ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「奇妙な話・不思議な話・怪異譚」 一覧

知り合いの大工の話 rc+4,209

彼は三代目の大工であった。 祖父の代から続く家業を受け継ぎ、腕を磨きながらその技を守ってきた。だが、彼の心の中にはつい先日亡くなった父親、二代目の存在が深く刻まれている。師匠としても父としても尊敬の念 ...

もう出ています nc+

夜勤明けの喫茶店は、世界が少しだけ遅れている。 それは感覚の話だった。砂糖の瓶に射し込む朝の光が、どこかで止まりかけているように見えるとか、レジの電子音が鳴ったあと、音の残り香だけが空気に貼りつくとか ...

3コール目で切れる電話 nw+

固定電話が二回だけ鳴って切れると、今でも一瞬、あいつのことを思い出してしまう。 一緒に旅行にも行った同僚が、がんで長期入院することになったとき、見舞いの帰りに「退院したら電話しろよ、どっか遊びに行こう ...

満腹の夜 rw+5,954

若い頃の、不思議という言葉では済まない体験がある。 二十年以上前、都内の駅前にあった居酒屋でのことだ。平日の夜、友人三人と飲みに行った。店はそこそこ混んでいて、俺たちは座敷に通された。俺は三回目、友人 ...

見えてはいけない礼拝 rw+

中国・杭州にある山間の古刹で起きたという話を、ある女性から聞いた。 初めての海外旅行で参加したツアーの途中、彼女はその寺院を訪れたという。 山裾には白い霧が低く垂れこめ、音というものが最初から存在しな ...

柱に残った亀裂 nw+

畳の上に、濃い霧がへばりついている様な朝だった。 湿度の高い、重苦しい光が障子紙を透過して、部屋の輪郭を僅かに持ち上げている。太陽が昇り切る前、世界から色彩だけが抜き取られた直後の様な、曖昧な灰色一色 ...

受信:兄 nw+

記憶の最も古い層を掘り返すと、そこにはいつも薄暗い水音がある。 羊水の残り香のような、遠くの潮騒のような、湿ったノイズだ。 私と兄は二卵性の双子として生まれた。山あいの小さな集落で、近所に同年代の子供 ...

古い自販機 rc+3,833

もう8年も前の話。昼間は仕事、夜は夜間大学に通っていた。 苦学生としてなかなか忙しい生活を送っていたものだ。学校が終わるのは深夜で、普段は翌日の仕事に備えて急いで帰宅していたが、その日は土曜日。翌日が ...

乗り物の順番 nc+

田舎の夕方って、だいたい同じ音しかしない。カエルの声と、遠くの国道、それからあいつの自転車のブレーキ音だ。毎日ほぼ同じ時間に、三軒隣の高校生が「ただいま帰りましたー」って笑いながら坂を上ってくる。その ...

誰も居なかった場所 nw+

夏の夜だった。 コンビニの帰りで、湿った空気が肌にまとわりつく時間帯。眠いけれど、まだ寝るには早い、頭だけがぼんやり浮いているような深夜だった。姉と従兄弟たちと、どうでもいい話をしながら家へ向かってい ...

降車ボタン nw+

大学に真面目に通っていた記憶は、ほとんどない。 片道二時間かけて電車に乗り、講義内容など一秒も聞かずに出席カードだけ出して、また二時間かけて帰る。そのためだけに、満員電車と学費を払っていたと言っていい ...

写真を撮って rw+4,576

俺には二つ上の兄貴がいる。 俺が小学生だった頃の夏の話だ。 俺と兄貴の部屋は二階にあって、休日は昼過ぎまで寝ていることも珍しくなかった。 その日も日曜日で、昼を少し過ぎた頃に目が覚めた。 いつもなら一 ...

文集の余白 nw+

卒業アルバムは、本当はもっと明るい本のはずだ。 将来の夢や寄せ書きや、忘れたくないことだけを都合よく並べた記憶の束。 小学校六年の時、火事で亡くなったクラスメイトの作文も、他のみんなと同じように載った ...

煙のない松明 rw+9,708

自分の体験した話だ。誰にも語ったことがないし、これからも話すつもりもない。こんなことを書き残すのも初めてだ。 これを書き終えたら、たぶん消す。消せなくなるかもしれない。そういう意味で、これが最後になる ...

戻ったはずの白 rw+5,212

私は首都圏の、都会でも田舎でもない住宅街で育った。 小学校まで徒歩二分。小学校の裏には、小さな神社があった。便宜上、神田神社と呼ぶ。 幼稚園の頃からその前を通っていたが、境内に入ることはほとんどなかっ ...

ガリリ、ガリリ nc+

腐った卵の臭いが、鼻腔の粘膜にへばりついて取れない。 下北半島の斧の形をした切っ先、その中央に位置するカルデラ湖のほとりは、荒涼とした灰色の砂礫に覆われていた。視界の限り、色彩というものが死に絶えてい ...

光明真言を唱えはじめてから不思議な事が起こり始めた⇚それアカンやつやん!2026年Ver. rw+27,782-0102

不思議な事があったので書かせてもらう。 色々な理由で、真言宗のお坊さんから勤行をするように進められて、今やっている。 それとは別にお坊さんから言われたのは願掛け事。 勤行とは別に願い事に近い利益がある ...

水を流したのは誰か rw+4,084

私が昔、体験した話だ。 当時、あるビルに入っていたコールセンターで社員として働いていた。そこは夜遅くまで稼働しており、夜勤が必須だった。夜勤の体制は、正社員一人にパート数人だけ。人手不足をそのまま形に ...

四〇メートルの記憶 nc+

その事務所は、ダム建設現場の切り立った崖にへばりつくように建っていた。 プレハブ特有の安っぽい鉄板の壁は、昼夜を問わず吹き付ける谷風に晒され、絶えず軋んだ悲鳴を上げている。窓の外は、乳白色の霧がすべて ...

起こしてくれよ rw+2,370

出張に行ったときの話をしようと思う。 あの夜のことを、忘れたくても忘れられない。いや正確に言えば、忘れてしまうのが怖い。夢だったと片づけてしまえたなら楽なのに、現実の感触だけが妙に鮮明で、皮膚の裏にへ ...

影を運ぶ宿 nc+

あれが長崎だったのかどうか、今でも断言はできない。ただ「九州のどこか」で、安さだけで決めたビジネスホテルの、薄いマットレスの上に寝ていたのは確かだ。 夜中、息苦しさで目が覚めた。夏だから暑いのは分かる ...

オワリが書かれなかったページ rw+6,083

数年前、友人に付き合って大きな古本屋へ行った。 漫画から写真集まで何でも置いてあるチェーン店で、神保町の古書店のような気配はない。友人は段ボール一箱分の漫画を持ち込み、査定に時間がかかると言うので、俺 ...

失楽園殺人事件/小栗虫太郎《Z世代リミックス版》nc+

超難解で知られる小栗虫太郎の『失楽園殺人事件』 ペダンチック(衒学的)すぎて「何言ってるかわからんwww」となりがちなこの作品を、Z世代向けにバイブス高め&エモさマシマシで超訳しました。ボリュームたっ ...

先に上がっているもの nw+

今でも、あの頃の自分の匂いを鮮明に思い出せる。 安物の化学繊維に染みついた古い煙草の臭気。乾ききらない生乾きのワイシャツ。胃の腑の奥から絶えずせり上がってくる酸っぱい胃液の匂い。それらが混ざり合い、身 ...

窓の外にいたもの rw+2,535

祖母が亡くなった夜のことだった。 通夜を終え、俺は弟と二人で父の車を借り、家へ戻る途中だった。田舎の農道は街灯もなく、ヘッドライトが照らす範囲だけが切り取られたように浮かび上がっていた。月は雲に隠れ、 ...

最近、静かだね rw+6,057

五年ほど前の話だ。 仕事から帰ると、私は決まってリビングのソファに寝転び、漫画を読む。それが一日の終わりの習慣だった。その日も、夕方の薄明かりがまだ部屋に残る中、照明もつけずにページをめくっていた。 ...

異世界なのかわからんが俺が不思議な村へ行ったときの話をする《読者参加型リライトコンテンツ》rw+33,823

★異世界なのかわからんが俺が不思議な村へ行ったときの話をする/読者参加型リライトコンテンツ【ポッドキャスト】 2025年03月13日 16:21 犬神を祀ってるって以外は普通の集落だなぁ⋯ 異世界って ...

見えるようになっただけ rw+2,082

目が覚めた時、景色が違って見えた。 最初から異変だと断定できたわけじゃない。布団から起き上がった瞬間、天井の木目が異様なほど細かく、深く、意味を持って迫ってきただけだ。今まで何年も見上げてきたはずなの ...

六人目の名前 rw+4,713

夜の山に焚き火を起こしたのは、仕事の延長だった。 表向きは肝試し。実態は、売上が落ち込んだ店の苦肉の策で、常連へのアフターサービスという名の接待だ。ナンバー1のガクトさんを目当てに通ってくる客は多い。 ...

まだ合ってない rw+7,213

その日は、弟が小学三年生の春だった。 放課後、弟は友達と近所の公園で遊んでいた。鬼ごっこやかくれんぼをして、夕方までいつも通りに騒いでいたらしい。ところが、日が傾きはじめた頃、家族全員が公園に迎えに来 ...

黒死館殺人事件/小栗虫太郎《タイパ重視超訳》 nc+

「読むだけでIQ下がる(混乱して)」と言われる三大奇書の一つを、Z世代向けに超圧縮リミックスしてみたよ。 黒死館殺人事件(Z世代リミックス) 【概要:読むウィキペディア】 探偵・法水麟太郎(のりみずり ...

それは肉の味がした nc+

十一月の冷たい雨が、タクシーの窓ガラスを無数に引っ掻いていた。 ワイパーが拭い去っても、すぐに新しい雫が視界を歪める。向かう先は、市街地から遠く離れた元冷凍倉庫の建屋だという。友人の英島がそこに「研究 ...

【未来人予言まとめ】俺2062年から来た未来人なんだけど、なんか聞きたい事ある? #341,144

更新追記;2021年01月22日(金)20:23 読者さまから、下記のコメントをいただきました。 2010年の書き込みだけ本物で、2011年やそれ以降の書き込みは偽物なんで混ぜるのやめてくれませんか? ...

大学の女子寮 rc+3,836

これは、母親が学生だった頃に体験したという、不思議な出来事の話だ。 舞台は、約30年前の地方都市。彼女が通っていた大学の女子寮がその現場だった。 母は当時、H県のM大学に通い、寮生活を送っていた。古び ...

聖アレキセイ寺院の惨劇/小栗虫太郎《タイパ重視超訳》 nc+

序章 聖アレキセイ寺院。天主教の超デカい聖堂。場所は東京の郊外I地区。周りは雑木林。近くにはR大学の時計塔があって、まるでどっちが街のシンボルなのか競っているみたいに並んで建っている。 朝7時と夕方4 ...

背中にいた縁 nc+

今でも、母があの日にぽつりと漏らした「真っ暗な家」という言葉を思い出すと、落ち着かなくなる。 母方の親戚の話だ。私は本人から直接聞いたわけではないのに、なぜかその家の湿った空気が鼻の奥に沈んでくる。母 ...

流香(ルカ) nc+

会社の近くに、新しいカフェができた。 名前は《LUKA》。ロゴはシンプルな銀色の文字で、脇にこう添えられていた。 ──“香りは、記憶を揺らし、行動を伝える。” そんなことがあるものかと思いながらも、初 ...

白い画用紙の顔 nc+

湿ったコンクリート、古びた雑巾、そして微かに漂うチョークの粉の匂い。 それらが混ざり合った独特の空気の中で、私はあの男、S先生のことを思い出す。 私が小学五年生だった時の担任、S先生は、奇妙な男だった ...

立っているもの rw+2,141-2,518

二週間ほど前のことだ。 夜、犬の散歩中に、どうにも胸の奥に残るものを見てしまった。忘れようとしても、目蓋の裏から離れない。 クロという雑種犬を飼っている。これまでは息子が世話をしていたが、中学に上がっ ...

事故の後が空白の夢 rw+2,057

駅前のロータリーを歩いていたとき、肩を叩かれた。 午後三時過ぎ。重たい雲の隙間から、薄く光が漏れていたのを妙にはっきり覚えている。 振り返ると、地味なスーツ姿の女が立っていた。口元を引き結び、困ったよ ...

禍魂(マガタマ)rc+4,102

俺が中学生の頃、祖父から聞いた話だ。その話自体は、さらに遡って曽祖父から伝わったものらしい。 地元には、神主もいない古びた神社がある。誰も住むことなくひっそりと佇むその神社に祀られているのは、いわゆる ...

判断された子ども nc+834

4歳のある夜、母に命を奪われかけた記憶が、その後の人生に深い影を落としている。 記憶は曖昧だが、光景だけははっきりしている。 夜だった。闇というより、夜そのものだった。静けさと空気の重みがあり、ただ暗 ...

聞こえる家 nw+

私たちが引っ越してきたのは、地方都市郊外の緩やかに起伏する新興住宅地の一角だった。 真新しい家と古い二階建てが混在し、夜七時を過ぎると幹線道路の低い走行音か、遠くの貨物列車の振動だけが空気を裂く。静か ...

次の受け皿 nw+

九月一日、始業式の教室は、異常な熱気と、石鹸の匂いが混ざった汗臭さに満ちていた。 ガラス窓から差し込む光は真夏のそれとは違い、どこか力が抜けた薄い黄色をしていた。久しぶりの再会に浮き足立つ友人の声がコ ...

ビデオに映らない女 rc+3,970

これは、奄美大島に住む叔父から聞いた話だ。 その日、家族全員でビデオカメラを持ち出し、海岸で楽しいひとときを過ごしていた。三脚に固定したカメラは、兄弟や従兄弟たちが波打ち際で遊ぶ様子を黙々と記録してい ...

事故の記憶 nc+

湿気を含んだ生温かい風が、自動ドアが開くたびに居酒屋の店内に流れ込んでくる。 十一月にしては異様に暖かい夜だった。壁に貼られたラミネート加工のメニュー表が、エアコンの風で微かに震えている。テーブルの上 ...

思い出せない家 rc+3,607

これは、匿名掲示板に投稿された奇妙な話だ。 小学校低学年の頃、放課後になると決まって入り浸っていた近所の家があった。 その家の記憶は今でも異様なほど鮮明なのに、いつの間にか跡形もなく消え、周囲の誰に聞 ...

内覧の家 nc+

 あの年の夏がどれほど異常な暑さだったか、今でも肌が覚えている。 アスファルトが溶け出すような焦げ臭い熱気が、街全体を巨大な蒸し器の中に閉じ込めていた。当時、私たちは新居を探していた。世界中が疫病の恐 ...

受信者不在 rw+1,840

ザ・ブザー UVB-76 TheBuzzer 何十年にも渡ってロシアから発信され続けている目的不明の怪電波 1970年代から今日まで「ザ・ブザー」と呼ばれるロシアより発信され続けている、目的不明の怪電 ...

裏世界の補正 rc+5,225

今でも、熱せられたアスファルトに雨が落ちた時の、あの独特な埃っぽい匂いを嗅ぐと、胸の奥底にある柔らかな部分を針で刺されたような感覚に襲われる。 あれは私の記憶なのか、それとも誰か別の人間がみた悪夢が、 ...

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2026 All Rights Reserved.