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髪被喪(かんひも)~封じられた腕輪 r+7,470
【ゆっくり怪談】髪被喪(かんひも) 僕の母の実家は長野の山奥、信州新町ってとこから奥に入ってったとこなんですけど。 僕があの腕輪を見つけたのは、忘れもしない小学校四年の夏。あの夏、親の都合で仕方なく、 ...
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骨噛みの継承者 r+5,474
祖母の葬式の日のことだ。 あれから随分経つけれど、あの瞬間の映像は今でも腐らず、頭の中でピクリとも動かず、ずっとそこにある。 私がまだ小学生だったころ。父方の祖母が亡くなって、町の外れにある古びた斎場 ...
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猿喰いの家 r+4,891
正直、今になってもあれが夢だったんじゃないかと思うことがある。 でも、口の奥に残った苦味と、鼻腔を焼くような焦げ臭さだけは、どうしても現実だったと俺に思い出させる。 俺の実家は山の奥、奥というより“中 ...
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シジマノ神 r+5,485
三年ほど前のことだ。実家を解体した際、業者が困ったような顔で俺に声をかけてきた。 「……あの、床下から変なモノが出てきまして」 差し出されたのは、やけに古びた、そして不自然にきれいな桐の箱だった。円筒 ...
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オサキギツネと犬神 r+4451
オサキギツネと犬神【ゆっくり朗読】 文化人類学の講義に出ていた先輩から聞いた、憑き物筋の話。 115 :本当にあった怖い名無し:2016/10/02(日) 01:55:13.11 ID:y6bQVVk ...
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ナガレボトケ r+1290
これは、海専門の民俗学教授から聞いた話だ。 話題は海にまつわる伝承や風習についてで、その中でも特に奇妙で、不気味さを伴う内容だった。 海難法師や、海の向こうから流れ着くものを忌み畏れる習俗――いわゆる ...
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『おじろく・おばさ』山村に生きた忘れられた人々の物語 r+226,313
長男以外の子供は一生結婚も許されず、世間との交流を絶たれ、家のためだけに働き続ける――。二十世紀まで日本に存在した「おじろく・おばさ」と呼ばれる因習。その背景には、山村特有の厳しい生活環境と人口制限の ...
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アクマガマr+5379
【ゆっくり怪談】喜界島廃病院 それはおじいがまだ子供の頃の話。逆算するとだいたい終戦直後くらいかな。 985 :J/vgdWbU0:2012/06/28(木) 19:04:05.58 ID:7MSVC ...
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初夜権の研究(処女権・股の権利についての考察)r+7250
初夜権とは [フランス出身の画家ジュール・アルセーヌ・ガルニエ(Jules Arsène Garnier、1847年 - 1889年)が1872年に発表した絵画「初夜権(Le Droit du Sei ...
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山の人生[完全版]~柳田國男【青空文庫・ゆっくり朗読】3485
【柳田國男】山の人生~前編【青空文庫・ゆっくり朗読】 【柳田國男】山の人生~後編【青空文庫・ゆっくり朗読】 自序 山の人生と題する短い研究を、昨年『朝日グラフ』に連載した時には、一番親切だと思った友人 ...
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ヒダル神 #4532
昔、ゲゲゲの鬼太郎の実写版みたいので見た…… 山を歩いてるとき急に腹が減って、動けなくなることがあって、妖怪の仕業なんだけど、何か少し食べるとすぐ治るのね。 目に見えない餓鬼の仕業だって。 159 : ...
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導通様の囁き~神々とトウビョウの系譜 r+4215
トウビョウ――それは中国・四国地方に語り継がれる謎の憑きものだ。 特に香川県では「トンボ神」とも呼ばれ、その姿は一〇~二〇センチメートルほどの小さなヘビ。全身は淡い黒で、首元には金色の輪が輝いていると ...
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クイゴン r+5118
広島県の奥深い山々には、奇妙な伝説がいくつも語り継がれている。 そのうちのひとつに、「クイゴン」と呼ばれる存在の話がある。かの「ヒバゴン」のような怪物ではないかと囁かれているが、その姿は何かが少し違う ...
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秘密結社~クロ教(クロ宗)の鉄の掟【ゆっくり朗読】14k
【ゆっくり怪談】秘密結社~クロ教(クロ宗)の鉄の掟 クロ教(クロ宗)とは、鹿児島県甑島の一部で信仰されていると言われる土着宗教。 キリスト教が禁止・弾圧されていた時代からの隠れキリシタンの一部であると ...