怖い話ではないと思うが、現在進行形で起こってる話。
720 刀 2006/12/22(金) 12:38:16 ID:E6ar14uE0
文才もないんで事実だけを並べてくよ。
俺は今、一九歳で二回生に上がってから大学は休学中。
前から、土器集めとか古物収集に興味があって、去年の一〇月くらいに室町時代の無銘の日本刀_と言っても五〇センチ強の脇差_を買った。
今でも、部屋の枕元に刀袋に入れて置いてあるんだけど、買ったその日から現象が始まった。
最初の日、甲冑武者じゃなくて直垂(ひたたれ)って言うのかわからないけど、
鎌倉・戦国時代の武士が日頃着ているような、服を着た温和そうな武士あぐらをかいて、ただ静かに座ってるだけの夢を見た。
朝起きて夢かと思ってたら、玄関のほうでガタンって音がして見に行ったら、なぜか枕元に置いておいた刀が、そこに転がってた。
起きる現象はこれだけで、パターンとしては刀袋から出ていたり、鞘から刀身が出てたりするくらい。
それからも、その武士の夢は全く同じ構図で一ヶ月に一回くらい見てる。
本当にこれだけなので怖い話じゃないけど不思議な話。
ちなみに刀です。買ったときも他板でうpしたから見た人もいるかも
http://upp.sakura.ne.jp/src/upp5185.jpg(※現在画像は見られません)
726 本当にあった怖い名無し 2006/12/22(金) 13:14:29 ID:1Hseb+zv0
>720
茎見せてもらえる?
画像の鮮明度悪いからなんともいえないんだけど、室町期のつくりにしてはどうも妙だ。
下手するとばったもんつかまされてるよ。
731 本当にあった怖い名無し 2006/12/22(金) 14:19:59 ID:1Hseb+zv0
>726
いやネタで話振ってるんじゃなくてほんと多いんだよ。
鑑定書出す協会にしても複数なんて状況なんだわこれが。
ある鑑定書つきの無銘(正宗)が、他の協会の所属鑑定士に見せたら単なる無銘と鑑定結果が出るとかザラ。
もちろんどっちかが鑑定ミス、あるいは両方間違ってるかもしれない。
けど、どっちが正しいかなんてのは当時にさかのぼれでもしない限りわからんでしょ?
だから売る側に都合のいい鑑定書だけつけて売るのなんてのはざらなんだ。日本刀の世界ってのは。
かくいう俺も一振り野太刀もってるけど、
ある鑑定士に言わせれば仙台の鹽竈神社博物館所蔵の、通称伊達の大太刀とよばれる無銘のものと同じ人の手によるものだろういいものだなんていわれて、譲って欲しいとせがまれたけど、別のところでみてもらったらあっさり安物だみたいにいわれて、危うく買い叩かれそうになった。
鑑定士は大抵古物商を兼業してるものだからこういうパターンもよくある。
ちなみに日本刀関連の怖い話なら一つとっておきのがある。
知人の蒐集家から聞いた話だけどね。
これは『つまごい』とその人が勝手に呼んでた刀の話
750 本当にあった怖い名無し 2006/12/22(金) 16:09:46 ID:1Hseb+zv0
実は二度ほどその人のコレクションを拝見させていただいたんだが、一度目には鞘にはいったままの姿を俺も目にしてる。
丈はおそらく刀身で四尺三寸余きつめの反りをもつがけして鈍く見えない野太刀。
鞘から抜いた姿は俺自身はついぞ目にすることは出来なかったけどな。
彼はその野太刀を無銘だけどつまごいと呼んでいた。
徴発されるまでは戦時下の頃につぶされた神社に奉納されていたものらしい。
江戸の頃に書かれたものだろうという添え書きには、以下のような事が記されていたそうだ。
この刀を打った人というのは大層信心深かった人で、各地の神社やらが奉納刀を求めたときくといてもたってもいられず、家内を疎かにしてまでもひたすら刀を打ったんだそうだ。
そんなんだから奥方から三行半つきつけられたというだめ亭主。
ところがこの男離縁されてはじめて奥方のことを想うようになり、刀のことすら考えずに復縁を迫ったんだと。
ところが相手は素っ気ない。
そのうち月日が流れてすっかり心身病んだこの男。
ある日突然すっかり鍛冶からはなれてたんだが刀を打ち始めた。
それからしばらくして復縁を迫りにもこなくなった事を不思議におもった元奥方が尋ねてみると、焼き入れが済まされていない刀と一緒に無残な姿の男がみつかったそうな。
これを聞いた別の鍛冶があまりに不憫だとして焼入れを済ませたのがこの『つまごい』で、形見として受け取った元奥方はある日突然この刀で白昼堂々自刃したという。
この時の様があまりに恐ろしげであったことからいわくがついて、祀られるようになったんだと。
で話はまだまだ続く
自刃したのは何もその元奥方だけではなくて、嘘かまことか神社に奉納されたあとも巫女が自刃を遂げる等、自刃にまつわる話が後を絶たなかったらしい。
自刃してしまうのは総じて女性。
巡りめぐってそれが彼の祖父の手にわたったわけなんだけど、祖父さんていうのは豪気な人で一笑に伏していたんだそうだ。
ところが彼の祖母も自刃をその刀で遂げてしまった。
曰くが本物であったとなってからは雇い人に手入れはさせても自分ではけっして触れないようにとこれが第一の家訓となって、彼も家を継ぐ際に父親からもきつく言い含められたそうな。
さてここまで聞くと俺の声は震えたね。
実はこの話を聞いたのは二度目に彼のコレクションの見納めとして訪れた時の話だったんだ。
。
彼は全てのコレクションを手放さざるをえない状況。
端的にいって破産したわけさ。
「じゃあひょっとして 今ないのは?」って俺が聞いたら
「どうしても欲しいという方がいてね、やむなく売った」
2chでは俺でとおしてるけど実は自分女なんですよ。
これを聞いてからというもの必死でお金を貯め続けてたりするわけです。
(了)