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凡例のない印 rw+12,618
四国の大学で地質学の卒論を書いた。 特定地域の地層構造を調べ、地質図を作成するのがテーマだった。何度も山に入り、露頭を探してはフィールド帳に記録し、自分の歩数とコンパスでルートを引き直す。国土地理院の ...
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【名作】一つの村が消えた話【ネットで語り継がれる怖い話】#27,543-0221
2026/02/19 -長編, 集落・田舎の怖い話, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話https://www.nicovideo.jp/watch/sm45963921?ref=garage_share_other 俺はある山奥の村で生まれ育った。 人口は百人程度、村に学校は無かったか ...
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二度 rw+9,366
吉野さん(仮名)から聞いた話だ。 彼の地元は温泉地として知られているが、地元の人間なら誰もが口を閉ざす場所が一つある。正式な名前を出す者はいない。地図にも載っていない。子どもの頃から「行くな」とだけ言 ...
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話が進んでいる rw+11,727-0122
このあいだ、就職活動で山間の村に行った。 条件が妙に良かった。事務職、高卒可、月給二十五万円、賞与六か月、土日祝日休み、寮費と光熱費無料。応募者ゼロ。あまりにも出来すぎていたが、逆に言えば競争がない。 ...
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写真の中にいない人 rw+8,399
俺が新入社員として入社した会社で、三年間ずっと一緒に仕事をしていた先輩の話だ。 宣伝部に配属された俺は、取引先回りをその先輩と二人で担当していた。先輩は入社十年目のベテランで、頭が切れて、明るく、正義 ...
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泣いていたのは rw+6,018
【ゆっくり怪談】喜界島廃病院 それは、おじいがまだ子供だった頃の話だ。 逆算すると、終戦からあまり時間が経っていない頃になるらしい。 場所は沖縄の宮古諸島、伊良部島という小さな島だ。 当時は玩具などな ...
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スピンオフ:カワサキ村~まだ足りない nc+
――あの夜から、五年が経った。 俺はもう岐阜にはいない。 仕事も変わり、あのバーに通っていた頃の生活とはまるで別の場所で生きている。 それでも、完全に終わったとは思えない出来事がある。 川崎村、あるい ...
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カワサキ村【定番!!子々孫々語り継がれる怖い話】#11,675
2026/01/02 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話【ゆっくり怪談】カワサキ村【定番!!子々孫々語り継がれる怖い話】 昔、俺が体験した話。 俺は出張で岐阜県に一ヶ月ほど滞在していた。 岐阜市内より三重県のほうが近いような田舎。 まぁ田舎っていっても駅周 ...
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動いた分だけ rw+6,558
僕が大学生だった頃、通っていたバーの常連に小松さんという人がいた。 二十代後半の会社員で、同じ茨城出身だったことから、自然と話すようになった。派手さはないが、季節の話題を楽しむ、穏やかな客だった。 ち ...
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誰も「知らない」と答える場所 rw+6,624
俺の実家は、超がつくほどの田舎だ。 十世帯ほどしかない小さな村で、いわゆる限界集落と呼ばれる場所だ。 とはいえ、水道も電気も普通に通っているし、住人もごく普通の年寄りばかりだ。都会の人間が言うような、 ...
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ライトを消したまま rw+7,951
大学の先輩とドライブ旅行に行った帰り道のことだ。 夜八時を少し回った頃、山越えの道に入った。ナビは「最短」と表示していたが、周囲に民家はなく、街灯も途切れている。ヘッドライトが照らす範囲以外は、墨を流 ...
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禍魂(マガタマ)rc+4,102
2025/12/27 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, 集落・田舎の怖い話
俺が中学生の頃、祖父から聞いた話だ。その話自体は、さらに遡って曽祖父から伝わったものらしい。 地元には、神主もいない古びた神社がある。誰も住むことなくひっそりと佇むその神社に祀られているのは、いわゆる ...
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脚折竈 rc+3,053
2025/12/26 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話あれは九年前のこと。 ある日、釣りを終えた兄が、顔面蒼白で家へ転がり込んできた。ガタガタと震える兄に、母と二人で温かい紅茶を差し出しながら話を聞くと、兄はただ一点を見つめ、か細い声で繰り返すばかりだっ ...
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治ったのは誰だったのか rw+6,552
落人の伝説は日本各地に残っている。 源義経の名が最も知られているが、私が住む四国の沿岸部にも、別の落人譚がひっそりと語り継がれている。 この土地では、壇ノ浦で海に沈んだとされる幼少の天皇が実は生き延び ...
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かなりヤバイ集落を見つけた話【まとめ】#28,477-0104
宮崎県に住むものなんですが、先日かなりすごい集落を発見してしまいました。 先週の土曜日に友人と二人で、サイクリングに行った時でした。 その日は、今まで行ったことのない方ない方へと道を進んで行こうという ...
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御神体の戻る日 rcw+6,650-0104
2025/12/13 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 新潟県八月三日の朝、ばあちゃんはいつもより早く起きていた。 台所で物音がするので様子を見に行くと、膝が悪いはずなのに、もう外出の支度を終えていた。 「今日は一二様の日だすけ、遅れるわけにいかん」 その言い方 ...
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送ったのは誰だったか rw+6,913-0116
これは、東北の山奥にあった、今はもう地図からも消えた集落での話だ。 その村では、死者を土に埋めず「野火送り」と呼ばれる火葬を行っていた。山の斜面に薪を積み、遺体をむしろで包み、火を放つ。炎が立ちのぼる ...
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見張られている山 rw+5,632-0107
化学を専攻する理系の人間として、占いやオカルトに興味はあっても、それを現実と結びつけたことはなかった。 再現性のない現象は、観測者の主観に依存する。そう考えることで、世界は安全に保たれていた。 大学の ...
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ごぜさんの鐘 rw+3,230-0105
あたり一面、山しかない土地で生まれ育った。どこを見ても稜線が重なり、視界の行き止まりには必ず木立があった。子どもの頃の私にとって、世界は山に囲われた器のようなものだった。 集落の外れに、古い寺がある。 ...
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森の声を積んだ車 rw+6,211-0129
【ゆっくり怪談】モリモリさま 俺の田舎は四国の高知県の山奥にある小さな集落だ。 正確には、祖母の生まれた場所で、親父の代から家族は関西に出ている。 親類の多くも村を離れ、長く疎遠だった。 俺自身も幼い ...
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【鬼熊事件】村人は何故犯人を匿ったのか?r+7,075-7,691
鬼熊事件(おにくまじけん)とは 1926年に千葉県香取郡久賀村(現:多古町/たこまち)で発生した殺人事件。 岩淵熊次郎の物語:狂気と血塗られた愛 これは、かつて「鬼熊」と呼ばれた岩淵熊次郎の顛末を記し ...
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蛇田の駐車場 rc+5,942-0131
2025/11/28 -中編, r+, 集落・田舎の怖い話, ほんとにあった怖い話
自分の住んでいる町は、田舎の中核都市。 あの土地は、もとは「蛇田」と呼ばれていた田んぼだった。小学生の頃から母に「蛇田には近づくな」と何度も言われてきたが、その理由を誰も詳しく話そうとしなかった。湿っ ...
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神隠しの町~呪われた祠の囁き r+5,163-5,759
三年前の夏の出来事 大学に入学して間もなく、親しくなった斉木と中島と共に、夏休みの暇を持て余し、斉木の親戚が経営する某山陰地方の民宿へ旅行に出かけることにした。二泊の予定だった。 町に到着し、夕暮れ時 ...
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育てるもの rcw+5,925-0129
今でも、祖父の家の裏山に漂っていた湿った匂いを思い出す。 夏休みごとに弟と連れて行かれたその家は、瓦屋根が低く沈み、庭先には使われなくなった農具が無造作に積まれていた。夕方になると、裏山から蝉の声と湿 ...
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泣かない赤児 #5,676-0216
2025/11/15 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 東北地方私がまだ小学生の頃、母方の祖父の故郷で体験した出来事についてここに記す。 祖父が他界して十年が経過した今、その出来事を公にすることにした。ここで語られる内容は古くからの因習と民間信仰が深く絡んでいるた ...
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帰省:封印された記憶が目覚めるとき r+5,695-6,258
去年の夏、約十年ぶりに実家へ帰省したときのことを書こうと思う。 この体験には非常に複雑な感情と不安が絡み合っており、長文になるかもしれないので、興味のない方は読み飛ばしていただいて構わない。 私は現在 ...
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被猿 rw+5,607-0103
2025/11/10 -短編, r+, 集落・田舎の怖い話
ネットで有名な怖い話, 四国地方これは、四国の片田舎で生まれ育ったある男性から聞いた話だ。 彼の育った町には、今では信じられないような価値観と沈黙の掟が残っていた。町は小さく、家系と血縁が重なり合い、誰がどこの家の人間かを皆が把握し ...
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下から見られる rw+2,447-0120
学生時代、古びた民家の縁側で友人からこの話を聞かされた。 真夏だったはずなのに、妙に口の中が乾き、喉の奥がひりついていた。すぐ横には水の入ったポットが置かれていたのに、なぜか手を伸ばす気になれなかった ...
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みな殺しの寺事件 r+6,316
みな殺しの寺事件【ゆっくり朗読】 1934年(昭和九年)三月十九日午前零時過ぎ、福井県武生町(現・越前市)にある双竜寺(仮名)で火災が発生。 あの日のことを、どうしても忘れることができない。武生町の空 ...
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舵子の悲劇 #8,268
映画:怒りの孤島 上映時間・108分 配給作品(日映作品)1958年(昭和33年) 水木洋子が書いた原作(NHK放送劇)を水木洋子自ら脚色、久松静児が監督した社会ドラマ。撮影は木塚誠一。主演は鈴木和夫 ...
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赤い舟の呼び声 r+7,749
子どもの頃から大学に入るまで、ずっと海辺の町で育った。 浜に沿って国道が走り、その背後はすぐ山。山の斜面に家がぽつぽつと張り付くように建ち、浜辺には漁のための小屋が並んでいた。けれど、うちだけは漁師じ ...
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七年ぶりのいんび rcw+8,072-0124
もう二十年近く前のことになる。 正確な年齢は分からないが、たぶん五歳くらいだった。 最初に思い出すのは、冷たい山の空気と、湿った土の匂いだ。 あの匂いは今でも、ときどき鼻の奥に蘇る。 私が育った村は、 ...
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また行く場所 rcw+8,166-0122
法事で実家に戻ったのは、去年の夏だったと思う。 久しぶりの帰省で落ち着かず、法要が終わった夜、親戚が全員帰ったあと、居間で叔父と二人、缶ビールを開けた。窓は閉め切っていたのに、どこか湿った匂いが残って ...
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祟り神(疫神)を祀る神社 #8,788
【ゆっくり怪談】祟り神(疫神)を祀る神社 私の実家は元被差別部落だった(と、思われる土地)にある。 517 :本当にあった怖い名無し:2010/08/26(木) 10:13:29 ID:FiiTfcM ...
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ハカソヤ rw+7,305-0126
母の故郷の話を、私は長いあいだ何も知らずにいた。 それを初めて聞かされたのは、大学進学が決まり、東京で暮らす準備をしていた頃だ。地方の静かな街で育った私にとって、東京は現実味のない異界だった。駅前にス ...
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神社に戻った理由 rw+8,520-0203
あれは平成八年、高三の秋口だった。 俺は北のほうの寒村に生まれ育った。町と呼ぶには心許ない集落で、夜になれば灯りはまばら、娯楽らしい娯楽もない。高校生の俺たちは、腐りかけた魚みたいに行き場を失い、気が ...
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笑っていたのは誰だったか rcw+10,064-0126
二〇〇六年の盆休み。 あの夜のことを思い出すと、今でも喉の奥がひゅっと冷える。 俺の家系には、盆の間は海にも山にも近づくなという決まりがあった。理由は誰も説明しない。ただ、昔からそうだという一点だけが ...
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戻してはいけない腕輪 rcw+7,831-0122
【ゆっくり怪談】髪被喪(かんひも) 僕の母の実家は、長野の山奥にある。信州新町からさらに奥へ入った、地図の端に追いやられたような集落だ。 あの腕輪を見つけたのは、小学校四年の夏だった。親の都合で、半ば ...
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選ばれた夜 rcw+8,879-0128
小学校五年生の時の話だ。 何度も夢だったことにしようとした。時間が経てば、子どもの記憶は形を変える。そう思い込もうとした。けれど、どうしてもあの夜だけは、現実だった感触が抜けない。 父の実家は山に囲ま ...
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土蔵のうしおとこ rw+14,458-0202
「牛の首」という題の話があると知って、奈良のひいじいちゃんが酒の匂いと一緒にこぼした昔話を思い出した。 戦前の話だと言っていた。結末だけは聞くな、と言われた気がする。なぜ聞くなと言われたのかだけが、今 ...
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返しは終わっていない rw+10,981
大学時代、同じゼミに奄美大島出身の男がいた。 物静かで、地元の話題になるといつも視線を逸らすやつだった。観光地や方言の話ならまだしも、昔話や家の由来の話になると、明らかに口数が減る。 ゼミ合宿の夜、酔 ...
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天明大飢饉の凄惨な記録 #6,348
【ゆっくり怪談】天明大飢饉の凄惨な記録 ウチの地域(山間部)で実際に起きた歴史。 1783~1784年。世に名高い「天明の大飢饉」があった。 我が南部藩でも沢山の人間が死んだ。 南部藩がまとめた『南部 ...
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二つの枕 rw+6,927
地図から消えかけた山の集落がある。 舗装の剥げた一車線の道をいくつも折れ、峠を越えた先にひらける小さな盆地だ。いま残っているのは墓石と、壁の崩れた蔵、それに数軒の空き家だけ。夜になれば、街灯の数より星 ...
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まだ数えている rw+9,454-0206
職場の飲み会の席で、上司がぽつりと語り始めた。もう十年以上前の話だという。 当時、地方に新設された工場の事務所に配属され、山間の町外れにある施設で、夜遅くまでひとり仕事をする日が続いていた。残業明けの ...
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六部殺し(ろくぶごろし)#6434
【ゆっくり怪談】六部殺し 六部殺し(ろくぶごろし)は、日本各地に伝わる民話・怪談カテゴリーの一つ。 ある農家が旅の六部を殺して金品を奪い、それを元手にして財を成したが、生まれた子供が六部の生まれ変わり ...
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むかさり(ムカサリ絵馬)#11,821-0118
【ゆっくり怪談】むかさり(ムカサリ絵馬) 俺は今は大きなデザイン事務所に勤めてるんだけど 427 :本当にあった怖い名無し:2012/05/31(木) 19:40:21.57 ID:A9d0tpN10 ...
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外に出さないために rw+11,075
長野の山間部に残るある儀式について、民俗学者の先生から聞いた話だ。 場所は伏せる。県境に近い盆地の奥、小さな集落。冬になれば雪が二メートル積もり、国道から脇道へ入り、さらに林道を登らなければ辿り着けな ...
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空白の席 rw+6207
自宅の裏手に、小高い山がある。 麓から中腹まで、不自然なほどきれいに舗装された道が延びている。観光地でもない。伐採地でもない。ただ途中で、ぶつりと途切れている。 子どもの頃、古老に理由を尋ねたことがあ ...
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奇妙な村人《ホラーテラーさん》#6334
【ゆっくり怪談】奇妙な村人 友人の奥山とある村に行ったときの話。 メアさん 2008/08/31 00:59「怖い話投稿:ホラーテラー」 俺と奥山は仕事がらいろいろな地方を旅して回ることが多い。 仕事 ...
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隠し念仏 #7,707
【ゆっくり怪談】隠し念仏 岩手には隠し念仏というのがある。 10 :2009/12/09(水) 23:29:01 ID:xTkHBC6G0 これはその昔、親鸞二十四徒の一人である是信房が広めた念仏と、 ...