ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「中編」 一覧

上を見るな nc+

警備の仕事に就いたのは二十代の終わりで、深い理由はなかった。 昼の世界から一歩引いた場所で、規則正しく歩き、点検し、異常がないことを確認する。それだけで食っていけるなら悪くない、と思ったのだ。 その工 ...

【定番怖い話】姦姦蛇螺(かんかんだら)《ホラーテラーさん》 #18,964

【定番怖い話】姦姦蛇螺(かんかんだら)【ゆっくり朗読】 小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かった啓二、光彦と三人で毎日バカやって、荒れた生活してたんだわ。 原著作者「怖い話投稿:ホラーテラ ...

山は、つながっている nc+

一度だけ、妙な山の話を聞いたことがある。 語ったのは酒の席で知り合った男で、地元から遠く離れた場所に住んでいると言っていた。年末年始に帰省した折、昔のことを思い出したのだという。 その話の始まりは、今 ...

副操縦士の席 nw+

四連休を利用して、普段は億劫で手を出しもしない遠出を企てた。 集まったのは、俺とA、B、Cの四人だった。全員が免許持ちで、交代でハンドルを握る予定だった。目的地は、いくつもの県を跨いだ先にある鄙びた温 ...

多様性脳 nc+

脳科学における性差神話の否定 湿度計の針は六十八パーセントを示しているが、体感では飽和に近い。地下二階にある資料保管室の空気は、常に澱んでいる。埃とカビ、それに微量だが確実に存在するホルマリンの刺激臭 ...

笑いの研究は笑えない nc+

その部屋は、常に微温い泥のような空気に満ちていた。 大学院の研究棟、地下二階にある第三実験室。防音壁に囲まれた閉鎖空間は、換気扇が低く唸る音と、無数に積まれたハードディスクの駆動音だけが支配している。 ...

山の牧場【語り継がれる怖い話】#66,268

【ゆっくり怪談】山の牧場【語り継がれる怖い話】 山の牧場とは、新耳袋という怖い本で紹介された、オカルトスポットです。 話題になったのは、たとえば、 二階があるのに、行けなかったり階段が無かったり、牧場 ...

押さえていた ncw+

あれは高校二年の九月だった。 雨上がりのアスファルトから立ち上がる土埃の匂いを嗅ぐと、今でも視界が一瞬だけ暗む。鼻の奥に残るのは、青臭い稲と腐った水の鉄錆みたいな臭気だ。思い出したくないのに、身体のほ ...

最終アクセス:昭和六十三年 ncw+

十一月の半ばを過ぎたというのに、生暖かい雨が降っていた。 アスファルトを叩く雨音は粘り気を帯びていて、靴底から伝わる感触もどこか頼りない。埼玉県の西部、かつて街道の宿場町として栄えたその地区は、今でも ...

話が進んでいる rw+11,727-0122

このあいだ、就職活動で山間の村に行った。 条件が妙に良かった。事務職、高卒可、月給二十五万円、賞与六か月、土日祝日休み、寮費と光熱費無料。応募者ゼロ。あまりにも出来すぎていたが、逆に言えば競争がない。 ...

地図にない滝 nc+

湿気を含んだ風が、首筋にまとわりつく。 六月の山は、生き物の匂いで満ちている。腐葉土が発酵する甘さと、若葉の青臭さ。その奥に、獣の脂のような重たい気配が混じって、肺の奥まで入り込んでくる。 登山靴の紐 ...

霧の断層 nc+

深夜の県境を跨ぐ山道というのは、どうしてこうも生き物の内臓に似ているのだろう。 車のヘッドライトが切り裂く闇はどこまでも濃く、アスファルトは湿って黒光りしている。カーブを曲がるたびに、老朽化したセダン ...

第六班の行軍 nc+

七月半ばの湿度は、皮膚にまとわりつく透明な粘膜のようだった。 標高八百メートルとはいえ、埼玉の山間部は夜になっても熱気が引かない。風が止むと、木々の呼吸がそのまま生温かい溜息となって谷底へ沈殿していく ...

裏返りきるまで ncw+

今でも、湿った羊毛と線香が混じったような匂いを嗅ぐと、内臓がずるりと下がる感覚に襲われる。 恐怖というより、生理的な拒絶に近い。喉の奥が引き攣り、身体が勝手に距離を取ろうとする。 幼い頃の私は、生きて ...

罪の器 rc+4,976

一月の冷気は、古いコンクリートの建物の隙間から容赦なく忍び込んでくる。 会場となったのは、地元でも長く続いているという割烹居酒屋の二階だった。階段を上がるたびに、古びた木材が軋む音と、煮染められたよう ...

川に流す日 nc+

その日本人形が我が家に持ち込まれたのは、湿度計の針が九十パーセントから動こうとしない、梅雨の最中だった。 本家から譲り受けたというその代物は、長年の湿気と線香の煙を吸い込んだような、独特の酸っぱい臭気 ...

右肩の祠 nc+

これは、昭和の終わり、湿度の高い記憶の底にある話だ。 一人の少年と、その両親。どこにでもある家族のドライブが、取り返しのつかない「儀式」になってしまった記録である。 今から三十五年ほど昔のことになる。 ...

シミュラクラ現象 nc+

今でも、あの時期の部屋を思い出すと、喉の奥がぎゅっと縮む感覚が蘇る。 安アパートの四階、北向きのワンルーム。梅雨が長引いていて、薄いカーテン越しの空はいつも灰色で、湿った光だけが床のフローリングに広が ...

受話器の底で nw+

三十年前、私はまだ十二歳だった。地主の家々が斜面に張り付くように点在する、あの盆地のような村の空気を、私は肌で憎んでいた。 晩秋の湿った土の匂い。祭りのたびに焚かれる薪の煙。そこに混じる、削れた古木の ...

植木鉢の眼 nc+

この話を打ち明けると、必ず周囲が黙り込む。 夜の空気には湿気が多く、肌に薄い膜を張るようにまとわりついていた。 ここは九州某県、海岸線からさほど離れていないため、潮の匂いと古びた店の黴の匂いが混ざり合 ...

結び目の山 nc+

泥濘む記憶 今でも、雨の降る前の湿った土の匂いを嗅ぐと、不意に視界が歪むような錯覚に襲われる。 半世紀という歳月が過ぎても、私の身体の深層には、あの「庄原」の夜が黒い澱のように沈殿しているのだ。 五〇 ...

開かずの神社 rc+4,575

【ゆっくり怪談】開かずの神社 現在進行形の話のためオチはないです。職場の近くに開かずの神社があります。 924 :本当にあった怖い名無し:2013/01/18(金) 21:51:26.00 ID:Qp ...

山界の境界線 nc+

都会の喧騒を離れ、鬱蒼とした木々に囲まれた山道に足を踏み入れるとき、人は無意識のうちに境界線を跨いでいるのだという。そこは人の理(ことわり)が通用しない場所。神域か、あるいは魔境か。 私の手元には、山 ...

泥の指跡 nc+

その人物――仮にAと呼ぶが――が打ち明けたのは、晩秋の夜に祖父の空き家へ泊まった時のことだった。 Aによれば、家に入った瞬間から「匂いが層になってまとわりつく」のだという。 人の体温が抜けた後の家は冷 ...

不可視の加害者 nc+

あれは小学五年生の夏だったか。 肌にまとわりつくような湿度と、油照りの太陽がアスファルトを焼く、典型的な盆地の午後だった。 私の住む町には、子供たちの間で「裏公園」と呼ばれる少し広い緑地があった。表通 ...

第一デパートの個室 nc+

すき焼きの匂いを嗅ぐと、今でも奥歯の奥が浮くような不快感を覚える。 醤油と砂糖が焦げる甘ったるい香りに、牛脂の重たい獣臭さが混じり合うあの匂い。それは私にとって、食欲をそそるものではなく、ある種の儀式 ...

未処理 nc+

いつもと同じ時間に、同じバス停に立っていた。 街路樹の影が歩道に滲み、濡れたアスファルトの匂いが夜気に混じる。六時四十五分。仕事終わりの身体は、時刻だけを頼りに動いている。 頭上の標識には二つの行き先 ...

連れて行かれる側 rc+8,282

思い返すたび、あれは本当に人間だったのか、疑いが湧いてくる。 年月が経つにつれ、記憶はますます曖昧になるが、あの夜の異様な感覚だけは今も鮮明だ。 俺が19歳の頃の話だ。 高校を卒業したものの定職にはつ ...

父になる前の夜 rw+7,923

アパートに帰り着くと、郵便受けに手紙が入っていた。 色気のない茶封筒に墨字の宛名。泰俊からのものだと一目で分かった。これで三十通目になる。前回から少し間が空いていたが、文字に力は残っている。元気だと思 ...

花屋は毒を知らない nw+

西に傾いた秋の日差しが、窓硝子の表面にこびりついた汚れを、いやにくっきりと浮かび上がらせていた。 私は高層アパートの六階にあるこの部屋で、外界から切り離された魚のように、ただ時間を消費している。 窓の ...

栃木リンチ殺人事件 #9,927-0113

栃木リンチ殺人事件とは、1999年12月4日に栃木県で発覚した複数少年らによる拉致・監禁・暴行・恐喝・殺人・死体遺棄事件 1999年12月、栃木県で発覚した「栃木リンチ殺人事件」。 それは、少年たちが ...

言っとるじゃろが nw+

中学生のころ、オカルト雑誌を読んで、心のどこかで鼻で笑いながらも、ページをめくる手は止まらなかった。 「誰もいない部屋でテープを回すと、向こう側から声が録れることがある」 そう書いてあった。 その晩、 ...

通りませんでしたか nw+

山奥のダムでの夜勤は、最初のうちは楽そうという理由で人気だった。 車はほとんど通らないし、街灯も少ないから星がよく見える。 午前三時、分厚い闇の中を、一台のヘッドライトがこちらに近づいてきた。通り過ぎ ...

降りる場所を間違えたら rw+8,103

今でも忘れられない。とても怖くて、不思議な体験だ。 一年半ほど前、私がまだOLとして働いていた頃の話になる。 毎日のデスクワークに疲れ切っていて、帰りの電車では終着駅まで寝てしまうのが習慣だった。混ん ...

休館日の侵入者 ncr+

館内整理日。その言葉から受ける印象とは裏腹に、休館日の図書館は不気味なほど静かだった。 空調が低く唸り、どこかで台車の金属が軋む。自分の靴音だけが、広い空間に過剰な存在感をもって反響する。人の気配が消 ...

3コール目で切れる電話 nw+

固定電話が二回だけ鳴って切れると、今でも一瞬、あいつのことを思い出してしまう。 一緒に旅行にも行った同僚が、がんで長期入院することになったとき、見舞いの帰りに「退院したら電話しろよ、どっか遊びに行こう ...

柱に残った亀裂 nw+

畳の上に、濃い霧がへばりついている様な朝だった。 湿度の高い、重苦しい光が障子紙を透過して、部屋の輪郭を僅かに持ち上げている。太陽が昇り切る前、世界から色彩だけが抜き取られた直後の様な、曖昧な灰色一色 ...

受信:兄 nw+

記憶の最も古い層を掘り返すと、そこにはいつも薄暗い水音がある。 羊水の残り香のような、遠くの潮騒のような、湿ったノイズだ。 私と兄は二卵性の双子として生まれた。山あいの小さな集落で、近所に同年代の子供 ...

乗り物の順番 nc+

田舎の夕方って、だいたい同じ音しかしない。カエルの声と、遠くの国道、それからあいつの自転車のブレーキ音だ。毎日ほぼ同じ時間に、三軒隣の高校生が「ただいま帰りましたー」って笑いながら坂を上ってくる。その ...

スターシード/地球に転生した7種類の主なタイプ #8,708

スターシード/地球に転生した7種類の主なタイプ はるか宇宙より地球に転生したスターシード。 その中から、最も有名な7種族を紹介します。 スターシードについて スターシードとは、魂の生まれた星が地球では ...

誰も居なかった場所 nw+

夏の夜だった。 コンビニの帰りで、湿った空気が肌にまとわりつく時間帯。眠いけれど、まだ寝るには早い、頭だけがぼんやり浮いているような深夜だった。姉と従兄弟たちと、どうでもいい話をしながら家へ向かってい ...

女がいない場所がない~《歩き巫女伝説:外法箱》改作《読者参加型リライトコンテンツ》rw+6,080-0105

★歩き巫女伝説《外法箱》/読者参加型リライトコンテンツ【ポッドキャスト】 これから話すのは友人からの伝聞だ。 まるで見たかのように語る所もあるが、そこは許してほしい。訂正する術がない。 梅雨の夜、京都 ...

降車ボタン nw+

大学に真面目に通っていた記憶は、ほとんどない。 片道二時間かけて電車に乗り、講義内容など一秒も聞かずに出席カードだけ出して、また二時間かけて帰る。そのためだけに、満員電車と学費を払っていたと言っていい ...

チェックアウト不可 nc+

陽炎の轍  今でも、夏の終わりに特有の、あの甘く饐えたような草の匂いを嗅ぐと、掌がじっとりと湿ってくる。 あれは十数年前、私がまだ二十代半ばの頃のことだ。地方の営業回りで、私は使い古された社用車を走ら ...

純多摩良樹 横須賀線電車爆破事件/犯人の生い立ちと心の闇真相に迫る #8,092-0104

アンビリーバボー!純多摩良樹 横須賀線電車爆破事件犯人:若松善紀の生い立ちと真相に迫る 横須賀線電車爆破事件とは 1968年(昭和43年)6月16日午後3時頃、国鉄横須賀線の上り列車(横須賀発東京行・ ...

文集の余白 nw+

卒業アルバムは、本当はもっと明るい本のはずだ。 将来の夢や寄せ書きや、忘れたくないことだけを都合よく並べた記憶の束。 小学校六年の時、火事で亡くなったクラスメイトの作文も、他のみんなと同じように載った ...

煙のない松明 rw+9,708

自分の体験した話だ。誰にも語ったことがないし、これからも話すつもりもない。こんなことを書き残すのも初めてだ。 これを書き終えたら、たぶん消す。消せなくなるかもしれない。そういう意味で、これが最後になる ...

スピンオフ:カワサキ村~まだ足りない nc+

――あの夜から、五年が経った。 俺はもう岐阜にはいない。 仕事も変わり、あのバーに通っていた頃の生活とはまるで別の場所で生きている。 それでも、完全に終わったとは思えない出来事がある。 川崎村、あるい ...

ガリリ、ガリリ nc+

腐った卵の臭いが、鼻腔の粘膜にへばりついて取れない。 下北半島の斧の形をした切っ先、その中央に位置するカルデラ湖のほとりは、荒涼とした灰色の砂礫に覆われていた。視界の限り、色彩というものが死に絶えてい ...

カワサキ村【定番!!子々孫々語り継がれる怖い話】#11,675

【ゆっくり怪談】カワサキ村【定番!!子々孫々語り継がれる怖い話】 昔、俺が体験した話。 俺は出張で岐阜県に一ヶ月ほど滞在していた。 岐阜市内より三重県のほうが近いような田舎。 まぁ田舎っていっても駅周 ...

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