昨日、裏高尾まで紅葉を見につうか、軽いハイキング気分で出かけてきたんだが、そこの山道で、キノコ取りに来ているおっさんと出会ったんですよ。
2008/10/14(火) 23:44:02 ID:rWzmRHQp0
で、俺も暇なもんだから、色々とそのおっさんに、食えるキノコと食えないキノコだとか、アケビだとか教わっていると、
藪の中から浮浪者みたいな婆さんが出てきて、スジコみたいな木の実を差し出してきたんですよ。
何かすんごくニカニカしながら、「美味いから食ってみろ」的な事を繰り返し差し出してくるんで、
ん??っと思いながらも、おっさんの知り合いかと思って受け取って振り向くと、おっさんが能面みたいな無表情になってるのよ。
でもって婆さんはと言うと、満足したかのように藪の中に戻って行っちまったのよ。
そしたらその瞬間、おっさんが俺の受け取った木の実を掴んで反対の藪の中にポイっ。
??っと思いながら理由を聞くと、「*ヨモツヘグリだ」っと言って黙りこんで、それ以上聞ける雰囲気じゃなくなり、有無を言わさず山を降りる事になったんですよ。
その時は、あの婆が山の持ち主で、木の実=京都の料亭のぶぶ漬けみたいなものなのかなぁ……
つまり、山の持ち主からとっとと帰れというサインを受け取ったのか、
と勝手に解釈したんだけど、見た事無い木の実だったから気になって、
今さっきおっさんが言っていた『ヨモツヘグリ』で検索かけたら、
『*黄泉戸契』とか出てきちゃったという……
何か今更ながら動揺しているせいで、テンションおかしくて読みづらいな……
※黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)
237 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 00:19:03 ID:SkWs1g1a0
そのおばあさんもう死んでるってことか。コエー
死者の国の食べ物を食べると、もう戻れなくなるというからな。
でも、どうなるか食べてみて欲しかったけど(笑)
241 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 01:38:18 ID:Y37pXhUz0
改めて読んで、スジコってテンナンショウの実かなと思った。
今頃山歩いてると林の中なんかでたまに見かける。
↓
http://eco.goo.ne.jp/nature/unno/diary/200702/1172394846.html
http://cant.air-nifty.com/photos/yasou/tennnannsyo.html
243 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 06:46:13 ID:uF5kfqzK0
読んでいて、名前は知りませんでしたが、その写真の物かなと思ってました。
で、食べると何か問題有るのですか?
青酸系の毒があるとか?
245 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 11:43:32 ID:q0dhoEC50
子供の頃、何故か口に入れたことがある(笑)
なんか口の中で爆裂!ってぐらいの刺激があったなぁ。
3日ぐらいずっと舌がピリピリしてて結構トラウマ。
この実自体の味じゃなくて、虫でも付いてたのかもしれないけど。
249 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 18:29:36 ID:qknCAcdg0
今更だが
おっさん、そのばあさんが死んだ人だって知ってたんじゃねえのかな?
死んだはずの人が出てきたから、思わず固まっちゃったんじゃねえかな?
ってなんか思った。
死んだ人が持ってきた食べ物=黄泉戸契なんじゃないかなって。
251 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 19:12:00 ID:RFoXFYKr0
>>241さん!!たぶんそれです!!
上の写真の粒をもっと密にした感じでした。
あと、果物っぽい甘い臭いとかは特にしませんでした。
しかし毒という事は、あの婆さん何の恨みがあって俺に食わせようとしたんだろ……
あの一帯で、無知な登山客に怪しい物食わせるちょっとアレな婆さんとして有名人で、おっさんはそれを知っていたって事なんだろか??
それとも、やっぱり素人には解らない何かの暗号とか……?
あと婆さん、幽霊だとしたら凄くリアルでした。
252 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 20:12:46 ID:tYe5ccVt0
仲間を増やすために、あの世に送ろうとしたのでないかな。
婆さんに憑依している邪悪な霊による誘い(いざない)の術。
おっさんがいなかったら食わされてる。
ババア自体が霊である可能性もある。
この場合、差し出された毒の実は実際には自分で採ったものだ。
つまり、その段階から悪霊に憑依されて、知らぬ間にコントロールされているわけだ。
その後、オッサンのところに行ったのは守護霊のなせるわざであり、毒の実を手に握ってニタニタと誰もいないところに向かって話をしているので、霊にやられとると直感。
九字を切って霊を退散させつつ、毒の実を投げ捨てた。
なぜなら、憑依を受けた人間は、直ぐには醒めない場合が少なからずあるからだ。
どちらにせよ、取り敢えずは救われた。
しかし、油断があるから隙を突かれる。
253 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 20:20:04 ID:skUo0unW0
>>252
面白い説だね(笑)
そうだとすると、おじさんとのその後にヒントがある気がする。
実は最初から気になっていたんだが、気まずくなってから下山して別れるまで、おじさんとなにを話したか憶えている?まさか最後まで無言だったってことはあるまい?
258 :本当にあった怖い名無し:2008/10/15(水) 21:28:25 ID:RFoXFYKr0
>>253
いや……もう、本当にそんな無駄話とかできるような雰囲気じゃなかったのよ。
先にスタスタ歩いていかれて、偶に俺がちゃんとついて来ているか確認するように振り返るって感じ。
その度に、何か言おう……っと思いながらも、何を言ったら良いか解らず無言のまま数十分。
その間した話といえば、何使って何処へ帰るのかとかその程度。
結局、一緒にバスに乗ったけど、やっぱり殆ど無言で高尾駅で挨拶だけして別れた。
(了)