ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「中編」 一覧

七年ぶりのいんび rcw+8,291

もう二十年近く前のことになる。 正確な年齢は分からないが、たぶん五歳くらいだった。 最初に思い出すのは、冷たい山の空気と、湿った土の匂いだ。 あの匂いは今でも、ときどき鼻の奥に蘇る。 私が育った村は、 ...

後ろ姿だけが映る rw+5,437

あれは、真夏の夜のことだった。 仕事中、机の上に伏せていた携帯が震えた。画面には「村上」と出ていた。 声を聞くのは一年ぶりだった。大学を出てからは年に何度か会う程度になり、そのうち連絡も途切れていた。 ...

ワラスッコの宿帳 rw+3,176-208

中学の頃まで過ごした故郷は、岩手県二戸市金田一という小さな町だった。 山の匂いと湿った土の感触が、今でも鼻の奥にこびりついている。 この町には、昔から妙な宿がある。緑風荘。 表向きは座敷童子の出る宿と ...

言われた木を切るだけ rw+6,045

親父が死ぬ直前、病室のベッドで俺と兄貴を呼びつけ、ほとんど息も絶え絶えになりながら言った言葉がある。 「……ムナカタ土建の資材置場の端に、林道があんだろ。……あそこの奥の集落の依頼は、……最優先にしろ ...

継がせる家 rw+5,747

十年前、従弟が事故で死んだ。 夜の街道でカーブを曲がり損ね、ガードレールを越えて落ちたという。即死だったと聞いた。都会で働き、本家とは距離を置いていた男だった。 葬式の夜、本家の叔父が言った。 「お前 ...

『良栄丸遭難事件』未だ謎が残るミイラ船の真実・幽霊船ミステリー #17,217

良栄丸遭難事故とは? 1926年(大正15年/昭和元年)12月。和歌山県の漁船:良栄丸が千葉県銚子の沖で遭難し、乗組員12人が全員死亡・行方不明となった事故である。 漁業従事中にエンジンが故障、北太平 ...

金色の尾の家系 rw+9,074

祖母が死ぬ三日前、枕元でこの話をした。 息は浅く、目は濁っていたが、声だけは妙に澄んでいた。昔話のようでいて、途中から急に現実の温度を帯びる。私は半ば聞き流しながらも、なぜか最後まで耳を離せなかった。 ...

床下は査定対象外 rw+4,765

不動産会社に入って三ヶ月目のことだ。 郊外の分譲地に建つ、築八年の戸建てを任された。離婚を機に売却したいという依頼だった。所有者は四十代半ばの男。妻子はすでに出て行き、現在は単身で暮らしているという。 ...

午前二時四十九分の郵便 rw+5,211

あれは、僕が高校二年の十月に体験したことだ。 今でも、夜中に廊下で硬い足音を聞くと目が覚める。 郵便受けが鳴った気がすると、時計を見る癖もついた。 午前二時四十九分でないことを確かめてからでないと、も ...

回すな rw+2,906

それは、私がまだ土木事務所に入ったばかりで、現場の名前もろくに覚えていなかった頃の話だ。 事務所のいちばん奥に、ほとんど声を出さない老人がいた。書類の束を前にして、毎日同じ姿勢で座っている。誰かに話し ...

その神棚は、娘の願いを叶えすぎた。#9,846

私は神社の家系に生まれ、霊能力者を生業としている者です。 三年前に訪れたお客様の話ですが、今でもどうしても考えてしまって胸が苦しくなる想いなので、もう時効かと思いますので吐き出させて下さい。 2015 ...

戻ってきた先生 rw+1,960

元支援員のMさんがX学童で「長」になった年、男子トイレが内側から施錠されるようになった。 もちろん、中には誰もいなかった。 十年以上前、Mさんが勤めていた公立の学童保育所は、A館とB館に分かれていた。 ...

祟り神(疫神)を祀る神社 #9,660

【ゆっくり怪談】祟り神(疫神)を祀る神社 私の実家は元被差別部落だった(と、思われる土地)にある。 517 :本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 10:13:29 ID:FiiTfcM ...

テクノロジー犯罪被害者の悲痛な叫び(集団ストーカーの恐怖)#13,218

【ゆっくり怪談】テクノロジー犯罪被害者の悲痛な叫び(集団ストーカーの恐怖) 今月の頭に、高校時代の友人から突然メールをもらったのですが、それがとても妙な内容で……正直とても怖かったので、書き込みます。 ...

役に立たない存在 rw+5.042

私は数年前まで、ある一家に飼われていた。 今でもこの言い回し以外に、あの期間を説明できる言葉が見つからない。監禁でも誘拐でもない。洗脳とも少し違う。あれは生活だった。私が私である必要のない、完成された ...

心臓部は誰のものか rw+3,144

ああ、五十年も前の話だ。 小学生だった俺は、川崎の工場地帯のど真ん中に住んでいた。金属と油の臭いが空気に溶け、運河は濁った緑色に沈んでいた。目の奥がひりつくのが当たり前の時代だった。 放課後は駄菓子屋 ...

神社に戻った理由 rw+8,656

あれは平成八年、高三の秋口だった。 俺は北のほうの寒村に生まれ育った。町と呼ぶには心許ない集落で、夜になれば灯りはまばら、娯楽らしい娯楽もない。高校生の俺たちは、腐りかけた魚みたいに行き場を失い、気が ...

見えない二階 rw+130

あの家のことを、私はまだ夢に見る。 長崎の、地図にも小さくしか記されていない島。祖父の家。すでに取り壊され、存在しないはずのその屋敷の中を、私は夜ごと彷徨っている。 父が生きていた頃、家系の話は一切語 ...

泊まらなかった理由 rw+4,944

転職して半年。部署は違うが、喫煙室でよく顔を合わせる五つ上の先輩と親しくなった。 最初は会釈を交わす程度だった。だが、似たような苦手上司の話をぼやいたのをきっかけに、自然と同じ時間に煙草を吸うようにな ...

笑っていたのは誰だったか rcw+10,131

二〇〇六年の盆休み。 あの夜のことを思い出すと、今でも喉の奥がひゅっと冷える。 俺の家系には、盆の間は海にも山にも近づくなという決まりがあった。理由は誰も説明しない。ただ、昔からそうだという一点だけが ...

隠し念仏 #9,988-0813

【ゆっくり怪談】隠し念仏 岩手には隠し念仏というのがある。 10 :2009/12/09(水) 23:29:01 ID:xTkHBC6G0 これはその昔、親鸞二十四徒の一人である是信房が広めた念仏と、 ...

隠し念仏の村で届いた黒い手紙 rw+9,139-0813

越してきた日から、この村の空気は肺に薄く膜を張るようだった。 畑の向こうに並ぶ屋根は、どれも同じ苗字を掲げている。子どもの声も、戸を閉める音も、土に吸われて消える。笑っているはずの顔が、どこか揃いすぎ ...

【未解決事件】帝銀事件~戦後最大のミステリー #5,866

【未解決事件】帝銀事件~戦後最大のミステリー【怪異談】 帝銀事件(ていぎんじけん)とは 1948年(昭和23年)1月26日に東京都豊島区長崎の帝国銀行椎名町支店で発生した毒物殺人事件。(後の三井銀行。 ...

戻してはいけない腕輪 rcw+7,984

【ゆっくり怪談】髪被喪(かんひも) 僕の母の実家は、長野の山奥にある。信州新町からさらに奥へ入った、地図の端に追いやられたような集落だ。 あの腕輪を見つけたのは、小学校四年の夏だった。親の都合で、半ば ...

【名作】聚落~ヤバイ集落奇譚《ホラーテラーさん》#7,775

【ゆっくり怪談】聚落~ヤバイ集落奇譚 もう二〇年以上前、少年時代の話である。 怖い話投稿:ホラーテラー 寅さん :2009/10/28 05:15 俺は名は寅、友達は雄二と弘樹と仮名をつけておく。 … ...

仕返ししただけだ rw+4,023

あれは、小学六年の夏休みが終わる頃だった。 あの森の名を、今でも口に出せない。角田の森。湿った音が喉にまとわりつく。子どもだったくせに、あそこには入ってはいけないと、最初から分かっていた。 いつも遊ぶ ...

廃村で一晩寝た結果 rw+11,800

オフロードバイクに乗るようになってから、ひとりで遠くへ行くのが癖になっていた。 泥と埃にまみれた林道、誰も通らない尾根道。地図に名前のない道を走っていると、自分の輪郭だけがはっきり浮かび上がる気がする ...

選ばれた夜 rcw+9,021

小学校五年生の時の話だ。 何度も夢だったことにしようとした。時間が経てば、子どもの記憶は形を変える。そう思い込もうとした。けれど、どうしてもあの夜だけは、現実だった感触が抜けない。 父の実家は山に囲ま ...

アガリビト #50,433

山は怖い。何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど、一番怖いのは人間。 お前ら山とかいって開放的になるだろ?すがすがしいな~ってなるだろ? あれは一種のボーダーラインを越えそうになってるから。 ...

いいって言ったでしょう rw+11,801

「彼女」は、笑っていた。 部屋の電気をつけた覚えはない。それなのに、帰宅した自分のアパートの一室から、柔らかい光が漏れていた。三階の端、毎日見ているはずの窓の明るさが、その夜だけは妙に現実味を失って見 ...

X駅 #4.809

X駅【ゆっくり朗読】 俺は五年前、大学一年の時に統合失調症になった。 397:本当にあった怖い名無しsageNew!2014/01/25(土)00:02:31.45ID:4rqWkTk20 最初は何と ...

一本、繋がったまま rw+4.600

近所に、家族ぐるみで付き合いのある神職の一家がある。 地元では知られた旧家で、代々神社を受け継いできた分家にあたる。 本家とは別の神社を守っているが、関係は険悪ではなく、表向きはごく普通の親戚同士だっ ...

封印地の道~ぽぽぽ、の夜 rw+3,846

親父の実家は、俺の家から車で二時間もかからない。 山に囲まれた寒村で、米と野菜を作って暮らしていた。谷あいに家が一軒だけぽつんとあり、道は細く、バスも来ない。静かで、空気が澄んでいて、俺はあの場所が好 ...

沈黙しているだけ rw+6,122

三年ほど前のことだ。 実家を解体した際、業者が困ったような顔で俺に声をかけてきた。 「……床下から、変なモノが出てきまして」 差し出されたのは、やけに古びた、そして不自然にきれいな桐の箱だった。円筒形 ...

求人の声 rw+3,973

皆が新世紀の幕開けだ何だと浮かれていた頃、俺は四畳半のボロアパートで畳に寝転がっていた。 天井にはひびが入り、板がわずかに浮いている。窓の外では蝉が鳴き、網戸越しに湿った空気がじっとりと流れ込んでくる ...

宗教、このうえもなく恐ろしいもの #5,287

2026/07/19   -中編, r+, カルト宗教

宗教、このうえもなく恐ろしいもの【ゆっくり朗読】 Yahoo知恵袋より ID非公開さん;2020/9/5 17:19 ヨシュア記はありがたい聖典なんですか? 「皆殺しに」と何度も出てくるそうですが。 ...

閉められたドア rw+4,309

2026/07/17   -中編, r+

高校の敷地は、山のてっぺんにあった。 俺の家は海の近くで、毎朝、坂を越えて通っていた。自転車を立ち漕ぎしなければ登り切れない急斜面で、帰りは一気に滑り落ちるように下る。そのときに耳を切る風の音だけが、 ...

無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった(片付けの手伝い)#4,960

【ゆっくり怪談】無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった 十年くらい前になるかな。俺は三流大学に通う苦学生だった。 83: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:56:59 ...

助走 rw+3,632

高校の頃、俺は短距離をやっていた。 百メートルだけは、誰にも負けたくなかった。 夜、部活が終わったあとも走った。家の近所に、ちょうど百メートルぴったりの橋があったからだ。街はずれの古い橋で、街灯は少な ...

女人禁制の島でみたもの #6,135

【ゆっくり怪談】女人禁制の島でみたもの 1998年頃、俺が小学校六年の時の話。 2013/01/28(月) 19:06:36.83 ID:lcjgjfPO0 二年に一度、夏休みに母親の実家である山形県 ...

台湾ブラック:恋と呪いのトレードオフ~エリートの家に入り込んだ、名前のない闇。#5,558

【ゆっくり怪談】蠱毒な女(こどくなおんな) 台湾人の俊賢とは、彼が日本語勉強で日本滞在中に友達になりました。 912:あるHPよりコピペ 投稿日:03/08/10 20:20 アメリカで教育を受け、父 ...

三十秒おきに鳴るもの rw+3,962

アンティーク好きの彼女と骨董市を回るのは、ここ最近の週末の習慣だった。 俺は古着やファミコン目当て、彼女は古い玩具や置物。見る棚は違っても、同じ空気の中にいるのが楽しかった。 その日も一通り見終え、帰 ...

ジンカン~人間をついばむカラスはすぐ殺せ《ホラーテラーさん》#18,686

「人間をついばむカラスはすぐ殺せ」 「でも、そんなカラス見たことないよ。カラスは、人間が近づくと逃げて行くよ?」 「見たことがないなら、いい。だけど、見つけたらすぐ殺せ」 「……なんで?」 「……」 ...

マタギの掟 #10,800

【ゆっくり怪談】マタギの掟をやぶった男の末路【山にまつわる怖い話】 職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話。 その晩、珍しく酒の席に加わっていた年配の社員が、ぽつぽつと語り出した。彼がまだ若かっ ...

【語り継がれる山の怖い話】シシノケ #22,923

【ゆっくり怪談】シシノケ【語り継がれる山の怖い話】 先日愛犬と一緒に地元の山にキャンプに行ったんだけど、そこで変なものを見たんだ。 文才ないしこうやってスレ立てるのもはじめてだけど、長くなるかもしれな ...

青葉台ガーデンヒルズの影:元刑事作家が暴く閉ざされた住宅地の秘密【中編ミステリー】#745-0220

■登場人物 神崎陽一(かんざき よういち) - 45歳、元刑事、現在はミステリー作家 身長180cm、やや痩せ型だが筋肉質。短く刈り込んだ黒髪に少し白髪が混じる。鋭い眼差しと穏やかな表情のギャップが特 ...

沈黙の方程式【短編ミステリー】#544-0220

2026/06/04   -中編, ミステリー, n+2025

第一章:名もなき死 雨が窓を叩いていた。 東京の西端にある古びたアパート。その一室で、刑事・榊原哲也はカーテンの隙間から煙る街を見下ろしていた。片手には一枚の写真。柔らかな笑顔を浮かべる男が写っている ...

ドアの内側 rw+8,002

チャイムが鳴ったとき、部屋には俺しかいなかった。 彼女は帰省中で、一週間は戻らないはずだった。 それでも、ここにいると決めたのは俺だ。 「いないけど、いていいよ」と言われたあの言葉を、勝手に許可だと思 ...

川口市、炎天下の母子疾走~毒親下衆の極み!#10,692

夕方、川口の旧デパート跡の前を自転車で走っていた。 速度はせいぜい、急ぎ足の歩行者を少し追い越す程度。昔の友人と2人、特に急ぐ用事もない。平穏な日常というやつだった。 そんな我々の横を、怒鳴り声を撒き ...

【統一教会】菜子のハガキ~清く貧しく純潔な女の子の行方 #4,770

高校時代、菜子という友人がいた。 名前を仮にそうしておくが、今でも彼女の存在は、埃をかぶった古いアルバムのように記憶の奥にしまわれている。そして、ふとした拍子にその表紙がめくられ、中の写真が眩しく脈打 ...

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