ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「r+」 一覧

確認している rw+177

今年の三月、雪が名残惜しげに空気に溶け込んでいた頃のことだ。 一人暮らしの部屋というのは、静けさが深くなればなるほど、余計なものまで呼び寄せる。私は築三十年になる八階建てのマンションで暮らしている。家 ...

池の鳥居 rw+4,300

あれは、結婚して最初の盆休みだった。 嫁の実家へ泊まりがけで帰省したときのことだ。 中国山地の奥深く、地図で見るとただの緑の染みにしか見えない場所だった。最寄りの高速インターを降りてから車で二時間ほど ...

一本、繋がったまま rw+4.600

近所に、家族ぐるみで付き合いのある神職の一家がある。 地元では知られた旧家で、代々神社を受け継いできた分家にあたる。 本家とは別の神社を守っているが、関係は険悪ではなく、表向きはごく普通の親戚同士だっ ...

配達先は、もうない rc+17,595

2026/07/23   -短編, r+, 怪談
 

大学時代、俺は小さな定食屋で出前のバイトをしていた。 谷古田屋って名前の、老夫婦がやってる店で、本格的なデリバリーというよりは「気が向いたらやってます」くらいのユルさだった。調理以外の仕事――電話応対 ...

☆屋 #4,127

あれが夢だったのか、それとも現実だったのか。 いまだによく分からない。ただひとつ確かなのは、あの店はもう、地図のどこにも載っていない。 ☆ 私の故郷には、不思議な玩具屋があった。「☆屋」と呼ばれていた ...

戻ったのは何だったか rw+5,756

二〇〇五年の夏、俺は底なしの暗闇に沈んでいた。 仕事は終わりが見えず、深夜を過ぎても書類に埋もれていた。手が震え、文字が滲み、何を書いているのか自分でも分からなくなる夜が続いた。帰り道、信号を見落とし ...

かわってね rw+5,500

小学校四年生の七月だった。 教室はいつも少し濁っていた。窓を開けても風は入らず、誰かの視線だけが、黒板の端や机の下を這っていた。 万里は、その視線の真ん中にいた。 首の病気だと聞いた。詳しいことは知ら ...

幸せになれましたか rw+8,156

学生時代、まだ日々の現実がどこか仮のように思えていた頃の話だ。 秋も深まり、講義帰りの道すがら、冷えた風に肩をすぼめるようになっていたある日、不動産屋から一本の電話が入った。俺が住んでいたアパートが二 ...

封印地の道~ぽぽぽ、の夜 rw+3,846

親父の実家は、俺の家から車で二時間もかからない。 山に囲まれた寒村で、米と野菜を作って暮らしていた。谷あいに家が一軒だけぽつんとあり、道は細く、バスも来ない。静かで、空気が澄んでいて、俺はあの場所が好 ...

五階のドアノブ rw+3,800

幼稚園の年長だった。 ある晩、眠っていた私を母が揺り起こした。「着替えて」と囁く声は、夜よりも低かった。訳もわからないまま服を着せられ、車に乗せられた。窓の外を流れる住宅街の灯りが、やがて途切れ途切れ ...

沈黙しているだけ rw+6,122

三年ほど前のことだ。 実家を解体した際、業者が困ったような顔で俺に声をかけてきた。 「……床下から、変なモノが出てきまして」 差し出されたのは、やけに古びた、そして不自然にきれいな桐の箱だった。円筒形 ...

三枚目の葉 rw+5,220

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話だ。 同僚の祖父は、戦時中、南方に派遣された軍医だった。専門は皮膚科だったが、終戦が近づくにつれ、検視や死体処理まで任されるようになったという。戦後も警察に ...

返しは終わっていない rw+19,728

大学時代、同じゼミに奄美大島出身の男がいた。 物静かで、地元の話題になるといつも視線を逸らすやつだった。観光地や方言の話ならまだしも、昔話や家の由来の話になると、明らかに口数が減る。 ゼミ合宿の夜、酔 ...

白帯の通り道 rw+1,519

白く潰れた草 中学時代の友人と久しぶりに顔を合わせた席で、その男だけが妙に酒を減らさなかった。酔えば軽くなるはずの話を、酔わずに抱えているように見えた。 高校三年の夏、六人で海沿いのコテージに泊まった ...

誰も立っていない位置 rw+158

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話だ。 話してくれたのは、設楽という青年だった。都内の大学に通いながら、繁華街のチェーン居酒屋で長くバイトをしている。特別目立つところのない、ごく普通の学生だ ...

そこにいる女 rw+8,671

新世紀を迎えたばかりの頃、空はまだどこか無表情だった。 俺は神戸の大倉山にある、築年数の古いワンルームマンションに住んでいた。 不動産屋は余計なことを言わなかったが、契約の最後にだけ「前の方、ちょっと ...

固定電話の声 rcw+11,615

兄の十三回忌の準備で実家に戻ったのは、十月の半ばだった。 朝晩の空気はすでに冷たく、駅前の街路樹がまだらに赤く色づき始めていた。帰省のたびに感じる、土地の匂いがしない町だった。私たちは長く一箇所に留ま ...

求人の声 rw+3,973

皆が新世紀の幕開けだ何だと浮かれていた頃、俺は四畳半のボロアパートで畳に寝転がっていた。 天井にはひびが入り、板がわずかに浮いている。窓の外では蝉が鳴き、網戸越しに湿った空気がじっとりと流れ込んでくる ...

記録されないもの rw+4,8970

文化人類学の講義に出ていた先輩から聞いた話だ。 中部地方にある大学の民俗学研究室で、憑き物筋をテーマにしたフィールドワークが行われた。指導教官はその分野では名の知れた教授で、過去にも何度か調査報告を学 ...

宗教、このうえもなく恐ろしいもの #5,287

2026/07/19   -中編, r+, カルト宗教

宗教、このうえもなく恐ろしいもの【ゆっくり朗読】 Yahoo知恵袋より ID非公開さん;2020/9/5 17:19 ヨシュア記はありがたい聖典なんですか? 「皆殺しに」と何度も出てくるそうですが。 ...

また、か rw+5,206

高校を卒業するまで住んでいた町の外れに、白い二階建てがあった。 今では「幽霊屋敷」と呼ばれている家だが、当時はただの空き家だった。庭は手入れの跡を残し、外壁もまだ新しかった。窓ガラスは曇っているのに、 ...

善意の頁 rw+10,050

私の名は伊部千恵子。 県内の総合病院に勤務して十年になる。急性期病棟は常に慌ただしく、患者は入れ替わり、判断は早さを求められる。それでも仕事に誇りはあった。誰かの役に立っているという実感だけは、確かに ...

出来なんだ rw+4.002

昔話だと思ってくれていい。そうやって笑ってくれたほうが、たぶん安全だ。 だが、これはじいちゃんの話であり、そして今は、俺の番の話だ。 じいちゃんは山で生きていた。遊びではなく、生活として山に入っていた ...

登ってくる足跡 rw+4,493

現役のアメリカ海兵隊士官から聞いた話だ。 酒が入った夜だった。場が緩み、誰かが硫黄島の話題を出したとき、その士官は少し黙ってから、低い声で言った。 「あれは……本当に、おかしい夜だった」 太平洋戦争末 ...

目を合わせてはいけない常連 rw+7,420

某チェーンの居酒屋でバイトしていたのは、もう何年前になるのか。 少し前のことのようにも、ずいぶん昔の出来事のようにも感じる。はっきりしているのは、あの店の匂いと音と、そして一人の男の目だけは、今も曖昧 ...

午前二時の廃病院 rw+4,079

大学三年の夏だった。 学業よりも酒とバイトが中心で、同じ居酒屋で働く連中と夜な夜な集まってはくだらない話で夜を潰していた。井上と田尾、それに井上の彼女の日出子。あの頃は、四人でいることが当たり前だった ...

封じ箱 rc+4,580

俺が中学三年の春、祖父が死んだ。 胃癌だったと聞いたが、医者の口調も親の反応も曖昧で、真相はよく分からなかった。 初孫ということで、俺はとても可愛がられた。小さい頃は祖父の膝に座りながら、本を読んでも ...

閉められたドア rw+4,309

2026/07/17   -中編, r+

高校の敷地は、山のてっぺんにあった。 俺の家は海の近くで、毎朝、坂を越えて通っていた。自転車を立ち漕ぎしなければ登り切れない急斜面で、帰りは一気に滑り落ちるように下る。そのときに耳を切る風の音だけが、 ...

天明大飢饉の凄惨な記録 #7,133

【ゆっくり怪談】天明大飢饉の凄惨な記録 ウチの地域(山間部)で実際に起きた歴史。 1783~1784年。世に名高い「天明の大飢饉」があった。 我が南部藩でも沢山の人間が死んだ。 南部藩がまとめた『南部 ...

俺が車中泊をやめた理由 rw+30,975

駐車場の真ん中に停めた理由は、自分でもよくわからない。 車中泊は、昔からの癖だ。目的地を決めずに走り、灯りの途切れる場所まで来たらエンジンを切る。毛布を敷き、天井を見上げ、外界と一枚のガラスで隔てられ ...

付き合ってた彼は七年前に死んでた rw+3,452

あの人の声が、今でも耳の奥に残っている。 「俺を裏切った元カノはみんな不幸になってるんだ」 そう言って、彼は笑った。冗談めいた調子だったが、目だけが妙に乾いていた。 「前の前の彼女は、母親が死んだ。そ ...

深夜2時、SAで乗せた女の話 rw+4,600

浜名湖で仮眠を取らなければよかったと、今でも思う。 あれは数年前、関西に住む彼女に会いに行く途中だった。三連休の初日、東京を夜の十一時過ぎに出た。仕事終わりで疲れていたが、気持ちは妙に高ぶっていて、眠 ...

死ぬべきだった日 rw+1,782

隣に住む奥さんが言ってくれたの。 「うちは賑やかすぎるくらいだから、たまにはお茶でもどう?」って。 その声はやさしくて、窓越しに見える食卓には、いつも誰かの笑い声が重なっている。でも、あたしには少し眩 ...

無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった(片付けの手伝い)#4,960

【ゆっくり怪談】無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった 十年くらい前になるかな。俺は三流大学に通う苦学生だった。 83: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:56:59 ...

助走 rw+3,632

高校の頃、俺は短距離をやっていた。 百メートルだけは、誰にも負けたくなかった。 夜、部活が終わったあとも走った。家の近所に、ちょうど百メートルぴったりの橋があったからだ。街はずれの古い橋で、街灯は少な ...

ちょっと鬱になるクレヨンしんちゃんのシロの話 #9,651

ちょっと鬱になるクレヨンしんちゃんのシロの話【ゆっくり怪談】 クレヨンしんちゃんの、シロがメインの話は結構後味悪いのが多い 920 :本当にあった怖い名無し:2015/01/18(日) 16:12:5 ...

【意味がわかると怖い話】持統天皇のお気持ち #4,415

【意味がわかると怖い話】持統天皇のお気持ち【ゆっくり朗読】 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 538 :本当にあった怖い名無し:2016/07/22(金)18:34:13.72 ...

女人禁制の島でみたもの #6,135

【ゆっくり怪談】女人禁制の島でみたもの 1998年頃、俺が小学校六年の時の話。 2013/01/28(月) 19:06:36.83 ID:lcjgjfPO0 二年に一度、夏休みに母親の実家である山形県 ...

『広島新交通システム橋桁落下事故』にまつわる不思議な話 #62,409

広島新交通システム橋桁落下事故 当時建設中であった広島高速交通広島新交通1号線(愛称アストラムライン)の工事現場で、橋桁が落下し、一般人と作業員23人が死傷した。 1991年(平成3年)3月14日午後 ...

村の九割が《いとこ結婚》血族結婚・調査報告書 #8,000

村の九割が《いとこ結婚》血族結婚・調査報告書【ゆっくり朗読】 悪影響なし血族結婚 [出典:昭和16年8月4日付 大阪朝日新聞] 九割が"いとこ結婚" 健康異状なし、五人兄弟従軍の家 血族結婚村報告書 ...

白紙の観察者 rc+7,530

大学に通い出して二年目。 思い描いていたキャンパスライフはどこにもなかった。人と話すのが怖くなって、講義もサボりがちになって、バイトも辞めた。誰かに必要とされていないという感覚が、骨の髄まで沁みてきて ...

火気厳禁の丘 rw+4,425

私は、何度もあの丘を見上げて育った。 町の外れにある、ただの小高い盛り土。畑に囲まれ、道も舗装されていない。季節ごとに草の色が変わるだけで、特別なものは何もないはずだった。 けれど、ある時ふと気づいた ...

空室の中身 rw+9,832

大学三年の春、知人の紹介で裁判所関係の清掃バイトを始めた。 就活の資金が欲しかった。割がいいという一点だけで内容もろくに聞かずに引き受けたのが失敗だったのかどうか、今も判断がつかない。 初日の集合場所 ...

台湾ブラック:恋と呪いのトレードオフ~エリートの家に入り込んだ、名前のない闇。#5,558

【ゆっくり怪談】蠱毒な女(こどくなおんな) 台湾人の俊賢とは、彼が日本語勉強で日本滞在中に友達になりました。 912:あるHPよりコピペ 投稿日:03/08/10 20:20 アメリカで教育を受け、父 ...

誰も拾わなかった視線 rw+9,028

地元に戻ってきてから、あの道を避けて通るようになった。 通勤路としては近道だし、危険な場所でもない。それでも、あそこを通るたびに、胸の奥がじわじわと締めつけられる感覚がある。 国道沿いの林の縁だ。ガー ...

【名作怖い話】幽閉児 #6,970

【ゆっくり怪談】幽閉児【名作怖い話】 荒野のようだ その住宅街に来て、俺は一番にそう思った。 新興住宅地として開発されて十年以上経つらしいが、家はポツポツとしか建っておらず、整備されて白茶けた土地ばか ...

刀にまつわる怖い話 #+5,610

怖い話ではないと思うが、現在進行形で起こってる話。 720 刀 2006/12/22(金) 12:38:16 ID:E6ar14uE0 文才もないんで事実だけを並べてくよ。 俺は今、一九歳で二回生に上 ...

なんも聞いてないな rw+4,179

猫だけは殺すな【ゆっくり朗読】 2006年の夏、高知県香南市赤岡町を訪れた。 目的は二つあった。一つは夜の闇の中、ろうそくの火だけで絵を見るという「絵金祭り」を自分の目で確かめること。もう一つは、赤岡 ...

欠番の客室 rw+4,460

都内のあのホテル。名前を聞けば誰でも知っている。 上品な内装に、行き届いた接客。格式だけが静かに積み重なったような場所だ。 母方の伯母と祖母が、そこに泊まる予定だった。二週間前から予約していたという話 ...

白いスーツの男 rw+7.738

会社勤めをしていた頃、二十歳そこそこの私は、どこにでもいる普通の事務員だった。 外壁の修復工事で出入りしていた男、市川と出会ったのは初夏だったと思う。日焼けした腕、ヘルメットの跡が残る額、無精髭の奥で ...

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