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写真の中にいない人 rw+8,399
俺が新入社員として入社した会社で、三年間ずっと一緒に仕事をしていた先輩の話だ。 宣伝部に配属された俺は、取引先回りをその先輩と二人で担当していた。先輩は入社十年目のベテランで、頭が切れて、明るく、正義 ...
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泣いていたのは rw+6,018
【ゆっくり怪談】喜界島廃病院 それは、おじいがまだ子供だった頃の話だ。 逆算すると、終戦からあまり時間が経っていない頃になるらしい。 場所は沖縄の宮古諸島、伊良部島という小さな島だ。 当時は玩具などな ...
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スピンオフ:カワサキ村~まだ足りない nc+
――あの夜から、五年が経った。 俺はもう岐阜にはいない。 仕事も変わり、あのバーに通っていた頃の生活とはまるで別の場所で生きている。 それでも、完全に終わったとは思えない出来事がある。 川崎村、あるい ...
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カワサキ村【定番!!子々孫々語り継がれる怖い話】#11,675
2026/01/02 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話【ゆっくり怪談】カワサキ村【定番!!子々孫々語り継がれる怖い話】 昔、俺が体験した話。 俺は出張で岐阜県に一ヶ月ほど滞在していた。 岐阜市内より三重県のほうが近いような田舎。 まぁ田舎っていっても駅周 ...
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動いた分だけ rw+6,558
僕が大学生だった頃、通っていたバーの常連に小松さんという人がいた。 二十代後半の会社員で、同じ茨城出身だったことから、自然と話すようになった。派手さはないが、季節の話題を楽しむ、穏やかな客だった。 ち ...
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誰も「知らない」と答える場所 rw+6,624
俺の実家は、超がつくほどの田舎だ。 十世帯ほどしかない小さな村で、いわゆる限界集落と呼ばれる場所だ。 とはいえ、水道も電気も普通に通っているし、住人もごく普通の年寄りばかりだ。都会の人間が言うような、 ...
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ライトを消したまま rw+7,951
大学の先輩とドライブ旅行に行った帰り道のことだ。 夜八時を少し回った頃、山越えの道に入った。ナビは「最短」と表示していたが、周囲に民家はなく、街灯も途切れている。ヘッドライトが照らす範囲以外は、墨を流 ...
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禍魂(マガタマ)rc+4,102
2025/12/27 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, 集落・田舎の怖い話
俺が中学生の頃、祖父から聞いた話だ。その話自体は、さらに遡って曽祖父から伝わったものらしい。 地元には、神主もいない古びた神社がある。誰も住むことなくひっそりと佇むその神社に祀られているのは、いわゆる ...
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脚折竈 rc+3,053
2025/12/26 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話あれは九年前のこと。 ある日、釣りを終えた兄が、顔面蒼白で家へ転がり込んできた。ガタガタと震える兄に、母と二人で温かい紅茶を差し出しながら話を聞くと、兄はただ一点を見つめ、か細い声で繰り返すばかりだっ ...
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治ったのは誰だったのか rw+6,552
落人の伝説は日本各地に残っている。 源義経の名が最も知られているが、私が住む四国の沿岸部にも、別の落人譚がひっそりと語り継がれている。 この土地では、壇ノ浦で海に沈んだとされる幼少の天皇が実は生き延び ...
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かなりヤバイ集落を見つけた話【まとめ】#28,477-0104
宮崎県に住むものなんですが、先日かなりすごい集落を発見してしまいました。 先週の土曜日に友人と二人で、サイクリングに行った時でした。 その日は、今まで行ったことのない方ない方へと道を進んで行こうという ...
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御神体の戻る日 rcw+6,650-0104
2025/12/13 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 新潟県八月三日の朝、ばあちゃんはいつもより早く起きていた。 台所で物音がするので様子を見に行くと、膝が悪いはずなのに、もう外出の支度を終えていた。 「今日は一二様の日だすけ、遅れるわけにいかん」 その言い方 ...
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廃村に響く鬼の記憶:変生(へんじょう)r+6,641
これは、東北の山奥にある今は廃村となった集落での話だ。 村には古くから「野火送り」と呼ばれる火葬の風習があった。 山の火葬場で薪を積み上げ、遺体を野に送りながら炎で清める。 人々は火が舞う山肌を仰ぎ、 ...
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見張られている山 rw+5,632-0107
化学を専攻する理系の人間として、占いやオカルトに興味はあっても、それを現実と結びつけたことはなかった。 再現性のない現象は、観測者の主観に依存する。そう考えることで、世界は安全に保たれていた。 大学の ...
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ごぜさんの鐘 rw+3,230-0105
あたり一面、山しかない土地で生まれ育った。どこを見ても稜線が重なり、視界の行き止まりには必ず木立があった。子どもの頃の私にとって、世界は山に囲われた器のようなものだった。 集落の外れに、古い寺がある。 ...
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森守り r+6,036
俺の田舎は四国の高知県の山奥にある小さな集落だ。 もっとも、そこは祖母の故郷であり、親父の代から家族は関西で暮らしている。親類もほとんど村を離れていて、長らく疎遠な状態だった。俺自身も幼いころに一度行 ...
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【鬼熊事件】村人は何故犯人を匿ったのか?r+7,075-7,691
鬼熊事件(おにくまじけん)とは 1926年に千葉県香取郡久賀村(現:多古町/たこまち)で発生した殺人事件。 岩淵熊次郎の物語:狂気と血塗られた愛 これは、かつて「鬼熊」と呼ばれた岩淵熊次郎の顛末を記し ...
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蛇田の駐車場 r+5,032-5,651
2025/11/28 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話, ほんとにあった怖い話
自分の住んでいる町は、田舎の中核都市。 あの土地は、もとは「蛇田」と呼ばれていた田んぼだった。小学生の頃から母に「蛇田には近づくな」と何度も言われてきたが、その理由を誰も詳しく話そうとしなかった。湿っ ...
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神隠しの町~呪われた祠の囁き r+5,163-5,759
三年前の夏の出来事 大学に入学して間もなく、親しくなった斉木と中島と共に、夏休みの暇を持て余し、斉木の親戚が経営する某山陰地方の民宿へ旅行に出かけることにした。二泊の予定だった。 町に到着し、夕暮れ時 ...
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祖父の代償 r+5,080-5,646
今でも、祖父の家の裏山に漂っていた湿った匂いを思い出す。 夏休みごとに弟と訪れていたその古い家は、瓦屋根が低く沈み、庭先に錆びた農具が積み上げられていた。夕方になると裏山から蝉の声と湿った土の匂いが重 ...
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泣かない赤児 r+4,963-5,478
2025/11/15 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 東北地方私がまだ小学生の頃、母方の祖父の故郷で体験した出来事についてここに記す。 祖父が他界して十年が経過した今、その出来事を公にすることにした。ここで語られる内容は古くからの因習と民間信仰が深く絡んでいるた ...
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帰省:封印された記憶が目覚めるとき r+5,695-6,258
去年の夏、約十年ぶりに実家へ帰省したときのことを書こうと思う。 この体験には非常に複雑な感情と不安が絡み合っており、長文になるかもしれないので、興味のない方は読み飛ばしていただいて構わない。 私は現在 ...
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被猿 rw+5,607-0103
2025/11/10 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 四国地方これは、四国の片田舎で生まれ育ったある男性から聞いた話だ。 彼の育った町には、今では信じられないような価値観と沈黙の掟が残っていた。町は小さく、家系と血縁が重なり合い、誰がどこの家の人間かを皆が把握し ...
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川底のまなざし r+1,986-2,307
学生時代、古びた民家の縁側で友人からこの話を聞かされた。 その時、ひどく喉が渇いたのに、なぜか一口も水が飲めなかったことを覚えている。 彼の故郷は山と山に挟まれた盆地で、夏の陽は鋭い刃物のように差し込 ...
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みな殺しの寺事件 r+6,316
みな殺しの寺事件【ゆっくり朗読】 1934年(昭和九年)三月十九日午前零時過ぎ、福井県武生町(現・越前市)にある双竜寺(仮名)で火災が発生。 あの日のことを、どうしても忘れることができない。武生町の空 ...
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舵子の悲劇 #8,268
映画:怒りの孤島 上映時間・108分 配給作品(日映作品)1958年(昭和33年) 水木洋子が書いた原作(NHK放送劇)を水木洋子自ら脚色、久松静児が監督した社会ドラマ。撮影は木塚誠一。主演は鈴木和夫 ...
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赤い舟の呼び声 r+7,749
子どもの頃から大学に入るまで、ずっと海辺の町で育った。 浜に沿って国道が走り、その背後はすぐ山。山の斜面に家がぽつぽつと張り付くように建ち、浜辺には漁のための小屋が並んでいた。けれど、うちだけは漁師じ ...
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いんびの夜 r+7,470
もう十数年以上も前のことになる。正確な年齢は定かじゃないが、五歳くらいだったと思う。 記憶の端は、あの山の冷たい空気と、深く染み込んだ土の匂いから始まる。 暮らしていた村は、地図にも載らないほど奥まっ ...
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晴海の棺 r+7,609
法事で実家に戻ったのは、たしか、去年の夏だったと思う。 久しぶりの帰省だったから、何となく落ち着かなくて、法要が終わった夜、親戚一同が帰ったあと、私は居間で叔父とふたり、ビールを開けた。 酔いがまわっ ...
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祟り神(疫神)を祀る神社 #8,788
【ゆっくり怪談】祟り神(疫神)を祀る神社 私の実家は元被差別部落だった(と、思われる土地)にある。 517 :本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 10:13:29 ID:FiiTfcM ...
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祝福と呪詛の桃色袋 r+6,698
母の故郷の話を初めて知ったのは、大学進学の準備をしていた数年前のことだった。 進学先は東京。地方の静かな街で暮らしていた私には、それだけで大きな転機だった。駅前にはスタバもなければ、大型チェーン店も見 ...
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忌箱 r+7,915
あれは平成八年、高三の秋口だった。 俺は北のほうの寒村に生まれ育って、何もない町で、娯楽も刺激もろくにない。そんな町に腐る寸前の俺たちが、当然のように憑かれたように集まっていたのが、例の廃神社だった。 ...
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鳥居の向こうにあったもの r+9,443
二〇〇六年の盆休み。あの夜のことを思い出すと、今でも喉の奥がヒュッと冷える。 俺の家系では、盆の間は海にも山にも近づくな、という決まりがあった。理由はよくわからない。けれど、小さな頃から、盆に外で遊び ...
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髪被喪(かんひも)~封じられた腕輪 r+7,470
【ゆっくり怪談】髪被喪(かんひも) 僕の母の実家は長野の山奥、信州新町ってとこから奥に入ってったとこなんですけど。 僕があの腕輪を見つけたのは、忘れもしない小学校四年の夏。あの夏、親の都合で仕方なく、 ...
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神の嫁 r+8,293
小学校五年生の時の話だ。 これまで何度も思い返しては、夢だったことにしてきた。でも、どうしても現実だった気がしてならない。 父の実家は、山に囲まれた寂しい集落にある。コンビニも自販機もない。電車は通っ ...
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土蔵のうしおとこ r+13,790
「牛の首」というタイトルの話があると聞き、昔、奈良のひいじいちゃんから聞いた話を思い出した。 戦前のことだ。 祖父の形見分けで蔵の整理をしていたら、古びた手帳が出てきた。墨で書かれたくすんだ筆跡に、聞 ...
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ヤンチュの呪い~イマジョ伝説 r+10,981
大学時代、同じゼミに奄美大島出身の男がいた。 物静かで、あまり地元のことを話したがらないやつだったが、ゼミ合宿で深夜に酒を飲んでいた時、ふと思い出して「イマジョって知ってる?」と水を向けてみた。 首を ...
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天明大飢饉の凄惨な記録 #6,348
【ゆっくり怪談】天明大飢饉の凄惨な記録 ウチの地域(山間部)で実際に起きた歴史。 1783~1784年。世に名高い「天明の大飢饉」があった。 我が南部藩でも沢山の人間が死んだ。 南部藩がまとめた『南部 ...
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二つ枕の儀 r+6,927
地元は山の奥にある集落だった。 舗装の剥げた一車線の山道を登った先にある、小さな盆地のような場所で、いまではもう、墓石と崩れかけた蔵が残るだけだ。 中学を出てすぐ県外の高校に進学し、そのまま地元から離 ...
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帰らずの村 r+8,517
職場の飲み会の席で、十年以上前の話だと、上司がぽつりと語った。 その頃、地方に新設された工場の事務所に配属された上司は、山間の寂れた町外れにあるその施設で、夜遅くまでひとり仕事をしていたらしい。 帰路 ...
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六部殺し(ろくぶごろし)#6434
【ゆっくり怪談】六部殺し 六部殺し(ろくぶごろし)は、日本各地に伝わる民話・怪談カテゴリーの一つ。 ある農家が旅の六部を殺して金品を奪い、それを元手にして財を成したが、生まれた子供が六部の生まれ変わり ...
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むかさり(ムカサリ絵馬) r+11,230
【ゆっくり怪談】むかさり(ムカサリ絵馬) 俺は今は大きなデザイン事務所に勤めてるんだけど 427 :本当にあった怖い名無し:2012/05/31(木) 19:40:21.57 ID:A9d0tpN10 ...
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祀の穴 r+11,075
長野の山間部に残るある儀式について、民俗学者の先生から聞いた話だ。 場所はあえて伏せるが、県境に近い盆地の奥にある小さな集落で、冬には雪が二メートルも積もるようなところだという。地図には名前だけが載っ ...
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生贄の村 r+6207
自宅近くに、小高い山がある。 麓から中腹あたりまで、なぜかアスファルトで舗装された道が続いている。特に景勝地というわけでも、大規模な伐採が行われている様子もない。その道が何のためにあるのか、ずっと謎だ ...
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奇妙な村人《ホラーテラーさん》#6334
【ゆっくり怪談】奇妙な村人 友人の奥山とある村に行ったときの話。 メアさん 2008/08/31 00:59「怖い話投稿:ホラーテラー」 俺と奥山は仕事がらいろいろな地方を旅して回ることが多い。 仕事 ...
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隠し念仏 #7,707
【ゆっくり怪談】隠し念仏 岩手には隠し念仏というのがある。 10 :2009/12/09(水) 23:29:01 ID:xTkHBC6G0 これはその昔、親鸞二十四徒の一人である是信房が広めた念仏と、 ...
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奇妙な村の祭り(おにいさん)r+6,309
2025/04/04 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話幼い頃、まだ自然の名残が残っていた都市近郊で育った。 あちこちに空き地があって、外で遊ぶ場所には困らなかった。家のそばに広がる広大な空き地では、毎年のように盆踊りが開かれ、それが当たり前のような夏の風 ...
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過疎の村 r+7,746
うちのかみさんが昔、旅行代理店でバスの添乗員の仕事をやっていたときの話。 徳島県の山奥、木屋平村。かつて妻が旅行代理店で添乗員をしていた頃、会社の慰安旅行でその村へ行ったという。 村には店らしい店もな ...
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【名作】禁断の田代峠奥【語り継がれる実話系怖い話/ゆっくり朗読】#15,034
【ゆっくり怪談】禁断の田代峠奥【語り継がれる実話系怖い話】 禁断の田代峠奥~高橋コウの手記より(1979年) タブーの山への挑戦 私の住んでいる山形県最上町は、宮城秋田両県の県境に近い場所で、奥羽山脈 ...
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謎の集落 r+10,623
四国の大学で地質学の卒論を書いた。 テーマは、特定地域の地層構造の調査と地質図の作成だった。そのため、何度も山に入り、フィールドワークを行う必要があった。 フィールドワークでは、一人で山に入る。基本 ...