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怖いお話.net【厳選まとめ】

「r+」 一覧

『杉田かおる』のカルト新興宗教教団体験記 r+3,422

2025/10/06   -短編, r+, カルト宗教

杉田かおるのカルト新興宗教教団体験記【ゆっくり朗読】 『杉田』 杉田かおる(著)(小学館刊) 杉田【電子書籍】[ 杉田かおる ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon この本は杉田 ...

十七年目の午後、あの声がした:真犯人に会ってしまった男の記憶 r+3,589

あれは、よく晴れた午後だった。 陽が真上から地面を叩きつけるような、何の変哲もない一日だった。 足利の駅を降りて、渡良瀬川までの道を歩いていた。ちょうど、事件から十七年が経った日だった。いや、「事件」 ...

また、お願いします r+8,089

※猫好きの方は、読まない方がいいかもしれません。 特殊清掃の会社に勤めていた。 人が想像するような、生々しいご遺体の処理なんて実際はごく一部で、主な仕事はその“あと”――つまり、人がいなくなった空間を ...

五角の井戸と塚 r+2,873

子供の頃、よく神社で遊んでいた。 といっても、遊び場としてそこを選んだのは偶然じゃない。家から歩いて七分、すぐ裏が山になっていて、鬱蒼とした木々の下に、ひっそりと佇む社があった。あんなに頻繁に通ったの ...

空白の一年とひまわり畑 r+3,187

風邪をひいていた。身体の芯がずっと冷えていて、骨の奥で氷が溶けないような感覚があった。 その日、耐えきれず大久保の病院へ行くことにした。西武新宿線の吊革に片手をかけ、電車の揺れに合わせて身体を預ける。 ...

監視の目 r+2,667

地方新聞の支局で記者をしていた頃のことだ。 あの事務所は、平日の昼でも妙に湿った匂いがした。紙とインクと、古びた木の机が吸い込んできた幾年分の埃の匂いが混じり、いつまでも鼻の奥に残る。静かな日は、時計 ...

眠りに落ちたはずの目 r+2,578

あの日、僕は美術室の掃除当番だった。 午後の授業が終わったあと、早く帰ってゲームでもやろうと、ほうき片手に足早に机の間を縫っていた。西日の差す窓から、粉塵が金色に漂って見えた。誰もいない美術室は、しん ...

最後の吠え声 r+4,914

2025/10/04   -短編, r+

実家は、もう築四十年を超えている。柱は日焼けで黒ずみ、床板は歩くたびにぎしぎしと鳴く。 冬場など、風が壁の隙間を抜けて、微かに笛のような音を奏でる。昔から、家のあちこちから妙な音がするのは当たり前だっ ...

鷲駿の影 r+5,076

あれは、もう何年も前のことだ。 山に入るたび、あの日の匂いを思い出す。湿った土と、夏草が腐りかけた甘い匂い……そこに混じる、かすかに血の匂い。あのとき拾ったもののことを、まだ誰にもきちんと話したことは ...

五年の空白 r+2,724

二十歳の春の朝だった。 前の晩は遅くまで友達と電話をしていたせいで、少し眠たげなまま庭に出た。陽はやわらかく、まだ冷たい風が頬をなでていた。片手にホースを持ち、しゃらしゃらと水を撒く。その瞬間だった。 ...

引き出しの底 r+3,553

あれは、酒場の片隅で友人に聞いた話だった。 テーブルに置かれた焼酎のグラス越しに、彼がぽつりと名前を漏らした瞬間、胸の奥にひやりとした空気が入り込んだ。――N。営業マンで、口先だけは妙に上手い男だった ...

元の時代に帰りたい r+1,429

小さい頃から、何度も同じ夢を見る。 夢の中で「ああ……まただ」と思う。けれど、目が覚めた瞬間、その内容は霧のように消え失せる。ただ、同じ夢を見たという確信だけが残り、胸の奥を押しつぶすような懐かしさと ...

帰還葬 r+7,411

先日、祖母が亡くなった。 眠るように、あっけなく。長く患っていた痴呆が、最後の数か月で急に深まり、その先は転げ落ちるように逝ってしまった。悲しみよりも先に、妙な空洞だけが胸に広がった。この土地は戦時中 ...

電子音が止まったとき r+4,490

あの日のことを、私はまだはっきりと思い出せる。 机の上に置いたICレコーダー。赤く点滅する録音ランプ。そして病室の中で、まるで世界がそこだけ切り離されたような静けさ。 可美村貴代――私の姪。十三歳のと ...

掛軸と子供の声 r+3.488

助けてくれたあの人の話を、ここで書いておこうと思う。 あの人とは、私を川岸で引き上げてくれた祖母のことだ。幼いころ、溺れて、息が詰まり、視界が真っ暗になった時、泥だらけの手で私の腕をつかんだ祖母の顔が ...

南方からの呼び声 r+2,319

大学生の頃、ひょんなことから南方の島へ行くことになった。 戦中に亡くなった兵隊たちの遺骨を日本へ帰す活動だ。正直、霊だの祟りだのには全く興味がなかったし、そんなものがあるなら一度くらい見てみたいと思っ ...

赤い月と銅鍋 r+2,407

中学に上がる前の頃だったか、囲炉裏のそばで、じいさんが火箸をいじりながら話してくれたことがある。 それはどうにも頭から離れず、歳を重ねた今でも、思い出すと背筋がひやりとする。 じいさんは畑も耕してはい ...

鏡の向こうの乗客 r+1,967

友人の部屋に行くのは、これで三度目だった。 あいつが住んでいるのは築十五年ほどのマンションで、外観は古びているが内装はやけに清潔だ。玄関の脇にあるエレベーターは、入ってすぐの奥が全面鏡張りになっている ...

お歯黒の男 r+1,971

もう何年前のことだったか、正確な年はもう曖昧だ。 ただ、その日程の狂い具合と、あの夜の異様さは、今でも鮮明に思い出せる。 夏の終わり。親が京都へ行くというので、便乗することにした。当時、私は趣味全開の ...

霧の境界で待つもの r+1,433

あの夜のことを思い出すと、今でも胸の奥に冷たいものが落ちてくる。 数年前、顔見知りに連れられて場末のスナックに入った。カウンターの奥には、派手なドレスを着た女がグラスを磨いていて、連れは「ここのホステ ...

死後の世界を科学的に検証してみた #10.228

2025/10/02   -短編, r+
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死後の世界を科学的に検証してみた【ゆっくり朗読】 「死後の世界はない」ということをあなたは証明できない!? 人は心臓が止まっても、3分間意識がある!? 生物学・池田先生>>> イギリ ...

カラフルな影 r+4,282

俺は昔から一人で出かけるのが好きだった。 休日になると、行き先も決めずにふらりと電車に乗り、見知らぬ町を歩き回る。誰にも予定を合わせる必要がないのが心地よかった。 あの日も、何日か休みが続いたせいで、 ...

ミロと兵隊 r+2,152

子どもの頃から、ずっと誰かに見られていた。 正確に言えば、同じひとりの男だった。顔を上げると、そこに立っている。距離は少し離れている。だけど視線はまっすぐ、確かに私に注がれている。 男はいつも同じ格好 ...

神の子と呼ばれた島の兄 r+8,457

2025/10/01   -短編, r+, 怪談
 

私が生まれ育ったのは、地図にやっと載るくらいの小さな島だ。 海は澄んでいるが、底の暗がりはいつも濁って見える。幼い頃、島の人々が「神の子」と呼ぶ中学生がいた。私の家のすぐ近くに住む、背の高い、日に焼け ...

二時の供物 r+1,769

茨城県の常磐道を南へと走ると、とあるインターチェンジがある。 深夜、そこを降りると空気が変わる。工業団地へ向かう道は、昼間でも人影が薄く、夜になると別世界のように音が消える。私がその場所を初めて訪れた ...

『呪いのビデオ』のスタッフへ108つの質問!その答えがマジで怖い…#48,294

【ゆっくり怪談】『呪いのビデオ』のスタッフへ108つの質問 2ちゃんねるに「呪いのビデオのスタッフだったけど質問ある?」という伝説のスレッドがたちました。 質問してください。知ってるところは全部教えま ...

赤く塗られた窓 r+4,296

小学四年の夏、俺たちは郊外の新興住宅地に引っ越した。 丘陵を切り崩して造られたばかりの街で、家々はみんな真新しく、植え込みもまだ痩せた苗木のように細かった。舗装の匂いが夕立のたびにむっと立ち上がり、夜 ...

昼の夜、木の手 r+3,441

十年ほど前のことだ。この時期になると、夏の夜の熱気とアルコールで、みんな妙に口が軽くなる。 あの日も例外じゃなかった。居酒屋のテーブルで酔いが回りはじめたころ、一人がぽつりと口にした。最近、地元で有名 ...

赤い舟の呼び声 r+7,749

子どもの頃から大学に入るまで、ずっと海辺の町で育った。 浜に沿って国道が走り、その背後はすぐ山。山の斜面に家がぽつぽつと張り付くように建ち、浜辺には漁のための小屋が並んでいた。けれど、うちだけは漁師じ ...

供養を振り切る影 r+4,399

母方の家系は、どういうわけか代々「見える」人間が多い。 祖母、母、妹、それに兄の娘まで、みな程度の差こそあれ、何かしら感じ取ることができる。けれど、それは神主のように祓える力ではなく、「何となく、いい ...

ガマの中で燃えた目 r+3,428

2025/09/29   -短編, r+
 

中学一年の六月、梅雨が明けたばかりの、空気がぬめりつくような日だった。 沖縄戦の課外授業で、近くにあるガマ――自然洞窟で防空壕として使われた場所――へ行くことになった。バスで数十分、エンジンの唸りとと ...

黒経の間 r+4,626

小学生の頃の自分を思い返すと、胸の奥がむず痒くなる。 悪ふざけと衝動だけで動いていて、今思えば自分でも呆れるような行動ばかりしていた。あの日もそうだった。八月の、夕立の後のむっとした熱気が部屋にこもっ ...

夜の交差点でSingを r+3,079

僕が黒田に出会ったのは、高校一年の春だった。 政令指定都市ではあるが、華やかな都心から外れた、どこか時間が余ったまま固まったような街。家から歩いて三分もすればローソンが三軒、どれも似たような光の色で夜 ...

二重の顔 r+4,544

十年ほど前のことだ。 あの頃、俺はまだ学生で、日々の暮らしをアルバイトで繋いでいた。居酒屋の薄暗いカウンター、その向こうで笑う二つ上の女――由紀子。当時はまだ、今のような擦れた下衆女ではなかったと、そ ...

人の目をしたカラス r+4.920

2025/09/28   -短編, r+

寺に霊感や祓いの力があるかどうか…… そんな話題は、飲み会や夜更けの雑談でたまに出る。 俺の場合、その疑問に一番答えてくれたのは、幼馴染であり、今は寺の住職を務めている友人だった。酒の席でぽつぽつと語 ...

昭和五十二年の部屋 r+4,971

2025/09/28   -中編, r+, カルト宗教

中学の頃だった。家の裏にあるS山を、五人で登った。 普通に道を通るのが嫌で、あえて道なき斜面や木々の間を、獣みたいにすり抜けながら進んだ。汗の匂いと草いきれで息が詰まりそうになった頃、急に視界が開けた ...

グレートの最後の怪談 r+4,996

小学校五年から六年の夏休み明けまで、田所というやつと同じクラスだった。 あだ名は「グレート」。怪談先生グレート。俺たちがそう呼んでいた。 学校の図書館を根城と呼び、推理小説を片っ端から読んで、目を悪く ...

二つの声 r+7,089

俺がまだ子どもの頃、母がふとした拍子に話してくれたことがある。 それは、俺が生まれるずっと前……母がまだ二十代のOLだった頃の出来事だ。 春の空気はぬるく、どこか埃っぽい匂いを孕んでいたらしい。大阪の ...

光の抜け殻 r+4,029

両親は、俺が母の腹に宿った夜と、この世に生まれ落ちた夜に、同じ夢を見たらしい。 腹に、淡い金色の光がすうっと吸い込まれていく夢だ。光は小さくもなく、大きくもなく、けれど温かさと冷たさを同時に放ち、脈打 ...

林道へ向かう声 r+3,212

2025/09/26   -短編, r+

これは、いまだに説明のつかない、自分が直接体験した出来事だ。 四六歳、菓子工場で副工場長をしている。仕事柄、毎朝五時には出社しなければならず、四時には目を覚ます習慣がついている。眠気を誤魔化すため、起 ...

夕暮れの鳥居 r+3,204

俺には霊感なんてものはないと思っている。 少なくとも、自分が何かを見た記憶は一度もない。だが両親は、俺が二歳のときにそのおかげで命拾いしたと、今でも親戚中に吹聴して回っている。 その日、俺たちは内陸の ...

首を絞められても r+3,856

親父が死んで、今日でちょうど一年になる。 教会には一周忌なんて習慣はない。けれど、心の奥で何かの節目だと感じてしまう。親父は神父だった。十字架を掲げ、聖書を読み上げる男だったくせに、幽霊の存在も認めて ...

センジュさんの返事 r+3,927

来年、結婚する。 その前に、ずっと胸の底に沈めていたものを吐き出しておこうと思う。厄落としだと思えば、少しは気が楽になるだろうか。 あれは、小学生の夏休みのことだった。母が少し厄介な病気になり、遠くの ...

黒く塗られた招待状 r+8,337

越してきた当初から、この村にはどこか息苦しい匂いがあった。 畑の向こう、見渡す限りの屋根は皆、同じ苗字を背負った家々。笑い声も、足音も、まるで土に吸い込まれてしまうような静けさが支配している。 私は地 ...

ユニバース25(Universe25)#4,097

2025/09/25   -短編, r+, 都市伝説

ユニバース25(Universe25)【ゆっくり朗読】 人類はどこへ向かうのか?という問いに対する答を生態学から探求しようという試みとして、過去にとても面白い実験が行われた。 動物の特定の種の個体数は ...

風を連れてきた獣 r+4,863

2025/09/25   -短編, r+

中学時代からの友人、ジョンのことを思い出すと、なぜか夏の湿気を思い出す。 アメリカ南部生まれの彼は、幼い頃から信仰の中に育った。日曜ごとに家族全員で礼拝に行くのは当たり前。熱気と讃美歌と祈りの声が混ざ ...

髪を掴むもの r+4,226

中学生の頃、一人の友達を失った。 表向きの死因は精神の病だとされていたが、私だけは知っている。本当は“何か”に憑かれたのだと。 もう何年も封じ込めてきた記憶だ。触れれば夜に眠れなくなる。だが先日、偶然 ...

夢枕の卵酒 r+2,896

2025/09/25   -短編, r+

上京してまだ間もない頃だった。 街は私を受け入れているようで、どこか突き放してもいた。見知らぬ人々の吐く息、排気ガスの匂い、夜遅くまで明かりの消えない雑居ビル。すべてが知らない音と色で、少し楽しく、少 ...

リアル《完全版》r+4,655

【ゆっくり怪談】リアル(完全版)【語り継がれる最恐の話】 何かに取り憑かれたり狙われたり付きまとわれたりしたら、マジで洒落にならんことを最初に言っておく。 166:本当にあった怖い名無し:2011/0 ...

砂を呑む声 r+4,854

あの女と出会ったのは、たしか平成十六年の春だった。 鳥取の街はまだ肌寒く、港から吹く潮風が夜の店のネオンを濁らせていた。仕事帰り、ふらりと入ったスナックで、奥の席から笑い声が響いていた。妙に太い、喉に ...

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