ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

半分、置いてきた ncw+

早朝、標高が千五百を少し超える程度の、名もなき里山へ足を踏み入れた。 足元に広がる腐葉土は、昨晩の雨をたっぷり含み、長靴の底を吸い込むような重さを持っている。湿った土の匂いに、早春の冷気が混じり、鼻腔 ...

前から、こうでしたっけ rw+2,189

私は二十代後半の女性だ。学歴は高卒で、専門学校も途中で辞めた。 職歴は長いが、どこも長続きしなかった。理由を説明しようとすると、いつも話が長くなる。 最初はコールセンターだった。顧客データの入力ミスが ...

箱の中ではなかった rw+8,812

友人の宮崎は、古い木造アパートの一階角部屋に住んでいた。 角部屋というより、建物の裏側に貼り付くような位置だ。ベランダの柵を一つ越えると、裏口へ続く細い通路があり、昼でも薄暗い。住人はほとんど使わず、 ...

神降ろし #5667-6376

神降ろし【ゆっくり朗読】 大学生になって初めての夏が近づいてきた、金曜日頃のこと。 人生の中で最も『モラトリアム』を謳歌する大学生といえど障害はある。 ポストモラトリアム時代の若者たち 社会的排除を超 ...

床下にいた人たち rw+5,745

夏休みに何か高収入のバイトがないかと友人と探していたときのことだ。 バイト雑誌をめくっていると、「山小屋の管理を一日お願いしたい」という募集が目に留まった。日給は二万円。条件が良すぎると思いながらも、 ...

上を見るな nc+

警備の仕事に就いたのは二十代の終わりで、深い理由はなかった。 昼の世界から一歩引いた場所で、規則正しく歩き、点検し、異常がないことを確認する。それだけで食っていけるなら悪くない、と思ったのだ。 その工 ...

叫び声の方向 rw+4,639

二年前、二十歳のときの話だ。 大学の先輩に誘われて、何人かで岩手へ旅行に行った。 メンバーは先輩の鏑木さん、瀬長さん、田勢さん、首藤さん、同期の久間木、それと俺。東京から車で向かい、途中のパーキングエ ...

窓の外に立てない男 rw+4,442

北海道の昭和炭鉱での話だ。 かつて炭鉱で栄え、多くの人が暮らしていた町は、俺たちが訪れた頃には完全に廃墟になっていた。夏休みの悪ふざけがきっかけだった。言い出しっぺは定岡で、俺は乗り気じゃなかったが、 ...

あの夢の中身 rw+4,378

母方の実家は熊本県にある。そこにずっと暮らしている母の姉が、先日うちに遊びに来た。 ちょうどテレビで『ターミネーター2』が流れていて、家族でなんとなく観ていた。核爆発の想像シーンで、子供たちが一瞬で焼 ...

山が先に見ていた nw+

十一月の山形は、空気の角が尖っている。 登山口へと続く細い県道を車で進むほどに、フロントガラスの向こうの色は抜け落ち、湿った灰色だけが残った。目的地は、名前を地図で探してもすぐに指が止まるような、地元 ...

ログイン中 rw+7,535-0121

数年前のことだ。 特定されないように、いくつか事実をずらして書く。 私は田舎を出て、八王子に近い街の古いアパートで一人暮らしをしていた。女子大に通い、サークルには入らず、駅前のファミレスでバイトをして ...

音だけがいた rw+5,344

甲府方面にある旅館に泊まった時の話だ。 付き合って一年ほどの彼女と、行き先を決めない気ままな電車旅をしていた。初日は清里に泊まり、翌日は富士山方面へ向かう途中で甲府に寄り、城跡を見てからさらに電車に乗 ...

置かれたままの酒 rw+4,470

自分も『ヨウコウ』と似た体験をしたことがある。 当時は、じいさまが子供を怖がらせるために言った戒めだと思っていた。だが『ヨウコウ』を読んでから、もしかすると自分も境目に触れていたのではないかと思うよう ...

通過した直後に立っている ncw+

その話は、彼が酒の席でぽつりと漏らしたものだという。 誰に向けたわけでもない。卓上の灰皿の縁を、意味もなく指でなぞりながら、思い出すともなく語り始めたらしい。 季節ははっきりしない。ただ、夕方だったこ ...

【定番怖い話】姦姦蛇螺(かんかんだら)《ホラーテラーさん》 #18,964

【定番怖い話】姦姦蛇螺(かんかんだら)【ゆっくり朗読】 小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かった啓二、光彦と三人で毎日バカやって、荒れた生活してたんだわ。 原著作者「怖い話投稿:ホラーテラ ...

見えなくなっただけ rw+4,614

二年前の夏、俺はバイクで北海道を走っていた。 金を使わないと決め、道の駅と野宿を繋ぐ三日間の予定だったが、距離の感覚を誤った。町は遠く、人の気配は消え、ガソリンスタンドの営業時間だけが行動を縛った。二 ...

閉めた窓の向こうから rw+4,583

【ゆっくり怪談】和田峠の怪【山にまつわる怖い話】 東京都から山梨に抜ける道に、和田峠という峠がある。 知人のおばさん夫婦は、釣りが好きでよく夜道を走っていた。夫は運転が上手く、山道にも慣れている。おば ...

底だけが赤い rw+5,152

俺が高野山に住んでいた頃、妙な噂を耳にした。 昔、坊主専用の廓が山のどこかにあったという話だ。戦後に取り壊されて廃墟になったが、今もその姿は残っている。近づいた者は正気では帰ってこられない。何が出るか ...

山は、つながっている nc+

一度だけ、妙な山の話を聞いたことがある。 語ったのは酒の席で知り合った男で、地元から遠く離れた場所に住んでいると言っていた。年末年始に帰省した折、昔のことを思い出したのだという。 その話の始まりは、今 ...

ここはだいじょうぶ rw+6,058

ある夫婦が郊外に中古の家を買った。 駅までは近く、スーパーも多く、日当たりもいい。築年数の割に値段が異様に安かったが、理由らしい理由は説明されなかった。 引っ越し当日、友人たちに手伝ってもらい、そのま ...

見なかったことにする rw+4,081

前に何かのCMに出ていた、山を掃除する人がテレビで話していた。 エベレストのような高所登山では、滑落は珍しくない。多くは即死だが、ごくまれに助かってしまう人がいるという。 登山中、ふと下を見下ろすと、 ...

同じ秒に写ったもの rw+3,940

2026/02/07   -短編, r+, 怪談
 

誰に話しても信じてもらえない出来事がある。 先週の土曜日、友人と怪談話をしていたときのことだ。友人が知人から聞いたという妙な噂を教えてくれた。「日暮里駅の改札を出て右手にある階段。23段目で振り返ると ...

脚だけのもの rw+4,150

これは、鎌倉に住む知人が幼い頃に体験したという話だ。 当時の鎌倉はまだ開発が進んでおらず、家の裏手には鬱蒼とした山が広がっていた。子供にとっては格好の遊び場で、彼も友達と連れ立っては山に入り、ドングリ ...

副操縦士の席 nw+

四連休を利用して、普段は億劫で手を出しもしない遠出を企てた。 集まったのは、俺とA、B、Cの四人だった。全員が免許持ちで、交代でハンドルを握る予定だった。目的地は、いくつもの県を跨いだ先にある鄙びた温 ...

治安最悪!ヨハネスブルグで殺されそうになった話 #23,842

【ゆっくり怪談】治安最悪!ヨハネスブルグで殺されそうになった話 以前勤めてめていた会社は、海外の取引先が多かった。 自分は国内の取引先を担当しており、海外出張には無縁であった。 が、どうしても人員が不 ...

多様性脳 nc+

脳科学における性差神話の否定 湿度計の針は六十八パーセントを示しているが、体感では飽和に近い。地下二階にある資料保管室の空気は、常に澱んでいる。埃とカビ、それに微量だが確実に存在するホルマリンの刺激臭 ...

一つの村が消えた話【ネットで語り継がれる怖い話】#25,069

【ゆっくり怪談】一つの村が消えた話【ネットで語り継がれる怖い話】 俺はある山奥の村で生まれ育った。 人口は百人程度、村に学校は無かったから、町の小中学校まで通って行っていた。 村人の殆どは中年の大人や ...

二時間分の道 rw+4,527

資格試験を受けた帰り道、車で山中を走っていた時のことだ。 考え事をしていたせいで曲がる道を一本間違えたらしく、カーナビが自動で再検索を始めた。表示されたのは見覚えのない細いルートだったが、特に気にも留 ...

体温三七度 rw+5,068

2026/02/05   -短編, r+, 怪談

昔、警備員をしていた時のことだ。 入社して間もない頃、俺は機械警備の担当として、ある区域を任された。昼間は先輩と巡回し、夜は待機所で警報に備える。区域内には夜間巡回が必要な物件が三つあり、その一つが元 ...

笑いの研究は笑えない nc+

その部屋は、常に微温い泥のような空気に満ちていた。 大学院の研究棟、地下二階にある第三実験室。防音壁に囲まれた閉鎖空間は、換気扇が低く唸る音と、無数に積まれたハードディスクの駆動音だけが支配している。 ...

山の牧場【語り継がれる怖い話】#66,268

【ゆっくり怪談】山の牧場【語り継がれる怖い話】 山の牧場とは、新耳袋という怖い本で紹介された、オカルトスポットです。 話題になったのは、たとえば、 二階があるのに、行けなかったり階段が無かったり、牧場 ...

押さえていた ncw+

あれは高校二年の九月だった。 雨上がりのアスファルトから立ち上がる土埃の匂いを嗅ぐと、今でも視界が一瞬だけ暗む。鼻の奥に残るのは、青臭い稲と腐った水の鉄錆みたいな臭気だ。思い出したくないのに、身体のほ ...

キノコ採り #7,101

去年の秋の話なんだけど、田舎に住んでるから近所の山にキノコ採りに行ったんだ。 638 :本当にあった怖い名無し :2008/04/10(木) 22:32:27 ID:w8ElDRYnO 山の入り口に車 ...

最終アクセス:昭和六十三年 ncw+

十一月の半ばを過ぎたというのに、生暖かい雨が降っていた。 アスファルトを叩く雨音は粘り気を帯びていて、靴底から伝わる感触もどこか頼りない。埼玉県の西部、かつて街道の宿場町として栄えたその地区は、今でも ...

関わった夜 rw+9,400

霊感など信じたことがなかった。占いも心霊写真も、話の種として消費するものだと思っていた。 だから今でも、あれを霊的な体験だったと言い切ることに躊躇いがある。ただ、人生で一度だけ、説明を拒む夜がある。 ...

早くしろ rw+1,912

2026/02/02   -短編, r+, 怪談

あれは、都内の外れにある、小さな居酒屋の話だ。 駅前の喧騒から一本裏へ入った場所にあり、看板も目立たない。知っている者だけが通う、十数席ほどのカウンターだけの店だった。 夕方になると、決まった顔ぶれが ...

先に拾ったというだけだ rw+1,910

2026/02/02   -短編, r+, 民俗

これは、海を専門に研究している民俗学教授から直接聞いた話だ。 場所は大学の研究室で、窓の外には内湾が見えた。潮の匂いが微かに漂っていたのを、今でも覚えている。 教授は、海にまつわる死者の扱いについて語 ...

見えなかった小屋 ncw+

あの夜の湿った空気の粘度を、今でも皮膚が正確に覚えている。 学生時代の野外学習で訪れた、山中の野外活動センター。古い木造の二階建てで、私たちは二階の大部屋に五人で雑魚寝していた。九月に入ったばかりだと ...

話が進んでいる rw+11,727-0122

このあいだ、就職活動で山間の村に行った。 条件が妙に良かった。事務職、高卒可、月給二十五万円、賞与六か月、土日祝日休み、寮費と光熱費無料。応募者ゼロ。あまりにも出来すぎていたが、逆に言えば競争がない。 ...

地図にない滝 nc+

湿気を含んだ風が、首筋にまとわりつく。 六月の山は、生き物の匂いで満ちている。腐葉土が発酵する甘さと、若葉の青臭さ。その奥に、獣の脂のような重たい気配が混じって、肺の奥まで入り込んでくる。 登山靴の紐 ...

それ、いつからの伝統ですか? rw+685-0131

2026/01/31   -短編, r+, 都市伝説

「伝統」と聞くと、多くの人は「はるか昔から変わらず続いてきたもの」を思い浮かべる。 だが、そのイメージはかなり疑わしい。実際に中身を確かめると、私たちが「日本の古き良き伝統」だと信じているものの多くは ...

最後の写真 rw+8,174

俺は、調査関係の仕事をしている。 四年前、ある会社で起きた労災事故の調査を担当した。道路工事用のローラー車に女性従業員が巻き込まれ、死亡した事故だ。保険支給に必要な事実確認と、遺族の意向聴取が主な目的 ...

背嚢の留め具 rw+1,704

2026/01/31   -短編, r+, 怪談

二十代の頃、バイクに夢中だった。 休日はツーリングが定番だったが、それだけでは物足りず、横浜での仕事が終わる二十時半頃から、週に一、二度は夜間のソロツーリングに出かけていた。三浦半島を半周したり、首都 ...

向こうだと言われた rw+1,869

都心の居酒屋で、仕事関係の数人と酒を飲んでいた。 終電までにはまだ時間があり、話題はどうでもいい雑談に流れていた。ゴミ出しの曜日がどうだとか、最近カラスが増えたとか、そんな程度の話だ。誰かが「カラスっ ...

慣れた rw+1,849

夜中に麻雀をしていたのは、大学のサークル仲間四人だった。 名前は仮に、I、O、M、そして俺だ。夏休みも半ばを過ぎ、誰かが「どこか行くか」と言い出したのがきっかけだった。 Iが笑いながら言った。「肝試し ...

名乗っただけ rw+2,036

これは、とある男性から聞いた話だ。仮にAさんとしておく。 彼の家は、代々「男が残らない家系」だった。男児はほとんど生まれず、生まれても十代の終わりから二十歳前後で死ぬ。事故や病気、理由はまちまちだが、 ...

霧の断層 nc+

深夜の県境を跨ぐ山道というのは、どうしてこうも生き物の内臓に似ているのだろう。 車のヘッドライトが切り裂く闇はどこまでも濃く、アスファルトは湿って黒光りしている。カーブを曲がるたびに、老朽化したセダン ...

向きの変わる面 rw+1,800

私は、いま起きていることを理解できないまま、記憶を辿りながらこれを書いている。 すべての始まりは、小学一年の夏だった。北海道に住む祖父母から、兄と私宛に手紙が届いたのだ。 「夏休みを利用して十日ほど遊 ...

数が合わない rw+8,508

大学時代に体験した話だ。 ずっと心の奥に沈めていたが、最近になって妙な形で整理がついた気がして、吐き出すことにした。 幽霊の話ではない。 少なくとも、そう思っている。 大学一年の秋。友人と飲んだ帰り、 ...

白い文字の前にあったもの rw+1,851

十九年前、クラスの女の子・加代子が突然いなくなった。 優等生で、俺とも普通に話す間柄だった。衝動的に家出をするような性格じゃない。だからその日、学校が終わるなり、俺たちは自然と彼女を探し始めた。 話を ...

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