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普通の味 rw+9,370
2026/02/24 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
結婚して五十日目の夜、ようやく私は違和感を言葉にした。 それまでも妙だった。見た目の悪い料理、奇妙な組み合わせ、噛むたびに違う味がする味噌汁。それでも「慣れていないだけだ」と自分に言い聞かせていた。結 ...
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忘れてないだけ rw+11,601-0115
2026/02/23 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300高一のとき、某チェーンの飲食店でアルバイトをしていた。 同じ日に入った子が一人いた。年も近く、見た目も性格も普通で、特別仲良くしようと意識したわけでもないのに、気づけば一緒にシフトに入ることが多くなっ ...
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凡例のない印 rw+12,618
四国の大学で地質学の卒論を書いた。 特定地域の地層構造を調べ、地質図を作成するのがテーマだった。何度も山に入り、露頭を探してはフィールド帳に記録し、自分の歩数とコンパスでルートを引き直す。国土地理院の ...
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石はまだ積める rw+3,394-0220
九月の終わり、校内で妙な噂が流れ始めた。 南中山に「ぐるぐる」が出る、という話だ。目撃した六年生がいるらしい。黒くて、どこかが回っている。見た者は呪われる。 だが証言は揃わない。背丈は子どもほどだと言 ...
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点が増える rw+9,012
2026/02/20 -短編, r+, 後味の悪い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300俺はバイオ系の大学院を修了し、博士号を取って大学に残った。 残れたというより、残るしかないと思い込んでいた。研究室の空気は薄い薬品臭と薄い敵意でできていて、パワハラで精神を病んだ。気づいたら何もできな ...
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指を当てた人 rw+9,784-0114
2026/02/19 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300東北地方に住む吉田さん(仮名)から聞いた話だ。 吉田さんは十一歳になるまで、父方の実家で暮らしていた。木造の古い家で、仏間と書庫だけがやけに広く、冬になると家中が線香と湿った畳の匂いに包まれる。そこに ...
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放送されたはずのカット映像 rw+2,604
誰に尋ねても「そんなものは知らない」と言われる話だが、あのとき感じた恐怖は、今でもはっきりと残っている。だから、記録として書き残しておく。 『本当にあった呪いのビデオ』の存在は有名だ。だが、その第一作 ...
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二度 rw+9,366
吉野さん(仮名)から聞いた話だ。 彼の地元は温泉地として知られているが、地元の人間なら誰もが口を閉ざす場所が一つある。正式な名前を出す者はいない。地図にも載っていない。子どもの頃から「行くな」とだけ言 ...
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魔の三角地 rw+8,980
2026/02/16 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300実家の近くにある賃貸マンションについての話だ。 狭い三角地に建てられたそのマンションは、世帯数にして二十五ほど。土地の形が悪い場所に商業施設を建てても長続きしないというのはよく聞く話で、実際、その場所 ...
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マジでやばい占い師 rc+9,318
2026/02/15 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300ご存知の方もいるかもしれないが、これはあるスタジオミュージシャンがラジオ番組で語った話である。 このミュージシャンは、家族ぐるみで付き合いのある占術師と交流があった。 とはいえ、彼女を霊能者としてでは ...
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聞こえない音 rw+2,141
殺人光線Z!! 殺人兵器の秘密基地 島田研究所とは 太平洋戦争日本海軍の秘密 知られざる旧日本軍の最終兵器 [出典:blogs.yahoo.co.jp/kakuchan1964] 静岡県島田市に住む古 ...
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宛名のない訪問者 rw+8,800
2026/02/13 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300三年前、一人暮らしをしていた頃の話だ。 仕事を終え、夜九時過ぎに帰宅した。梅雨の時期で、アパートの廊下には湿った空気が溜まり、足音が妙に響いていた。鍵を回し、玄関を開けた瞬間、背後でインターホンが鳴っ ...
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庭に立っていたもの rw+8,657
2026/02/12 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300ゴールデンウィークに、家族を連れて実家へ帰省していた。 到着して間もなく、庭で洗車をしていると、道路の向こうに懐かしくも思い出したくない顔を見つけた。近所に住むエヌ氏だ。子供の頃から気味の悪い人物で、 ...
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前から、こうでしたっけ rw+2,189
2026/02/11 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
背乗り私は二十代後半の女性だ。学歴は高卒で、専門学校も途中で辞めた。 職歴は長いが、どこも長続きしなかった。理由を説明しようとすると、いつも話が長くなる。 最初はコールセンターだった。顧客データの入力ミスが ...
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箱の中ではなかった rw+8,812
2026/02/11 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300友人の宮崎は、古い木造アパートの一階角部屋に住んでいた。 角部屋というより、建物の裏側に貼り付くような位置だ。ベランダの柵を一つ越えると、裏口へ続く細い通路があり、昼でも薄暗い。住人はほとんど使わず、 ...
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神降ろし #5667-6376
2026/02/11 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
神降ろし【ゆっくり朗読】 大学生になって初めての夏が近づいてきた、金曜日頃のこと。 人生の中で最も『モラトリアム』を謳歌する大学生といえど障害はある。 ポストモラトリアム時代の若者たち 社会的排除を超 ...
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床下にいた人たち rw+5,745
2026/02/11 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
夏休みに何か高収入のバイトがないかと友人と探していたときのことだ。 バイト雑誌をめくっていると、「山小屋の管理を一日お願いしたい」という募集が目に留まった。日給は二万円。条件が良すぎると思いながらも、 ...
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窓の外に立てない男 rw+4,442
2026/02/10 -短編, r+, 山にまつわる怖い話, 洒落にならない怖い話
北海道北海道の昭和炭鉱での話だ。 かつて炭鉱で栄え、多くの人が暮らしていた町は、俺たちが訪れた頃には完全に廃墟になっていた。夏休みの悪ふざけがきっかけだった。言い出しっぺは定岡で、俺は乗り気じゃなかったが、 ...
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叫び声の方向 rw+4,639
二年前、二十歳のときの話だ。 大学の先輩に誘われて、何人かで岩手へ旅行に行った。 メンバーは先輩の鏑木さん、瀬長さん、田勢さん、首藤さん、同期の久間木、それと俺。東京から車で向かい、途中のパーキングエ ...
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あの夢の中身 rw+4,378
2026/02/10 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
ネットで有名な怖い話母方の実家は熊本県にある。そこにずっと暮らしている母の姉が、先日うちに遊びに来た。 ちょうどテレビで『ターミネーター2』が流れていて、家族でなんとなく観ていた。核爆発の想像シーンで、子供たちが一瞬で焼 ...
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ログイン中 rw+7,535-0121
2026/02/09 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300数年前のことだ。 特定されないように、いくつか事実をずらして書く。 私は田舎を出て、八王子に近い街の古いアパートで一人暮らしをしていた。女子大に通い、サークルには入らず、駅前のファミレスでバイトをして ...
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音だけがいた rw+5,344
2026/02/09 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
山梨県甲府方面にある旅館に泊まった時の話だ。 付き合って一年ほどの彼女と、行き先を決めない気ままな電車旅をしていた。初日は清里に泊まり、翌日は富士山方面へ向かう途中で甲府に寄り、城跡を見てからさらに電車に乗 ...
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置かれたままの酒 rw+4,470
2026/02/09 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話自分も『ヨウコウ』と似た体験をしたことがある。 当時は、じいさまが子供を怖がらせるために言った戒めだと思っていた。だが『ヨウコウ』を読んでから、もしかすると自分も境目に触れていたのではないかと思うよう ...
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見えなくなっただけ rw+4,614
2026/02/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
二年前の夏、俺はバイクで北海道を走っていた。 金を使わないと決め、道の駅と野宿を繋ぐ三日間の予定だったが、距離の感覚を誤った。町は遠く、人の気配は消え、ガソリンスタンドの営業時間だけが行動を縛った。二 ...
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閉めた窓の向こうから rw+4,583
【ゆっくり怪談】和田峠の怪【山にまつわる怖い話】 東京都から山梨に抜ける道に、和田峠という峠がある。 知人のおばさん夫婦は、釣りが好きでよく夜道を走っていた。夫は運転が上手く、山道にも慣れている。おば ...
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底だけが赤い rw+5,152
俺が高野山に住んでいた頃、妙な噂を耳にした。 昔、坊主専用の廓が山のどこかにあったという話だ。戦後に取り壊されて廃墟になったが、今もその姿は残っている。近づいた者は正気では帰ってこられない。何が出るか ...
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ここはだいじょうぶ rw+6,058
2026/02/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ある夫婦が郊外に中古の家を買った。 駅までは近く、スーパーも多く、日当たりもいい。築年数の割に値段が異様に安かったが、理由らしい理由は説明されなかった。 引っ越し当日、友人たちに手伝ってもらい、そのま ...
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見なかったことにする rw+4,081
2026/02/07 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話前に何かのCMに出ていた、山を掃除する人がテレビで話していた。 エベレストのような高所登山では、滑落は珍しくない。多くは即死だが、ごくまれに助かってしまう人がいるという。 登山中、ふと下を見下ろすと、 ...
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脚だけのもの rw+4,150
2026/02/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、鎌倉に住む知人が幼い頃に体験したという話だ。 当時の鎌倉はまだ開発が進んでおらず、家の裏手には鬱蒼とした山が広がっていた。子供にとっては格好の遊び場で、彼も友達と連れ立っては山に入り、ドングリ ...
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同じ秒に写ったもの rw+3,940
誰に話しても信じてもらえない出来事がある。 先週の土曜日、友人と怪談話をしていたときのことだ。友人が知人から聞いたという妙な噂を教えてくれた。「日暮里駅の改札を出て右手にある階段。23段目で振り返ると ...
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二時間分の道 rw+4,527
資格試験を受けた帰り道、車で山中を走っていた時のことだ。 考え事をしていたせいで曲がる道を一本間違えたらしく、カーナビが自動で再検索を始めた。表示されたのは見覚えのない細いルートだったが、特に気にも留 ...
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体温三七度 rw+5,068
昔、警備員をしていた時のことだ。 入社して間もない頃、俺は機械警備の担当として、ある区域を任された。昼間は先輩と巡回し、夜は待機所で警報に備える。区域内には夜間巡回が必要な物件が三つあり、その一つが元 ...
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関わった夜 rw+9,400
霊感など信じたことがなかった。占いも心霊写真も、話の種として消費するものだと思っていた。 だから今でも、あれを霊的な体験だったと言い切ることに躊躇いがある。ただ、人生で一度だけ、説明を拒む夜がある。 ...
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早くしろ rw+1,912
あれは、都内の外れにある、小さな居酒屋の話だ。 駅前の喧騒から一本裏へ入った場所にあり、看板も目立たない。知っている者だけが通う、十数席ほどのカウンターだけの店だった。 夕方になると、決まった顔ぶれが ...
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先に拾ったというだけだ rw+1,910
これは、海を専門に研究している民俗学教授から直接聞いた話だ。 場所は大学の研究室で、窓の外には内湾が見えた。潮の匂いが微かに漂っていたのを、今でも覚えている。 教授は、海にまつわる死者の扱いについて語 ...
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話が進んでいる rw+11,727-0122
このあいだ、就職活動で山間の村に行った。 条件が妙に良かった。事務職、高卒可、月給二十五万円、賞与六か月、土日祝日休み、寮費と光熱費無料。応募者ゼロ。あまりにも出来すぎていたが、逆に言えば競争がない。 ...
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それ、いつからの伝統ですか? rw+685-0131
「伝統」と聞くと、多くの人は「はるか昔から変わらず続いてきたもの」を思い浮かべる。 だが、そのイメージはかなり疑わしい。実際に中身を確かめると、私たちが「日本の古き良き伝統」だと信じているものの多くは ...
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最後の写真 rw+8,174
2026/01/31 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話俺は、調査関係の仕事をしている。 四年前、ある会社で起きた労災事故の調査を担当した。道路工事用のローラー車に女性従業員が巻き込まれ、死亡した事故だ。保険支給に必要な事実確認と、遺族の意向聴取が主な目的 ...
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背嚢の留め具 rw+1,704
二十代の頃、バイクに夢中だった。 休日はツーリングが定番だったが、それだけでは物足りず、横浜での仕事が終わる二十時半頃から、週に一、二度は夜間のソロツーリングに出かけていた。三浦半島を半周したり、首都 ...
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向こうだと言われた rw+1,869
2026/01/31 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
都心の居酒屋で、仕事関係の数人と酒を飲んでいた。 終電までにはまだ時間があり、話題はどうでもいい雑談に流れていた。ゴミ出しの曜日がどうだとか、最近カラスが増えたとか、そんな程度の話だ。誰かが「カラスっ ...
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慣れた rw+1,849
2026/01/31 -短編, r+, 怪談
ネットで有名な怖い話夜中に麻雀をしていたのは、大学のサークル仲間四人だった。 名前は仮に、I、O、M、そして俺だ。夏休みも半ばを過ぎ、誰かが「どこか行くか」と言い出したのがきっかけだった。 Iが笑いながら言った。「肝試し ...
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名乗っただけ rw+2,036
2026/01/31 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
これは、とある男性から聞いた話だ。仮にAさんとしておく。 彼の家は、代々「男が残らない家系」だった。男児はほとんど生まれず、生まれても十代の終わりから二十歳前後で死ぬ。事故や病気、理由はまちまちだが、 ...
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向きの変わる面 rw+1,800
2026/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
私は、いま起きていることを理解できないまま、記憶を辿りながらこれを書いている。 すべての始まりは、小学一年の夏だった。北海道に住む祖父母から、兄と私宛に手紙が届いたのだ。 「夏休みを利用して十日ほど遊 ...
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白い文字の前にあったもの rw+1,851
2026/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
十九年前、クラスの女の子・加代子が突然いなくなった。 優等生で、俺とも普通に話す間柄だった。衝動的に家出をするような性格じゃない。だからその日、学校が終わるなり、俺たちは自然と彼女を探し始めた。 話を ...
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八甲田山雪中行軍遭難事件 #21,822
八甲田山雪中行軍遭難事件【ゆっくり怪談】 八甲田雪中行軍遭難事件(はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん)は、1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田 ...
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先にかかってきた電話 rw+1,762
2026/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
電話が昔から苦手だ。 理由ははっきりしている。子供の頃、夜中に鳴った一本の電話で親戚の訃報を知らされた。それ以来、呼び出し音が鳴るたび、身体が先に嫌な予感を覚える。理屈じゃない。反射だ。 ある休日の午 ...
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見ましたか rw+1,771
2026/01/30 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
北海道1990年代の話。当時の私は、いわゆる現役バリバリの鉄道マニアだった。 北海道の北東部、オホーツク海に面した網走から夜行列車に乗り、札幌へ向かう途中のことだ。 石北本線という路線がある。タコ部屋と呼ば ...
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眠りを預けるもの rw+10,791
2026/01/29 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300母から聞いた話だ。 母が十八の頃、少し離れた町の百貨店で働いていた。接客業で、朝早くから夜まで立ちっぱなし。通勤も長く、慢性的な肩こりと疲労が抜けなかった。風呂や揉みほぐしで誤魔化していたが限界が来て ...
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映らない来訪者 rw+1,665
これは、大学時代の知人から聞いた話だ。 彼はその出来事を思い出すたび、決まって言葉を選びながら、「あれは本当に洒落にならなかった」とだけ口にする。 大学一年の夏、彼はアルバイトをクビになり、昼夜の区別 ...
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川は一本しかない rw+1,954
山奥にある林業の町で暮らしている。 地元の小さな情報誌を集める癖があり、古い手記や投書欄を見つけると、気になったものを切り抜いて保管してきた。具体的な地名は伏せられているが、行間から土地の匂いが滲み出 ...