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泣いていたのは rw+6,018
【ゆっくり怪談】喜界島廃病院 それは、おじいがまだ子供だった頃の話だ。 逆算すると、終戦からあまり時間が経っていない頃になるらしい。 場所は沖縄の宮古諸島、伊良部島という小さな島だ。 当時は玩具などな ...
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『おじろく・おばさ』山村に生きた忘れられた人々の物語 #228,495
長男以外の子供は一生結婚も許されず、世間との交流を絶たれ、家のためだけに働き続ける――。二十世紀まで日本に存在した「おじろく・おばさ」と呼ばれる因習。その背景には、山村特有の厳しい生活環境と人口制限の ...
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初夜権の研究(処女権・股の権利についての考察)r+8,039
初夜権とは [フランス出身の画家ジュール・アルセーヌ・ガルニエ(Jules Arsène Garnier、1847年 - 1889年)が1872年に発表した絵画「初夜権(Le Droit du Sei ...
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山の人生[完全版]~柳田國男【青空文庫・ゆっくり朗読】#4,014
【柳田國男】山の人生~前編【青空文庫・ゆっくり朗読】 【柳田國男】山の人生~後編【青空文庫・ゆっくり朗読】 自序 山の人生と題する短い研究を、昨年『朝日グラフ』に連載した時には、一番親切だと思った友人 ...
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ヒダル神 #5,000
昔、ゲゲゲの鬼太郎の実写版みたいので見た…… 山を歩いてるとき急に腹が減って、動けなくなることがあって、妖怪の仕業なんだけど、何か少し食べるとすぐ治るのね。 目に見えない餓鬼の仕業だって。 159 : ...
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導通様の囁き~神々とトウビョウの系譜 r+4,215-4,724
トウビョウ――それは中国・四国地方に語り継がれる謎の憑きものだ。 特に香川県では「トンボ神」とも呼ばれ、その姿は一〇~二〇センチメートルほどの小さなヘビ。全身は淡い黒で、首元には金色の輪が輝いていると ...
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庚申原に笑うもの r+5,118-5,541
今でも、春の宵に吹き抜ける風を耳にすると、あの時の声を思い出してしまう。 それはただの風のざわめきなのか、それとも山中を歩き回る何者かの囁きなのか。判別がつかぬまま、私はこの町に生まれ、この町で年を重 ...
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外に出られる条件 rw+15,992-0102
【ゆっくり怪談】秘密結社~クロ教(クロ宗)の鉄の掟 大学院に在籍していた頃、民俗学の調査名目で甑島(こしきしま)を訪れたことがある。 それまでにも山間の隠れ里や、過疎化した漁村に残る土俗信仰をいくつも ...
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三隣亡の家~さんりんぼう信仰 #7,300-0104
さんりんぼう信仰【ゆっくり朗読】 うちの親父は水道技術者なので特に夏場は忙しく、どこにも連れてって貰えない なので、親戚の家に十日位泊るのが小学生の頃の夏休みの恒例だった。 ある時、叔父さんに卵、キュ ...
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ワラスッコの宿帳 rw+3,176
中学の頃まで過ごした故郷は、岩手県二戸市金田一という小さな町だった。 山の匂いと湿った土の感触が、今でも鼻の奥にこびりついている。 この町には、昔から妙な宿がある。緑風荘。 表向きは座敷童子の出る宿と ...
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やっかい箪笥 r+4,667
小学校の低学年の頃だったと思う。 自分でも子供の頃の記憶は割と鮮明な方なのに、その夏の記憶だけは、どうも靄がかかっていて曖昧だ。夢だったのか、現実だったのか、確かめようがない。けれど、ひとつひとつ手繰 ...
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春の祠 r+5,212
2025/09/10 -中編, r+, 家系にまつわる怖い話, 民俗
★人気ベスト300十年ほど前、従弟が事故で死んだ。 バイクで街道を走っていて、カーブを曲がり損ねたらしい。その知らせを受けて実家に帰ったとき、本家の叔父――従弟の父親が、ぽつりと話し始めた。 「お前が継ぐことになるだろ ...
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髪被喪(かんひも)~封じられた腕輪 r+7,470
【ゆっくり怪談】髪被喪(かんひも) 僕の母の実家は長野の山奥、信州新町ってとこから奥に入ってったとこなんですけど。 僕があの腕輪を見つけたのは、忘れもしない小学校四年の夏。あの夏、親の都合で仕方なく、 ...
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見てしまった者 rcw+5,921-0108
祖母の葬式の日のことだ。 あれから長い時間が経った。けれど、あの日の一場面だけは、古い写真のように色も動きも変えず、頭の奥に貼り付いたまま残っている。思い出そうとしなくても、ふとした瞬間に勝手に浮かび ...
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猿喰いの家 rw+5,389
正直、今になっても、あれが夢だったんじゃないかと思うことがある。 けれど、口の奥に残った苦味と、鼻の奥を焼くような焦げ臭さだけは、どうしても現実だったと俺に思い出させる。 俺の実家は山の奥にある。奥と ...
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シジマノ神 r+5,485
三年ほど前のことだ。実家を解体した際、業者が困ったような顔で俺に声をかけてきた。 「……あの、床下から変なモノが出てきまして」 差し出されたのは、やけに古びた、そして不自然にきれいな桐の箱だった。円筒 ...
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記録されないもの rw+4,884-0114
文化人類学の講義に出ていた先輩から聞いた話だ。 中部地方にある大学の民俗学研究室で、憑き物筋をテーマにしたフィールドワークが行われた。指導教官はその分野では名の知れた教授で、過去にも何度か調査報告を学 ...