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這いよるストーカー~逃げ場のない視線 r+5,148-5,666
2025/11/19 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
これは、私が中学三年生のとき、家族と出かけた隣町の大型スーパーでの出来事だ。 何気ない日常の一コマとして始まった買い物だったが、あの日の異様な気配は今でも忘れられない。 スーパーに着いてから、私はひと ...
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常時事故物件r+4,267-4,700
2025/11/19 -短編, r+, 不動産・物件の怖い話
不動産賃貸の専門業務に従事している。 拠点は新宿で、様々な人々が集まるエリアだ。風俗嬢、アイドル、モデル、水商売に従事する方々、外国人、さらには振り込め詐欺に関与していると疑われるような人物に至るまで ...
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藤原清衡の影:夢と現実を越えた古代の遺恨 r+4,209-4,521
2025/11/19 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
作家、民俗学者として知られる山田野理夫氏の話。 氏が語るこの体験は、日本の民俗的信仰と歴史的事象が深く結びついた稀有な例として注目に値する。この体験は、個人の身体的異常と、歴史的背景を持つ呪術的な要素 ...
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呼ばれていない席 n+
2025/11/18 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でも、あの夜の匂いを思い出す。 焼き鳥の焦げた脂、タレの甘さ、汗を吸い込んだ畳のにおい。鼻の奥に、それらがまだじっと残っている。大学の仲間と久しぶりに会おうという話になったのは、年明けすぐだった。社 ...
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縁結び神社 r+2,335-2,621
2025/11/18 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、学生時代の知人から聞いた話だ。 5年ほど前の夏、彼は学校が休みの日、母親と二人でひまわりが美しく咲き誇る観光スポットに行くことになった。目的地は少し遠く、数時間かかる道のりだったが、彼にとって ...
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少女苑 #3,744-4,142
2025/11/18 -短編, r+
ネットで有名な怖い話, 広島県今はなき広島の有名心霊スポット少女苑で、オレが10代のころ体験した話を。 751 :本当にあった怖い名無し:2011/11/30(水) 20:31:01.34 ID:xBj0Nino0 少女苑ってのは ...
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消えぬ焔 r+3,626-4,000
これは、仲間数人と山中でキャンプをした時の体験談である。 夜も更けて、皆がテントに潜り込み寝静まった後、焚き火のそばで火を見つめていたのは彼一人だった。炎の光が揺らめき、静寂の中で火のはぜる音が微かに ...
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あの日の路地で触れた手 r+3,529-3,904
2025/11/18 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
この話を打ち明けると、必ず周囲が黙り込む。 語り手は私ではない。友人から伝え聞いた、彼の弟に起きた出来事だ。けれど、妙に湿った空気や、あの場に居合わせた者たちの口調までが、まるで私自身がその場を体験し ...
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ミヤウチ様 r+3,788-4,151
2025/11/18 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
私の家では、特定の神様を祀っており、家庭内に8畳の部屋を丸ごと使った祭壇を設けている。 その祭壇には、小さな米俵が積まれており、縄が張られ、酒瓶が並べられている。また、なぜかビールやスナック菓子、袋の ...
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未来人浮浪者 r+3,426-3,863
2025/11/18 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ネットで有名な怖い話これから述べるのは、ムラ氏(仮名)から聞いた極めて不可思議な逸話である。 あの日、私はムラ氏の部屋で二人の男がいつものように酒を酌み交わしていた。古びた家具に囲まれた落ち着いた部屋だった。ムラ氏の机に ...
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音声入力の夜 n+
2025/11/17 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でも、あの夜の録音を再生する勇気が出ない。 スマホのストレージに残っているのはわかっているのに、指が勝手に止まる。削除すればいい。そう思っても、なぜか消せないまま三年が経った。 その録音は、大学最後 ...
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谷に立つ裸の影 r+4,616-5,044
今でもあの話を思い出すと、背中の皮膚がざらつくように粟立つ。 これは下請けの現場で時々顔を合わせるコウさんから、酒の抜けきらぬ昼間にぽつりと聞かされたことだ。 コウさんは四十五歳前後、肩幅がやたら広く ...
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幻想郷のような異世界に行く方法を知りたいくないか? r+2,160-2,640
2025/11/17 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
小学校時代からの友人の話。 彼は少し奇妙な人物で、例えば普段から人と違う行動を取ったり、不思議なことを考えたりすることが多かった。中学に進学してから、共通の趣味を持つことがきっかけで次第に親しくなって ...
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心に潜む怪談~祖父と僕の夜 r+4,594-4,957
2025/11/17 -短編, r+, 定番・名作怖い話
ネットで有名な怖い話私がまだ小学校低学年だった頃、趣味で怖い話を作っては家族や友達に聞かせていた。 物語を考えるのが好きで、特に「怖い話」は私の得意ジャンルだった。まだ幼いながらも、誰かが驚いたり怖がったりする様子を見る ...
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サンチアゴ航空513便事件 r+3,293-3,715
2025/11/17 -短編, r+, 都市伝説
ネットで有名な怖い話1989年11月14日、アメリカのタブロイド紙「ウィークリー・ワールド・ニューズ」は、驚くべき事件を報じた。その記事によれば、1989年10月12日にブラジルのポルト・アレグレ空港に、管制塔の許可を得 ...
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深夜の幻影行進 r+2,915-3,179
高校三年の夏、親友と二人、自転車で百キロ先の海を目指した。 動機といえば退屈を払いたかっただけで、きっかけも気まぐれにすぎなかった。日常から逃げるように漕ぎ続け、波打ち際で砂まみれになり、夕暮れには疲 ...
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山道の怪談 n+
2025/11/16 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, 山にまつわる怖い話, n+2025
大学時代の深夜、俺と山根は、夜更けにラーメンを食いに行った帰りだった。 思いつきで隣の市まで行ったせいで、戻りは真夜中をとうに過ぎていた。 街灯の切れた峠道は、昼間と違って肌に貼りつくような匂いを放っ ...
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跡取りの呪縛 r+6,793-7,482
2025/11/16 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300同居していた頃、姑との間には度重なる摩擦が生じていた。 そのような中、近くに住む友人が私を訪ねてきた際の出来事である。 友人が到着するや否や、姑は彼女が占い師であることが気に入らない様子で、容赦なく文 ...
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シンガポールの百階 r+2,005-2,402
学生時代、私が絶対に口外できないと決めていた出来事がある。 あれは大学四年の冬、世紀の変わり目をまたぐ頃のことだった。 シンガポールの空気は湿り気を帯びていた。十二月の終わり、南国らしい熱気が夜になっ ...
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異界を覗いた出張帰り r+2,352-2,836
2025/11/16 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
三重県これは、転勤族であるAさんが三重県に住んでいた頃に体験した話だ。 出張で大阪へ向かったAさんが、昼過ぎに電車で戻る際のことだ。途中の駅で乗り換えるために降り立つと、薄暗く古びた駅が広がっていた。駅員の ...
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たけちゃん r+1,797-2,166
2025/11/16 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、ある不思議な体験をした人から聞いた話だ。 彼は生まれつき、いわゆる「見える人」だという。霊や「見えないもの」が見えて、会話もできるが、ほかに特別な力はないそうだ。幽霊は、事故現場で立ちすくんで ...
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天井を見上げていた n+
2025/11/15 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
夜の天井を見上げる癖は、幼稚園の頃から続いていた。 小さな体をベッドに沈めると、目の前には白い平面が広がる。無地のようで、近づくと筆のかすれや塗りムラが見える。そこに淡い影が流れていくのが好きだった。 ...
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閉じ込められた怨念のゆくえ r+4,638-5,106
2025/11/15 -短編, r+, 洒落にならない怖い話, 怪談
先日、私が一人で残業していた際のことだ。 時刻は夜の七時半頃であっただろうか、突然電話が鳴り響いた。 私の勤務先は街外れの山近くにある小さな町工場だ。この時間帯になると周囲にはほとんど人影がない。 「 ...
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泣かない赤児 r+4,963-5,478
2025/11/15 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 東北地方私がまだ小学生の頃、母方の祖父の故郷で体験した出来事についてここに記す。 祖父が他界して十年が経過した今、その出来事を公にすることにした。ここで語られる内容は古くからの因習と民間信仰が深く絡んでいるた ...
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【ミステリー】戦艦長門の最期r+4,480-4,480
【ミステリー】戦艦長門の最期【ゆっくり朗読】 現代に大東亜戦争時の日本海軍の軍艦の名前を聞くと、真っ先に『大和』が上がると思うが、『大和』は当時極秘に建造されていたために、国民には存在は知らされておら ...
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廃寺の古木に刻まれた怨念 r+4,391-4,919
2025/11/15 -短編, r+, 怪談, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
これは、ある女性が母親から聞いた話だ。 母親がまだ子供だったころ、村の近くの山道にある古びた廃寺が、夜な夜な丑の刻参りの現場として噂されていたという。何しろ丑の刻参りとは、呪いたい相手の体の一部――た ...
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目を縛り、歯を縛り r+2,296-2,705
2025/11/15 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
今でもあの書き込みを読んだ夜のことを思い出すと、胸の奥がざらつく。 指先に残るキーの感触、画面の光に照らされた顔の影、それらすべてが不気味に蘇るのだ。 最初に掲示板を覗いた時、彼女の投稿はごくありふれ ...
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庚申原に笑うもの r+5,118-5,541
今でも、春の宵に吹き抜ける風を耳にすると、あの時の声を思い出してしまう。 それはただの風のざわめきなのか、それとも山中を歩き回る何者かの囁きなのか。判別がつかぬまま、私はこの町に生まれ、この町で年を重 ...
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峠に残された声 r+4,392-4,695
この話を聞かされた時、妙に肌の下を針で撫でられるような不快感が長く残った。 木村さんがあの夜、体験したという出来事を思い返すと、ただの幻聴や空耳で片づけられない妙な歪みが潜んでいるのだ。 峠にあるドラ ...
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学校行けますよね? r+6,149-6,682
2025/11/14 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300学生時代に聞かされたその話を、私は今でも妙なざらつきをもって思い出す。 語ったのは、ある女子高生だった。彼女の声には芝居じみた起伏もなく、ただ淡々と、それでいて微かに震える調子で語られていた。だからこ ...
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女性の恨み r+2,472-3,017
2025/11/14 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
これは、ある女性から聞いた話だ。 若かりし頃の父には、心底惚れ込み、ほぼ店を持たせるほどに貢ぎ合った愛人がいたらしい。母はそれを知り、彼女を許せず、占い師に頼み込んで霊視をしてもらった。占い師は言った ...
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座敷牢の娘 r+4553-5,000
2025/11/14 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
これは、祖母が子供の頃に体験した、今となっては語られない出来事だ。 昭和5年(1930年)頃、祖母の村にはひときわ大きな屋敷があり、その一角に小さな掘っ立て小屋が建っていた。古い土壁に囲まれ、内側には ...
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囁きの石段 n+
2025/11/13 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でもあの国の空気を思い出すと、体の芯がざわめく。 旦那の転勤で暮らしたミャンマーの町。乾いた大地に強烈な陽射しが降り注ぐはずなのに、裏庭へ回ると湿った土の匂いが鼻を刺した。そこには旧日本軍が現地の人 ...
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深夜、ラーメン屋に消えた男 r+4,661-5,184
2025/11/13 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
ヤクザこれは、ある深夜のラーメン屋での話だ。 繁華街の一角にあるこの店は、夜も更けてくると酔客や疲れたサラリーマンたちがふらりと入ってくる隠れた名店だった。店内はこぢんまりとしていて、明るすぎず暗すぎない明 ...
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七人の歩み音 r+1,637-2,051
学生時代、私が誰にも話せずに胸の奥へ押し込めていた出来事がある。 いや、正確には、それは私自身の体験ではない。ある男から直接耳にした話なのだが、そのときの彼の震える声と、語りながらも時折うつろに宙を見 ...
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魔の起源 r+6,310-6,860
「魔の起源」という本に載っていた山の神の解釈が後味悪かった。 503 :名無しさん@おーぷん :2016/02/23(火)23:59:02 ID:HDt 山の神は、名前のとおり山に住んでいるといわれる ...
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玄関を叩く音 r+4,420-4,827
2025/11/13 -短編, r+, 不動産・物件の怖い話
この話を語り継ぐと、決まって空気が重くなる。 私も最初に聞いたときはそうだった。だが不動産会社に勤める知人が酒の席で口にしたときの声音は、まるで他人事のようで、どこか乾いた響きが混じっていた。 彼は高 ...
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スパゲティ屋の若奥さんr+4,149-4,544
これは、あるマンションの住人から聞いた話だ。 そのマンションが建てられたのは十年ほど前。駅前の便利な立地にあり、入居者も次々と集まり、マンションの一階には店舗が軒を連ねた。洒落たカフェや雑貨店が並び、 ...
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空に『い』 n+
2025/11/12 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でもあの「い」を思い出すと、喉の奥がざらつく。 小さな頃の空はいつも身近な図書館で、洗濯物の匂いと鉄の網戸の音が混ざっていた。あの匂いを嗅ぐと、たとえ十年以上経っても、日の光の温度まで引き戻されるの ...
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雨宮さんファイル r+1,952-2,541
2025/11/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
同僚が酒の席で漏らした話を聞いた瞬間、空気が凍りついた。 「……あれはな、マジでK察の闇だよ」そう呟いたのは、元警察官だったという友人・Nだ。飲みの場とは思えぬ重苦しい雰囲気を纏った彼の顔を、今でもは ...
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偽りの窓辺 r+2,003-2,331
2025/11/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
同じような話を繰り返し聞かされたのは、つい先月のことだ。 夜道で彼女と別れた後、どうしても眠れず、枕元であの奇妙な語りを反芻した。まるで他人の体験談のはずなのに、聞けば聞くほど自分の記憶の底に滑り込ん ...
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【意味がわかると"怖くない話"】彼のたった一つの親孝行 r+481-906
2025/11/12 -短編, r+, 意味がわかると怖い話
これは、ある田舎町に住む古い友人が語ってくれた話だ。 その町には、田中という名の独り身の老人がいた。年老いた彼の家は、小高い丘の中腹にある古風な木造家屋で、しんと静まり返った森に囲まれていた。近隣には ...
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鱗粉の夜 r+1,984-2,375
2025/11/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
この話を思い出すたび、背中にぬめりのある冷たいものが這い上がってくる感覚に襲われる。 正月に帰省した折、友人から耳にした話だった。彼はあまり感情を表に出さない男だが、その時ばかりは声の調子が妙に乾いて ...
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死者の注文 r+2,575-2,637
2025/11/12 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
学生時代から世話になっている知り合いの米屋が、ぽつりと打ち明けてくれた話がある。 穏やかな昼下がり、米俵の匂いに満ちた店先で彼が語ったその顛末を思い出すたび、胸の奥がざらつき、背筋に冷たい膜が張り付く ...
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米里の炎 r+4,750-5,234
2025/11/12 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
北海道学生時代の無軌道な夜遊びが、二十年近い時を超えてもなお、影のように人の人生を蝕み続けることがあるのだろうか。 楡井さんが語った「鍋倉さん」の話は、まさにその象徴のように思える。 かつての仲間と廃屋を焼 ...
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濡れた足跡と声なき伴侶 n+
2025/11/11 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
仕事に追われ、帰宅がいつも深夜にずれ込んでいたあの頃、 私は古びた安アパートに身を寄せていた。四万円の家賃に惹かれた部屋は、狭く薄暗い。廊下を歩くたび、壁紙の剥がれと湿気の染みが目に入る。雨の日などは ...
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赤犬ヒサル r+2,862-3,266
2025/11/11 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話この話を耳にしたのは、山深い長野の集落に暮らす知人の口からだった。 彼の声色は冗談めかすことなく、むしろ吐き出すたびに肺の奥から冷たい風が漏れ出すような調子で、私は黙って頷くしかなかった。 彼がまだ小 ...
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イタコの言葉 r+2,236-2,695
2025/11/11 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
これは青森県津軽地方に住む方から聞いた話だ。 津軽地方には、恐山のイタコと同じく「イタコ」がいるという。恐山で知られるイタコは、少なからずテレビ番組などで取り上げられ、「インチキじゃないのか」と思われ ...
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盗聴器に棲む声 r+4,402-4,761
2025/11/11 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
今でも彼女から聞いたその話を思い出すと、耳の奥に何か湿ったものが残るようで落ち着かない。 華やかな照明の下でモデルのように立ち続ける仕事に疲れ果て、今ではすっぴんで日々を過ごすという元キャンギャルの彼 ...
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爺さんの秘密 r+2,186-2,655
2025/11/11 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
これは、大学の友人Aがしみじみと語ってくれた、家族の話だ。 Aの祖母は、数年前からボケが始まっていたが、徘徊や大声をあげるわけでもなく、ただ穏やかに寝たきりで日々を過ごしていた。 古びた大きな籐の椅子 ...