ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「奇妙な話・不思議な話・怪異譚」 一覧

三人で、せえので rwG+2,747

高校生の頃、一度だけ、母ちゃんが二人いたことがある。   その日は部活もなく、六時半ごろ家に帰った。門を開けて玄関に入ると、台所から包丁がまな板を叩く音が聞こえていた。夕飯の支度をしている音 ...

日曜の四階 rwG+2,809

ここに書き込むのは初めてだ。 誰かに話すつもりはなかった。話したところで信じてもらえるとは思えないし、俺自身、できることなら見間違いだったと思いたい。ただ、何もなかったことにしていると、あの日見たもの ...

タロットを燃やした後の話 rw+3,198

部屋に鍵をかけると、いつも背中で扉を押した。 閉まっているはずなのに、誰かが外から開けようとしている気がして、体重をかけて確かめる。 靴も脱がずに床に座り込む。コンクリートの冷たさが膝から上がってくる ...

最初から割れていた nw+431

あの夏の出来事は、友人から聞いた怪談ではない。私自身が関わり、最後まで責任を引き受けた話だ。 実家の町は、電車が一時間に一本しか来ないような場所で、周囲は田んぼに囲まれている。風の音が広く抜け、夕方に ...

黒い封筒 rw+5,200

一昨年の冬、婆ちゃんが死んだ。 あっけない最期だった。震災のあとから目に見えて弱り、そのまま灯が消えるように逝った。仏間は急に広くなり、冷えが畳の奥まで沈んでいた。 葬式の夜、細い雪が降った。積もるほ ...

震災前日に見た三羽のカラス rw+4,158

東日本大震災の直前、福島の沿岸部、原発から十キロほどの町で暮らしていた。 半年前から、小さな揺れが続いていた。食器棚のガラスが震え、観葉植物の葉がわずかに揺れる。そのたびに胸の奥がひやりとした。三ヶ月 ...

数に入っていない rw+3,797

真夏の昼下がりだった。 青梅線の無人駅で、私はひとりホームに立っていた。都心から少し外れただけで、東京はこんなにも音を失う。蝉の声だけが、コンクリートの縁に反響していた。 銀色の車両が、きしむような音 ...

それ、くださいな rw+3,168

昔、祖母がまだ小さかった頃の話を、生前に何度も聞かされた。 夕飯のあと、祖母はよく縁側に腰を下ろし、梅干しを指でつぶしながら昔話をした。怖がらせようとする語り方ではなかった。むしろ、どうでもいい昔の出 ...

一音違い nrw+447

親父が死んだ日のことを、今でもはっきり覚えている。 いや、正確には死んだ前日の夜のことだ。あの、どうしても意味を取り違えたまま放置してしまった言葉のことを。 食道静脈瘤という病気で、親父は入院していた ...

🚨知っているだけ nc+

彼のことを、変わっているとは思っていなかった。 優しい。気が利く。怒らない。 それだけだ。 付き合い始めた頃から、彼は私の好みをよく知っていた。 どんな飲み物が好きか、どの道を歩くと機嫌が良くなるか、 ...

記録にない男 rw+3,318

拘置所にいたことがある。 期間は四ヶ月だけだったが、あの灰色の箱は、時間の長さとは別の尺度で人を削っていく。 八人部屋だった。全員、起訴直後か裁判中で、刑が確定していないぶん、毎日が宙に浮いていた。 ...

祖父の一言で全員助かった話、ただし…… nw+511

十年以上前の出来事だ。 体験したのは俺ではない。昔からの友人が、祖父の最期の夜について語ってくれた。 危篤の知らせを受け、親族が祖父の家に集まった。もう何日も言葉を発していなかったはずの老人が、その夜 ...

帰れと言っただけ nc+

大学二年の夏、どうしようもなく暇を持て余した連中が集まって、肝試しに行くことになった。 集まったのは七人。男四人女三人。その中に一人だけ、昔から「見える」と言われている男がいた。Sだ。 Sは、いわゆる ...

確認する側だったはずの人間 rw+277

オカルトには興味がある。むしろ人一倍ある。 だからこそ、信じない。信じた瞬間、世界の前提が一段抜け落ちてしまう気がして、それが怖い。 俺は幽霊を否定したいわけじゃない。ただ確認したいだけだ。科学で説明 ...

『良栄丸遭難事件』未だ謎が残るミイラ船の真実・幽霊船ミステリー #17,217

良栄丸遭難事故とは? 1926年(大正15年/昭和元年)12月。和歌山県の漁船:良栄丸が千葉県銚子の沖で遭難し、乗組員12人が全員死亡・行方不明となった事故である。 漁業従事中にエンジンが故障、北太平 ...

遠い世界に行った生徒 nw+630

俺が通っていた中学校は、もう存在しない。 校舎は数年前に取り壊され、今は更地になっている。夕方になると、近所の老人が犬を散歩させ、ゲートボールの音が乾いた地面に響く。そこがかつて学校だったと知っている ...

一人分、余っていた nc+

私のクラスメイトには、座敷わらしがいた。 誰にも見えなかったが、いなかったとは言い切れない。 小学校四年生の頃の話だ。 私の通っていた学校は、山に囲まれた小さな町にある小学校で、一学年は六十人あまり、 ...

鏡の中で入れ替わった瞬間 nw+408

小学三年の冬から四年生の五月までの記憶が、まるごと抜け落ちている。 最後に覚えているのは、凍った校庭でサッカーボールを追っていた場面だ。白い息を吐き、友達の名前を呼びながら走っていた。その次の瞬間、景 ...

走狗 nc+

新年互礼会という行事が、私の勤め先にはある。 三が日も明けきらぬうちに全職員を集め、理事長の訓示を聞かされるだけの、正直に言えば苦行に近い集まりだ。 会場はさして広くないホールで、そこに百人近い職員が ...

腹の上の手 rw+4,392

これは幽霊の話ではない。怪奇現象でもない。おそらく、ただの夢の話だ。 けれど夢というものが、どこまでを内側と呼べるのかは、今もはっきりしない。 * 幼い頃、毎晩のように悪夢を見ていた。 怖さそのものよ ...

先に出ていったもの nw+457

三日目の夜に、私は発見された。 それ以前の記憶は、湿った空気の重さと、水気を失った浴槽の冷たさしか残っていない。 十年近く経った今でも、風呂場に入ると、あのときと同じ匂いが立ちのぼる。洗剤でも、カビで ...

石段のこれくしょん nc+

私の暮らす集落の神社には、昔から妙な噂がある。 石段で歌を歌うと、神様にあしを取られるという。 誰が言い出したのかは知らない。子ども同士で囁かれるだけの話で、大人に聞いても笑って誤魔化されるか、話題を ...

回すな rw+2,906

それは、私がまだ土木事務所に入ったばかりで、現場の名前もろくに覚えていなかった頃の話だ。 事務所のいちばん奥に、ほとんど声を出さない老人がいた。書類の束を前にして、毎日同じ姿勢で座っている。誰かに話し ...

あの日、目を覚ましたのは誰か nw+424

あの日の朝だけが、記憶の中で異様に鮮明だ。 三十年近く経つのに、そこだけ輪郭が削れない。ほかの幼少期は霞んでいるのに、その朝の空気だけは冷たい刃物のように残っている。 目を覚ましたとき、家の中は音がな ...

鳴っていない時間 nc+

半年ほど前、職場で体験した話だ。 私は特別養護老人ホームで介護職として働いている。曜日感覚は早い段階で失われた。日曜だろうと祝日だろうと、利用者にとってはただの一日で、こちらもそれに合わせて動くだけだ ...

外側に貼られた札 nw+405

あの日のことを思い返すと、胸の奥に重たい沈殿物のような感覚が残る。 十四年前、多摩川の河原で見つけた穴に、私は自分の意思で入り込んだ。 親戚の葬式だった。同年代はおらず、読経と湿った線香の匂いに飽きて ...

約束された日は、一日も違わなかった rw+2,772

嘘か本当かは、わからない。 ただ、思い出すたび、今でも背中がひやりとする。 小学生の頃、毎日のように遊んでいた「じいちゃん」がいた。 血のつながりはない。近所に住んでいた、妙に物静かな老人だった。母は ...

戻ってきた先生 rw+1,960

元支援員のMさんがX学童で「長」になった年、男子トイレが内側から施錠されるようになった。 もちろん、中には誰もいなかった。 十年以上前、Mさんが勤めていた公立の学童保育所は、A館とB館に分かれていた。 ...

止まったままの車 rw+2,219

研究棟を出たとき、構内はすでに閉鎖時間を過ぎていた。 大学三回生の秋だった。湿り気の残る空気に、夜だけが先に冷えていく。山の上に建つ小さな大学で、周囲に店も民家もない。最終バスはとうに行ってしまい、残 ...

わたしの隣に立っていた子 rw+2,410

エジソンの竹で知られる京都市のはずれ。 暑さが肌に貼りつく初夏の日、母に連れられて遠縁のFさんの家を訪ねた。 まだ「市松人形みたい」と言われていた頃の話だ。あれは褒め言葉ではない。そう言われるたびに、 ...

虹色は戻らない rw+2,627

あれは、ほんとうにあったことだったのか。 そう問われると、いまでも答えに詰まる。ただ、夢だったと言い切るには、あまりに手触りが残りすぎている。 四歳か五歳の頃のことだ。 記憶は遠く、ところどころ欠けて ...

数が合わない夜 ncw+431

中学の同級生から聞いた話を、あたしはいまだに自分の記憶から切り離せずにいる。 忘れようとしても無駄だった。思い出そうとしなくても、匂いや音のほうから勝手に戻ってくる。湿った夜気のざらつき。夏の終わり特 ...

玄関に立つもの rw+4,356

俺の実家には、なにか“いる”。 正確に言えば、いるらしい。 自分には見えない。昔からそういうものが一切わからない。 だが、見える人には、はっきりと見えるという。 身長は二メートルを超え、肩幅は門柱みた ...

二度目の夕方 nw+470

中学三年の、秋の終わりだった。 放課後、五人で誰かの家に集まるのが習慣だった。クラスはばらばらだったが、塾までの空白を埋めるにはちょうどよかった。菓子を広げ、テレビをつけ、漫画を回し読みする。時間はい ...

腹を数える声 nc+

勝手口には、何かがいる。 祖母はそう言い切っていた。幽霊とか妖怪とか、そういう言葉は使わなかった。ただ、いる、と。 祖母が若い頃、まだこの家に土間と勝手口しかなかった時代の話だという。朝からあずきを煮 ...

同じ声で呼ばれる村 rw+214

石川県の深い山あいに、地図からも行政記録からも半ば消えかけた集落がある。 舗装の途切れた林道をさらに進み、沢を二度越えた先で、唐突に霧が濃くなる。その霧の中に、古い家屋が肩を寄せ合うように並んでいる。 ...

溶けた棒アイス rw+166

福岡の山あいの盆地に住んでいる。 夏になると湿気が逃げ場を失って溜まり、息をするだけで体にまとわりつく。 その日も朝から茹だるような暑さで、庭の草むしりなどするんじゃなかったと後悔していた。腰を伸ばそ ...

呼ばれ方 rw+1,937

小学生の頃、近所に〈アイ〉と呼ばれている中年の男がいた。 誰も本名を知らなかった。 彼はいつも同じ声を発していた。「あいっ」。それだけで十分だった。 午後三時すぎ。ランドセルの列が商店街を流れ始める頃 ...

呼び出しだけが残る rw+1,804

もう十年ほど前の話になる。 それでも、あのカラオケ屋で働いていた三年間のことは、いまだ現実だったのか疑わしい。夜中に目が覚めると、あのフロントの端末の光だけが、今もどこかで瞬いているような気がする。 ...

数が揃っていた理由 nw+439

中部の山奥で育った。 集落は杉林に囲まれ、家々は互いの屋根を確かめ合うように斜面に貼りついていた。夕暮れになると、獣の声が山に反響して、近いのか遠いのか分からなくなる。音の距離感が狂うあの感じは、今で ...

【怖すぎ】島根の山中で発見された“記憶喪失モヒカン男”まとめ【現金60万】#802

【不可解】記憶喪失のモヒカン男【島根】 1 :本当にあった怖い名無し:2025/09/05(金) 01:14:22.22 ID:AbCdEf12島根の山の中で、モヒカン頭の男が倒れてたらしい。頭痛がし ...

花壇の顔 rw+1,742

タクシー運転手をやっていた頃、暇な時間によく乗客に話しかけていた。 天気のこと、景気のこと、近所の道路工事のこと。だいたいはその程度だ。相手が乗ってくれば話すし、返事が薄ければ黙ってハンドルを握る。た ...

返してはいけない挨拶 rw+1,765

うちから歩いて十分ほどのところに、古い鉄道用のトンネルがある。 今はもう使われていない。入口はコンクリートでふさがれ、線路も残っていない。地元では、昔から少し名の知れた心霊スポットだった。 建設中に崩 ...

ごめんねを言いに来た nw+113

義姉が死んで、二年が経つ。 それでも私は、いまだにその事実を生活の中に収めきれずにいる。悲しいとか寂しいとか、そういう言葉では足りない。あの人は、私の人生の中で初めて現れた「奪われなかった家族」だった ...

視界の端の白 rw+3,182

あの子が死んだ。心臓発作、十三歳だった。 朝ごはんを食べて、窓辺で丸くなって、そのままだった。毛並みはつややかで、まだ温かかった。けれど、触れた瞬間にわかった。これは、もう戻らない温度だと。 泣きなが ...

私を覚えているのは誰か ncw+173

私は自分のことを、自分で説明できない。 記憶というものは、私の中では粗末な布切れに似ている。少し力をかけるだけで縫い目が裂け、縫い留められていたはずの中身が、音もなく零れ落ちていく。 小学校の記憶は、 ...

抑揚のない声 nc+

同僚の話。 私は特別養護老人ホームで働いている。認知症や身体機能の低下で日常生活に介助が必要な高齢者が暮らす施設だ。入所型なので職員は二十四時間常駐し、勤務は完全なシフト制になる。早番、遅番、夜勤。生 ...

帳簿の合わない部屋 rw+2,947

帰ったはずの男の声が、まだ部屋に残っている気がする。 「それは見えているんじゃない。帳簿が合っていないだけです」 あの一言を最後に、彼は二度と来なくなった。 それまでは、天井の角にいた。 押し入れの上 ...

呼んだのはどちらか nw+374

平成が始まった翌日、塾へ向かう夕暮れの新宿で、私は一人の幼子を見た。 二歳ほどの男の子だった。母親に手を引かれ、こちらを見上げていた。 その黒い瞳だけが妙に澄んでいた。 私は胸の奥が熱くなり、勝手に名 ...

天井にいたもの nc+

私には十も歳下の弟がいる。 弟は、ときどきおかしなものを見ていた。 中学二年の頃の話だ。その頃、弟は双子の妹と一緒に保育園に通っていた。妹はよくいる少しませた女の子で、口も達者で要領もよかった。一方、 ...

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