ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「山にまつわる怖い話」 一覧

昼に帰ってくる村 nc+

若い頃の顧問が一人で中国山地を歩いたときの話だ。 昔は村や集落が点在していたが、今では地図から消えた名前ばかりになった山域で、彼は廃村の痕跡を写真に残すつもりだった。古い地図と新しい地図を突き合わせ、 ...

縁側の席 nc+

田舎で聞いた話だ。 在宅介護の仕事をしている友人がいる。担当区域は山に近い集落で、一人暮らしの高齢者の家を巡回している。中でも山際ぎりぎりに建つ一軒家に住む爺さんは、長く無口な人として知られていた。挨 ...

焼けない魚 nc+

山に入ったのは、ただの渓流釣りのつもりだった。 職場の同僚で、休日になると一人で山に分け入る男がいる。人付き合いが悪いわけではないが、釣りの話になると急に口数が増える。誰も知らない沢を見つけるのが楽し ...

客一名 nc+

廃線の駅に泊まったのは、予定ではなかった。 学生の頃、バイクで一人旅をするのが好きだった。地図に印を付けず、走っていて気になった道にそのまま入る。夕方になれば林道脇や河原にテントを張り、朝になれば何事 ...

アガリビト #50,433

山は怖い。何が怖いって幽霊とか動物とか天候とか色々あるけど、一番怖いのは人間。 お前ら山とかいって開放的になるだろ?すがすがしいな~ってなるだろ? あれは一種のボーダーラインを越えそうになってるから。 ...

座ってはいけない場所 nc+

山に分け入って歩いているうちに、思っていた以上に足が重くなった。 天気は悪くない。風もない。だが距離の感覚だけが狂っていて、いつの間にか、ここまで来ていたのかと何度も立ち止まった。 少し開けた場所に、 ...

あっちの方 nc+

山で獲物を追うことは、山の内側に踏み込むことと同義だったと、あの猟師は後年になってから口にしたそうだ。 話を聞いた老人によれば、それは昭和の初め頃、まだ銃よりも勘と経験が物を言った時代のことだという。 ...

確かにうまかった nc+

大学生だった頃、私は一人で泊まりがけの登山に出かけた。 人と予定を合わせるのが面倒だったし、知らない山を一人で歩くことに、妙な解放感を覚える年頃だった。 初めて入る山域だったため、地図を何度も確認しな ...

声を覚える nc+

その山は、会社の所有地だった。 境界杭も測量図も揃っている。立ち入り禁止の札も立っている。だが、地元では昔から「あの山は人のものじゃない」と言われていた。誰が言い始めたのかは分からない。ただ、木を伐る ...

二つの枕 rw+7,777

地図から消えかけた山の集落がある。 舗装の剥げた一車線の道をいくつも折れ、峠を越えた先にひらける小さな盆地だ。いま残っているのは墓石と、壁の崩れた蔵、それに数軒の空き家だけ。夜になれば、街灯の数より星 ...

ジンカン~人間をついばむカラスはすぐ殺せ《ホラーテラーさん》#18,686

「人間をついばむカラスはすぐ殺せ」 「でも、そんなカラス見たことないよ。カラスは、人間が近づくと逃げて行くよ?」 「見たことがないなら、いい。だけど、見つけたらすぐ殺せ」 「……なんで?」 「……」 ...

わたしじゃない nc+

山に入ったのは、命日が近かったからだ。 理由を聞かれればそう答えるしかないが、実際には自分でもよくわかっていなかった。家にいれば、遺影と線香と、触れることのできない過去だけが静かに増えていく。外に出れ ...

トンキュー nc+

夜中に目が覚めた理由を、いまだに説明できない。 登山の帰り、山中のロッジに泊まった夜のことだ。標高はそれほど高くなかったが、周囲は完全に山に囲まれていて、街灯もなく、夜になると建物の外は闇そのものにな ...

山にいるあいだだけ nc+

母は山が好きだった。 登山というほど本格的なものではなく、地図に名前が載るか載らないかの低い山や、地元の人が散歩がてら登る程度の場所を、季節ごとに選んで歩く。そのたびに私は連れ出された。幼いころの話だ ...

一緒に下りてきただけ nc+

親父がこの話をしたのは、酒が入った席でも、誰かに聞かせるためでもなかった。 夜中、居間で古い地図を広げていたとき、独り言のようにぽつりと漏れた。 「……あれは幻覚じゃない」 それだけ言って、しばらく黙 ...

山に入っただけなのに rw+14,830

話しても、たぶん誰も信じないと思う。だから、最初から信じなくていい。 これは俺に起きた出来事だが、理解しようとしなくていい。ただ、読んだあとに少しだけ、周囲の気配が気になるようになれば、それで十分だ。 ...

見えなかったものの周囲 nc+

自分が十歳の時の話だ。 県庁所在地に近い場所で生まれ育ったが、母方の実家は同じ県とは思えないほど山深いところにあった。冬休みや夏休みになると、決まって数日そこへ預けられた。山に囲まれ、家の裏はすぐ雑木 ...

掘った覚えのない場所 rw+7,431

今から十年ほど前。 世間が妙に浮ついていて、夜の街でも昼のテレビでも同じ曲が流れていた頃、俺は西新宿の雑居ビル地下にある、いかにもグレーな店で日銭を稼いでいた。 表向きは運送や清掃の派遣だが、実態は「 ...

黄泉戸喫(ヨモツヘグリ)#11,610

【ゆっくり怪談】黄泉戸喫(ヨモツヘグリ) 昨日、裏高尾まで紅葉を見につうか、軽いハイキング気分で出かけてきたんだが、そこの山道で、キノコ取りに来ているおっさんと出会ったんですよ。 2008/10/14 ...

【18禁!!!閲覧注意】山の女 #8,599

【ゆっくり怪談:18禁】山の女【山にまつわる怖い話】 高校の頃の話。 俺の実家はスッゲー山奥で、麓の高校まで通うには片道四里(約16Km)以上の山道をチャリで下って行かなきゃならない。 当然、帰りは四 ...

戻った者 nc+

山の奥に、集落の者が決して近づかない場所がある。 地図には載っていない。載せる必要がないからだ。そこへ至る道は、途中で必ず消える。舗装は途切れ、獣道になり、最後は踏み跡そのものが消失する。方向だけは皆 ...

順番が違う rc+8,175

父の三周忌も過ぎたところだ。この機会に、父と山の話を書き残しておきたいと思う。すべて実際にあった出来事だ。 父が精密機械の会社を退職して2年が経ったころだった。退職金がかなり出て、年金もある。これから ...

一歩先が無かった nc+

谷川岳に行ったのは、私が小学生の頃だった。 群馬に住む母方の祖父母の家へ、両親と三人で出かけるのは年に数回の恒例だった。仏壇に線香をあげ、霊園で墓参りを済ませ、そのまま東京へ戻る。その途中で、どこか観 ...

反射しない鏡 nc+

七月の終わりだった。 東京で生まれ育った一人っ子の自分は、ほぼ毎年、夏休みを丸ごと使って母方の祖父母の家に預けられた。両親は共働きで、いわゆる鍵っ子だったから、祖父母の家に行くのはたいてい自分ひとりだ ...

三日前のルート rw+7,853

これは、自分の山仲間が体験したという話だ。 舞台は北海道の大雪山、厳冬期。彼は単独で入山した。朝は快晴だったが、正午を過ぎたあたりで空が急変し、視界は一面の白に塗り潰された。風が巻き、足跡は数分で消え ...

【語り継がれる山の怖い話】シシノケ #22,923

【ゆっくり怪談】シシノケ【語り継がれる山の怖い話】 先日愛犬と一緒に地元の山にキャンプに行ったんだけど、そこで変なものを見たんだ。 文才ないしこうやってスレ立てるのもはじめてだけど、長くなるかもしれな ...

山に残った火 nc+

炭焼きの仕事というものが、どれほど人を山に縛りつけるものだったのかを、いま正確に想像できる者は少ない。 かつて各地の山中には、炭窯と小屋だけを頼りに、長いあいだ泊まり込みで炭を焼く杣人たちがいた。朝も ...

外に出さないために rw+12,067

長野の山間部に残るある儀式について、民俗学者の先生から聞いた話だ。 場所は伏せる。県境に近い盆地の奥、小さな集落。冬になれば雪が二メートル積もり、国道から脇道へ入り、さらに林道を登らなければ辿り着けな ...

山の神の日 nc+

毎年一月十二日は、その土地では「山の神の日」と呼ばれている。 山の神が山に生えている木の数を数える日であり、その日は理由を問わず誰も山に入らない。森林組合でも伐採や巡視は完全に止まり、林道の入口には簡 ...

穴は埋まらなかった rw+7,385

南関東の、木々が異様な密度で絡み合う山々に囲まれた場所に、ほとんど人の出入りがない小さな集落があった。 村と呼ぶのが一番近いが、地図上ではただの山間部として処理されている。空気は重く、音が吸われるよう ...

神より高い場所 nc+

小さい頃、盆と正月だけは必ず父方の田舎に帰っていた。 四国の山間部で、最寄りの国道から車で一時間以上かかる。集落といっても十数軒が谷に沿って点在しているだけで、夜になると人の気配は完全に消える場所だっ ...

間に立つもの nc+

山行六日目。 三千メートルの稜線から一気に高度を下げる行程は、その一年坊にとって、ほとんど拷問に近いものだった。 歩き始めて十分もしないうちに、俺は異変に気付いた。 背中越しに見える彼の顔色が、はっき ...

根が絡む場所 nc+

前にどこかで読んだ話だ。誰が書いたのかも、どこに載っていたのかも思い出せない。ただ、山に入るたびに、必ず頭の片隅に浮かぶ。 山菜目当てで山をうろついていた男がいた。 春先で、まだ人の入りも少ない時期だ ...

雪が降っている場所 nc+

珍しく大人数となったその日の登りは、事前の打ち合わせ通り、パーティーを二つに分けて行動した。 小型無線機を装備し、二つのパーティ間で一時間ごとに定時連絡を取る。通信訓練も兼ねた、いわば余裕のある山行だ ...

音だけが先に来る nc+

夜の山では、音だけが先に来る。 父がその話をしたのは、酒が少し回った冬の夜だった。昔話として語るには、妙に具体的で、妙に余白が多い話だった。 父が十代の頃、熊本の山で炭焼きの手伝いをしていた時のことだ ...

一度目の落下 nc+

沢登りは三人だった。 経験も装備も揃っていたし、無謀な計画ではなかった。問題は、途中で出てきた十五メートルほどの滝だった。 水量が多く、岩は濡れて苔が厚い。直登は無理だと判断し、滝の左岸を大きく巻いて ...

凍った足音 nc+

親父がまだ二十代の頃、冬山に取り憑かれていた時期の話だ。 当時は今ほど装備も整っておらず、上高地へ入るにも命がけだったという。親父たちは数人のパーティーで、厳冬期の縦走計画を立てたが、天候と行程の都合 ...

首までの場所 nc+

郷土史家から聞いた話だ。 長野県の東信地域に伝わる、ある姨捨(おばすて)の話である。楢山節考で知られる姨捨山伝承とは別系統の、より生々しい口減らしの記録だった。 明治期、道路拡張工事の際に、奇妙な遺構 ...

逃げろ nc+

友人から聞いた話だ。 彼の家は、祖父の代から山を持っている。檜と唐松を植え、定期的に枝打ちや間伐をしてきた。山仕事は日常であり、特別なものではない。 その日も、彼は一人で檜の間伐に入っていた。 エンジ ...

その息を真似るな rw+3,555-0523

この話を聞かせてくれた知人は、長野の山奥にある小さな集落で育った。 酒の席でも、旅先の雑談でもなかった。仕事の帰りに駅前の喫茶店で偶然会い、雨宿りのついでに入った店で、なぜか山の話になった。こちらが「 ...

数えられた弾 nc+

明治も半ばを過ぎた頃の話だ。 山に生きる猟師は、鉄砲の扱いだけでなく、弾を作るところから自分の仕事だと教えられていた。鉛は町で買えるようになっても、弾だけは自分の手で丸めたものしか信用しない。夜なべ仕 ...

両手に残った感触 nc+

小学生の頃、家から自転車で三十分ほど走った先に、小さな山があった。 舗装路から外れ、最後は土と石ばかりの道になる。人が来るような場所じゃない。だから俺と、いつも一緒に遊んでいた友達二人にとっては、完全 ...

九ノ間 nc+

九ノ間という場所がある。 実家のある島はそれなりに古い歴史を持っていて、島の人間なら誰でも、子どもの頃から「入るな」と言われている区域がいくつかある。その中でも九ノ間は、理由を聞かされないまま名前だけ ...

撤去予定地 nc+

一昨日、田舎に帰省したとき、祖母がぽつりと話し始めた。 昔話をするような調子ではなかった。天気や作物の出来の話の延長で、まるで昨日見た出来事でも語るような声だった。 祖母が幼い頃、家の裏山には立入禁止 ...

塩を持って行った理由 rw+9,141-0109

長野県に住む野田さんから聞いた話だ。 その年の初夏、梅雨が明けた直後の短い晴れ間を狙って、野田さんは旧友の森下と渓流釣りに出かけた。行き先は県北部の奥深い源流域で、登山道はなく、入山すれば人と会うこと ...

水面より下を見る癖 rw+7,478-0108

これは、俺自身の体験じゃない。 ただ、もう長いあいだ、他人事だと言い切れなくなっている。 話の主は、学生時代にいつも一緒に釣りをしていた友人だ。 あの日、俺は現場にはいなかった。途中で車に戻り、ロッド ...

山が息を止めた nc+

田舎の友人から聞いた話だ。 彼の家では、山で椎茸を栽培している。原木を山中に伏せ込み、季節ごとに様子を見に行くのが日課だった。山は代々の持ち山で、地元以外の人間が入り込むことはほとんどない。ただ、近年 ...

起こしたのは誰だった nc+

山仲間から聞いた話だ。 彼は登山だけでなく、渓流釣りも趣味にしている。山に入るときは、必ず釣り竿と簡単な道具を背負い、良さそうな流れを見つけたら糸を垂らす。登ること自体よりも、山の中で時間を潰すことが ...

何もない道 nc+

彼が中学生だった頃の話だ。 通学には自転車を使っていた。田舎道で、車通りは少ない。朝と夕方はほとんど同じ景色が続く。その日は晩秋で、朝から曇っていた。 いつもの道に差しかかったとき、違和感があった。道 ...

大雪山SOS遭難事件 #13,444-0413

【ゆっくり怪談】大雪山SOS遭難事件【山にまつわる怖い話】 平成元年7月24日午後 北海道大雪山系の黒岳(標高1984メートル)から旭岳(標高2290メートル)へ縦走中の2人の登山者が行方不明になった ...

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