ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「奇妙な話・不思議な話・怪異譚」 一覧

三十一人目の出席番号《月うさぎ2》 iwa+

担任のことを書きます。書かないほうがいいのかもしれません。でも、たぶん、書かないほうがよくない気がします。 うちの担任は国語の先生です。三十代くらいの女の先生で、静かな人です。怒鳴ったりはしません。声 ...

チョコを食べなかった日のこと nc+

その話の舞台は、姉がまだ独身で働いていた職場だ。 語ってくれたのは、私の姉……ではなく、姉の友人だった人物のことを姉から聞いた私であり、ここに書くことはすべて、私が姉から受け取った形の「伝聞」に過ぎな ...

コーポ・サツキ二〇一号室 ncw+

不動産管理の仕事をしていると、人の生活が発する匂いに敏感になる。 新築の建材が放つ刺激的な化学臭、長く住まわれた部屋の壁紙に染み付いた煮炊きの油の匂い、ペットの排泄物が床板の隙間で乾いた饐えた匂い。そ ...

消えた中学生の投稿公開《月うさぎ1》 iwa+

志那羽岩子です。以下の投稿をした者です。 保存された行 iwa+ この話を公開するかどうか、正直に申し上げて長いあいだ迷っていました。というのも、これは私自身の体験ではなく、十数年前に個人が運営してい ...

壁一枚ぶんの生活音 nc+

今でも集合住宅の廊下特有の匂いを嗅ぐと、喉の奥がひりつく。 洗剤と湿気と、どこか甘い埃が混じった、昼と夜の境目の匂いだ。 某不動産管理会社に勤めている知人がいる。 酒の席でも仕事の話はあまりしない男だ ...

保存された行 iwa+

まだスマートフォンが当たり前ではなかった頃の話です。 インターネットには、今よりもずっと個人の気配が濃く残っていました。検索すれば何でも出てくる時代ではなく、辿り着いた場所が「そこだけの空間」である感 ...

「たぶん、みつけられました」 iwa+

夜に変なことがあって、どうしたらいいかわからないので書きます。 うそじゃないです。ほんとです。 こわいです。 私の部屋の押し入れで、夜になると音がします。 最初はネズミかなって思いました。前に台所で見 ...

前から、こうでしたっけ rw+2,189

私は二十代後半の女性だ。学歴は高卒で、専門学校も途中で辞めた。 職歴は長いが、どこも長続きしなかった。理由を説明しようとすると、いつも話が長くなる。 最初はコールセンターだった。顧客データの入力ミスが ...

上を見るな nc+

警備の仕事に就いたのは二十代の終わりで、深い理由はなかった。 昼の世界から一歩引いた場所で、規則正しく歩き、点検し、異常がないことを確認する。それだけで食っていけるなら悪くない、と思ったのだ。 その工 ...

通過した直後に立っている ncw+

その話は、彼が酒の席でぽつりと漏らしたものだという。 誰に向けたわけでもない。卓上の灰皿の縁を、意味もなく指でなぞりながら、思い出すともなく語り始めたらしい。 季節ははっきりしない。ただ、夕方だったこ ...

ここはだいじょうぶ rw+6,058

ある夫婦が郊外に中古の家を買った。 駅までは近く、スーパーも多く、日当たりもいい。築年数の割に値段が異様に安かったが、理由らしい理由は説明されなかった。 引っ越し当日、友人たちに手伝ってもらい、そのま ...

脚だけのもの rw+4,150

これは、鎌倉に住む知人が幼い頃に体験したという話だ。 当時の鎌倉はまだ開発が進んでおらず、家の裏手には鬱蒼とした山が広がっていた。子供にとっては格好の遊び場で、彼も友達と連れ立っては山に入り、ドングリ ...

副操縦士の席 nw+

四連休を利用して、普段は億劫で手を出しもしない遠出を企てた。 集まったのは、俺とA、B、Cの四人だった。全員が免許持ちで、交代でハンドルを握る予定だった。目的地は、いくつもの県を跨いだ先にある鄙びた温 ...

多様性脳 nc+

脳科学における性差神話の否定 湿度計の針は六十八パーセントを示しているが、体感では飽和に近い。地下二階にある資料保管室の空気は、常に澱んでいる。埃とカビ、それに微量だが確実に存在するホルマリンの刺激臭 ...

笑いの研究は笑えない nc+

その部屋は、常に微温い泥のような空気に満ちていた。 大学院の研究棟、地下二階にある第三実験室。防音壁に囲まれた閉鎖空間は、換気扇が低く唸る音と、無数に積まれたハードディスクの駆動音だけが支配している。 ...

押さえていた ncw+

あれは高校二年の九月だった。 雨上がりのアスファルトから立ち上がる土埃の匂いを嗅ぐと、今でも視界が一瞬だけ暗む。鼻の奥に残るのは、青臭い稲と腐った水の鉄錆みたいな臭気だ。思い出したくないのに、身体のほ ...

最終アクセス:昭和六十三年 ncw+

十一月の半ばを過ぎたというのに、生暖かい雨が降っていた。 アスファルトを叩く雨音は粘り気を帯びていて、靴底から伝わる感触もどこか頼りない。埼玉県の西部、かつて街道の宿場町として栄えたその地区は、今でも ...

向こうだと言われた rw+1,869

都心の居酒屋で、仕事関係の数人と酒を飲んでいた。 終電までにはまだ時間があり、話題はどうでもいい雑談に流れていた。ゴミ出しの曜日がどうだとか、最近カラスが増えたとか、そんな程度の話だ。誰かが「カラスっ ...

霧の断層 nc+

深夜の県境を跨ぐ山道というのは、どうしてこうも生き物の内臓に似ているのだろう。 車のヘッドライトが切り裂く闇はどこまでも濃く、アスファルトは湿って黒光りしている。カーブを曲がるたびに、老朽化したセダン ...

向きの変わる面 rw+1,800

私は、いま起きていることを理解できないまま、記憶を辿りながらこれを書いている。 すべての始まりは、小学一年の夏だった。北海道に住む祖父母から、兄と私宛に手紙が届いたのだ。 「夏休みを利用して十日ほど遊 ...

白い文字の前にあったもの rw+1,851

十九年前、クラスの女の子・加代子が突然いなくなった。 優等生で、俺とも普通に話す間柄だった。衝動的に家出をするような性格じゃない。だからその日、学校が終わるなり、俺たちは自然と彼女を探し始めた。 話を ...

先にかかってきた電話 rw+1,762

電話が昔から苦手だ。 理由ははっきりしている。子供の頃、夜中に鳴った一本の電話で親戚の訃報を知らされた。それ以来、呼び出し音が鳴るたび、身体が先に嫌な予感を覚える。理屈じゃない。反射だ。 ある休日の午 ...

第六班の行軍 nc+

七月半ばの湿度は、皮膚にまとわりつく透明な粘膜のようだった。 標高八百メートルとはいえ、埼玉の山間部は夜になっても熱気が引かない。風が止むと、木々の呼吸がそのまま生温かい溜息となって谷底へ沈殿していく ...

振り向かなかった理由 rw+1,818

これは、ある匿名掲示板の書き込みをもとにした、実話とも噂ともつかない「近道法」にまつわる話だ。 とある地方の町。そこでは子どもたちの間で「近道法」と呼ばれる奇妙な方法が知られていた。地元の川に架かる小 ...

裏返りきるまで ncw+

今でも、湿った羊毛と線香が混じったような匂いを嗅ぐと、内臓がずるりと下がる感覚に襲われる。 恐怖というより、生理的な拒絶に近い。喉の奥が引き攣り、身体が勝手に距離を取ろうとする。 幼い頃の私は、生きて ...

罪の器 rc+4,976

一月の冷気は、古いコンクリートの建物の隙間から容赦なく忍び込んでくる。 会場となったのは、地元でも長く続いているという割烹居酒屋の二階だった。階段を上がるたびに、古びた木材が軋む音と、煮染められたよう ...

右手の記憶 rw+1,764

これは、ある友人から聞いた話だ。 彼は高校生の頃から、奇妙な夢を見ることが多かったという。ただの空想ではない。目が覚めたあとも体に残る感触や息苦しさが、生々しく現実に貼り付いて離れない、そんな夢ばかり ...

撃てよ rw+1,742

俺が某暴力装置にいた頃の話だ。空の方。 年末の演習で、警備要員に選ばれて山中の塹壕に入っていた。昼間に防衛出動の想定がかかり、六四式小銃を持って配置についた。塹壕には三人。俺が一士、深瀬士長、安達ニ曹 ...

🚨未確認区画《読者参加型リライトコンテンツ》 ncw+154-0128

これは、以前とある大型施設で夜間点検を担当していた人物から聞いた話だ。 彼はもうその仕事を辞めて久しい。待遇や人間関係に問題があったわけではない。ただ、ある一夜を境に、閉館後の屋内空間に入れなくなった ...

引っ張られた先【ちょっとイイ話】#1,606

六歳のとき、私は高熱を出して寝込んだ。 その日、母方の祖父が危篤だという連絡が入り、両親と兄たちは田舎の病院へ向かった。子どもの風邪だろうという判断で、私は家に残された。隣家には声をかけてあったが、固 ...

ドボンッと音がして、人が消えた池 rw+1,468

これは、ある男性が少年時代に体験した奇妙な出来事を語った話だ。 舞台は、彼の家の近くにある大きな池だった。 池の周囲は遊歩道として整備され、池側にはフェンスが設けられている。基本的に立ち入りは禁止され ...

シミュラクラ現象 nc+

今でも、あの時期の部屋を思い出すと、喉の奥がぎゅっと縮む感覚が蘇る。 安アパートの四階、北向きのワンルーム。梅雨が長引いていて、薄いカーテン越しの空はいつも灰色で、湿った光だけが床のフローリングに広が ...

受話器の底で nw+

三十年前、私はまだ十二歳だった。地主の家々が斜面に張り付くように点在する、あの盆地のような村の空気を、私は肌で憎んでいた。 晩秋の湿った土の匂い。祭りのたびに焚かれる薪の煙。そこに混じる、削れた古木の ...

植木鉢の眼 nc+

この話を打ち明けると、必ず周囲が黙り込む。 夜の空気には湿気が多く、肌に薄い膜を張るようにまとわりついていた。 ここは九州某県、海岸線からさほど離れていないため、潮の匂いと古びた店の黴の匂いが混ざり合 ...

🚨看板の位置 nc+

その話は、音楽関係の知人から又聞きしたものだ。 本人は、もう誰にも詳しく話していないらしい。ただ、当時の空気だけは妙に正確に覚えている、と言っていたそうだ。 始まりは、ごく普通の長文メールだったという ...

数は、合っていた rw+1,677

以前、コンサートホールでアルバイトをしていたことがある。そのときの話を少ししてみようと思う。 最初に任されたのは、来場者数を把握するためのチケットチェックだった。入場口でもぎったチケットを集め、終演後 ...

嵌めなかった指輪 rw+8,559

姉の話。姉本人がどこかのスレに相談したらしいので読んだことある人いるかも。 ★お姉さんの話⇒ 開かずの神社 本人が昔、どこかの掲示板に相談として書き込んだらしい。 姉は数か月前からダイエットを始めて、 ...

泥の指跡 nc+

その人物――仮にAと呼ぶが――が打ち明けたのは、晩秋の夜に祖父の空き家へ泊まった時のことだった。 Aによれば、家に入った瞬間から「匂いが層になってまとわりつく」のだという。 人の体温が抜けた後の家は冷 ...

同じ映像を見ていた rw+2,265

友人から聞いた話だ。 中学時代からの付き合いで、東京で警察官をしている男がいる。霊だの怪異だのは信じないタイプで、「警察やってると幽霊より人間の方がよっぽど怖い」とよく言っていた。 そんな彼が、同僚の ...

不可視の加害者 nc+

あれは小学五年生の夏だったか。 肌にまとわりつくような湿度と、油照りの太陽がアスファルトを焼く、典型的な盆地の午後だった。 私の住む町には、子供たちの間で「裏公園」と呼ばれる少し広い緑地があった。表通 ...

唱えていない雨 rw+1,893

これは、ある日突然、現実の輪郭が信用できなくなったという男の話だ。 数年前のこと。通勤電車の中で、ふと荷棚に目をやると一冊の単行本が置かれていた。忘れ物らしい。表紙には「禁断の呪文集」と書かれている。 ...

第一デパートの個室 nc+

すき焼きの匂いを嗅ぐと、今でも奥歯の奥が浮くような不快感を覚える。 醤油と砂糖が焦げる甘ったるい香りに、牛脂の重たい獣臭さが混じり合うあの匂い。それは私にとって、食欲をそそるものではなく、ある種の儀式 ...

未処理 nc+

いつもと同じ時間に、同じバス停に立っていた。 街路樹の影が歩道に滲み、濡れたアスファルトの匂いが夜気に混じる。六時四十五分。仕事終わりの身体は、時刻だけを頼りに動いている。 頭上の標識には二つの行き先 ...

行列の通る仏間 nw+

うちの仏間には、昔から「行列」が通る。 まだ親と同じ部屋で寝ていた子どもの頃、明け方になると、壁のあたりからチョロチョロと小さな足音が聞こえてくるのに気づいた。目をこすって見ると、障子と床の境目から、 ...

中身のない人間 nw+

ウクライナを取材で回っていたとき、案内してくれた現地の記者が、タバコに火をつけながら「観光向きじゃない話だけど」と前置きして聞かせてくれた話がある。ソ連時代、とある地方都市で、人が「その場から消える」 ...

父になる前の夜 rw+7,923

アパートに帰り着くと、郵便受けに手紙が入っていた。 色気のない茶封筒に墨字の宛名。泰俊からのものだと一目で分かった。これで三十通目になる。前回から少し間が空いていたが、文字に力は残っている。元気だと思 ...

🚨バディ nc+

ガン、という硬質な音が響いた。 そこは極北の観測拠点、通称「シェルター9」だ。分厚い断熱壁に囲まれた内部は、計器の電子音と空調の低い唸りだけが支配している。 鋼鉄の扉を叩く音で、簡易ベッドに転がってい ...

地下湯治 nw+

毎年夏になると、祖父母に連れられて、決まって同じ山奥の温泉地に泊まりに行った。 テレビでは名湯だの効能だのと持ち上げられていたが、子どもにとっては遊ぶ場所もなく、ただ退屈なだけの施設だった。 今でも真 ...

🚨廃工場の音響テスト nc+

森川の従兄は、十年ほど前まで音を集める人間だった。 録音機材を担ぎ、反響の癖が強い場所を探して歩く。山中のトンネルや地下通路、廃屋、使われなくなった公共施設。中でも彼が繰り返し通っていたのが、県北部の ...

花屋は毒を知らない nw+

西に傾いた秋の日差しが、窓硝子の表面にこびりついた汚れを、いやにくっきりと浮かび上がらせていた。 私は高層アパートの六階にあるこの部屋で、外界から切り離された魚のように、ただ時間を消費している。 窓の ...

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