-
-
エスカレーターに乗っている母娘r+4075
2024/12/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
とあるヨーロッパの国で留学していた頃の話だ。 まだ言葉がほとんど通じない頃、よく日本人の友達を家に呼んで飲んでいた。俺の住んでいた家は屋根裏部屋で、大きな丸窓から地下鉄の出口が見える。エスカレーターし ...
-
-
ヤマニシさん r+3733
四年前、先輩が彼女と一緒に、彼女の知り合いである男女二人と合流して四人で出かけた時の話だ。 その男女というのは、先輩たちにとって初対面。男の方は彼女と同じ中学校の同級生だったらしいが、大人しい性格だっ ...
-
-
赤道の影、日付変更線の向こう側 r+3939
2024/12/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
「俺が死んだら骨の半分は海にまけよ」という、少々迷惑な遺言を残す父。 自称「海の男」だ。そんな父が、初めての長期航海に出る弟に話していたことを思い出して書いてみる。 弟は父と同じ学歴をたどった。西日本 ...
-
-
バス停の先r+3033
2024/12/08 -中編, r+, 洒落にならない怖い話
彼と最初に出会ったのは高校時代だった。 大人しく目立たない性格同士、自然と仲良くなり、大学も同じ進路を選んだ。友人としての関係は深まり、彼は自分にとって唯一と言える親友になった。 だが、大学に入って半 ...
-
-
【語り継がれる怖い話】カン、カン……【前編・後編】r+5702
あらすじ 主人公が幼少期に家族と暮らしていたアパートで経験した不可解な出来事が物語の発端。消灯後、金属音に誘われた主人公と姉が目撃した白い着物姿の女性。以降、家族には異常な現象が繰り返し発生する。姉は ...
-
-
かみ屋敷 r+4051
化学を研究している理系の自分だが、昔から占いやオカルトといったものには不思議と興味があった。 ただし、霊感はないと思っていたし、今年の夏休みまではその手の体験とも無縁だった。 振り返ると、それが幸せだ ...
-
-
ハンマーで砕くから r+2000
2024/12/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
夜中の2時、男は薄暗い部屋の中でテレビを眺めていた。 眠れない理由はわからない。疲れているはずなのに、瞼が閉じる気配がない。理由を探すのも面倒で、ただリモコンを握り締めたままチャンネルを次々と変えてい ...
-
-
元信者告白「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」(いしい・さや)r+6024
2024/12/07 -中編, r+, カルト宗教, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300漫画『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』が話題になっている。 この漫画は、エホバの証人の母のもとで育った著者・いしいさやさんが、自身の壮絶な体験を描いた作品だ。反響を呼んでおり、多くの人が共感 ...
-
-
【語り継がれる怖い話】溶接r+6673
2024/12/07 -長編, r+, 洒落にならない怖い話, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300大学1年の冬、僕は自分の部屋で英語の課題に追われていた。 授業にもそれなりに出て、単位取得を目指して頑張っていた頃だ。 ショボショボした目で辞書の細字を指で追いかけ、甘えてくる子猫の小さな手をかわしな ...
-
-
遊び半分で恐山に行ってはいけない r+5129
2024/12/07 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
これは、大学時代の友人・島田が語った話だ。 あの夏、暇を持て余したサークルの仲間六人で、肝試しをしようと盛り上がった末のことだ。廃墟や火葬場の夜遊びも経験済みの彼らが、さらなる刺激を求めて目指したのが ...
-
-
陰気な女子社員r+5256
2024/12/07 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
陰気な女子社員【ゆっくり朗読】 母親がまだ独身の頃、職場に陰気な女子社員がいたそうで。 142 :日本昔名無し:2007/07/11(水) 16:26:17 なぜかあまり仲は良くなかったんだけど、その ...
-
-
ナレーション r+3202
2024/12/07 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ネットで有名な怖い話小学5年生の頃、アメリカでワールドカップが開催された。 その影響もあったのか、幼馴染の康雄とよく近所の公園でサッカーをしていた。ある日、「たまには別の公園でやろう」という話になり、自分たちの行動範囲外 ...
-
-
別れた女 r+3235
2024/12/07 -短編, r+
ネットで有名な怖い話五年間付き合った女性がいた。 彼女との時間は、長いようでいて一瞬のようにも感じる奇妙なものだった。四年目を迎える頃から、彼女は結婚について話し始めた。当初、将来結婚するという約束はしていたが、現実がそ ...
-
-
異世界の麻雀パーラー r+2907
2024/12/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
仕事が早く終わった日のこと。友人から麻雀の誘いがあって、いつもの雀荘で牌を握っていた。 夜の9時頃から次の日の夜11時頃まで、27時間ぶっ通し。眠気よりも妙な倦怠感が体に広がり、ふと壁を見つめていた。 ...
-
-
恐怖の民宿 r+5514
2024/12/06 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
これは、中国地方を旅した友人から聞いた話だ。 八年前の夏、三人の男たちは、海沿いの小さな民宿に一泊する羽目になった。海水浴に興じていた午後、突然の豪雨に見舞われ、原付で帰るのは危険だと判断したのだ。二 ...
-
-
女人禁制の山 r+4134
これは、親戚のお姉さんから聞いた話だ。 数年前、彼女は友人のAとBと一緒に「パワースポット巡り」に熱中していた時期があった。観光ガイドに載っている名所はほとんど回り尽くし、次第にネットや口コミで見つけ ...
-
-
未来から来たホームレス r+3261
2024/12/06 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
2004年。激務薄給の仕事を辞めた俺は、しばらく抜け殻のような生活をしていた。 やること無いし、金も無いしで、俺はよく近所の大きな公園を散歩していた。 数ヶ月ほぼ毎日通っていたら、公園にいるホームレス ...
-
-
自動ドアが反応しない r+3269
2024/12/06 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、震災のあった年にT県で出向勤務をしていたという男性から聞いた話だ。 その年の夏は異様に暑く、仕事終わりの夕暮れには道路に立ちこめる熱気が目に見えるようだったという。 駅前の広場で声をかけられた ...
-
-
人格が変ってしまった退職者の話 r+2844
私の職場に、突然人格が変わってしまった者がいる。 私たちの会社では、年次有給休暇に加えて、一週間の特別休暇がある。ただし、一週間連続で取得しなければならないため、役職が上がると周囲の目を気にして取得す ...
-
-
ごぜさんの鐘 r+2683
あたり一面山だらけ。どこを見渡しても山ばかりの地方に生まれ育った。 小さい頃からお世話になったお寺に、奇妙な『鐘』があった。普通の鐘ではなかった。布と縄でぐるぐる巻きにされ、鐘を撞く丸太もついていない ...
-
-
裳抜けの妹 R+8000
2024/12/05 -長編, r+, 洒落にならない怖い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300, ヤクザあらすじ 妹には精神病を患う彼氏がいたが、彼氏が新しい恋人(以下、徳子)を作ったことで別れることになった。その後、彼氏は妹の家族に助けを求めてきたが、徳子が実は暴力的で、背後にはヤクザの父親がいるとい ...
-
-
軽い悪戯r+5283
軽い悪戯【ゆっくり朗読】 軽いいたずらのつもりがとんでもないことになって、死ぬほど後悔しています。 546 :2016/05/04(水)19:26:53 ID:mbS 実話です。 もう20年以上前の、 ...
-
-
ヤマノタミ r+4396
俺の父方の祖先は、九州の山奥に住む領主の一族だったらしい。 そんな話を父が曽祖父(俺の曽祖父)から聞いたそうだ。曽祖父は子供の頃、ずいぶん厳しい両親に育てられたらしい。田舎の名家では、しつけという名の ...
-
-
【意味がわかると怖い話】三つの選択~本当の作り話 r+4080
2024/12/05 -中編, r+, 意味がわかると怖い話
ネットで有名な怖い話その日はエイプリルフールだった。 いつものように、僕らは僕の部屋に集まっていた。特に目的もなく、テレビもつけず、ただダラダラとビールを飲んでいるだけ。退屈しのぎに、誰が一番上手に嘘をつけるかという、く ...
-
-
【意味がわかると怖い話】お母さんのアリバイ r+4330
2024/12/05 -短編, r+, 意味がわかると怖い話
消えた三十分の真実 夕暮れに溶け込むリビングの静寂。母の声が微かに響いていた。 「お母さん、今日ずっと家にいたよね?ね、ゆうちゃん。」 子ども心にも、どうしてそんなに強く念を押すのか、不思議だった。 ...
-
-
天井裏の記憶 r+1895
2024/12/05 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
私が小学四年生か五年生の頃、今から二十年以上も前の話だ。 夏休みに祖父母の家に遊びに行った。古くて大きな家だった。 ある日、昼寝から目を覚ますと、家の中は静まりかえっていた。歩き回っても誰もいない。ど ...
-
-
花屋の記憶と喫茶店 r+1884
2024/12/05 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、同級生から聞いたある不思議な体験談である。 彼は幼少期、街の商店街の端にある「花屋」に強く惹かれたという。彼にとって、その花屋はただの店以上の何かだった。鮮やかな花々や独特の香りが彼の好奇心を ...
-
-
奇妙なお雛様人形伝説 r+2675
2024/12/04 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
愛知県愛知県の山間の村に代々続く「お守り人形」にまつわる風習を知ったのは、ある秋の日の夕暮れだった。 村人の間では「お雛様」と呼ばれるその人形は、普通のひな人形とは少し異なるもので、ただ二体だけ、娘を持つ母 ...
-
-
森守り r+5434
俺の田舎は四国の高知県の山奥にある小さな集落だ。 もっとも、そこは祖母の故郷であり、親父の代から家族は関西で暮らしている。親類もほとんど村を離れていて、長らく疎遠な状態だった。俺自身も幼いころに一度行 ...
-
-
時が止まる場所~時空が歪む不思議な話 r+5229
2024/12/04 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
時空の歪み不可解な体験:儀一と「止まった時間」の謎 これは、幼い頃から現在に至るまで続いている不可解な体験についての話だ。思い出を整理するために書き留めるが、奇妙な現象やその後の出来事を振り返ると、今でも鳥肌が ...
-
-
謎の三文字 r+4211
2024/12/04 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俺は、ある古びたアパートの一室、104号室に一人暮らしをしている。 二階建てのそのアパートは、どこにでもありそうな平凡な建物だった。薄い壁、古びた階段、無機質なコンクリートの外観。家賃の安さを重視して ...
-
-
【意味がわかると怖い話】完全に四角い部屋(解説付)r+4115
2024/12/04 -短編, r+, 意味がわかると怖い話
バイト先の仲間や上司と肝試しをすることになった。 常連のお客様一人とそのご友人二人、僕とユウキ(源氏名)、そしてナンバー1のガクトさんの計六人。 女二人、男三人、そして性別が不明な一人という構成だ。 ...
-
-
実家の怪異譚 r+2447
最近、異常に恐ろしい体験をしたので、記録に残しておきたいと思う。 私は普段、自営業の手伝いをしているのだが、今年の12月初旬に長めの休みをもらった。年末年始は非常に忙しくなるため、このタイミングで半年 ...
-
-
忘れ物の代償 r+5154
2024/12/03 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
高校を卒業して、工場に正社員として入社した俺は、三年目の若手社員だった。 特に変わり映えのしない日々を送っていたが、その日は少しだけ違っていた。 「なぁK、これ何だと思う?」 上司のAが、何かを手にし ...