下にある弟のベッドは、いつものよう ...

画面の中の男 n+

あの夜のことを、人に話すのはこれが初めてだ。 信じる者がいるとは思わないし、信じてもらおうとも思っていない。ただ、これを書いておかないと、いずれ自分の意識がどこかへ引きずられてしまいそうで、怖いんだ。 ...

三人目は、どこから来たのか n+

年に一度しか会わない友人が、二人いる。 AとB。高校の同級生……だったと思う。 正直に言えば、彼らが本当に「同級生だったかどうか」すら、今となっては確信が持てない。 再会するのは、いつも決まって七月の ...

存在の境界線 n+

わたしには、男だった頃の記憶と、女だった頃の記憶、二つの人生がある。 どちらが本当でどちらが幻なのか、あるいはどちらも真実なのか、わたしにはわからぬ。これは、わたしの身に起こった、奇妙な出来事について ...

ジェンベと精霊と、廃墟の夜 n+

大学三年の夏のことだ。 まだ空に蝉の声が響いていたころで、俺はジェンベのサークルに身を置いていた。手のひらに豆を潰しながら、太鼓を叩き続ける日々は、どこか儀式じみていた。まるで、自分がなにかを呼び寄せ ...

あいつ、またどこかに跳んだ n+

たぶん、あれは中学のときだ。 友人のTのことを、今でもふと思い出すことがある。 当時は、まぁ……変なヤツだな、で済ませていたんだけど、今振り返ると妙に引っかかる。今ならもう少し、ちゃんと怖がってよかっ ...

よく見えるお婆さん n+

私はいま、夫と子どもと一緒に地元の集落に暮らしている。 山と田畑に囲まれた、夏には蛙と蝉の声しか聞こえない、そんな土地だ。都会から移住してきた人たちがよく言う。「星がすごいね」と。私にとっては当たり前 ...

上座の声 n+

あの夏の入道雲は、じっとこちらを見つめるように空に居座っていた。 二〇二五年の六月、私はほとんど食べられなくなっていた。食欲がないというより、喉を通らない。水すらも。病院に行けば行くほど、検査は増える ...

黒い気配は扉の隙間から n+

あれが見えるようになったのは、いつからだったか。 はっきりと輪郭が浮かぶことはまずない。だけど、四十九日を迎えるまでの間、亡くなった人たちは、たまにこちらの世界を名残惜しむように漂っている。そんな気配 ...

緑の空と六人目 n+

十二月の半ば、吐く息すら結晶になりそうな寒さだった。 わたしはコスプレイベントに参加していた。地元の古い施設を貸し切ったイベントで、天井の高いホールと、四方を壁に囲まれた中庭のような屋外スペースがある ...

時空のおじさん n+

あれは昨日の晩だったと思う。いや、正確なところはもうよくわからない。 どういうわけか、今でもあの時間帯だけぽっかり抜けているような感じがしてるんだ。 仕事がいつもより早く終わった日で、帰るにはちょっと ...

下水管の目 n+

もう五年以上も前のことになる。 けれど、今でもはっきりと思い出せる。あの“目”を、あの……どうしても説明のつかないものを。 当時、俺はある設備保全会社に勤めていた。主に下水道の調査や補修を請け負ってい ...

コンビニのない道 n+

十年ほど前の話になる。 まだ今ほど高速道路の整備も行き届いていなかった頃で、同じ部署の先輩と、ある目的のために小旅行めいたドライブをしたことがあった。 目的地は兵庫県の山間部にある巻きずし屋。特別有名 ...

外でお弁当 n+

「今日は外で食え」 その一言が、すべてのきっかけだった。 あの日は、十一月にしてはずいぶんと暖かく、昼前から陽が射し込んでいた。いつもなら社内の食堂や自席で弁当を広げるのが常だけれど、社長が突然、「今 ...

【統一教会ビデオセンター】無料セミナーから霊感商法へ――妊婦だったのわたしが統一教会と出会った。知られざる無料自己啓発セミナーの闇 n+

妊娠中期──身体と心がともに脆くなるその時期、「何か役立つことがしたい」「人生設計のヒントがほしい」と思うのは自然かもしれない。そんな不安に友人がつけこんだ。「自己啓発セミナー、行ってみない?」と。 ...

赤いスカートの子 n+

あれは、小学六年の春先だった。 妙に蒸し暑い日で、教室の空気が重たく、肌にじっとりとまとわりついていたのを、今でも生々しく覚えている。 当時のわたしは、クラスの中では「ふつう」だった。目立ちもせず、浮 ...

電話が鳴る n+

父は、生きているあいだ、霊とか呪いとか、そういう“非科学的”なものを心底バカにしていた。 占いのテレビがついていれば舌打ち、心霊特集が始まればすぐにチャンネルを変えた。そんな父が、祖母の死んだ夜に「見 ...

透ける体、溶ける母 n+

あの夜のことは、今でも夢か現か分からない。 記憶の端がぐずぐずと濁っていて、自分の中で線引きができない。生と死、現実と幻、そのすべてが滲み合って、あたしの輪郭をぼやけさせてしまった。あたしは確かに、い ...

おやつの時間は終わらない n+

小学校五年の春、私にはとても太っている友達がいた。 あまりに桁外れで、子どもながらにどこか現実感が薄れていた。たとえば教室の机に入りきらないとか、体育の時間は座って見学ばかりとか、そういう日常のことを ...

煙とアルコールと、穴の空いた背中 n+

父が死んでから、うちのトイレには二種類の匂いが棲みついた。 ひとつは煙草の匂い。もうひとつは、うまく言葉にできないが、鼻が本能的に拒否するような、古い記憶の底をくすぐるような悪臭。 煙草なんて私は吸わ ...

死者の愛 n+

もう十年以上前のことになります。 祖母が亡くなったあの日、私は何も知らずに、大学の課題に追われながらコンビニでカップ麺を買っていました。帰り道の電話で、母の声が妙に震えていて、それだけで胸騒ぎがしたの ...

ケンカごっこ n+

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話。 その人の実家の物置には、古いセルロイド製のアニメグッズが並んでいる棚があるそうだ。昭和の初期に輸入されたキャラクターも混じっていて、外国製のネズミと猫の ...

焼かれたもの n+

工場での仕事は好きだった。 いや、正確には「慣れていた」と言った方がいいかもしれない。 毎日同じ時間に目覚ましを止め、制服を着て、無言のバスに揺られ、スチームの香る作業場へ。単調な日々だったが、それが ...

髪を切ってこい n+

群馬県に住む吉野さん(仮名)から聞いた話。 大学時代の夏、帰省中の彼女が体験したという。郊外の住宅街、古い瓦屋根の平屋。小さな庭の向こうに見える山影が、夕暮れになると奇妙に歪んで見える、そんな土地に建 ...

侍と龍の弁当戦争 n+

埼玉県に住む五十代の主婦、秋山さん(仮名)から聞いた話。 彼女がまだ高校生だった頃のこと。通っていた学校は、山間にひっそり建つ県立高校で、全校生徒も三百人ほど。教室の窓からは杉林が一望でき、冬になると ...

青葉台ガーデンヒルズの影:元刑事作家が暴く閉ざされた住宅地の秘密【中編ミステリー】n+

あらすじ ■登場人物 神崎陽一(かんざき よういち) - 45歳、元刑事、現在はミステリー作家 身長180cm、やや痩せ型だが筋肉質。短く刈り込んだ黒髪に少し白髪が混じる。鋭い眼差しと穏やかな表情のギ ...

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