ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「洒落にならない怖い話」 一覧

その神棚は、娘の願いを叶えすぎた。#9,066

私は神社の家系に生まれ、霊能力者を生業としている者です。 三年前に訪れたお客様の話ですが、今でもどうしても考えてしまって胸が苦しくなる想いなので、もう時効かと思いますので吐き出させて下さい。 2015 ...

アレを思い出す者 r+4,112

五年前、中学生だった私は一人の友人を失った。 表向きの死因は精神疾患による自死だったが、そんなものは建前だ。実際には、“アレ”に憑かれたのだ。今でもあれがなんだったのか、説明はできない。けれど確かに中 ...

次に目覚めたとき、わたしは誰? r+3,548

思い出せる最初の場面は、階段の下。 鈍い痛みと喉を裂く泣き声、目の前に仁王立ちする母親の顔。見開いた眼、泡を吹くような怒声。……そうして、何故自分が殴られているのか、まるで分からなかった。 母は泣きな ...

傷【祟られ屋シリーズ】#6,515

【ゆっくり怪談】傷【祟られ屋シリーズ】 以前、俺は韓国人の『祟られ屋』の所に半年ほどいた事がある。 211 傷 ◆cmuuOjbHnQ 2007/03/10(土) 00:01:52 ID:WmdfX0 ...

母の墓、黒く r+1,754

昔から「人を呪わば穴二つ」と言うけれど、それをただの警句だと思っていた頃が、俺にもあった。 小学生の時に、母を殺された。犯人は金に困っていた。理由はキャバクラで使う遊び金が足りなかったからだと、裁判で ...

砂利の家 r+2,782

田舎での記憶というのは、どこか夢とうつつの境を彷徨っていて、ふと思い出すたびに足元が軋むような感覚をおぼえる。 これから語るのは、俺がまだ小学生だった頃の話だ。今にして思えば、あれは人間の仕業だったの ...

乗りますか~倉敷堀、空舟の影 r+3,394

岡山・倉敷──あの街で、俺は見てはいけないものを見たのかもしれない。 コロナ禍真っ只中の、空気まで死んだようなある平日の午後だった。仕事で倉敷の美観地区の辺りを歩いていた。アイビースクエアの横を抜けて ...

境界線の綱引き r+3,049

知り合いから聞いた話が発端なんだけど―― いや、そもそもそいつもどこで仕入れたのかは言わなかったから、話半分に聞いてほしい。けれど、あのとき感じたあの感覚が、ただの思い込みで片づけられるかというと…… ...

た・り・な・い r+3,454

あれは、たしか小学四年の夏休みだった。十五年経った今でも、忘れられない。 本当にあったんだ。全部。 当時、俺は山中ってやつとよくつるんでた。クラス替えで同じになったのがきっかけだったけど、そいつ、ちょ ...

金の像は笑っている r+4,580

あれは五年前の夏休みだった。 俺がまだ中学生で、日が落ちるまでエアガンをぶっ放して遊んでいた、そんな馬鹿な時期のことだ。 事件が起きたのは、実家のすぐ近くにある古い寺――代々うちの家も檀家として関わっ ...

勝手口の家 r+4,646

三歳の頃の記憶が、私のいちばん古い記憶だ。 木枯らしの吹く夕暮れ、公園のブランコにひとり座っていた。鉄の鎖が軋み、耳がちぎれそうに冷たい。手も足もかじかんで、呼吸すら痛かった。それでも帰れなかった。家 ...

三月の隣人 r+3,362

引っ越ししてきたのは、もう何年前になるだろうか。 駅から徒歩五分、築二〇年ほどの古びたマンション。間取りは二LDK。部屋の広さのわりに家賃が妙に安かったのを、今でもはっきり覚えている。付き合っていた彼 ...

カーテンの奥の足 r+3,704

出張で長野に行ったときの話だ。 地方の話をするのに「田舎」って言葉を使うのは少し気が引けるけれど、やっぱり都市部とは空気の濃度からして違う。呼吸するたび、肺の内側まで冷えていくような感覚がある。 長野 ...

黒階のある家 r+4,340

あの家のことを、私はまだ夢に見る。 長崎の、地図にも小さくしか記されていない島。祖父の家。もう取り壊されて存在しないはずの、その屋敷のなかを、私は夜ごと彷徨っている。 父が生きていた頃は、一切語られな ...

ラッパの前に畳むもの r+3,505

予備自衛官補だった頃の話だ。 もう十年以上も前になるだろうか、季節は夏、湿気の張りついた空気が制服の下を這いまわるような日々だった。大学の講義を終えて電車を乗り継ぎ、郊外の駐屯地に入ったのを、今でも鮮 ...

報じられない夜 r+5,145

夜の底がゆるやかに満ちていくような週末だった。 嫁が夜勤で不在だったから、久々に羽を伸ばそうと考えたんだ。車で出て、代行で帰れば問題ない。そう思って、気がついたらもうひとつ目の店に入っていた。 そこは ...

赤い月の廊下 r+7,486

「絶対、他言無用な?」そう念を押してきたのは、昔からの友人・誠司だった。 だけど人に話すってことは、もう半分、許してるようなもんだろ。そう解釈して、今、こうして打っている。聞いてくれ。この話は、本当に ...

あれは、じいちゃんじゃなかった r+2,359

エイジの話を聞いたのは、大学の頃だった。 居酒屋のすみっこで、酔いも手伝ってか、彼はぽつぽつと語りはじめた。妙に生々しく、笑えないほど怖い話だった。 ……あれは、ちょうど二年前。ちょうど、じいちゃんが ...

お代わりの石 r+6,825

自分は、霊感なんてかけらもない。 今まで一度も“見た”こともなければ、“感じた”こともない。そういうものは別世界の話。そう思ってるくせに、気づくと、こうして怪談系のサイトを徘徊してるんだよな……怖いく ...

【名作】聚落~ヤバイ集落奇譚《ホラーテラーさん》#6,900

【ゆっくり怪談】聚落~ヤバイ集落奇譚 もう二〇年以上前、少年時代の話である。 怖い話投稿:ホラーテラー 寅さん :2009/10/28 05:15 俺は名は寅、友達は雄二と弘樹と仮名をつけておく。 … ...

八つまでの箱 r+6,406

先月、祖父が亡くなった。 その死は、長いこと病院に通っていたこともあり、穏やかだった。けれど、遺されたものの中に、あんなものがあるなんて誰も想像していなかった。 祖父が使っていた部屋は、母屋から少し離 ...

偽コトリバコ r+6,405

あれは『コトリバコ』がネットで流行っていた頃のことだ。 懐かしくなって、ふと思い出した話がある。悪趣味なイタズラに首を突っ込んだ代償のような、ひどく後味の悪い出来事だ。 最初に言いだしたのはKだった。 ...

座敷牢の奥に r+5,859

あれは伊藤の家で宅飲みをしていた晩のことだ。 やたらとオカルトに詳しい伊藤が「怪談大会やろうぜ」と言い出したんで、互いの知ってる話を披露し合っていた。伊藤は順番が回ってきたときに、こんなふうに切り出し ...

ヒサルキ r+6,505

最近、保育園で保育士をやっている友達から、妙な話を聞いた。 その子が勤めているのは、寺が経営している保育園で、敷地の隣には苔むした墓地が広がっている。古い石碑の間に咲く無名の白い花、鳴く鳥の影を落とす ...

鈴の音がする r+3,840

あれは、結婚して最初の盆休みだった。 嫁の実家へ泊りがけで行ったときのこと。 中国山地の奥深く、地図で見るとただの緑のしみのような場所。最寄りの高速インターを降りてから車で二時間ほど。アスファルトが乾 ...

イッポン、ツナガッタ r+4,050

近所に神職の家がある。 家族ぐるみで付き合いがあって、気さくで物腰の柔らかい人たちばかり。あの土地で代々続く由緒ある分家で、本家とは別に、神社を守っている。 特に仲良くしてもらっていたのが、次男の清助 ...

妹の手紙 r+4,849

小学校四年生の時の話。 あの頃の空気って、なんというか、どこか濁っていて、言葉にできない不安みたいなものがいつも教室に満ちていた。今でも、七月の湿気が混じった空気を吸うと、あの日々を思い出す。 万里ち ...

二時の女 r+7,705

新世紀を迎えて、空がまだどこか無表情だった頃。 俺は神戸の大倉山にある築年数の古いワンルームマンションに住んでいた。不動産屋の説明は妙にあっさりしていたけど、「前の住人、ちょっと……夜逃げしましてね」 ...

潰れた草と黒い山車 r+3,000

「白く潰れた草」 中学時代の友人と再会した飲みの席で、やけに酒が進まぬ男が、ぽつぽつと語り始めた話だ。 高校三年の夏。茨城の海沿いにあるという、ある友人の親が買った小さなコテージに、男を含む六人のグル ...

気付いているんでしょ? r+5,888

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話。 話してくれたのは、都内の大学に通う設楽という青年。学生ながらバイトに真面目で、見た目はどこにでもいるような普通の青年だが、その目の奥には、ふとした瞬間に ...

アフンチャロエクの窓 r+4,594

高校を卒業するまで住んでいた町の外れに、例の白い二階建てがあった。 今では「幽霊屋敷」と呼ばれている、あの家だ。庭は広く、建物も立派で、外から見る分にはなぜそこが空き家なのか不思議だった。だが俺は知っ ...

午前二時、すべての時計が止まる r+3,431

忘れもしない、あれは大学三年の夏のことだった。 学業なんて上の空で、いくつかのバイトを掛け持ちしては小銭を稼ぎ、そのほとんどを酒に換えていた頃。学校の近くにあった居酒屋でのバイトは、同じ大学の連中が多 ...

写真に宿る声 r+4,747

私があの中学に入ったのは、親の見栄のためだった。 地元の公立に行けば、友達もいるし、わざわざ不安な思いをすることもなかったのに、母は「親戚にこれ以上バカにされるのはまっぴら」と言って聞かなかった。兄弟 ...

見つめる女 r+4,077

あれはもう数年前のこと。関西に住む彼女と遠距離恋愛をしていて、三連休を使って会いに行こうと、知人から車を借りた。 東京から出発したのは、夜の十一時をまわったころだった。 仕事を終えたばかりで体はクタク ...

無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった(片付けの手伝い)#4,165

【ゆっくり怪談】無信心な俺が新興宗教信者の手伝いするハメになった 十年くらい前になるかな。俺は三流大学に通う苦学生だった。 83: 本当にあった怖い名無し 2010/07/02(金) 08:56:59 ...

百メートル橋の女 r+3,164

高校の頃、俺は陸上部で短距離をやっていた。 夜になっても、ひとりで黙々と走っていた。部が終わったあと、帰宅して飯をかきこんで、家の近所の道を全力疾走。そのなかでも、とくにお気に入りだった練習場所がある ...

火を持つ者 r+3,972

私は、何度もあの丘を見上げて育った。 見慣れた風景だったはずなのに、ある日ふと気づいた。鳥居だけが、丘の麓にぽつんと立っている。境内も本殿もない。ただの石廟が、鬱蒼とした木立の中にうずくまるように在る ...

台湾ブラック:恋と呪いのトレードオフ~エリートの家に入り込んだ、名前のない闇。r+5,031

【ゆっくり怪談】蠱毒な女(こどくなおんな) 台湾人の俊賢とは、彼が日本語勉強で日本滞在中に友達になりました。 912:あるHPよりコピペ 投稿日:03/08/10 20:20 アメリカで教育を受け、父 ...

猫だけは殺すな r+3,561

猫だけは殺すな【ゆっくり朗読】 2006年の事、高知県の赤岡という町に行った。 『絵金祭り』という祭を一度この目で見てみたかったというのが第一の理由。 『絵金祭り』というのは祭の夜にろうそくの火で絵金 ...

空室~失踪した祖母 r+3,798

都内のあのホテル、名前を聞けば誰でも知ってる。 上品な内装に、すました顔の従業員。母方の伯母と祖母が、二週間も前から予約していたはずだった。母に聞かされた話ではない。私自身、伯母に会って直接聞いた。け ...

謎の同棲女(読者参加型リライトコンテンツ) r+1,860

読者さまからのコメントを拝受し、ご指摘いただいた点を踏まえ、リライトしました。修正のポイントは以下の通りです。 ・登場人物の行動の自然さ:主人公の職業設定を具体的にし、深夜に同僚を呼ぶ流れをより自然な ...

不法侵入に対する正当防衛は、法的に幽霊や化物の存在を、暗黙のうちに前提にしている件 r+4,825

先日、親戚の葬式があった。 421 名前:あなたのうしろに名無しさんが…… 投稿日:2003/04/29 15:53 そこで、検事をやってる叔父と久しぶりに会った。 通夜の席で叔父と二人で酒を飲んでい ...

いのーこの夜 r+3,584

大学を出てからの話だ。 俺は田舎を離れ、大阪で就職した。慣れない仕事に追われ、最初のうちは休みもままならなかった。両親は「無理するな」と言ってくれたので、それを言い訳にして、結局五年も帰省しなかった。 ...

石の名は r+4,334

盲目の住職、無庵和尚に随行し、恐山を訪れたのは、もう十年以上も前のことになる。 あの旅の後、夢の中であの声がする。名前を呼ぶのだ。……あの石に刻まれていた、あの女の、声で。 当時、私はまだ住職の卵で、 ...

濁流の奥に立つもの r+4,408

小学生の頃、うちに叔父が転がり込んできた。 父の弟にあたる人で、工場の職を失い、家賃を払えずアパートを追われた挙げ句、行く当てもなくなったらしい。しょぼくれたスウェットの上下、ぺったんこのサンダル、伸 ...

ヨキの夜 r+3,665

あの風景が、いまも頭から離れない。 いつも、裸電球が一つぶら下がった薄暗い部屋で、私はじっと茶色の扉を見つめている。外に誰かがいる。扉に手を伸ばすと、男が現れる。縞模様の服。その色だけが不思議なくらい ...

包帯の隙間 r+3,940

GWの中日、俺たちは軽い気持ちで山へ出かけた。 といっても登山と呼ぶには生ぬるいハイキングだ。コンビニで買ったおにぎりとペットボトルをリュックに詰めて、近場の低山をいくつか巡っただけ。初夏の風はまるで ...

あの夏の階段、母が消えた日 r+5,634

幼い頃の私は、ひどい喘息持ちで体が弱い子供でした。 まだ言葉もろくに話せないうちから、高熱にうなされ、止まらない咳に苦しみ泣いていた記憶がおぼろげながら残っています。 私が三歳になった夏、母のお腹は新 ...

蝕まれし魂、祖母の呪詛と祝福 r+5,689

私の魂に刻まれた最も古い記憶の断片は、三歳という幼い刻。 木枯らしが荒涼と吹きすさぶ、鉛色の空に覆われた夕暮れ時。誰もいない公園のブランコに、私はただ一人、小さな体を揺らしていた。凍てつく風が容赦なく ...

チャーハン・レクイエム~二号室の残響 r+4,016

あの頃の俺は、地方都市の猥雑なネオンが瞬く風俗街のど真ん中にある、古びたラーメン屋で夜な夜な油にまみれていた。 場末感漂うその街は、昼間は気怠い静寂に包まれているが、陽が傾き始めると、まるで別の生き物 ...

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