ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 ★人気ベスト300 」 一覧

黄ばんだ歯 r+5,871-6,414

今でもあの夏の病室の空気を思い出すと、胸の奥がざわつく。 手術後の痛みがまだ尻に残っているような鈍い違和感の中で、夜の病棟は薄い布団と蛍光灯の光だけでできていた。窓の外はわずかに夕焼けの紫を残していて ...

祖父と山神の記憶 r+5,900-6,928

小学生時代に遡る、三十数年前の記憶である。 それは、冬の日に祖父の家を訪れたときの出来事だ。 寒さが訪れる季節になると、その出来事がまるで昨日のことのように鮮明に蘇る。 夏休みや冬休みになると、私は毎 ...

跡取りの呪縛 r+6,793-7,482

同居していた頃、姑との間には度重なる摩擦が生じていた。 そのような中、近くに住む友人が私を訪ねてきた際の出来事である。 友人が到着するや否や、姑は彼女が占い師であることが気に入らない様子で、容赦なく文 ...

【18禁】カルト教団の性奴隷 r+7,253-7,895

私が小学校五年生のとき、交通事故で両親を亡くし、祖父に引き取られることになった。 その日を境に、私の時間は凍りつき、思考が停止したようだった。胸の中には深い空虚感が広がり、事故前の記憶はぼんやりとして ...

【ミステリー】戦艦長門の最期r+4,480-4,480

【ミステリー】戦艦長門の最期【ゆっくり朗読】 現代に大東亜戦争時の日本海軍の軍艦の名前を聞くと、真っ先に『大和』が上がると思うが、『大和』は当時極秘に建造されていたために、国民には存在は知らされておら ...

庚申原に笑うもの r+5,118-5,541

今でも、春の宵に吹き抜ける風を耳にすると、あの時の声を思い出してしまう。 それはただの風のざわめきなのか、それとも山中を歩き回る何者かの囁きなのか。判別がつかぬまま、私はこの町に生まれ、この町で年を重 ...

学校行けますよね? r+6,149-6,682

学生時代に聞かされたその話を、私は今でも妙なざらつきをもって思い出す。 語ったのは、ある女子高生だった。彼女の声には芝居じみた起伏もなく、ただ淡々と、それでいて微かに震える調子で語られていた。だからこ ...

袈裟代さん 《ホラーテラーさん》r+5,109-5,540

兄が精神的に不安定になった。 旅行中に何か異常な出来事があったのだろうか、その詳細は定かではないが、彼の態度が一変してしまった。 昨日、彼が彼女との一泊旅行から戻ってきたのだが、その様子は明らかに異常 ...

魔の起源 r+6,310-6,860

「魔の起源」という本に載っていた山の神の解釈が後味悪かった。 503 :名無しさん@おーぷん :2016/02/23(火)23:59:02 ID:HDt 山の神は、名前のとおり山に住んでいるといわれる ...

あの日のマネキン r+4,159-4,669

彼女には霊感がなかった。そのため、幽霊や霊的な存在を感じ取ることはできなかった。 彼女はこれまで一度も幽霊の姿を見たことがなく、霊の声を聞いたこともなかった。しかし、それがかえって彼女の恐怖体験を際立 ...

没落家系のおぞましい秘密 r+5,877-6,564

これは、知り合いの古い友人から聞いた話だ。 その友人が小学生だった頃、家は農村の中でも特に貧しかった。家も古びていたし、家族はいつも節約の話ばかりだったので、ずっとそういう家柄だと思っていたのだ。 し ...

埼玉のいわくつき敷延物件 r+6,744-7,262

これは、不動産業のSさん(仮名)から聞いた話である。 彼が担当したのは埼玉県の住宅地。20棟の新築分譲住宅地で、すでに販売から三年が経っても売れ残りが続いていた。売れない区画は特に「N」「Q」「R」と ...

笑う少女たちの完全犯罪 r+9,094-9,898

これは、とある県立高校に通っていた女性から聞いた話だ。 彼女が通っていた高校は、女子が圧倒的に多く、男子の比率は3割ほどしかいなかった。そこそこの競争率、穏やかな学内の空気。誰もが問題なく過ごせる普通 ...

階下の旋律 r+4,089

あの音を、いまも耳の奥で聞いている。 低い階から立ちのぼる響き。誰にとってもただのピアノの音色だったのだろう。だが、わたしにとっては、骨の髄まで染み入る毒にしか聞こえなかった。 昭和四十九年、八月の終 ...

言葉の裏側 r+7,424-7,906

これは、コーチングをしている知人の田原さん(仮名)から聞いた話だ。 ※コーチング…コーチ(聞き手)との問答による精神治療、セラピーみたいなもの。 田原さんのクライアントに、工藤というベンチャー企業の社 ...

フタモノの夏 r+6,644

忘れもしない。小学三年の夏休みのことだった。 盆が近づいたある晩、父が母に「明日連れて行くことにした」と言った。寝る前の居間、父の声は低く、母はため息をひとつついて私の分の着替えを鞄に詰めていた。 「 ...

泣く稲荷 r+6,074

2025/11/03   -短編, r+
 

祖父の家の山には、小さな稲荷の祠がある。 伏見から分けてもらった神様を祀ったものだと聞いていた。けれども祖父の家の人間は誰も神仏を信じていなかった。祠へ続く小道は草木に覆われ、お供え物などされた形跡も ...

ご自由にお使いください r+6,238

最初は、ほんの出来心だったんです。 今でもあの日の自分を殴りつけてやりたい気持ちでいっぱいですが、時間は巻き戻せないし、あの森の奥で見た光景を消すこともできません。 きっかけは二年ほど前に放送されてい ...

mixiで出会った彼女~後日談 r+9,763

良かった!そのスレ続いていたんですね。 523 :本当にあった怖い名無し:2016/09/09(金) 18:14:40.54 ID:487gVfrj0.net 七年くらい前に投稿した者です。 ⇒ ht ...

mixiで出会った彼女 r+9,746

2005年の出来事。いまだに謎であり、トラウマとなっている体験。 2004年、mixiで一人の女性と知り合った。仮に雅子(25歳)と呼ぶことにする。彼女とはメッセージのやりとりから始まり、何度か会うう ...

巣くうものシリーズ【全8話コンプリート】#5,965

【ゆっくり怪談】巣くうものシリーズ【全8話コンプリート】 巣喰うものシリーズ・登場人物 雅史(まさし) 俺 沙織(さおり) 未央子(みおこ) 隆史(たかし) 菜花(なのか) 沙織の友人 柳二(りゅうじ ...

【未解決事件】長岡京殺人事件 #2,529

長岡京殺人事件【ゆっくり朗読】 長岡京ワラビ採り殺人事件 1979年5月23日、長岡京市内にあるスーパーマーケットでパートをしていた主婦2人が、仕事終了後、近くの山の竹林にワラビ採りに行ったまま消息不 ...

みな殺しの寺事件 r+6,316

みな殺しの寺事件【ゆっくり朗読】 1934年(昭和九年)三月十九日午前零時過ぎ、福井県武生町(現・越前市)にある双竜寺(仮名)で火災が発生。 あの日のことを、どうしても忘れることができない。武生町の空 ...

貨物列車と接触した、はず。#3,197

【岩手】JR北上駅で貨物列車と接触したはずの人、見つからず… 警察に通報、防犯カメラの映像で確認もホームにおらず詳しい状況は不明 http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/news ...

隣室の影 r+8,008

前に住んでいたアパートでのことを話そうと思う。 派遣社員として働いていて、そこそこ給料のいい現場にありつけたのはいいが、実家からは距離がありすぎた。朝は毎日六時に起きて電車に揺られる生活だったが、もと ...

足跡の残り香 r+7,019

二十六年のあいだにいろいろあったはずなのに、今でも頭に焼きついて離れない光景は、たった一度の、あの出来事だけだ。 人間は本当に恐怖で凍りつくと、声を出すこともできず、身体の自由もきかなくなる。あの日の ...

お守りばばあ r+5,562

小学生の頃、俺の地元には「お守りばばあ」と呼ばれる女がいた。 誰が最初にそう呼んだのかは知らない。ただ、その呼び名があまりにもぴったりで、町の子どもは皆そう呼んでいた。 夕方になると必ず小学校の正門前 ...

深夜三時の座卓 r+6,248

七年前に付き合っていた女の話をしようと思う。 最初に彼女と会った時、俺はその家の事情なんてほとんど知らなかった。ただ、どこか屈託のない笑顔を浮かべる癖と、何かを心の奥に沈めているような影を感じていた。 ...

笑う檻 r+8,385

夫のことを、ただの「人がいいだけの男」だと思っていた。 疑うことを知らず、家事を押し付けても育児を放り出しても、にこにこと「疲れてるんだろ、俺がやるから休んでて」と言う、あまりに素直すぎる男。だからこ ...

一日だけ過去に戻れるなら r+6,675

友人のひろゆきと居酒屋で飲んでいた夜のことだ。 ありきたりな話題から、ふと「一日だけ過去に戻れるとしたら、いつに戻りたい?」という問いに移った。酔いに任せた軽口のつもりだったのに、返ってきた答えは妙に ...

【名作】黒しっぽ/BUMP OF CHICKEN「K」r+20,395

2025/10/22   -短編, r+
 

少し不思議な話。 俺が高校生の頃、ずっと欲しかった原チャリをバイトで貯めた金でやっと買った。 あの時の興奮は今でも忘れられない。手に入れた瞬間、俺は自由を手にした気分だった。仲間たちが乗り回している中 ...

舵子の悲劇 #8,268

映画:怒りの孤島 上映時間・108分 配給作品(日映作品)1958年(昭和33年) 水木洋子が書いた原作(NHK放送劇)を水木洋子自ら脚色、久松静児が監督した社会ドラマ。撮影は木塚誠一。主演は鈴木和夫 ...

【泣ける!!感動名作心霊物語】ショートケーキの約束 r+7,466

俺の妹は、俺が十七の時に死んだ。 今からもう八年も前のことになる。 まだ六歳だった。末っ子で、上も下も男ばっかりの兄弟の中に生まれた唯一の女の子。俺も兄貴も弟も、全員が可愛がった。ちっちゃくて病弱で、 ...

クロの子 r+15,440

【ゆっくり怪談】秘密結社~クロ教(クロ宗)の鉄の掟 秘密結社~クロ教(クロ宗)の鉄の掟 大学院時代、民俗学の調査で甑島(こしきしま)を訪れたことがある。 それまでにも山間の隠れ里や、漁村に残る土俗信仰 ...

廃病院からの着信 r+3,480

まだ俺が大学にいた頃のことだ。二、三年前になるだろうか。 ある夜、実家から婆ちゃんが倒れたと連絡があった。小さい頃からずっと面倒を見てくれていた婆ちゃんだ。いてもたってもいられず、すぐに帰省して病院に ...

瀬戸内に漂着した運転手 r+11,256

これは度会さんから直接聞いた話を、わたしなりに整理したものである。 どうしても忘れられない。忘れようとしても、夜になると脳裏に浮かんでしまう。あの奇妙な「未解決事件」の顛末を。 *** もともとわたし ...

合法という言葉の影 r+7,275

特殊清掃の仕事をしていたことがある。 死人の出た部屋をそうじすることもあれば、ペットの死体を処理することもあった。もっと軽いもので言えば、ゴミ屋敷の撤去。だが、そういう現場ほど、重たい空気をまとってい ...

アカに襲われた夜 r+7,106

田舎で家業を継いで、農機具の販売や修理をしている。 都会の人には信じられないだろうけれど、同じ町内といっても山奥に住むお年寄りの家まで行こうと思えば、車で四時間近くかかることがある。たいていは一泊二日 ...

覗き穴の向こう r+8,592

俺が一人暮らしを始めたのは、まだ二十歳そこそこの頃だった。 小さな木造アパートの一階、六畳一間に台所と風呂トイレ付き。壁は薄く、上の住人の足音や、隣の部屋のテレビの音が丸聞こえだったが、それでも親元を ...

濡れていなかった来訪者 r+8,285

父親の顔を一度も見たことがない。物心ついたときから、家には母と私の二人だけだった。 母は明るく、妙に肝が据わっている人で、いつも自分を守ってくれると思っていた。これは、私が十七歳の頃、まだ母と二人で暮 ...

犬鳴に焼かれた声 r+19,921

福岡県に古くから語り継がれる犬鳴峠の話を知っているだろうか。 あの一帯には、人が近づくことを拒むように口を閉ざした旧犬鳴トンネルがあり、かつてから幽霊だの怨霊だのと囁かれてきた。実際に地元の古老などは ...

郵便受けの女 r+6,884

二週間前に今の家へ引っ越した。 新居に慣れようとしている最中だが、どうしても前の部屋で体験したことが頭を離れない。誰かに話さずにはやっていられない。だから、これは俺が確かに体験したことだと前置きして聞 ...

カクタホテル二〇八号室 r+1,362

東京・品川に古びたビジネスホテルがある。 昭和四十二年十月十六日の夜明け、その二階奥にある二〇八号室を掃除に入った従業員が、女のぶら下がる姿を見たのだという。白い浴衣の帯が鴨居から垂れ、首を吊ったまま ...

匂いを嗅ぐ女 r+11,305

2025/10/11   -短編, r+, 怪談
 

これは、実際に自分が体験したことだ。 今でも鮮明に思い出せるが、同時に思い出したくない夜でもある。 鶯谷という街をご存じだろうか。山手線の駅のひとつだが、観光客で賑わうわけでもなく、ビジネスマンで混雑 ...

リゾートバイト【完全版】#4.954

約40,000文字リゾートバイト【完全版】 ネット史上最高レベルの怖い話 【作業用・睡眠導入】【ゆっくり怪談】 これは俺が大学三年の時の話。 夏休みも間近にせまり、大学の仲間五人で海に旅行に行こうって ...

叔父さんシリーズ【全話コンプリート】#5,032

約18,000文字叔父さんシリーズ【全話コンプリート】 第一話:邪視 これは俺が14歳の時の話だ。冬休みに、N県にある叔父(と言ってもまだ当時30代)の別荘に遊びに行く事になった。 本当は彼女と行きた ...

納屋の口 r+7,654

二十年以上前のことになる。 今でもはっきりと覚えているのに、夢の中の出来事みたいに、記憶の輪郭がぐにゃりと歪んでいる。 私の実家は、山に抱かれるようにして建つ古い集落の外れにあった。舗装の途切れる細道 ...

憑く女 r+7,970

これは、俺が大学生だった頃の話だ。 人間には、「行きたくない」と説明できないのに思ってしまう場所があるだろう。理由はわからない。ただ、その道を選んだ瞬間に、全身が拒絶を叫ぶような感覚に陥ることがある。 ...

十七年目の午後、あの声がした:真犯人に会ってしまった男の記憶 r+3,589

あれは、よく晴れた午後だった。 陽が真上から地面を叩きつけるような、何の変哲もない一日だった。 足利の駅を降りて、渡良瀬川までの道を歩いていた。ちょうど、事件から十七年が経った日だった。いや、「事件」 ...

また、お願いします r+8,089

※猫好きの方は、読まない方がいいかもしれません。 特殊清掃の会社に勤めていた。 人が想像するような、生々しいご遺体の処理なんて実際はごく一部で、主な仕事はその“あと”――つまり、人がいなくなった空間を ...

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