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【完全版】禁后(きんごう)~パンドラの箱 #5,921
2025/09/18 -中編, r+, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話【ゆっくり怪談】禁后(きんごう)~パンドラの箱【完全版】 私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。 どう読むのかは、最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれて ...
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仮母女(かもめ)《ホラーテラーさん》#11,854
【ゆっくり怪談】仮母女(かもめ) 若干の脚色ありますが、友人の兄の体験を本人目線で書いたものです。 今日は、カノジョの洋子と初めての一泊旅行。と言っても、家から電車で二時間ほどの、県内北部にある温泉旅 ...
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樵面 r+3,800
2025/09/17 -中編, r+, 家系にまつわる怖い話, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話私がこの話を耳にしたのは、父が死ぬ二年前だった。 もっとも、話の大半は私が生まれるよりも前の出来事で、直接見たわけではない。父の口ぶり、残された古い資料、そして私の想像が混ざっている。だから、どこまで ...
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いんびの夜 r+7,470
もう十数年以上も前のことになる。正確な年齢は定かじゃないが、五歳くらいだったと思う。 記憶の端は、あの山の冷たい空気と、深く染み込んだ土の匂いから始まる。 暮らしていた村は、地図にも載らないほど奥まっ ...
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ワラスッコの部屋 r+2,946
中学の頃まで過ごした故郷は、岩手県の二戸市金田一という小さな町だった。 山の匂いと湿った土の感触が、いまでも鼻の奥にこびりついている。 この町に、昔から妙な宿があった。緑風荘。表向きは、座敷童子の出る ...
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神も仏も沈む地 r+5,381
親父が死ぬ直前、病室のベッドで俺と兄貴を呼びつけ、ほとんど息も絶え絶えになりながら言った言葉がある。 「……ムナカタ土建の資材置場の端に、林道があんだろ。……あそこの奥の集落の依頼は、……最優先にしろ ...
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やっかい箪笥 r+4,667
小学校の低学年の頃だったと思う。 自分でも子供の頃の記憶は割と鮮明な方なのに、その夏の記憶だけは、どうも靄がかかっていて曖昧だ。夢だったのか、現実だったのか、確かめようがない。けれど、ひとつひとつ手繰 ...
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【未解決殺人事件】佐賀女性7人連続殺人事件【水曜日の絞殺魔事件】#13,734
【未解決殺人事件】佐賀女性7人連続殺人事件【水曜日の絞殺魔事件】ゆっくり朗読 佐賀県女性七人連続殺人事件とは 1975年から1989年(昭和五十年から平成元年)までに佐賀県で七人の女性が殺された事件。 ...
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北九州・連続監禁殺人事件-日本犯罪史上最も残虐非道なマインドコントロール殺人事件 #37,539
北九州監禁殺人事件(きたきゅうしゅうかんきんさつじんじけん)は、2002年(平成14年)3月に北九州市小倉北区で発覚した監禁、殺人事件である。 松永太被告(50)は、交際していた緒方純子被告(49)と ...
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春の祠 r+5,212
2025/09/10 -中編, r+, 家系にまつわる怖い話, 民俗
★人気ベスト300十年ほど前、従弟が事故で死んだ。 バイクで街道を走っていて、カーブを曲がり損ねたらしい。その知らせを受けて実家に帰ったとき、本家の叔父――従弟の父親が、ぽつりと話し始めた。 「お前が継ぐことになるだろ ...
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『良栄丸遭難事件』未だ謎が残るミイラ船の真実・幽霊船ミステリー r+16,448
2025/09/08 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, ミステリー
★人気ベスト300良栄丸遭難事故とは? 1926年(大正15年/昭和元年)12月。和歌山県の漁船:良栄丸が千葉県銚子の沖で遭難し、乗組員12人が全員死亡・行方不明となった事故である。 漁業従事中にエンジンが故障、北太平 ...
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狐の尾が金色だった理由 r+8,253
2025/09/07 -中編, r+, 家系にまつわる怖い話, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話あれは、祖母が死ぬ直前にぽつりぽつりと語ってくれた話だ。 妙に生々しいのに、途中からおとぎ話のようになっていくその内容に、最初は冗談だろうと思っていた。 けれど今では、実家の床の間に飾られた金色の尾と ...
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風呂場の奥に残るもの r+4,197
2025/09/06 -中編, r+, 不動産・物件の怖い話
不動産会社に勤め始めてまだ数ヶ月の頃だった。 仕事にも慣れてきたと思っていたが、この件を境に、物件の「外観」や「築年数」なんか、まったく当てにならないと痛感するようになった。 担当になったのは、郊外の ...
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午前二時四十九分の郵便 r+4,689
2025/09/06 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
あれは、僕が高校二年の十月に体験した出来事だ。 思い返すたび、背筋が粟立つ。いや、いまこうして思い出しながら文章にしている間にも、部屋のどこかから誰かに見られているような、そういう圧迫感がある。 僕は ...
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忌みことば r+4,033
2025/09/06 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俳句をやっていると話すと、決まって少し意外そうな顔をされる。 まあ、教師なんていうものは、生徒の前では常に「こうあるべき人間」を演じる職業だから、俳句のようなものにうつつを抜かす余裕はないと思われてい ...
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杭仏 r+3,819
2025/09/05 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
大学三回生の春、選択した民俗学の授業で、ちょっと変わった助教授に出会った。 まだ三十代前半で、くしゃっとした髪と無精ひげ。酒とタバコと古文書をこよなく愛してるって雰囲気が、最初の講義で席に着く前から伝 ...
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水底の声 r+3,526
2025/09/05 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
あの電話番号を、今でも使っている。 新しいアパートに引っ越して、暮らしを立て直す決意をした際に、ひょんなことから手に入れた、まるで呪物のような電話番号だ。 あの番号は、かつての持ち主、照井という男の痕 ...
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その神棚は、娘の願いを叶えすぎた。#9,066
2025/09/04 -中編, r+, 洒落にならない怖い話, カルト宗教
★人気ベスト300私は神社の家系に生まれ、霊能力者を生業としている者です。 三年前に訪れたお客様の話ですが、今でもどうしても考えてしまって胸が苦しくなる想いなので、もう時効かと思いますので吐き出させて下さい。 2015 ...
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アレを思い出す者 r+4,112
2025/09/04 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
ネットで有名な怖い話五年前、中学生だった私は一人の友人を失った。 表向きの死因は精神疾患による自死だったが、そんなものは建前だ。実際には、“アレ”に憑かれたのだ。今でもあれがなんだったのか、説明はできない。けれど確かに中 ...
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もうひとりの支援員 r+1,581
2025/09/03 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
X学童の話をしてくれたのは、元支援員のMさん(仮名)。 十年以上も前の話になるが、今も細部を忘れられないのだという。 勤務先は住宅街の一角にあった公立の学童保育所。建物はふたつ、A館とB館に分かれてい ...
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《三重県伊勢市・女性記者失踪事件》推理考察 n+
伊勢市女性記者行方不明事件とは、1998年11月24日火曜日23時頃、三重県伊勢市の出版社・有限会社伊勢文化舎に勤務していた編集者兼記者の辻出紀子さん(当時24歳)が出版社を退勤後に突如行方不明となっ ...
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祟り神(疫神)を祀る神社 #8,788
【ゆっくり怪談】祟り神(疫神)を祀る神社 私の実家は元被差別部落だった(と、思われる土地)にある。 517 :本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 10:13:29 ID:FiiTfcM ...
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虚ろな笑顔のアルバム r+10,801
2025/09/01 -中編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300今はもう状況が違うのだろうと信じたいが、当時のあれは確かに現実だった。 だから、記録のように書いておきたい。 「そんな事でいちいち驚いてたら、社会生活なんて送れないよ」 そう言ったのは、職員室にいる教 ...
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日本犯罪史上最凶!津山三十人殺し事件(八つ墓村のモデル)#7,220
日本犯罪史上最凶!津山三十人殺し事件(八つ墓村のモデル)【ゆっくり朗読】 津山事件(つやまじけん)または津山三十人殺し(つやまさんじゅうにんごろし)は、 1938年(昭和13年)5月21日未明に岡山県 ...
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《未解決事件推理考察》松岡伸矢くん行方不明事件【徳島県】r+82,997
【未解決事件】松岡伸矢くん行方不明事件(徳島県) 事件の概要 1989年3月7日、徳島県貞光町(現つるぎ町)の親戚宅にやって来ていた当時4歳の松岡伸矢くんが、親が目を離したわずか20秒の間に忽然と姿を ...
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《未解決事件推理考察》群馬・荻原功明ちゃん誘拐殺人事件【映画64ロクヨンのモデル】r+28,250
【未解決事件】群馬・荻原功明ちゃん誘拐殺人事件【映画64ロクヨンのモデル】 功明ちゃん誘拐殺人事件は1987年(昭和62年)に発生した誘拐殺人事件。 戦後日本の身代金目的誘拐殺人では捜査機関が犯人を特 ...
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テクノロジー犯罪被害者の悲痛な叫び(集団ストーカーの恐怖)#9,042
2025/08/28 -中編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間, 事故・事件
★人気ベスト300【ゆっくり怪談】テクノロジー犯罪被害者の悲痛な叫び(集団ストーカーの恐怖) 今月の頭に、高校時代の友人から突然メールをもらったのですが、それがとても妙な内容で……正直とても怖かったので、書き込みます。 ...
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ポチの家 r+4,163
2025/08/28 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
私は数年前まで、ある一家に「飼われていた」…… 今こう書いてみて、なんとも奇妙な言い回しだとは思うけれど、他に説明のしようがない。思い違いや夢にしてはあまりに生々しく、かといって現実だと信じ切るには、 ...
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月の景色が見えたら r+2,601
2025/08/26 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ああ、これはもう五十年も前のことになる。 俺がまだ小学生だったころ、川崎の工場地帯のど真ん中に住んでいた。空気は金属と油の臭いが混ざってて、運河は濁った緑のドブ色。空気に触れてるだけで目が痛くなるよう ...
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祝福と呪詛の桃色袋 r+6,698
母の故郷の話を初めて知ったのは、大学進学の準備をしていた数年前のことだった。 進学先は東京。地方の静かな街で暮らしていた私には、それだけで大きな転機だった。駅前にはスタバもなければ、大型チェーン店も見 ...
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忌箱 r+7,915
あれは平成八年、高三の秋口だった。 俺は北のほうの寒村に生まれ育って、何もない町で、娯楽も刺激もろくにない。そんな町に腐る寸前の俺たちが、当然のように憑かれたように集まっていたのが、例の廃神社だった。 ...
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黒階のある家 r+4,340
2025/08/19 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
長崎県あの家のことを、私はまだ夢に見る。 長崎の、地図にも小さくしか記されていない島。祖父の家。もう取り壊されて存在しないはずの、その屋敷のなかを、私は夜ごと彷徨っている。 父が生きていた頃は、一切語られな ...
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二階にいる嫁 r+4,199
2025/08/19 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
転職して半年。部署は違うが、喫煙室でよく顔を合わせる五つ上の先輩と仲良くなった。 最初は軽い挨拶程度だったが、似たような苦手上司の愚痴でもこぼした拍子に打ち解けて、それからというもの、休憩のたびに煙を ...
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鳥居の向こうにあったもの r+9,443
二〇〇六年の盆休み。あの夜のことを思い出すと、今でも喉の奥がヒュッと冷える。 俺の家系では、盆の間は海にも山にも近づくな、という決まりがあった。理由はよくわからない。けれど、小さな頃から、盆に外で遊び ...
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【未解決事件】帝銀事件~戦後最大のミステリー #5,210
【未解決事件】帝銀事件~戦後最大のミステリー【怪異談】 帝銀事件(ていぎんじけん)とは 1948年(昭和23年)1月26日に東京都豊島区長崎の帝国銀行椎名町支店で発生した毒物殺人事件。(後の三井銀行。 ...
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境界の火 r+3,801
2025/08/13 -中編, r+, 不動産・物件の怖い話
親戚に《みちかさん》と呼ばれている人がいる。 本名ではなく、あだ名のようなもので、本人もそれを気に入っている。《身近》《未知か》《道か》──そんな意味が重なっているらしい。 彼女は北海道の紋別に住んで ...
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髪被喪(かんひも)~封じられた腕輪 r+7,470
【ゆっくり怪談】髪被喪(かんひも) 僕の母の実家は長野の山奥、信州新町ってとこから奥に入ってったとこなんですけど。 僕があの腕輪を見つけたのは、忘れもしない小学校四年の夏。あの夏、親の都合で仕方なく、 ...
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【名作】聚落~ヤバイ集落奇譚《ホラーテラーさん》#6,900
2025/08/08 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300【ゆっくり怪談】聚落~ヤバイ集落奇譚 もう二〇年以上前、少年時代の話である。 怖い話投稿:ホラーテラー 寅さん :2009/10/28 05:15 俺は名は寅、友達は雄二と弘樹と仮名をつけておく。 … ...
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猿喰いの家 r+4,891
正直、今になってもあれが夢だったんじゃないかと思うことがある。 でも、口の奥に残った苦味と、鼻腔を焼くような焦げ臭さだけは、どうしても現実だったと俺に思い出させる。 俺の実家は山の奥、奥というより“中 ...
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仁科と刻まれた夜 r+3,343
あれは、小学六年の夏休みの終わり頃だった。 あの森の名を口にするのも、いまだに躊躇う。角田の森。いかにも何かが潜んでいそうな、湿った響きのその名を。 いつもは森の手前、崖になったところで遊んでいた。飛 ...
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井戸の目 r+10,813
オフロードバイクに乗るようになってから、ひとりで遠くへ行くのが癖になっていた。 泥と埃まみれになる林道、誰も通らない尾根道、そういう「地図にない道」を走ることで、自分の輪郭がはっきりするような気がする ...
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神の嫁 r+8,293
小学校五年生の時の話だ。 これまで何度も思い返しては、夢だったことにしてきた。でも、どうしても現実だった気がしてならない。 父の実家は、山に囲まれた寂しい集落にある。コンビニも自販機もない。電車は通っ ...
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【ネットで有名な怖い話】笑顔の肉食獣 r+10,298
2025/07/27 -中編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300「彼女」は、笑っていた。 部屋の電気はつけた覚えがない。なのに、帰宅した自分のアパートの一室から、柔らかい光が漏れていた。三階の端、見慣れた窓の明るさが、その夜ばかりは異様に思えた。 ドアに近づくと、 ...
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X駅 #3,977
2025/07/25 -中編, r+, ミステリー
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話X駅【ゆっくり朗読】 俺は五年前、大学一年の時に統合失調症になった。 397:本当にあった怖い名無しsageNew!2014/01/25(土)00:02:31.45ID:4rqWkTk20 最初は何と ...
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イッポン、ツナガッタ r+4,050
2025/07/24 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
近所に神職の家がある。 家族ぐるみで付き合いがあって、気さくで物腰の柔らかい人たちばかり。あの土地で代々続く由緒ある分家で、本家とは別に、神社を守っている。 特に仲良くしてもらっていたのが、次男の清助 ...
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封印地の道~ぽぽぽ、の夜 r+3,108
親父の実家は、俺の家から車で二時間もかからない。 山に囲まれた寒村で、主に米と野菜を作ってる農家だった。小さな谷あいに、ぽつんと家があって、道も狭いしバスも来ない。けれど俺は、あの空気が好きだった。 ...
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弟切旅館の夏 r+3,180
皆が新世紀の幕開けだなんだと、喧しく浮かれていた頃。 俺はというと、四畳半のボロアパートで、畳に寝転がって黄昏れていた。天井にはひびが入っており、天井板が少し浮いている。窓の外では蝉が煩く、網戸越しに ...
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シジマノ神 r+5,485
三年ほど前のことだ。実家を解体した際、業者が困ったような顔で俺に声をかけてきた。 「……あの、床下から変なモノが出てきまして」 差し出されたのは、やけに古びた、そして不自然にきれいな桐の箱だった。円筒 ...
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潰れた草と黒い山車 r+3,000
2025/07/20 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
「白く潰れた草」 中学時代の友人と再会した飲みの席で、やけに酒が進まぬ男が、ぽつぽつと語り始めた話だ。 高校三年の夏。茨城の海沿いにあるという、ある友人の親が買った小さなコテージに、男を含む六人のグル ...
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宗教、このうえもなく恐ろしいもの #4,503
宗教、このうえもなく恐ろしいもの【ゆっくり朗読】 Yahoo知恵袋より ID非公開さん;2020/9/5 17:19 ヨシュア記はありがたい聖典なんですか? 「皆殺しに」と何度も出てくるそうですが。 ...