ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「r+」 一覧

後ろ髪は伸ばすな rw+4,624

中学生の頃、友達を失った。 表向きは精神の病と処理されたが、私は別のものを見ている。あれ以来、あの出来事に触れないことで均衡を保ってきた。だが先日、旧友と偶然再会し、封じていた記憶が剥がれ落ちた。書く ...

鍵を回す音 rw+3,202-162

2026/09/25   -短編, r+

上京してまだ間もない頃だった。 街は、私を受け入れているようで、どこか距離を保っていた。人の吐く息が混じる湿った空気、排気ガスの焦げた匂い、夜になっても眠らない雑居ビルの明かり。知らない音と色ばかりで ...

リアル《完全版》rcw+5,597

【ゆっくり怪談】リアル(完全版)【語り継がれる最恐の話】 何かに取り憑かれたり狙われたり付きまとわれたりしたら、マジで洒落にならんことを最初に言っておく。 166:本当にあった怖い名無し:2011/0 ...

急須の底に残るもの rw+5,347-304

あの女と出会ったのは、たしか平成十六年の春だった。 鳥取の街はまだ肌寒く、港から吹く潮風が夜の店のネオンを濁らせていた。仕事帰り、理由もなくふらりと入ったスナックで、奥のボックス席から笑い声が響いてき ...

葉を戻したのは誰か rw+4,559

部の奥山に、小さな集落があった。 あたしはそこで生まれたわけじゃない。幼いころ両親を亡くし、庄屋に引き取られた。二つ年上のお嬢さんの世話役として、同じ屋敷で暮らした。礼儀も読み書きも教えられたけれど、 ...

会えるうちに rw+3,509

2026/09/24   -短編, r+

中学生の頃に聞いた父の話が、どうしても頭から離れない。 父は六〇代をとうに過ぎた今でも、その出来事を語るときだけ、声の奥が妙に湿る。感情が高ぶるというより、言葉が空気を含んで重くなる感じだった。 父は ...

戻すな rw+9,523

2026/09/23   -短編, r+
 

中学生の頃、俺は山奥の古い家に住んでいた。 今は祖父母がそこにいるが、あの家のことを思い出すと、胸の奥がぬるく湿る。壁のひびに夜露がにじみ、屋根裏には獣の匂いがこもる。携帯は圏外で、時々、壁の内側に迷 ...

三十二の次 rw+4,946

印刷会社で校正の仕事をしている。 原稿と刷り上がりを突き合わせ、誤字脱字や行数、ページ数を確認する。神経質な仕事だが、数字が合うと気分がいい。世界が正しく閉じる感じがする。 ある日、学校教材の冊子を担 ...

どちらが外か rw+4,444

俺が大学に入って間もない頃に知り合った友人の話だ。 ここでは仮に俺を田口、あいつを佐藤としておく。 佐藤は三年半ほど前、海の見える古いマンションに越した。波打ち際まで歩いて五分もかからない高台の建物だ ...

正しい判断 rw+3,161

小さな木造の家だった。 外から見れば、ただ古びただけの一軒家で、近所に並ぶ家と何一つ違わなかった。玄関の引き戸は軽く、軋む音もなかった。中に入るまでは、そこが特別な場所だとは誰も思わない。 家の中は静 ...

胸の上の重み rw+18,437

あの地震のあと、町じゅうにサイレンが鳴り響いたらしい。 俺は遠く離れた下宿で授業を受けていて、その音を直接は聞いていない。だが、電話越しに母が取り乱して叫んでいた声だけは、今でも耳の奥に残っている。 ...

戻ってきた場所 rw+6,616

中学生の頃の話だ。 あれが本当に起きた出来事なのか、眠っている間に見た夢なのか、今でも判断がつかない。ただ、触覚だけは残っている。皮膚の裏側を、微弱な電流がゆっくりなぞっていくような、あの嫌な感覚だけ ...

数字で測れぬ悪魔 rc+6,316

中学時代の同級生から久々に連絡が来たのは、梅雨が長引いて空気がぐずぐず腐っていた頃だ。 電話口の声は湿っていて、息が重たかった。妹が変な宗教に入ってしまった、と切り出された。 最初は笑ってしまった。今 ...

まず口元を見る rw+1,928

小学校三年生の秋、音楽室で見たものを、四十年以上経った今でも忘れられない。 そのせいで私は、いまだにシューベルトの肖像を正面から見ることができない。 当時、私は愛媛県のある市に住んでいた。第二次ベビー ...

まだ玄関にいる rw+1,697

玄関を開けた瞬間、胸の奥にあの夕暮れが貼りついた。 実家は古い日本家屋だった。間口は広く、奥へ奥へと細長い。廊下の板は痩せ、踏めば乾いた音を立てる。障子は茶色く濁り、昼でも光は薄い。梁が落とす影が部屋 ...

立っている規則 rw+7,951

アルバイトの面接なんて、気楽な気持ちで行くものだと思っていた。 だが、その日案内されたのは、古い木造の事務所だった。雨を含んだ木の匂いが鼻にまとわりつき、床は歩くたびにわずかに沈み、低く軋んだ。机の向 ...

抜いたのは誰か rw+3,525

2026/09/21   -短編, r+

父は三年前、肺がんで死んだ。 最期まで、あの人は骨董の話をしていた。金があるわけでもないのに、休みのたびに骨董市へ通い、時代のつかない小物ばかりを持ち帰る。皿も掛け軸もない。根付けや櫛、名もない細工物 ...

帰る場所 rw+4,204

二十五になったばかりの春、数年ぶりに実家へ帰った。 父が入院したからだ。 軽い胃がんで、早期だから心配はいらないと聞いていた。それでも久しぶりに見る実家は妙に小さく感じた。薄曇りの空の下、田んぼに張ら ...

撃つのは誰か rw+2,322

射撃場で出会ったあの日から、あの人は私の師匠だった。 実の父とほぼ同じ年齢で、子どもはいるのにアウトドアには興味がないと言っていた。なのに私のことだけは妙に気に入り、北海道での猟に連れていってくれた。 ...

地下から来たもの rw+4,951

あれは、まだ俺が二十代後半で、現場作業員としてあちこちの工事を渡り歩いていた頃の話だ。 勤めていた会社が地下鉄工事を請け負って、俺はその現場に配属された。 工事開始から数日。ショベルの爪が地面を削るた ...

誕生日の前日 rw+3,330

父は若い頃、遠洋航路の船に乗っていた。 港に着くたび、ひとりは船に残る決まりだった。 その日残ったのは、少し頭が弱いと陰で言われていた男だったという。 夕暮れ、桟橋の向こうから老人が現れた。 裸足で、 ...

三隣亡の家~さんりんぼう信仰 #7,578

さんりんぼう信仰【ゆっくり朗読】 うちの親父は水道技術者なので特に夏場は忙しく、どこにも連れてって貰えない なので、親戚の家に十日位泊るのが小学生の頃の夏休みの恒例だった。 ある時、叔父さんに卵、キュ ...

かえるのうた rw+5,357

年末の寒気が、オフィスの窓ガラスを震わせていた。 先輩が、いつもの調子で肩を叩いてきたのは、仕事納めまで一週間ほど残した頃だった。 「うちの町の年越し、見てみない? ちょっと変わった行事があるんだ。今 ...

もうあんた一人だけ rw+3,303

祖父は、私の下宿探しに誰より熱心だった。 大学に入ってすぐ、完全な一人暮らしは心細いだろうと、私は食事付きの下宿を選んだ。祖父は家賃や駅までの距離だけでなく、管理人の人柄や、ほかにどんな下宿人がいるの ...

墓地の向こう側 rw+8,549

2026/09/18   -短編, r+
 

二十年前、人口百人ほどの小さな島に、教授の民俗調査に同行する形で長期滞在した。 私は研究者ではなく、名目上は手伝いだが、実際はただの付き添いだった。 島の半分は墓地だと聞いた。子どもたちはそちらへは絶 ...

笑って応対した理由 rw+5,948

あれは、私の人生でいちばん背筋の冷える出来事だった。 何か直接的な被害に遭ったわけではない。暴力を振るわれたわけでも、脅されたわけでもない。ただ思い返すたびに、どうしてあの場面で、私は笑って応対できた ...

【完全版】禁后(きんごう)~パンドラの箱 #6,700

【ゆっくり怪談】禁后(きんごう)~パンドラの箱【完全版】 私の故郷に伝わっていた「禁后」というものにまつわる話です。 どう読むのかは、最後までわかりませんでしたが、私たちの間では「パンドラ」と呼ばれて ...

イトウ rw+1,600

高校一年の夏休みが明けて、まだ教室に暑さが残っていた頃だった。席に着いて間もなく、前の席の男が振り向いた。 「イトウって知ってる?」 「イトウ? 誰それ」 男はしばらく俺の顔を見ていた。 「何言ってん ...

仮母女(かもめ)《ホラーテラーさん》#12,417

【ゆっくり怪談】仮母女(かもめ) 若干の脚色ありますが、友人の兄の体験を本人目線で書いたものです。 今日は、カノジョの洋子と初めての一泊旅行。と言っても、家から電車で二時間ほどの、県内北部にある温泉旅 ...

【名作怖い話】喜一じいちゃんシリーズ・全話コンプリート #5,736

【ゆっくり怪談】喜一じいちゃんシリーズ【全話コンプリート】 喜一じいちゃんの昔話をします。 家は昔質屋だった、と言ってもじいちゃんが一七歳の頃までだから私は話でしか知らないのだけど結構面白い話を聞けた ...

逆さに掛けられた面 rw+4,585

私がこの話を聞いたのは、父が死ぬ二年前だった。 話の大半は、私が生まれる前の出来事だ。父の口から聞いた断片、古い記録、そして後から継ぎ足された想像が混ざっている。どこまでが事実かは分からない。だが、こ ...

普通の人たち rw+3,465

先週の土曜日のことだ。 うまく話せる自信はない。ただ、あのときから胸の奥に沈んだままの何かが、少しずつ重くなっている。このまま黙っていたら、たぶん私のほうがあちらに近づいてしまう。 朝七時。灰色の空の ...

七年ぶりのいんび rcw+8,291

もう二十年近く前のことになる。 正確な年齢は分からないが、たぶん五歳くらいだった。 最初に思い出すのは、冷たい山の空気と、湿った土の匂いだ。 あの匂いは今でも、ときどき鼻の奥に蘇る。 私が育った村は、 ...

後ろ姿だけが映る rw+5,437

あれは、真夏の夜のことだった。 仕事中、机の上に伏せていた携帯が震えた。画面には「村上」と出ていた。 声を聞くのは一年ぶりだった。大学を出てからは年に何度か会う程度になり、そのうち連絡も途切れていた。 ...

ワラビが笑った/笑うわらび(エホバの証人伝説)rw+5,336

信仰に入って間もない頃、私は王国会館で、奇妙な話をいくつも聞いた。 最初に聞いたのは、「笑うワラビ」の話だった。 野外奉仕の帰り、何人かの姉妹が神社の境内でワラビを見つけた。長老は足を止めずに言った。 ...

五歳上の従姉妹の話 【シリーズ全7話コンプリート】#4,553

【ゆっくり怪談】五歳上の従姉妹の話 【シリーズ全7話コンプリート】 第1話:せいちゃん 何だかおかしな人で、彼女と関わったことで奇妙な体験をいくつかした。 今から話すのはその中の一つ。 まだ俺が小学生 ...

入らなかった人たち rw+5,569

上京して間もない頃、部屋探しをしていた。 条件は単純だった。駅から近いこと、外観がきれいなこと、家賃が手頃なこと。それだけでいいと思っていた。内見をいくつも重ね、候補を潰していくうちに、世田谷区の四階 ...

お願いごとをしてはいけない rw+4,307

初めてここに書き込みます。作り話ではありません。 怖かった、というより、今でも頭の底に澱のように残っている出来事です。 母方の祖母は、ひどく信心深い人でした。 群馬の祖母の家へ遊びに行くと、よく私の手 ...

【コンプリート完全版】邪霊の巣窟《ホラーテラーさん》 #6,337

【ゆっくり怪談】邪霊の巣窟【コンプリート完全版】 この話は十数年にも渡り自分と現妻や実兄、町をも巻き込み、恐怖のどん底に引きずり込んだ実話です。 原著作者:ホラーテラー 2009/10/17 01:5 ...

言われた木を切るだけ rw+6,045

親父が死ぬ直前、病室のベッドで俺と兄貴を呼びつけ、ほとんど息も絶え絶えになりながら言った言葉がある。 「……ムナカタ土建の資材置場の端に、林道があんだろ。……あそこの奥の集落の依頼は、……最優先にしろ ...

六人目の音 rw+2,124

数か月前、俺が体験した話をする。 場所は、うちの会社が所有している某県の山奥の研修施設だ。社員数の多いガテン系の会社で、毎年そこで泊まり込みの研修を行う。だがその施設には、昔から妙な噂がつきまとってい ...

足りない一人 rw+3,983

あの夜のことは、角造さん本人から聞いた。 だが語り終えたあと、彼は何度も「俺は何人だった」と呟いた。その意味だけが、今も分からない。 島の夜は暗い。海鳴りと風が混ざり合い、音の境目が消える。仕事が長引 ...

呼び出し音の前 rw+5,462

学生時代、吉岡くんから打ち明けられた話が、今も耳の奥に残っている。 ありふれた家庭の風景に紛れ込み、どこからが異常だったのかを思い出せなくなる類の話だ。 彼は高校に入ってすぐ、些細な行き違いから教室に ...

二十三分 rwG+3,081

あの日の教室の匂いを、いまでも覚えている。 八月の朝だった。窓から入ってくる空気は生温く、鉛筆と汗の匂いに、鉄のようなものが混じっていた。血が流れていたわけではない。それでも、あの二十三分が終わったと ...

右側だけが知っている rw+3,897

三年前の正月、赤坂の日枝神社へ初詣に行った。 あの日は空が澄みきっていて、陽はやわらかく、風もないのに頬だけがひやりと冷たかった。都心とは思えないほど静かで、足音までよく響いた。誰かに呼ばれた、という ...

背中と壁のあいだ rw+2,774

夜勤が好きだった。 人と関わるのが得意ではない自分には、静かな病棟を歩き、決められた仕事を淡々とこなすほうが性に合っていた。 霊感なんてない。 ただ、夜の病院に長くいると、視界の端で黒いものが動いたり ...

あれが何だったのか、いまだに説明がつかない rw+2,547

あれが何だったのか、今でも分からない。 夢だったと思うこともある。けれど、夢にしては細かいところまで覚えすぎている。 湿った廊下の匂い。上履きが床を叩く音。階段の踊り場にあった、茶色い染みの形まで。 ...

寸法の合わない場所 rw+1,745

霊体験という言葉がある。 だが、あれは体験というより、接触に近い。 一度なにかに触れてしまうと、世界の見え方が変わる。変わったこと自体には気づけない。ただ、以前なら気にも留めなかった違和感に、立ち止ま ...

立てない場所 rw+1,612

もう何年も前のことだが、思い出すたびに喉の奥がきつく締め付けられる感覚だけは、今もはっきり残っている。 恐怖というより、息の通り道が一瞬で細くなるような、理由のない反射だ。 あのとき嗅いだ雨の匂い。湿 ...

この道に慣れている rw+2,186

大学三年の夏休み、俺たちは“逆に回る”ことにした。 四国八十八箇所。 順打ちではなく、最後の札所から最初へ戻る逆打ちだ。 言い出しっぺが誰だったかは覚えていない。 ただ、きっかけがホラー映画だったこと ...

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