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手のひらに魚が増える話 rw+2,692-0416
2026/04/16 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俺には、どうしても腑に落ちない記憶がある。 幼い頃の断片だ。消そうとしても消えず、むしろ年を重ねるほど輪郭がはっきりしてくる。 小さな海辺の町で暮らしていた記憶。 砂浜に松が並び、潮が満ちると根元まで ...
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何もない道 nc+
彼が中学生だった頃の話だ。 通学には自転車を使っていた。田舎道で、車通りは少ない。朝と夕方はほとんど同じ景色が続く。その日は晩秋で、朝から曇っていた。 いつもの道に差しかかったとき、違和感があった。道 ...
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鍵をかけた理由 rw+11,000-0118
2026/04/16 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300十数年前の夏、日が傾きかけた夕方のことだという。 蝉の声はしていたが、どこか遠く、膜を一枚隔てたように聞こえていた。 大学生だったまゆみさんは、夏休みのあいだ、お中元の配達のアルバイトをしていた。社用 ...
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🚨150メートルで消えた少年~京都南丹市・安達結希くん事件と、ネット推理が生み出す現代の魔女裁判 nc+
更新履歴2026年4月15日(水):初投稿 子どもが消えた朝、150メートルの謎 2026年3月23日の朝8時ごろ、京都府南丹市の小学校近くで、11歳の男児が父親の車を降りた。その後、学校の防犯カメラ ...
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顔の共有されない場所 nc+
2026/04/15 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
勤め先の飲食店で、スタッフとお客を合わせて十人以上が、まったく同じものを見ている。 店は路面の小さな店で、常勤のスタッフは店長と私だけだ。だから「共通している」という言い方が余計におかしいのだが、実際 ...
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橋を渡っていない rw+4,590-0415
2026/04/15 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
俺は昔から、一人で出かけるのが好きだった。 休日になると、行き先も決めずに電車に乗る。知らない駅で降りて、適当に歩く。誰かに予定を合わせなくていいのが気楽だったし、見知らぬ町の空気に混じっていると、自 ...
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困っていない一家 rw+9,643-0412
2026/04/15 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300近所の人たちが、やたらと食べ物を持ってくるようになったのは、一通の手紙が原因だった。 最初はよくある近所付き合いだと思っていた。「作りすぎたから」「実家から届いたから」と、煮物や野菜や菓子折りが届く。 ...
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返したはずのもの nc+
2026/04/14 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
小学生の頃の話だ。 私は、悪いことが起こる前に、身の回りのものに茶色い泥のようなものが付くことがあった。 土の色をしているのに、手に取ると粘ついて、鼻に近づけると甘ったるい匂いがする。腐った果物と砂糖 ...
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まだ起きていない場所 rw+1,817-0414
2026/04/14 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
叔母から聞いた話だが、今でも頭から離れない。 夜道を歩いている時や、横断歩道で車が減速する瞬間に、ふとあの光景が割り込んでくる。思い出すたび、あの場所だけが現実から少しずれているように感じる。 当時、 ...
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なぜ毎回そこにいないのか nw+1,002
2026/04/14 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
大学時代の後輩が話してくれた話だ。 本気とも冗談ともつかない口調だったが、目の奥だけが妙に落ち着いていなかった。 場所は静岡の、とある交差点。東名高速の高架がすぐ脇を通っている、車通りの多い場所だとい ...
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警察の裏は闇だらけ #7,678-0412
2026/04/14 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300, 兵庫県【ゆっくり怪談】警察の裏は闇だらけ 自転車に乗っていて、警察官にとめられて調べられたことは皆さんにも経験がおありだと思う。 以下の文章は、元兵庫県警察官である松本均氏の著書から引用したものである。 交 ...
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それはうちのものではない rw+2,221-0414
2026/04/14 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
もう何年前のことだったか、正確な年は曖昧だ。 ただ、あの夜に腕を引かれた感触だけは、今も眠りの底で思い出す。 夏の終わりだった。親が京都へ行くというので、便乗した。 その少し前まで、私は三日間続くイベ ...
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立っている前提 nc+
2026/04/13 -短編, 不動産・物件の怖い話, n+2026
中古住宅の売買仲介をして、引き渡しから数日後のことだった。 買い主の奥さんから電話が入った。 声は落ち着いていたが、内容が妙だった。 「この家、寒いんです」 クレームかと思い、築年数や断熱の話をした。 ...
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大雪山SOS遭難事件 #13,444-0413
【ゆっくり怪談】大雪山SOS遭難事件【山にまつわる怖い話】 平成元年7月24日午後 北海道大雪山系の黒岳(標高1984メートル)から旭岳(標高2290メートル)へ縦走中の2人の登山者が行方不明になった ...
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土に入れるな nw+412-0412
2026/04/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今になっても、あの町の橋を渡るたび、喉の奥がひりつく。水を飲んでも消えない。 あの夜、川面に浮かんでいたものを見てから、渇きだけが身体の奥に残った。 父は酒が入ると、よく河童の話をした。 子供の頃の私 ...
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立ち上がったもの nc+
2026/04/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
私の家には、今はもう人に貸していない小さな平屋の貸家があった。 駅からも遠く、間取りも古い。風呂は深く、天井は低く、畳はところどころ沈んでいた。私が小学生の頃までは細々と借り手がいたが、高校生になる頃 ...
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身内だけでやるから nrw+258-0412
2026/04/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
あの夜の匂いは、今でも舌の奥に残っている。 雨上がりの舗装が吐く土の湿り気と、古い鉄を舐めた時みたいな、薄い渋みを含んだ匂いだ。友人Aの親に呼び出され、駅前の喫茶店で話を聞いた帰りだった。私は胸ポケッ ...
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まだ幼いなあ nc+1,053
2026/04/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
それは小学生の頃、夏のはじまりを感じさせる、少しむし暑い日の出来事だった。 朝露に濡れた通学路の脇に、一冊のノートが地面に伏せていた。誰かが落としていったのだろう。ページの端が少し破れている以外は、ご ...
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返送された年賀状 nc+
2026/04/11 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
先月、高校のクラス会で久しぶりに顔を合わせた。 酒も回って場が緩んできた頃、誰からともなく、昔よく話題に出ていた同級生Aの名前が出た。 Aは大学卒業前に縁談がまとまり、卒業式の直後に結婚した。高校時代 ...
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式台の左側に立つもの nw+781
2026/04/11 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
実家の玄関には、古びた上がり框がある。 リノベーションはされているが、段差の多い古い家で、その中でも特にその段差は大きく、四十センチほどもある。そこに一枚板の式台が突き出している。祖父の話では、祖母の ...
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馬がいない rw+1,711-0411
2026/04/11 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
あの夜のことを思い出すと、今でも胸の奥に冷たいものが落ちてくる。 数年前、顔見知りに連れられて、場末のスナックに入った。 カウンターの奥には派手なドレスの女がいて、連れは小声で、「この人、たまに変なの ...
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崩れる順番 rw+3,420
2026/04/11 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
あの道場には、たまに外から強い選手が来た。 県で勝っている高校生や、大学の強化選手、日本代表に入ったことのある大人までいた。子供だった自分には、それが当たり前の景色だった。強い人が来て、もっと強い人と ...
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更新されない服装 nc+
2026/04/10 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
初対面の人に、ときどき「前に会ったことあるよね」と言われる。 社交辞令の一種だと思っていたし、実際そういう顔なのだろうとも思っていた。特徴がない。強い癖もない。記憶に残りやすい要素がない代わりに、誰か ...
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聞こえていない言葉 rw+8,289
2026/04/10 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300あれは、妻が妊娠していた頃のことだ。 中期に入ったあたりから、彼女は異様なほど眠るようになった。眠気というより、意識がこちら側に定着していない感じだった。会話の途中でまぶたが落ち、そのまま数時間動かな ...
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名簿にない文字 nc+
2026/04/09 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
職場に来る取引先の担当者から聞いた話だ。 製造業の工場で、毎朝、必ずどこかに同じ職員の名前が書いてあるという。 壁、床、作業台。場所は一定しない。誰かの悪戯にしては雑で、しかし毎日欠かさず現れる。ひら ...
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笑ってるだけの男に人生を壊された話 rw+10,302-0401
2026/04/09 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300たいして面白い話じゃないが、大学時代の友人・保積の身に起きた出来事について書いておく。 保積には年上の姉がいて、ある時期、執拗なつきまといに悩まされていた。警察沙汰にはしたくないという姉の意向で、保積 ...
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停止後の画面 rw+1,873-0408
2026/04/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
宮城県大学四年の夏、友人と妙な実験をした。 題して「幽霊はデジタル化されるのか?」。 今にして思えば、あれは実験なんかじゃなかった。ただ、見てはいけないものを、記録できるか確かめに行っただけだ。 向かったの ...
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確認してから落ちた nc+
2026/04/08 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
夜のビルは、昼とはまったく別の建物になる。 人がいなくなるだけで、音の質が変わる。空調の低い唸り、配電盤の奥で鳴る微かな振動音、遠くの道路を走る車の気配。それらが均等に広がって、建物全体がひとつの生き ...
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写真の中の祖父 rw+4,813-0408
2026/04/08 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
中学一年の春、祖父が死んだ。 何の前触れもない死だった。 祖母と二人で温泉へ行き、その日の夜、帰ってきてから倒れたらしい。心筋梗塞だったと、あとで大人たちは言っていた。朝まで元気に歩いていた人が、その ...
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叩く役 rw+8,943-0119
2026/04/08 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話俺の知り合いに、お祓いを生業にしている女がいる。 知り合いと言っていいのか分からない。友人でもないし、仕事仲間とも違う。ただ、定期的に顔を合わせ、同じ現場に立つ関係だ。 最初に会ったのは、最寄り駅前の ...
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閉まっていたはずの内側 nc+
2026/04/07 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
息子が二歳のときに、今の家を建てた。 それまで畑だった土地で、さらに遡っても雑木林程度だったと聞いている。地盤調査も問題なく、ごく普通の新築だった。 入居して間もなく、息子が「鈴の音がする」と言い始め ...
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先に呼ばれていた rw+7,451-0407
母がまだ二十代で、結婚もしていなかった頃の話だ。 その日、母は大阪の会社で仕事を終え、同僚と一緒に事務所を出た。春先の夕方で、風がぬるく、街の空気には土埃と排気ガスが混じっていたという。通りの向こうで ...
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名前はええわ rw+7,435-0102
今年の夏、建設会社で短期バイトをした時の話だ。 経験不問、日給一万三千円。相場より明らかに高かった。理由を深く考えなかったのは、金に困っていたからだ。面接は雑で、履歴書もろくに見られず、その場で「明日 ...
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赤い店 rw+4,748-0406
これは、あるマンションの住人から聞いた話だ。 そのマンションが建ったのは十年ほど前で、駅前の便利な場所だった。新築の分譲で、下の階にはいくつも店舗が入り、開業したばかりの頃は見物に来る人までいたらしい ...
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掴んだ nc+
2026/04/06 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
朝、目が覚めると体調がかなり悪かった。今日は休むしかない、と判断した。 約束があったのでキャンセルの電話をしなければならない。 横になったまま、右手を伸ばし受話器を掴んだ。 冷たい、ツルツルした固い受 ...
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草の生えない土地 rw+7,396-0401
2026/04/06 -短編, r+, 怪談
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話小学三年のとき、あの村にひとりの少女が越してきた。 名前はミキ。よく笑い、よく走り、いつもクラスの中心にいる子だった。 最初から、どこか違っていた。 彼女はときどき、誰もいない場所に向かって手を振った ...
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去っていかない足音 nc+
2026/04/05 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
退院する前日の夜だった。 消灯の時間になり、ベッドの上で目を閉じたり開けたりしながら、眠るタイミングを探していた。個室は静かで、機械音もなく、空気だけがやけに乾いていた。 そのとき、廊下を歩く足音が聞 ...
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丸のついた子 rw+8,638-0401
2026/04/05 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300あの朝のホームルームで、私ははじめて、自分の家の中身を人前に置いた。 小学校二年の冬だった。夜のあいだに家に誰かが入った。朝起きると、私の部屋の引き出しは全部引き出され、机の上のものは床に落ちていた。 ...
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最後に食べたいもの nc+
2026/04/04 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
私も口には出せないが、肉はお迎えのサインだと思っている。 入院していた時、仲良くなった患者が何人かいた。病状が悪化し、衰弱して、点滴だけで生きているような日々が続いていた人たちだ。食事もほとんど喉を通 ...
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割れるまで在ったもの nc+
石垣を作るため、山で石を拾っていると、積んだ石の一つが不自然に割れた。 中から出てきたのは、干からびた鼠の死骸だった。 石の表面に穴はない。割れ目も、今できたものにしか見えない。 気味が悪くなって、一 ...
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列の最後は来ていない rw+3,341-0402
高校三年の夏、親友と二人で、自転車で百キロ先の海を目指した。 理由なんてなかった。退屈だったのだと思う。学校も家も息が詰まり、どこでもいいから遠くへ行きたかった。朝からひたすら漕ぎ続け、昼には脚が笑い ...
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抱擁の残り香 nc+
2026/04/02 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
六月の湿った風は、排気ガスとアスファルトの熱を混ぜ合わせ、粘りつくような不快感を街に撒き散らしていた。 会社員の信二は、三ヶ月前から酷い不眠に苛まれていた。まぶたの裏にこびりついた疲労は、どれほど高価 ...
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見つけるまで止まっていない nw+235-0402
2026/04/02 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
この話を思い出すと、今でも耳の奥で、乾いた小さな音が鳴る。 カチリ。 秒針がひとつ進むような音だ。けれど、次が来ない。来ないまま、心臓だけがひとつ遅れて打つ。そのずれを思い出すたび、背中が冷える。 あ ...
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【橋北中学校水難事件】女生徒36人集団溺死~生還者が見た異形の怨霊 #10,234-0401
2026/04/02 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300【橋北中学校水難事件】女生徒36人集団溺死~生還者が見た異形の怨霊【ゆっくり朗読】 橋北中学校水難事件、または津海岸集団水難事件は、1955年7月28日 三重県 津市の津市立橋北中学校の女子生徒36人 ...
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観測許可 nc+
2026/04/01 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
今でも、あの夜の匂いを思い出すと、喉の奥がひりつく。甘ったるい柔軟剤と、湿った埃、金属が擦れるような微かな油臭さ。それらが混ざり合い、肺の奥に薄く膜を張る。 その施設は、駅から二つ先の住宅街にぽつんと ...
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読んだあとで、記録者のほうが気になってくる怪談集~『蒐集者の手帳~忘れられなかった十八の怪談』 iwa+
2026/04/01 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
志那羽岩子怪談を読んでいて、本当に嫌なのは、派手な一撃そのものではない。 読み終わったあとで、話の細部より先に、なぜか「語った人」や「書き留めた人」の気配が残る時だと思う。 『蒐集者の手帳~忘れられなかった十八 ...
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🚨すみません、ここどこですか iwa+
2026/04/01 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
志那羽岩子「すみません、ここどこですか」 深夜二時過ぎ、その女は毎月一度、同じ服装でコンビニに現れた。 防犯カメラには映らないのに、自動ドアだけは確かに開いた…… 二〇二四年三月。 茨城。 この話は、偶然聞いた ...
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刃の位置 rw+9,054-0121
うちのかみさんが、まだ旅行代理店でバスの添乗員をやっていた頃の話だ。 徳島の山奥にある木屋平村へ、会社の慰安旅行で行ったことがあるという。店らしい店はなく、深い森と澄んだ川ばかりの場所で、若いOLたち ...
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鳴る数珠 nc+
2026/03/31 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
お寺生まれのお寺育ちで、近所の家はだいたい檀家だ。 若いくせにいっちょまえに住職などをしているが、自身ではっきり心霊体験と呼べる出来事をして以来、怪談を集めるようになった。 それもなぜか、お寺にまつわ ...
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懐かしいでしょう? rw+1,842-0331
2026/03/31 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
小さい頃から、何度も同じ夢を見る。 夢の中で、いつも「ああ、またここだ」と思う。けれど目が覚めた瞬間、内容だけがきれいに抜け落ちる。残るのは、同じ夢を見たという確信と、胸の奥を押しつぶすような帰郷欲だ ...