ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

白いスーツとブーケの影 r+6,901

会社勤めをしていた頃、二十歳そこそこの私は、どこにでもいる普通の事務員だった。 外壁の修復工事で会社に出入りしていた男、市川と出会ったのは、その年の初夏だったか。日焼けした肌にヘルメット、無精髭をたく ...

姿鏡 r+4,541

帰り道、あの日と同じように湿った風が髪を撫でていた。 週末の夜、終電を逃すほどではないにせよ、遅い時間の帰宅だった。会社の最寄り駅を降りてからの道は、静かすぎて、イヤホンを片耳だけ外して歩く癖がついた ...

庁舎の下、眠る者 r+3,217

あの靭帯を切った日から、左足だけが他人のものみたいに冷たくて、うまく動かせない。 痛みじゃなくて、異物感。誰かの指が、骨と骨の隙間にねじ込まれているような気がする。 東京の将門の首塚の話を知ったのは、 ...

謎の同棲女(読者参加型リライトコンテンツ) r+1,860

読者さまからのコメントを拝受し、ご指摘いただいた点を踏まえ、リライトしました。修正のポイントは以下の通りです。 ・登場人物の行動の自然さ:主人公の職業設定を具体的にし、深夜に同僚を呼ぶ流れをより自然な ...

変形玩具二十面体地獄 r+3,293

アンティーク好きの彼女と骨董市を巡るのは、最近の週末の定番だった。 俺自身、古着やファミコンソフトに目がないから、買うものは違えど、同じ店を楽しめた。 その日もいくつか掘り出し物を手にしてご機嫌で車を ...

生者の葬列 r+7,454

夜、薄闇を裂くようにして蛍光灯の明かりが街を汚していた。 寝付けず、喉も渇いて、近所のコンビニに向かった。午前二時過ぎ。車も人もまばらで、アスファルトの冷たさが靴底から伝わってくる。 交差点の角を曲が ...

不法侵入に対する正当防衛は、法的に幽霊や化物の存在を、暗黙のうちに前提にしている件 r+4,825

先日、親戚の葬式があった。 421 名前:あなたのうしろに名無しさんが…… 投稿日:2003/04/29 15:53 そこで、検事をやってる叔父と久しぶりに会った。 通夜の席で叔父と二人で酒を飲んでい ...

二つ枕の儀 r+6,927

地元は山の奥にある集落だった。 舗装の剥げた一車線の山道を登った先にある、小さな盆地のような場所で、いまではもう、墓石と崩れかけた蔵が残るだけだ。 中学を出てすぐ県外の高校に進学し、そのまま地元から離 ...

子どもたちは、風の中からやってきた r+3,487

職場の休憩室で、何気ない流れから自分の過去の話をすることになった。 子どもの話。ちょっと不思議で、でも妙に納得がいく話たち。いま思い返せば、あれは「始まり」だったのかもしれない。 私は四十代の女性で、 ...

ジンカン~人間をついばむカラスはすぐ殺せ《ホラーテラーさん》#18k

「人間をついばむカラスはすぐ殺せ」 「でも、そんなカラス見たことないよ。カラスは、人間が近づくと逃げて行くよ?」 「見たことがないなら、いい。だけど、見つけたらすぐ殺せ」 「……なんで?」 「……」 ...

いのーこの夜 r+3,584

大学を出てからの話だ。 俺は田舎を離れ、大阪で就職した。慣れない仕事に追われ、最初のうちは休みもままならなかった。両親は「無理するな」と言ってくれたので、それを言い訳にして、結局五年も帰省しなかった。 ...

地下二階 r+4,043

2025/07/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

――あれは十年以上も前のこと。 まだ俺が、エレベーターの保守点検の仕事をしていた頃の話。 都内の、繁華街のど真ん中に建つ八階建ての雑居ビルだった。駅前で人通りも多く、テナントもギュウギュウに詰まってる ...

石の名は r+4,334

盲目の住職、無庵和尚に随行し、恐山を訪れたのは、もう十年以上も前のことになる。 あの旅の後、夢の中であの声がする。名前を呼ぶのだ。……あの石に刻まれていた、あの女の、声で。 当時、私はまだ住職の卵で、 ...

帰らずの村 r+8,517

職場の飲み会の席で、十年以上前の話だと、上司がぽつりと語った。 その頃、地方に新設された工場の事務所に配属された上司は、山間の寂れた町外れにあるその施設で、夜遅くまでひとり仕事をしていたらしい。 帰路 ...

濁流の奥に立つもの r+4,408

小学生の頃、うちに叔父が転がり込んできた。 父の弟にあたる人で、工場の職を失い、家賃を払えずアパートを追われた挙げ句、行く当てもなくなったらしい。しょぼくれたスウェットの上下、ぺったんこのサンダル、伸 ...

開けてはならぬ r+15,040

札幌で暮らしていた従兄から聞いた話。 あいつの表情が変わり始めたのは、あの古本屋に入ってからだった。場所は札幌市中央区、中○公園のすぐそば。今はもう取り壊されてしまった、煤けた木造の店だったらしい。 ...

八本足の恩返し r+1,354

近所にね、ひとり暮らしの年寄りがいるんですよ。 ことあるごとに、娘さんがうちの店に寄って話してくれるもんで、顔も名前も、よく知ってる気になってました。 九十をとうに越えて、もう骨なんか透けて見えるんじ ...

こどもの一生【中島らも原作】#6,840

こどもの一生【中島らも原作・超怖い話/ゆっくり朗読】 中島らも原作『こどもの一生』 1990年初演のお芝居で何度か再演されているが、2012年版だけが後味悪い。 こどもの一生/DVD/PCBE-519 ...

ヨキの夜 r+3,665

あの風景が、いまも頭から離れない。 いつも、裸電球が一つぶら下がった薄暗い部屋で、私はじっと茶色の扉を見つめている。外に誰かがいる。扉に手を伸ばすと、男が現れる。縞模様の服。その色だけが不思議なくらい ...

婿神 r+13,707

話しても、たぶん誰も信じてくれないと思う。だから、話半分で読んでくれたらいい。 二年前の秋口、臨時職員として配属された町の役場で、俺の時間は止まったように感じていた。周囲は自分より一〇歳以上年上ばかり ...

ジョン・タイター 2036年から来た男!? その正体と予言 まとめ #38,390

ジョンタイター 2036年から来た男!?その正体と予言【まとめ・ゆっくり朗読】 「2036年から来たジョン・タイター」について ジョン・タイター(英: John Titor) は、2000年にインター ...

業を喰う指 r+3,696

仕事を辞めてしばらく経った頃だった。 旧い会社の元請け先から、慰労を兼ねた温泉旅行に誘われた。正直、気乗りはしなかった。あの人間関係と、再び顔を合わせるのは気詰まりだったからだ。だが断る理由も見当たら ...

あの山の純露 r+3,612

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたとき聞いた話。 都内の中小SI企業に勤めていたという男性の話だった。仮に、S氏としておく。 仕事はそれなりにできるタイプだったらしく、責任あるポジションも任されていたらし ...

包帯の隙間 r+3,940

GWの中日、俺たちは軽い気持ちで山へ出かけた。 といっても登山と呼ぶには生ぬるいハイキングだ。コンビニで買ったおにぎりとペットボトルをリュックに詰めて、近場の低山をいくつか巡っただけ。初夏の風はまるで ...

焼き場から這い出した男 r+4,669

会社の昼休みに、妙にテンションの高い先輩が笑いながら話してくれたことがある。 「オレのじいちゃんがさ、死んだんだけど……焼かれてる最中に目ぇ覚ましたんだってよ」 飲んでた麦茶が喉に詰まりそうになった。 ...

謝罪の代償 r+5,680

2025/06/30   -短編, r+, 後味の悪い話

小学校教諭だった母が最も後悔していたこと── それを聞いたのは、息を引き取る三日前の夜だった。 その日、母が勤めていた小学校の職員室に、何人かの子供が泣きながら飛び込んできたという。喧嘩が起きているか ...

赤手の幟 r+3,490

2025/06/30   -短編, r+

お盆休みでの話 高校の同級生五人で集まるのは、実に五年ぶりだった。みんな地元を出て、それぞれの場所で生活してる。会えば昔のまんま、アホみたいな話しかしない。そんなやつらと、今年の盆休みにドライブへ行っ ...

最初からいなかった r+3,027

三年前のことだ。誰にも話していない。いや、話そうとしても通じない。 だからこれまで黙っていた。誰かに話せば、自分の頭がおかしいと思われるだけだとわかっていた。 だけど、どうしても吐き出したい。あれは夢 ...

すざく駅 r+3837

九州地方の高校に通う島崎くん(仮名)から聞いた話。 年の瀬が迫った十二月のある夜、彼はいつものようにJR九州のK線を使って帰宅中だったという。F駅行きの電車内、スマートフォンで友人とやり取りを終えた後 ...

あの夏の階段、母が消えた日 r+5,634

幼い頃の私は、ひどい喘息持ちで体が弱い子供でした。 まだ言葉もろくに話せないうちから、高熱にうなされ、止まらない咳に苦しみ泣いていた記憶がおぼろげながら残っています。 私が三歳になった夏、母のお腹は新 ...

禁断のHDDと、呪いのお札 r+4,339

これは、俺の古くからの友人、仮にアキラと呼んでおこうか、彼が体験した、背筋が凍るような話だ。 アキラは、その頃、とあるパソコンリサイクルメーカーに勤めていた。古びたり、壊れたりして持ち主の手を離れたパ ...

蝕まれし魂、祖母の呪詛と祝福 r+5,689

私の魂に刻まれた最も古い記憶の断片は、三歳という幼い刻。 木枯らしが荒涼と吹きすさぶ、鉛色の空に覆われた夕暮れ時。誰もいない公園のブランコに、私はただ一人、小さな体を揺らしていた。凍てつく風が容赦なく ...

チャーハン・レクイエム~二号室の残響 r+4,016

あの頃の俺は、地方都市の猥雑なネオンが瞬く風俗街のど真ん中にある、古びたラーメン屋で夜な夜な油にまみれていた。 場末感漂うその街は、昼間は気怠い静寂に包まれているが、陽が傾き始めると、まるで別の生き物 ...

囁かれた死期 ~Life is what you make it~ r+5,596

賑わいの絶えない週末のショッピングモール。柔らかな照明が商品を照らし、家族連れの楽しげな声がBGMのように響くその一角に、その占い師はひっそりと座っていた。 まるで周囲の喧騒とは隔絶されたかのような、 ...

失われた刻、狐の贈り物 r+4,792

2025/06/28   -短編, r+, 怪談

戦後の混乱がようやく収まりを見せ始めた頃、木々の深い緑に囲まれたとある地方の農村。 そこには、代々続く旧家があった。その屋敷の主となるべき跡取り息子が、ある日忽然と姿を消したという報せは、静かな村に重 ...

あて逃げ #4,156

あて逃げ【ゆっくり朗読】 仕事で山合いの国道を走行中、道路工事で片側交互通行に出くわした時の出来事。 671 :本当にあった怖い名無し :2010/07/20(火) 15:45:39 ID:o8rCx ...

天井裏の囁き、訪問販売員の悪夢 r+2,255

2025/06/27   -短編, r+, ほんのり怖い話

かつて私が身を置いていた訪問販売の会社には、まことしやかに囁かれる一つの怪談があった。 それは、ある優秀な若手営業マンを襲った、悪夢のような出来事の記録だった。ここでは、その話を小説風に再構成してお伝 ...

風俗広告代理店営業職 r+5,732

職場の同僚と居酒屋で飲んでたとき聞いた話。 営業先でおかしなことがあった、と話し始めたのは、広告代理店で働いていた男だった。彼は元々、派手な業界とは縁遠い、地味な経理職上がりだったという。会社の倒産を ...

三十枚の古銭 r+2,238

職場の後輩から聞いた話だ。 中学二年の夏、彼――Kとでもしておこう――には、Cという友人がいた。世間で言う悪友というやつで、成績は中の下、服装はだらしなく、けれど妙に気が合っていたという。二人とも怖い ...

【御殿場冤罪事件】奇妙な裁判 #3,229

奇妙な裁判【ゆっくり朗読】 昨年TVで見たドキュメンタリーの話。 105 :奇妙な裁判 その1:2006/02/05(日) 16:04:41 ID:4ThCuGi90 冒頭は、裁判所に向かう4人の青年 ...

元旦の悪夢、失われた家族とセピア色の風景 r+4,777

あれは、僕がまだ中学三年生だった頃。 多感な時期の終わりに差し掛かり、漠然とした未来への期待と不安が入り混じる、そんな年齢だった。僕の家族は、無口だが頼りになる父親と、少し心配性な母親、そしてまだ小学 ...

奇跡のひと #10,571

奇跡のひと【ゆっくり朗読】 話自体よりもそうなった時は……っていうタイプの後味の悪さだけど 718 :本当にあった怖い名無し:2016/09/01(木) 14:10:54.65 ID:NeqqzBmg ...

物置裏の鎮魂歌、市松人形の導き r+3,819

あれは、僕がまだランドセルを背負っていた小学生の頃、確か五年生だったと記憶している。 世の中の理不尽さや、大人の世界の複雑さを少しずつ肌で感じ始め、想像と現実の境界線も、ぼんやりとではあるが見分けがつ ...

呻く首 r+9,882

今から十年前。世間がマツケンサンバのヒットで浮かれてた時代、チョっと危ない系のアルバイトをした時の話。 64 :本当にあった怖い名無し:2014/06/27(金) 01:12:32.89 ID:YZI ...

黄泉戸喫(ヨモツヘグリ)#10,779

【ゆっくり怪談】黄泉戸喫(ヨモツヘグリ) 昨日、裏高尾まで紅葉を見につうか、軽いハイキング気分で出かけてきたんだが、そこの山道で、キノコ取りに来ているおっさんと出会ったんですよ。 2008/10/14 ...

女の怨念 r+3,865

げに恐ろしきは女の怨念【ゆっくり朗読】 この話は、私がまだ大学生の頃、とある七階建ての貸しビルで夜間警備員のバイトをしていた時の話です。 そのビルは、警備室が一階の正面玄関脇にあり、各階のエレベーター ...

【18禁!!!閲覧注意】山の女 #7,591

【ゆっくり怪談:18禁】山の女【山にまつわる怖い話】 高校の頃の話。 俺の実家はスッゲー山奥で、麓の高校まで通うには片道四里(約16Km)以上の山道をチャリで下って行かなきゃならない。 当然、帰りは四 ...

虚ろなオフ会、招かれざる第八の客 r+2,759

インターネットという広大な海で偶然出会った、八人の若い男女。 画面越しの文字のやり取りだけでは飽き足らず、彼らはついにオフラインでの邂逅を果たすことになった。ほとんどが互いに顔も知らない者同士。一抹の ...

深夜パン工場~焼窯の松木 r+4,180

起業資金を貯めるために、夜勤のバイトを探していた。 たまたま見つけたパン工場の深夜シフトは、過酷だが高時給。筋肉痛も寝汗も、将来のためと思えば我慢できた。 成形は楽だ。成形台に流れてくる生地を掴んで丸 ...

六部殺し(ろくぶごろし)#6434

【ゆっくり怪談】六部殺し 六部殺し(ろくぶごろし)は、日本各地に伝わる民話・怪談カテゴリーの一つ。 ある農家が旅の六部を殺して金品を奪い、それを元手にして財を成したが、生まれた子供が六部の生まれ変わり ...

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