ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

【定番・名作】両面宿儺(リョウメンスクナ)r+5,740

俺は建築関係の仕事をしている。 先日、岩手県のとある古い寺を解体することになった。今では利用者もおらず、ひっそりと廃れている寺だ。解体作業を始めてしばらくしたところ、同僚が俺を呼んだ。 「ちょっと来て ...

犬畜生 r+4,353

これは、昨年、ある女性が体験した話だ。 その地域では、同じ苗字の住人が多いせいか、郵便物の誤配送が頻繁に起こるという。女性も時々、似た住所の同姓の人宛の封書が自分のポストに届くことがあった。通常は中身 ...

最後の卵 r+4.321

2025/12/10   -短編, r+, 都市伝説

これは、ある警察関係者から聞いた話だ。 若い女性の部屋で見つかったのは、一人の男の信じがたい形の遺体だった。遺体はバラバラにされ、その破片が無数の卵殻の中に詰め込まれていたのだ。 事件の中心にいたのは ...

満員電車の空席 r+4,464

高校一年生のとき、電車で「ヤバそうなもの」に出くわした話 高校に入学したばかりの俺は、片道二時間の遠距離通学をしていた。通学時間のほとんどを電車の中で過ごす毎日。朝早い電車はいつも混んでいて、座れたら ...

お遍路と人形 r+5,473

去年の夏、田舎に向かう途中の体験だ。 車で二時間半ほどの道のり。さすがにずっと運転するのはしんどいから、途中のコンビニで休憩を取ることにした。駐車場で軽く体を伸ばし、目薬をさしてお茶を飲む。そうしてい ...

心理的瑕疵物件 r+4,296

これは、ある不動産会社で働いていた元同僚から聞いた話だ。 彼は二十代のほとんどを「心理的瑕疵物件」に住みながら過ごしていたという。理由は資格取得のため、会社が用意した社員寮に住むことになったからだ。た ...

花嫁の父が遺した未来 r+3,369

これは、ある結婚式の司会を務めた女性から聞いた話だ。 式場は、木々に囲まれた閑静なチャペルだった。柔らかな陽光がステンドグラスを彩り、厳かな雰囲気の中、挙式は進んでいった。感動的な誓いの言葉が交わされ ...

チョコを食べなかった日のこと n+

その話の舞台は、姉がまだ独身で働いていた職場だ。 語ってくれたのは、私の姉……ではなく、姉の友人だった人物のことを姉から聞いた私であり、ここに書くことはすべて、私が姉から受け取った形の「伝聞」に過ぎな ...

海神の使い r+672

これは、昔の漁村に住んでいた老人が語ってくれた話だ。 今では観光地として賑わう海岸も、かつては信仰や修行の場だったという。特に漁村の一部では、夏の早朝、冷たい海水を浴びて身を清める「水垢離」が行われて ...

死海文書(死海写本)の謎 #5,854

2025/12/09   -短編, r+, 都市伝説

【ゆっくり都市伝説】死海文書(死海写本)の謎 死海文書の謎 やりすぎ都市伝説外伝 関プレゼンツ 「死海文書(死海写本) Dead Sea Scrolls」 「予言」、それは”未来に起こる出来事をあらか ...

骨董屋の晴れ着 r+5,044

これは、大学時代の知人、森川から聞いた話だ。 森川はよく「霊感が強い」と言っていたが、当時の自分は彼の言葉をまともに信じていなかった。ただ、ある日一緒に訪れたリサイクルショップでの出来事が、その認識を ...

食品工場の怪 r+4,172

2025/12/09   -短編, r+, 怪談

実体験ではなく、私の母の体験談。 796 :本当にあった怖い名無し:2012/05/12(土) 09:24:10.39 ID:94wVlapX0 私の母(六十歳オーバー)は、地元のとある大手食品メーカ ...

終着の定期券 n+

あの晩、私は病室の白い天井を見上げていた。 夜九時。身体の自由はほとんど効かず、鼻と気管に入れられた管が、乾いた呼吸のたびに微かに擦れる音が、周囲の静けさを強調していた。人工的な薬品と、床磨きに使われ ...

【意味がわかると怖い話】ミコたん r+6,633

これは、刑事課に勤めている知人から聞いた話だ。 男は30代半ばで、やせ細った体をしていた。職場では目立たない存在だったが、ひとたびアイドル『ミコたん』の話になると表情が変わり、止めどなく語り始める。彼 ...

アケミちゃん r+5,080

あらすじ 大学生の清助は、友人の伊佐夫の家に向かう途中、電車内で「アケミちゃん」と名乗る可愛らしい女性と出会う。しかし、彼女の言動や所持品に不審な点が多く、違和感を覚える。さらにアケミちゃんは中華包丁 ...

ヒダル神 #5,000

昔、ゲゲゲの鬼太郎の実写版みたいので見た…… 山を歩いてるとき急に腹が減って、動けなくなることがあって、妖怪の仕業なんだけど、何か少し食べるとすぐ治るのね。 目に見えない餓鬼の仕業だって。 159 : ...

エスカレーターに乗っている母娘 r+5,139

とあるヨーロッパの国で留学していた頃の話だ。 まだ言葉がほとんど通じない頃、よく日本人の友達を家に呼んで飲んでいた。俺の住んでいた家は屋根裏部屋で、大きな丸窓から地下鉄の出口が見える。エスカレーターし ...

ヤマニシさん r+4,241

2025/12/08   -短編, r+, 都市伝説

四年前、先輩が彼女と一緒に、彼女の知り合いである男女二人と合流して四人で出かけた時の話だ。 その男女というのは、先輩たちにとって初対面。男の方は彼女と同じ中学校の同級生だったらしいが、大人しい性格だっ ...

赤道の影、日付変更線の向こう側 r+4,362

「俺が死んだら骨の半分は海にまけよ」という、少々迷惑な遺言を残す父。 自称「海の男」だ。そんな父が、初めての長期航海に出る弟に話していたことを思い出して書いてみる。 弟は父と同じ学歴をたどった。西日本 ...

バス停の先 r+3,436

彼と最初に出会ったのは高校時代だった。 大人しく目立たない性格同士、自然と仲良くなり、大学も同じ進路を選んだ。友人としての関係は深まり、彼は自分にとって唯一と言える親友になった。 だが、大学に入って半 ...

山の奥の停留所 n+

古い友人と二人、目的もなく山の方へ車を走らせたのは、もう七年ほど前の話になる。 都会の熱気から逃れるような、緩慢な熱波がアスファルトを覆っていた、夏の終わりの出来事だ。助手席の窓を半開にしていると、時 ...

旧寝室に残ったもうひとつの足跡 n+

この話を彼が打ち明けたのは、酒席でも気が緩んだ夜でもなかった。 帰省した折、台所で湯気がくゆるのをぼんやり眺めていたとき、ふいに思い出したように口を開いたのだと、自分に語った人がいた。 彼によれば、い ...

【語り継がれる怖い話】カン、カン……【前編・後編】r+6,456

あらすじ 主人公が幼少期に家族と暮らしていたアパートで経験した不可解な出来事が物語の発端。消灯後、金属音に誘われた主人公と姉が目撃した白い着物姿の女性。以降、家族には異常な現象が繰り返し発生する。姉は ...

かみ屋敷 r+5,438

化学を研究している理系の自分だが、昔から占いやオカルトといったものには不思議と興味があった。 ただし、霊感はないと思っていたし、今年の夏休みまではその手の体験とも無縁だった。 振り返ると、それが幸せだ ...

ハンマーで砕くから r+3,654

夜中の2時、男は薄暗い部屋の中でテレビを眺めていた。 眠れない理由はわからない。疲れているはずなのに、瞼が閉じる気配がない。理由を探すのも面倒で、ただリモコンを握り締めたままチャンネルを次々と変えてい ...

元信者告白「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」(いしい・さや)r+6,641

漫画『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』が話題になっている。 この漫画は、エホバの証人の母のもとで育った著者・いしいさやさんが、自身の壮絶な体験を描いた作品だ。反響を呼んでおり、多くの人が共感 ...

溶接【語り継がれる怖い話】r+7,302

大学1年の冬、僕は自分の部屋で英語の課題に追われていた。 授業にもそれなりに出て、単位取得を目指して頑張っていた頃だ。 ショボショボした目で辞書の細字を指で追いかけ、甘えてくる子猫の小さな手をかわしな ...

遊び半分で恐山に行ってはいけない r+5,589

これは、大学時代の友人・島田が語った話だ。 あの夏、暇を持て余したサークルの仲間六人で、肝試しをしようと盛り上がった末のことだ。廃墟や火葬場の夜遊びも経験済みの彼らが、さらなる刺激を求めて目指したのが ...

二階のノック r+5,777

今でも、母がその夜の話をするときだけ、仏壇の蝋燭が小さく揺れる。 炎が息をするように細くなり、まるで誰かが聞き耳を立てているみたいに。 子どものころは、それが風のせいだと信じていた。 けれど今は違う。 ...

ナレーション r+3,663

小学5年生の頃、アメリカでワールドカップが開催された。 その影響もあったのか、幼馴染の康雄とよく近所の公園でサッカーをしていた。ある日、「たまには別の公園でやろう」という話になり、自分たちの行動範囲外 ...

別れた女 r+3,702

五年間付き合った女性がいた。 彼女との時間は、長いようでいて一瞬のようにも感じる奇妙なものだった。四年目を迎える頃から、彼女は結婚について話し始めた。当初、将来結婚するという約束はしていたが、現実がそ ...

異世界の麻雀パーラー r+3,321

仕事が早く終わった日のこと。友人から麻雀の誘いがあって、いつもの雀荘で牌を握っていた。 夜の9時頃から次の日の夜11時頃まで、27時間ぶっ通し。眠気よりも妙な倦怠感が体に広がり、ふと壁を見つめていた。 ...

視界の縁で揺れたもの n+

暖房の乾いた風と、廊下に漂うアルコールの蒸気がまざり、胸の底に鈍い膜を張ったような感覚が残っている。 その日、登校の支度をしていた時、視界の左端を細いものが掠めた。糸を張ったような黒い線が一瞬で溶け、 ...

沈む空の底で、触れたもの n+

今でもあの夏の匂いを思い出すと、胸の奥にじんわりと沈殿するものがある。 奈良の吉野の谷に降りた時、空気は生ぬるく、川面から上がる湿り気がふくらはぎにまとわりついた。お盆前の昼下がりで、光はぎらついてい ...

恐怖の民宿 r+6,251

これは、中国地方を旅した友人から聞いた話だ。 八年前の夏、三人の男たちは、海沿いの小さな民宿に一泊する羽目になった。海水浴に興じていた午後、突然の豪雨に見舞われ、原付で帰るのは危険だと判断したのだ。二 ...

女人禁制の山 r+4,659

これは、親戚のお姉さんから聞いた話だ。 数年前、彼女は友人のAとBと一緒に「パワースポット巡り」に熱中していた時期があった。観光ガイドに載っている名所はほとんど回り尽くし、次第にネットや口コミで見つけ ...

未来から来たホームレス r+3,752

2004年。激務薄給の仕事を辞めた俺は、しばらく抜け殻のような生活をしていた。 やること無いし、金も無いしで、俺はよく近所の大きな公園を散歩していた。 数ヶ月ほぼ毎日通っていたら、公園にいるホームレス ...

自動ドアが反応しない r+3,754

これは、震災のあった年にT県で出向勤務をしていたという男性から聞いた話だ。 その年の夏は異様に暑く、仕事終わりの夕暮れには道路に立ちこめる熱気が目に見えるようだったという。 駅前の広場で声をかけられた ...

人格が変ってしまった退職者の話 r+3,471

2025/12/06   -中編, r+, ほんのり怖い話

私の職場に、突然人格が変わってしまった者がいる。 私たちの会社では、年次有給休暇に加えて、一週間の特別休暇がある。ただし、一週間連続で取得しなければならないため、役職が上がると周囲の目を気にして取得す ...

おかげ犬(犬のお伊勢参り)r+2,850

【ゆっくり朗読】おかげ犬(犬のお伊勢参り) 知り合いの話。 とある鄙びた峠道を歩いていると、いつの間にか犬が一頭、後をついてくる。 痩せた白い体毛の犬で、首には大きな風呂敷包みを提げている。 彼の方を ...

ごぜさんの鐘 r+3,128

あたり一面山だらけ。どこを見渡しても山ばかりの地方に生まれ育った。 小さい頃からお世話になったお寺に、奇妙な『鐘』があった。普通の鐘ではなかった。布と縄でぐるぐる巻きにされ、鐘を撞く丸太もついていない ...

竹製の耳掻き n+

六月の、雨が上がったばかりの生ぬるい空気。窓は少し開けてあった。 今でもあの夜の匂いを思い出すと、胸の奥がざわつく。それは、夕食の準備が始まったばかりの台所から漂う、醤油と焦げかけた油の微かな匂いだ。 ...

返り水の社 n+

四つか五つの頃だったと思う。左手の中指に、粒みたいな盛り上がりがひとつできた。 爪の付け根に近い場所で、触れると冬の石鹼みたいに乾いた感触が残った。 放課後の教室で、こっそりそれを押しては離すのを繰り ...

裳抜けの妹 R+9,710

あらすじ 妹には精神病を患う彼氏がいたが、彼氏が新しい恋人(以下、徳子)を作ったことで別れることになった。その後、彼氏は妹の家族に助けを求めてきたが、徳子が実は暴力的で、背後にはヤクザの父親がいるとい ...

イヤホンの音 r+5,916

2025/12/05   -短編, r+, 後味の悪い話

今でも、あのときのイヤホンの手触りを思い出す。 硬くて冷たい、金属の先端が指に当たる感覚。二十年以上たった今でも、あの瞬間の温度だけは消えない。 小学生の頃、理科室の掃除当番だった。理科室はほこりっぽ ...

ヤマノタミ r+4,975

俺の父方の祖先は、九州の山奥に住む領主の一族だったらしい。 そんな話を父が曽祖父(俺の曽祖父)から聞いたそうだ。曽祖父は子供の頃、ずいぶん厳しい両親に育てられたらしい。田舎の名家では、しつけという名の ...

【意味がわかると怖い話】三つの選択~本当の作り話 r+4,600

その日はエイプリルフールだった。 いつものように、僕らは僕の部屋に集まっていた。特に目的もなく、テレビもつけず、ただダラダラとビールを飲んでいるだけ。退屈しのぎに、誰が一番上手に嘘をつけるかという、く ...

【意味がわかると怖い話】お母さんのアリバイ r+4,831

消えた三十分の真実 夕暮れに溶け込むリビングの静寂。母の声が微かに響いていた。 「お母さん、今日ずっと家にいたよね?ね、ゆうちゃん。」 子ども心にも、どうしてそんなに強く念を押すのか、不思議だった。 ...

天井裏の記憶 r+2,268

私が小学四年生か五年生の頃、今から二十年以上も前の話だ。 夏休みに祖父母の家に遊びに行った。古くて大きな家だった。 ある日、昼寝から目を覚ますと、家の中は静まりかえっていた。歩き回っても誰もいない。ど ...

花屋の記憶と喫茶店 r+2,259

これは、同級生から聞いたある不思議な体験談である。 彼は幼少期、街の商店街の端にある「花屋」に強く惹かれたという。彼にとって、その花屋はただの店以上の何かだった。鮮やかな花々や独特の香りが彼の好奇心を ...

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