ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「ほんのり怖い話」 一覧

空いている場所 ncw+

二年前のことだ。昼食をどうするか考えているうちに、急にモスバーガーが食べたくなった。 理由はない。ただ、あの緑の看板と、包み紙を開くときの湿った音が頭に浮かんだ瞬間、他の選択肢がすべて消えた。 自転車 ...

あなたは、どこで気づきましたか rw+6,491

放課後の図書室に、最後まで残ってはいけない理由があると聞いたのは、小学四年のときだった。 最初はただの噂だった。「聞いたら後悔する話がある」と誰かが言い出し、その“誰か”が毎回違っていた。六年生から聞 ...

姉さん団地 #10,166

【ゆっくり怪談】姉さんビル つくば市に昔《姉さんビル》とか、《姉ビル》と言われている建物がありました。 十何階か建ての公務員官舎で、同じ形をした建物が何件も建っています。 そのうちの一棟の壁いっぱいに ...

石はまだ積める rw+3,394-0220

2026/02/20   -短編, r+, ほんのり怖い話

九月の終わり、校内で妙な噂が流れ始めた。 南中山に「ぐるぐる」が出る、という話だ。目撃した六年生がいるらしい。黒くて、どこかが回っている。見た者は呪われる。 だが証言は揃わない。背丈は子どもほどだと言 ...

歌のあとに残った物 rw+1,414

2026/01/20   -短編, r+, ほんのり怖い話

これは、去年の五月頃に私が体験した奇妙な話だ。 その夜、私は自室でパソコンに向かっていた。時刻は深夜二時を少し回った頃だったと思う。外は風もなく、遠くを走る車の音すら聞こえない、妙に静まり返った夜だっ ...

開けなかった理由 rw+8,593-0111

塩の味が水になる 10月の終わりから、体が変だった。疲れが溜まってるのは自覚していた。 教習所に通い始めて、バイト先では同い年の男が遅刻と無断欠勤を繰り返して、俺が一人で早朝を回す日が増えた。レジが落 ...

チェックアウト不可 nc+

陽炎の轍  今でも、夏の終わりに特有の、あの甘く饐えたような草の匂いを嗅ぐと、掌がじっとりと湿ってくる。 あれは十数年前、私がまだ二十代半ばの頃のことだ。地方の営業回りで、私は使い古された社用車を走ら ...

入口のない部屋 rw+4,300

2026/01/01   -短編, r+, ほんのり怖い話

家屋の解体作業をしていると、時折、普通では考えられない造りの家に出くわすことがある。 行き止まりになっている階段や、袋小路のように突き当たりで終わる廊下。増改築を繰り返した結果だろうと考えれば、まだ納 ...

物置ではない rw+3,963

2025/12/27   -短編, r+, ほんのり怖い話

これは、かつて地方の小さな町で育った男から聞いた話だ。 彼が小学生だった頃、その町には「子ども会」という集まりがあった。地域の子どもたちが集まり、区長の家を拠点に遊んだり、行事を行ったりする、ごくあり ...

お遍路と人形 r+5,473

去年の夏、田舎に向かう途中の体験だ。 車で二時間半ほどの道のり。さすがにずっと運転するのはしんどいから、途中のコンビニで休憩を取ることにした。駐車場で軽く体を伸ばし、目薬をさしてお茶を飲む。そうしてい ...

数えられる朝 rw+866-0109

昔、半島の先にある小さな漁村で、ひとりの老人から聞いた話だ。 今では夏になると観光客で賑わうその浜も、かつては祈りと生活が曖昧に混じり合う場所だったという。漁師たちは日の出前、仕事に出る前に必ず海へ入 ...

白い顔の退職者 rw+3,627-0110

2025/12/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

私の職場に、突然人格が変わってしまった者がいる。 私たちの会社には、年次有給休暇とは別に、一週間の特別休暇がある。ただし必ず連続で取得しなければならないため、役職が上がるにつれて使う者はいなくなる。彼 ...

音だけが近づいてくる rw+3,015-0124

先週の金曜日、会社の先輩である大村が亡くなった。 マンションの自室で、両耳にボールペンを深く突き刺した状態で発見されたという。警察は事件性を否定し、自殺と判断した。両手はペンを強く握り締めており、争っ ...

完成しつつある顔 rw+4,681-0102

俺は来年、二十歳になる。 これまで平穏に生きてこられたのは、たまたまだと思っている。理由は単純だ。今も終わっていない出来事があるからだ。 これは、俺がまだ物心もはっきりしない頃、夏祭りで見つけた一軒の ...

闇に浮かぶ顔は、誰のものか r+1,400-2,114

2025/11/22   -中編, r+, ほんのり怖い話

大学四年の夏、就職が決まって、友人たちは海だの合宿だのと騒いでいた。 だが私は急に空いた時間を持て余し、ふと思い立って母方の田舎に住む祖父を訪ねることにしたのだ。 山の奥、地図で見れば灰色の国道から脇 ...

見られていた側 rw+2,674-0107

2025/11/20   -短編, r+, ほんのり怖い話

私の中学校の同級生に、左眼だけが赤い生徒がいた。 君島典子という名前だった。入学式の日から、その赤は否応なく目を引いた。充血や病気というより、色そのものが違う。暗いところでも鈍く残る、濁った赤だった。 ...

ケン君のいる部屋 rw+4,216-0107

この話を思い出すたび、体の奥に冷たいものが沈殿する。寒かったからではない。あの夜の空気が、いまだに抜けきらないだけだ。 これは、大学時代の知人Aから直接聞いた話である。酒の席でもなければ、盛って語る性 ...

抱き寄せられた夜 rw+2,213-0107

2025/11/11   -中編, r+, ほんのり怖い話

今でも、あの夜の冷えた空気を思い出すと、背中の奥に細い針を一本ずつ差し込まれるような感覚が蘇る。 寒さではない。皮膚の表面ではなく、もっと内側、骨と神経の境目を正確になぞられるような冷えだ。 三年前の ...

記憶を借りた宿泊者 rw+2,210-0122

2025/11/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

ある知人から聞いた話を、私は何度も繰り返し思い出している。 正確に言えば、「思い出している」という感覚すら曖昧だ。あの夜の出来事は、最初から自分の記憶だったようにも思えるし、誰かの体験を借りているだけ ...

増えちゃいましたね rw+3,217-0212

2025/10/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

あの出来事を、ずっと誰にも話せなかった。 話せば軽くなると思っていたのに、逆に重くなる気がして、口を閉ざしてきた。けれど最近、どうしても一つだけ確かめたいことがある。だから書く。 あのコンビニは、今年 ...

姉として、生きた r+2,416

2025/09/11   -短編, r+, ほんのり怖い話

引っ越したのは、保育所に通い始めたばかりの頃だったと思う。 段ボールの匂いがする新しい家に着くなり、母に言われた。 「今日から、女の子になってね」 言葉の意味は、よくわからなかった。でも、母がそう言う ...

視られる森と、帰らない視線 r+3,779

2025/09/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

俺がまだ大学生だったころの話だ。 真っ赤な制服を着たキャンペーンレディが、紙袋にモデムを入れて配ってた時代。フレッツADSLって知ってる? まあ、そういう時代だ。 俺はWEBチャットに入り浸ってて、そ ...

骨の下の家 r+5,264

2025/09/03   -短編, r+, ほんのり怖い話

解体の現場は、たいてい埃まみれで、どこか陰気な空気がある。 でも、あの日は最初からどこか違っていた。重機が不要なくらい小ぶりな家で、古い蔵を改築した造り。二間とキッチンだけの平屋で、現場入りする前は「 ...

戻してはいけない波形 rw+5,424

以前勤めていた病院の話だ。 救急の夜勤。深夜一時を回ったころ、サイレンが処置室のガラスを震わせた。搬送されたのは六十代後半の男性。名札のないジャージ姿で裸足。到着時には心停止。瞳孔は開きかけ、体温は低 ...

撮れない教室 rw+12053-0124

俺が小学校六年だった頃の話だ。 あの年の記憶は、今でもやけに湿っている。 夏の終わり、蝉の声が途切れる瞬間があるだろう。あの間が来ると、決まって思い出す。汗とは違う、背中の内側からにじむような濡れた感 ...

市民病院はもう無い rw+3,790

金曜の夕方、打ち合わせ中に親父の名前が画面に出た。 あの人から仕事中に電話が来ることは滅多にない。嫌な予感がしたが、その場では切った。終わってから折り返すと、呼び出し音だけが虚しく鳴り続けた。 夜九時 ...

付き合ってた彼は七年前に死んでた rw+3,367-0203

あの人の声が、今でも耳の奥に残っている。 「俺を裏切った元カノはみんな不幸になってるんだ」 そう言って、彼は笑った。冗談めいた調子だったが、目だけが妙に乾いていた。 「前の前の彼女は、母親が死んだ。そ ...

表示されない階 rcw+4,594-0206

2025/07/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

あれは十年以上前のことだ。 俺がエレベーターの保守点検をしていた頃、都内の繁華街にある八階建ての雑居ビルでの作業だった。駅前で人通りも多く、昼夜を問わず人が出入りする建物だ。受付で管理人に声をかけ、各 ...

いただく側 rw+2,255

2025/06/27   -短編, r+, ほんのり怖い話

かつて私が勤めていた訪問販売の会社では、契約のことを「取る」とは言わなかった。 「いただく」と言え、と教えられていた。 誰から、何をいただくのか。 そこまでは、誰も口にしなかった。 私たちは数人一組で ...

返された腕時計 rw+5,133

中学のとき、学校にほとんど来ない女子がいた。 いじめられていたわけでも、不良だったわけでもない。ただ来なかった。出席より欠席のほうが多い。それだけなのに、なぜか強く印象に残っている。 彼女の家には固定 ...

対象未記入 rw+4583

その男と飲んだのは、三年前の冬だった。 都内の雑居ビルの二階、カウンターだけの店で、隣に座ったのがきっかけだ。 元・何でも屋だと名乗った。便利屋の上位互換みたいな言い方をしたが、内容を聞くうちに、それ ...

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