ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「洒落にならない怖い話」 一覧

埃の扉 r+3,335

先週の土曜日のことだ。 この話を誰かにうまく伝えられる自信はない。うまく文章にできる気もしない。でも、胸の奥を圧迫するようなこの感覚を、どこかに吐き出しておかないと、自分がどうにかなってしまいそうで。 ...

背後の女 r+5,061

あれは、真夏の夜のことだった。 仕事中に鳴った携帯の画面には「村上」の文字があった。声を聞くのは一年ぶりだ。 受話口から流れ込んできたのは、乾いた笑い声と、「……ちょっと相談があってさ」という曖昧な言 ...

【連続殺人鬼】大久保清にまつわる怖い話 #11,801

【連続殺人鬼】大久保清にまつわる怖い話【ゆっくり朗読】 僕の実家は群馬にあります。 そして父が警察なのですが、父から聞いた話を一つ。 大久保清という連続殺人犯は知っているでしょうか。 昭和の話になって ...

七人坊主~七人岬の夜 r+3,587

今でも湿った潮風を思い出すと、胃の奥が重たくなる。 あの夜、角造さんの身に降りかかった出来事を、私は本人の口から聞いた。まるで自分がそこに居合わせたかのように生々しい語り口だったから、今でも忘れられな ...

ぼおおおー r+5,139

一九九五年の一月、初旬の冷たい空気をいまだ思い出せる。 あの震災の一週間前のことだった。小学生の俺は、冬休みの気の緩みと無駄な元気をたっぷり蓄えていた。 あの日、俺は友達のタケシ(仮名)と、その姉ちゃ ...

影なき女 r+1,444

霊体験ってやつは、連鎖するらしい。 一度なにかに触れてしまうと、それからしばらく、次から次へと妙なことに巻き込まれる。霊感が開花するのか、波長が合うようになるのか、あるいは、自分の中に「見てしまう回路 ...

八月の水面に立つもの r+1,351

もう何年も前のことだが、未だに思い出すと、喉の奥がキュッと締め付けられる。 あのときの雨の匂いと、湿った土の感触。人の気配がどんどん遠ざかっていった、あの異様な静けさ。全部、頭の奥にこびりついて、取れ ...

八十八の釘 r+1,672

大学三年の夏休み、俺たちは“あれ”をやることにした。 四国八十八箇所――ただし逆に巡る、いわゆる「逆打ち」だ。 誰が言い出したかはもう忘れたけど、きっかけは明らかにホラー映画だった。『死国』ってやつ。 ...

R山の柱 r+1,752

Mとは、小一の頃からのつきあいだった。 頭は良かったけれど、身体はひょろくて、動きも鈍かった。おまけに失禁癖があって、何度か授業中に漏らしたこともあった。ある日、みかん畑で野糞をして、葉っぱで尻を拭い ...

うちはもう、みんな居ない r+5,769

小学生のときだった。 母が勧誘を受けるようになったのは、ある梅雨の湿気がまとわりつく午後だった。ピンポンとチャイムが鳴り、玄関に出た母は、赤い傘を持った女に「心を救うお話、聞いていただけませんか」と頭 ...

午前二時四十九分の郵便 r+4,689

あれは、僕が高校二年の十月に体験した出来事だ。 思い返すたび、背筋が粟立つ。いや、いまこうして思い出しながら文章にしている間にも、部屋のどこかから誰かに見られているような、そういう圧迫感がある。 僕は ...

杭仏 r+3,819

大学三回生の春、選択した民俗学の授業で、ちょっと変わった助教授に出会った。 まだ三十代前半で、くしゃっとした髪と無精ひげ。酒とタバコと古文書をこよなく愛してるって雰囲気が、最初の講義で席に着く前から伝 ...

水底の声 r+3,526

あの電話番号を、今でも使っている。 新しいアパートに引っ越して、暮らしを立て直す決意をした際に、ひょんなことから手に入れた、まるで呪物のような電話番号だ。 あの番号は、かつての持ち主、照井という男の痕 ...

その神棚は、娘の願いを叶えすぎた。#9,066

私は神社の家系に生まれ、霊能力者を生業としている者です。 三年前に訪れたお客様の話ですが、今でもどうしても考えてしまって胸が苦しくなる想いなので、もう時効かと思いますので吐き出させて下さい。 2015 ...

アレを思い出す者 r+4,112

五年前、中学生だった私は一人の友人を失った。 表向きの死因は精神疾患による自死だったが、そんなものは建前だ。実際には、“アレ”に憑かれたのだ。今でもあれがなんだったのか、説明はできない。けれど確かに中 ...

次に目覚めたとき、わたしは誰? r+3,548

思い出せる最初の場面は、階段の下。 鈍い痛みと喉を裂く泣き声、目の前に仁王立ちする母親の顔。見開いた眼、泡を吹くような怒声。……そうして、何故自分が殴られているのか、まるで分からなかった。 母は泣きな ...

傷【祟られ屋シリーズ】#6,515

【ゆっくり怪談】傷【祟られ屋シリーズ】 以前、俺は韓国人の『祟られ屋』の所に半年ほどいた事がある。 211 傷 ◆cmuuOjbHnQ 2007/03/10(土) 00:01:52 ID:WmdfX0 ...

母の墓、黒く r+1,754

昔から「人を呪わば穴二つ」と言うけれど、それをただの警句だと思っていた頃が、俺にもあった。 小学生の時に、母を殺された。犯人は金に困っていた。理由はキャバクラで使う遊び金が足りなかったからだと、裁判で ...

砂利の家 r+2,782

田舎での記憶というのは、どこか夢とうつつの境を彷徨っていて、ふと思い出すたびに足元が軋むような感覚をおぼえる。 これから語るのは、俺がまだ小学生だった頃の話だ。今にして思えば、あれは人間の仕業だったの ...

乗りますか~倉敷堀、空舟の影 r+3,394

岡山・倉敷──あの街で、俺は見てはいけないものを見たのかもしれない。 コロナ禍真っ只中の、空気まで死んだようなある平日の午後だった。仕事で倉敷の美観地区の辺りを歩いていた。アイビースクエアの横を抜けて ...

境界線の綱引き r+3,049

知り合いから聞いた話が発端なんだけど―― いや、そもそもそいつもどこで仕入れたのかは言わなかったから、話半分に聞いてほしい。けれど、あのとき感じたあの感覚が、ただの思い込みで片づけられるかというと…… ...

た・り・な・い r+3,454

あれは、たしか小学四年の夏休みだった。十五年経った今でも、忘れられない。 本当にあったんだ。全部。 当時、俺は山中ってやつとよくつるんでた。クラス替えで同じになったのがきっかけだったけど、そいつ、ちょ ...

金の像は笑っている r+4,580

あれは五年前の夏休みだった。 俺がまだ中学生で、日が落ちるまでエアガンをぶっ放して遊んでいた、そんな馬鹿な時期のことだ。 事件が起きたのは、実家のすぐ近くにある古い寺――代々うちの家も檀家として関わっ ...

勝手口の家 r+4,646

三歳の頃の記憶が、私のいちばん古い記憶だ。 木枯らしの吹く夕暮れ、公園のブランコにひとり座っていた。鉄の鎖が軋み、耳がちぎれそうに冷たい。手も足もかじかんで、呼吸すら痛かった。それでも帰れなかった。家 ...

三月の隣人 r+3,362

引っ越ししてきたのは、もう何年前になるだろうか。 駅から徒歩五分、築二〇年ほどの古びたマンション。間取りは二LDK。部屋の広さのわりに家賃が妙に安かったのを、今でもはっきり覚えている。付き合っていた彼 ...

カーテンの奥の足 r+3,704

出張で長野に行ったときの話だ。 地方の話をするのに「田舎」って言葉を使うのは少し気が引けるけれど、やっぱり都市部とは空気の濃度からして違う。呼吸するたび、肺の内側まで冷えていくような感覚がある。 長野 ...

黒階のある家 r+4,340

あの家のことを、私はまだ夢に見る。 長崎の、地図にも小さくしか記されていない島。祖父の家。もう取り壊されて存在しないはずの、その屋敷のなかを、私は夜ごと彷徨っている。 父が生きていた頃は、一切語られな ...

ラッパの前に畳むもの r+3,505

予備自衛官補だった頃の話だ。 もう十年以上も前になるだろうか、季節は夏、湿気の張りついた空気が制服の下を這いまわるような日々だった。大学の講義を終えて電車を乗り継ぎ、郊外の駐屯地に入ったのを、今でも鮮 ...

報じられない夜 r+5,145

夜の底がゆるやかに満ちていくような週末だった。 嫁が夜勤で不在だったから、久々に羽を伸ばそうと考えたんだ。車で出て、代行で帰れば問題ない。そう思って、気がついたらもうひとつ目の店に入っていた。 そこは ...

赤い月の廊下 r+7,486

「絶対、他言無用な?」そう念を押してきたのは、昔からの友人・誠司だった。 だけど人に話すってことは、もう半分、許してるようなもんだろ。そう解釈して、今、こうして打っている。聞いてくれ。この話は、本当に ...

あれは、じいちゃんじゃなかった r+2,359

エイジの話を聞いたのは、大学の頃だった。 居酒屋のすみっこで、酔いも手伝ってか、彼はぽつぽつと語りはじめた。妙に生々しく、笑えないほど怖い話だった。 ……あれは、ちょうど二年前。ちょうど、じいちゃんが ...

お代わりの石 r+6,825

自分は、霊感なんてかけらもない。 今まで一度も“見た”こともなければ、“感じた”こともない。そういうものは別世界の話。そう思ってるくせに、気づくと、こうして怪談系のサイトを徘徊してるんだよな……怖いく ...

【名作】聚落~ヤバイ集落奇譚《ホラーテラーさん》#6,900

【ゆっくり怪談】聚落~ヤバイ集落奇譚 もう二〇年以上前、少年時代の話である。 怖い話投稿:ホラーテラー 寅さん :2009/10/28 05:15 俺は名は寅、友達は雄二と弘樹と仮名をつけておく。 … ...

八つまでの箱 r+6,406

先月、祖父が亡くなった。 その死は、長いこと病院に通っていたこともあり、穏やかだった。けれど、遺されたものの中に、あんなものがあるなんて誰も想像していなかった。 祖父が使っていた部屋は、母屋から少し離 ...

偽コトリバコ r+6,405

あれは『コトリバコ』がネットで流行っていた頃のことだ。 懐かしくなって、ふと思い出した話がある。悪趣味なイタズラに首を突っ込んだ代償のような、ひどく後味の悪い出来事だ。 最初に言いだしたのはKだった。 ...

座敷牢の奥に r+5,859

あれは伊藤の家で宅飲みをしていた晩のことだ。 やたらとオカルトに詳しい伊藤が「怪談大会やろうぜ」と言い出したんで、互いの知ってる話を披露し合っていた。伊藤は順番が回ってきたときに、こんなふうに切り出し ...

ヒサルキ r+6,505

最近、保育園で保育士をやっている友達から、妙な話を聞いた。 その子が勤めているのは、寺が経営している保育園で、敷地の隣には苔むした墓地が広がっている。古い石碑の間に咲く無名の白い花、鳴く鳥の影を落とす ...

鈴の音がする r+3,840

あれは、結婚して最初の盆休みだった。 嫁の実家へ泊りがけで行ったときのこと。 中国山地の奥深く、地図で見るとただの緑のしみのような場所。最寄りの高速インターを降りてから車で二時間ほど。アスファルトが乾 ...

イッポン、ツナガッタ r+4,050

近所に神職の家がある。 家族ぐるみで付き合いがあって、気さくで物腰の柔らかい人たちばかり。あの土地で代々続く由緒ある分家で、本家とは別に、神社を守っている。 特に仲良くしてもらっていたのが、次男の清助 ...

妹の手紙 r+4,849

小学校四年生の時の話。 あの頃の空気って、なんというか、どこか濁っていて、言葉にできない不安みたいなものがいつも教室に満ちていた。今でも、七月の湿気が混じった空気を吸うと、あの日々を思い出す。 万里ち ...

二時の女 r+7,705

新世紀を迎えて、空がまだどこか無表情だった頃。 俺は神戸の大倉山にある築年数の古いワンルームマンションに住んでいた。不動産屋の説明は妙にあっさりしていたけど、「前の住人、ちょっと……夜逃げしましてね」 ...

潰れた草と黒い山車 r+3,000

「白く潰れた草」 中学時代の友人と再会した飲みの席で、やけに酒が進まぬ男が、ぽつぽつと語り始めた話だ。 高校三年の夏。茨城の海沿いにあるという、ある友人の親が買った小さなコテージに、男を含む六人のグル ...

気付いているんでしょ? r+5,888

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話。 話してくれたのは、都内の大学に通う設楽という青年。学生ながらバイトに真面目で、見た目はどこにでもいるような普通の青年だが、その目の奥には、ふとした瞬間に ...

アフンチャロエクの窓 r+4,594

高校を卒業するまで住んでいた町の外れに、例の白い二階建てがあった。 今では「幽霊屋敷」と呼ばれている、あの家だ。庭は広く、建物も立派で、外から見る分にはなぜそこが空き家なのか不思議だった。だが俺は知っ ...

午前二時、すべての時計が止まる r+3,431

忘れもしない、あれは大学三年の夏のことだった。 学業なんて上の空で、いくつかのバイトを掛け持ちしては小銭を稼ぎ、そのほとんどを酒に換えていた頃。学校の近くにあった居酒屋でのバイトは、同じ大学の連中が多 ...

写真に宿る声 r+4,747

私があの中学に入ったのは、親の見栄のためだった。 地元の公立に行けば、友達もいるし、わざわざ不安な思いをすることもなかったのに、母は「親戚にこれ以上バカにされるのはまっぴら」と言って聞かなかった。兄弟 ...

見つめる女 r+4,077

あれはもう数年前のこと。関西に住む彼女と遠距離恋愛をしていて、三連休を使って会いに行こうと、知人から車を借りた。 東京から出発したのは、夜の十一時をまわったころだった。 仕事を終えたばかりで体はクタク ...

無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった(片付けの手伝い)#4,165

【ゆっくり怪談】無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった 十年くらい前になるかな。俺は三流大学に通う苦学生だった。 83: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:56:59 ...

百メートル橋の女 r+3,164

高校の頃、俺は陸上部で短距離をやっていた。 夜になっても、ひとりで黙々と走っていた。部が終わったあと、帰宅して飯をかきこんで、家の近所の道を全力疾走。そのなかでも、とくにお気に入りだった練習場所がある ...

火を持つ者 r+3,972

私は、何度もあの丘を見上げて育った。 見慣れた風景だったはずなのに、ある日ふと気づいた。鳥居だけが、丘の麓にぽつんと立っている。境内も本殿もない。ただの石廟が、鬱蒼とした木立の中にうずくまるように在る ...

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