ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「ほんのり怖い話」 一覧

海神の使い r+672

これは、昔の漁村に住んでいた老人が語ってくれた話だ。 今では観光地として賑わう海岸も、かつては信仰や修行の場だったという。特に漁村の一部では、夏の早朝、冷たい海水を浴びて身を清める「水垢離」が行われて ...

人格が変ってしまった退職者の話 r+3,471

2025/12/06   -中編, r+, ほんのり怖い話

私の職場に、突然人格が変わってしまった者がいる。 私たちの会社では、年次有給休暇に加えて、一週間の特別休暇がある。ただし、一週間連続で取得しなければならないため、役職が上がると周囲の目を気にして取得す ...

笑い女の呪縛 r+2,828

先週の金曜日、会社の先輩である大村が亡くなった。 マンションの自室で、両耳にボールペンを突き刺した状態で発見されたという。警察は、彼の手がしっかりとペンを握っていたことから事件性を否定し、自殺とすぐに ...

絶対に手放すな~呪いの継承者 r+3,797-4,463

俺は来年、二十歳になる。 これまで平穏に生きてこられたのが奇跡だと思う。そう考える理由は、この話を聞いてもらえれば分かるはずだ。 これは俺がまだ幼かった頃、夏祭りで出会った「得体の知れない店」と、そこ ...

闇に浮かぶ顔は、誰のものか r+1,400-2,114

2025/11/22   -中編, r+, ほんのり怖い話

大学四年の夏、就職が決まって、友人たちは海だの合宿だのと騒いでいた。 だが私は急に空いた時間を持て余し、ふと思い立って母方の田舎に住む祖父を訪ねることにしたのだ。 山の奥、地図で見れば灰色の国道から脇 ...

赤い瞳の娘 r+2,1752,535

2025/11/20   -中編, r+, ほんのり怖い話

私の中学校の同級生に、左眼が赤い生徒がいた。 彼女の名前は君島典子。入学直後からその美貌が男子生徒の間で評判となったが、同時に奇妙な噂も広がっていた。「赤い目は呪いの目で、彼女が嫌った者は不幸に見舞わ ...

戦火の残響と夏の怪 r+2,728-3,125

2025/11/17   -中編, r+, ほんのり怖い話

僕の友人に、オカルト愛好家で霊感がそこそこ強いKという男がいる。 ある日、彼に「今までで一番怖かった体験って何だ?」と聞いてみた。 Kは少し考えた後、微笑みながらもどこか遠くを見るような表情で答えた。 ...

ケン君の部屋 r+3,570-4,023

この話を思い出すたびに、どうにも体の奥が冷える。 まるで自分の骨の髄にまで、あの夜の寒気がまだ残っているように。伝聞で聞いたことをここに書きつけるが、語った本人は終始うつむき加減で、途中から声が震えて ...

抱擁の夜に現れたもの r+1,600-2,037

2025/11/11   -中編, r+, ほんのり怖い話

今でもあの夜の冷えた空気を思い出すと、背筋の奥に針を刺されたような感覚が蘇る。 三年前、冬のある晩。疲れと不安で気力をすり減らしていた私は、いつものように由香利に救われていた。彼女は友人以上恋人未満の ...

フロントの沈黙 r+1,770-1,992

2025/11/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

ある知人から聞いた話を、あたかも自分の身に起きた出来事のように語る。 だが、いま振り返っても、あの夜の記憶はどうにも曖昧で、他人事のようでもあり、同時に皮膚の下に焼き付いて離れないものでもある。だから ...

二人のNさん r+2,827

2025/10/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

あの出来事を誰かに話さずにはいられない。 罪悪感がずっと胸に居座って、今でも眠れない夜が続いている。 ――あのコンビニは、今年の春にオープンしたばかりだった。場所は悪くない。大通りの近く、高級マンショ ...

姉として、生きた r+2,416

2025/09/11   -短編, r+, ほんのり怖い話

引っ越したのは、保育所に通い始めたばかりの頃だったと思う。 段ボールの匂いがする新しい家に着くなり、母に言われた。 「今日から、女の子になってね」 言葉の意味は、よくわからなかった。でも、母がそう言う ...

視られる森と、帰らない視線 r+3,779

2025/09/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

俺がまだ大学生だったころの話だ。 真っ赤な制服を着たキャンペーンレディが、紙袋にモデムを入れて配ってた時代。フレッツADSLって知ってる? まあ、そういう時代だ。 俺はWEBチャットに入り浸ってて、そ ...

骨の下の家 r+5,264

2025/09/03   -短編, r+, ほんのり怖い話

解体の現場は、たいてい埃まみれで、どこか陰気な空気がある。 でも、あの日は最初からどこか違っていた。重機が不要なくらい小ぶりな家で、古い蔵を改築した造り。二間とキッチンだけの平屋で、現場入りする前は「 ...

蘇生されたもの r+5,424

以前勤めていた病院の話だ。 救急の夜勤シフトだった。夜中の一時を回ったころ、救急車のサイレンが近づいてきた。運ばれてきたのは六十代後半の男性。名札のないジャージに裸足。心停止状態だった。 いつも通りの ...

録られていた教室 r+11,108

俺が小学校六年だった頃の話だ。あの年の記憶は、やけに湿っている。 蝉の声が遠ざかると、いつも桜田のことを思い出す。気づけば汗ではなく、別のもので背中が濡れているような感覚になる。 桜田――担任の名前だ ...

あの夜、市民病院で会いましょう r+3,790

あれは、オレオレ詐欺なんて言葉がまだ世間に馴染んでなかった頃のことだ。 だから今思い返しても、あれが一体なんだったのか、さっぱり分からないままでいる。 金曜の夕方だった。会社で打ち合わせ中、スマホに親 ...

喪われた顔 r+2,906

あの人の声が、今でも耳に残っている。 「俺を裏切った元カノはみんな不幸になってるんだ」 そう言って、彼は平然と笑った。「前の前の彼女のお母さんは死んじゃったし、その次の子は親父が借金残して自殺して、今 ...

地下二階 r+4,043

2025/07/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

――あれは十年以上も前のこと。 まだ俺が、エレベーターの保守点検の仕事をしていた頃の話。 都内の、繁華街のど真ん中に建つ八階建ての雑居ビルだった。駅前で人通りも多く、テナントもギュウギュウに詰まってる ...

天井裏の囁き、訪問販売員の悪夢 r+2,255

2025/06/27   -短編, r+, ほんのり怖い話

かつて私が身を置いていた訪問販売の会社には、まことしやかに囁かれる一つの怪談があった。 それは、ある優秀な若手営業マンを襲った、悪夢のような出来事の記録だった。ここでは、その話を小説風に再構成してお伝 ...

星型の手紙 r+5,133

中学のとき、学校にほとんど来ない女子がいた。 別にいじめられていたわけでもない。非行に走っていたわけでもない。ただ来なかった。登校日より欠席日のほうが多かった。その子に関する噂はあまり広がらなかったし ...

何でも屋始末記 r+4583

以前、都内の飲み屋で一緒に酒を飲んだ男がいる。 元・何でも屋、という触れ込みだったが、話しているうちに、それが単なる便利屋なんて生易しいものじゃないと気づいた。 曰く、依頼の九割はどうでもいい雑用だと ...

恨みの本 r+4334

 幼少期から、私は怪談に強い関心を抱いていた。 そのため、書籍や人づてにさまざまな情報を収集していた。 ある日、「決して聞いてはならない話がある」という噂を友人から耳にした。 「誰がその話を知っている ...

姉さん団地 #9,370

【ゆっくり怪談】姉さんビル つくば市に昔《姉さんビル》とか、《姉ビル》と言われている建物がありました。 十何階か建ての公務員官舎で、同じ形をした建物が何件も建っています。 そのうちの一棟の壁いっぱいに ...

壁の落書き r+1281

2025/02/03   -短編, r+, ほんのり怖い話

先日、小学校の同窓会があって、その場で当然のように話題に上った事件がある。 当時の俺たちの間では、ちょっとした伝説のような出来事だ。 俺の通っていた小学校は少し変わっていて、三階建ての校舎の配置が独特 ...

我が家の「ほんのり怖い豆撒き」の話 r+

2025/02/02   -短編, r+, ほんのり怖い話

ちょっと怖いなと思う我が家の豆撒きについて書かせてもらいます。まだ書き慣れてないので読みにくかったらごめんなさい。 毎年、我が家では親戚一同が集まって豆撒きをするんですが、これがなんというか、普通の豆 ...

髪の毛の束が散らばっていた r+1090

2025/01/24   -短編, r+, ほんのり怖い話

これは、美容師をしている友人から聞いた話だ。 話を聞いたとき、彼の震える声と真剣な表情が、ただの冗談や誇張ではないと感じさせた。 その日、彼は休日出勤をしていた。通常なら休みの日だったが、店長が急に実 ...

玄関にコッペパン r+1223

2025/01/23   -短編, r+, ほんのり怖い話

これは、東京都内に住むAさん(仮名)から聞いた話だ。 Aさんの住む三階建ての小さなマンション。部屋数は少なく、住人同士の交流もほとんどない静かな場所だった。その日も、普段と変わらない平穏な朝を迎えてい ...

ぽっちゃりナースの心霊日誌r+1849

今から二年前の話。お昼近くにモスバーガーが無性に食べたくなって、自転車でモスに行こうとしてた。 ぽっちゃりナースの心霊日誌【怪異談】 261: 本当にあった怖い名無し:2011/06/09(木) 13 ...

塀の向こうの眼差し r+887

2025/01/20   -短編, r+, ほんのり怖い話

これは、去年の五月頃に私が体験した奇妙な話だ。 その夜、私は深夜の静けさに包まれた部屋でパソコンに向かっていた。外は風もない静まり返った夜だったが、ふいに、どこからか歌声が聞こえてきた。高くも低くもな ...

夜行バスの恐怖体験 r+4410

2025/01/07   -短編, r+, ほんのり怖い話

夜行バスの恐怖体験【ゆっくり朗読】 去年の夏に体験した話。俺は京都に住んでるんだが、俺と父と弟で、ディズニーランドに行くことになった。 2007/02/26(月) 00:22:25 ID:25H1Wh ...

奇妙な造りの家 r+3734

2025/01/01   -短編, r+, ほんのり怖い話

家屋の解体作業をしていると、時折、普通では考えられない造りの家に出くわすことがある。 たとえば、行き止まりになっている階段や、袋小路になった廊下だ。こうした不可解な構造は、おそらく増改築を重ねるうちに ...

区長の家の秘密 r+3493

2024/12/26   -短編, r+, ほんのり怖い話

これは、かつて地方の小さな町で育った男から聞いた話だ。 彼が小学生だった頃、その町には「子ども会」という集まりがあった。地域の子どもたちが一堂に会し、区長の家を拠点に遊んだりイベントを開いたりするのが ...

狐火と肩の霊 r+3356

霊感など微塵もない私だが、先日ほんのりとした怖い体験をした。 あれは昨年の秋頃だったはずだ。夕暮れ時、近所のスーパーに買い物に出た帰りに、ふと思い出した。そういえば今日はいつも買っている雑誌の発売日で ...

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2025 All Rights Reserved.