ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「r+」 一覧

境目に置いてきたもの rw+7,174-0117

小学生の頃のことだ。 三十年以上前になるが、冬が来るたび、あの一日の感触だけは薄れない。 私は毎年、長期休みになると父方の祖父の家に預けられていた。東北の山間にある小さな集落で、雪に閉ざされる季節にな ...

最初の話だけ rw+5,238

怖い話を作るのをやめたのは、小学校の低学年のころだった。 それまでは、暇さえあれば自分で怪談を考えていた。 「僕が考えた怖い話なんだけど、聞いてよ」 必ずそう前置きしてから話した。自分で作った話だとい ...

開いていた七階 rw+3,260-0206

私は大学時代、テレビ局でアルバイトをしていた。 水曜日が全休だったため、ほぼ毎週その日にシフトを入れていた。仕事は楽で、時給も良く、社食も評判通りだった。内部の人間から紹介された仕事で、表向きは非の打 ...

イースが見ている rw+3,825-0707

坂本さんは、中学のころ、ほとんど誰とも口をきかなかった。 口をきかない子だったのではない。きく相手がいなかったのだという。 教室では、机の中に濡れた雑巾を詰められた。上履きはよく片方だけなくなった。給 ...

先に決まっていたこと rw+7,789-0114

同居していた頃のことを、私は今でも正確な時系列で思い出せない。 あの家にいた時間は、昼と夜の境目が曖昧で、言葉がそのまま形を持って漂っていた。 姑との摩擦は日常だった。 怒鳴り声や悪意のある言葉が、壁 ...

神隠しの町~呪われた祠の囁き r+5,163-5,759

三年前の夏の出来事 大学に入学して間もなく、親しくなった斉木と中島と共に、夏休みの暇を持て余し、斉木の親戚が経営する某山陰地方の民宿へ旅行に出かけることにした。二泊の予定だった。 町に到着し、夕暮れ時 ...

育てるもの rcw+5,925-0129

今でも、祖父の家の裏山に漂っていた湿った匂いを思い出す。 夏休みごとに弟と連れて行かれたその家は、瓦屋根が低く沈み、庭先には使われなくなった農具が無造作に積まれていた。夕方になると、裏山から蝉の声と湿 ...

99階の続きを知っている rw+2,663-0205

2025/11/16   -短編, r+, 都市伝説

学生時代、私が絶対に口外できないと決めていた出来事がある。 あれは大学四年の冬、世紀の変わり目をまたぐ頃のことだった。 十二月末のシンガポールは、夜になっても湿った熱気を失わなかった。街路樹の葉は水を ...

選ばれなかったほう rw+4,671

夜の林道で見た光は、いまも彼の記憶の奥で消えずに揺れている。 十五年前、免許を取りたての彼は、地図に載らない道を走ることに取り憑かれていた。舗装の途切れた林道、崩れかけたガードレール、落ち葉に埋もれた ...

間違い電話の正解 rw+5,106

先日、私が一人で残業していた夜のことだ。 時刻は七時半を少し回った頃だったと思う。工場の機械は止まり、事務所には蛍光灯の白い光と、私のキーボードを叩く音だけが残っていた。街外れの山裾にある小さな町工場 ...

金曜には戸を開けるな rw+8,252-0406

私が小学校五年生のとき、交通事故で両親を亡くし、祖父に引き取られた。 その日から、何を見ても色が薄かった。転校先でも口をきかず、授業が終われば一人で帰った。祖父は不器用な手つきで台所に立ち、よく鶏の唐 ...

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泣かない赤児 #5,676-0216

私がまだ小学生の頃、母方の祖父の故郷で体験した出来事についてここに記す。 祖父が他界して十年が経過した今、その出来事を公にすることにした。ここで語られる内容は古くからの因習と民間信仰が深く絡んでいるた ...

【ミステリー】戦艦長門の最期 rw+5,067-0220

【ミステリー】戦艦長門の最期【ゆっくり朗読】 現代に大東亜戦争時の日本海軍の軍艦の名前を聞くと、真っ先に『大和』が上がると思うが、『大和』は当時極秘に建造されていたために、国民には存在は知らされておら ...

続きを預けた夜 rw+4,919

母は、あの夜のことを語るときだけ、決まって声を落とした。 村外れの山道に、朽ちかけた寺があった。昼でも人が寄りつかない場所で、夜になればなおさらだ。そこでは丑の刻参りが行われているという噂が、子供たち ...

目を縛り、歯を縛り r+2,296-2,705

今でもあの書き込みを読んだ夜のことを思い出すと、胸の奥がざらつく。 指先に残るキーの感触、画面の光に照らされた顔の影、それらすべてが不気味に蘇るのだ。 最初に掲示板を覗いた時、彼女の投稿はごくありふれ ...

庚申原の白い供物 rw+5,541

今でも、春の宵に山から吹き下ろす風を聞くと、あの声を思い出す。 あれがただの風音だったのか、それとも山中を歩き回る何かの囁きだったのか、いまだに判別がつかない。私は広島の御調郡久井町に生まれ、この盆地 ...

来るなと言ったのは誰か rw+4,695

2025/11/14   -短編, r+, 怪談

あの話を聞かされた夜から、峠という言葉を目にするだけで、喉の奥がわずかに乾く。 木村さんは、もともと怖がりではない。むしろ合理的で、山道を自転車で越えることも、閉まったドライブインの駐車場で一晩明かす ...

学校行けますよね rcw+7,022-0107

学生時代に聞かされたその話を、私は今でも妙な心のざわつきを伴って思い出す。 はっきり怖い、と言い切れるわけではない。幽霊を見たとか、呪われたとか、そういう話ではないのに、思い出すたび、不快感が残る。 ...

ケン君のいる部屋 rw+4,216-0107

この話を思い出すたび、体の奥に冷たいものが沈殿する。寒かったからではない。あの夜の空気が、いまだに抜けきらないだけだ。 これは、大学時代の知人Aから直接聞いた話である。酒の席でもなければ、盛って語る性 ...

最初からいた人たち rw+5,525-0122

深夜二時を回ったころのラーメン屋だった。 繁華街の外れにあるその店は、看板の灯りだけがやけに落ち着いて見える。昼間は近づきたいとも思わないが、終電を逃した夜や、帰る理由が見当たらないときだけ、なぜか吸 ...

七人の歩み音 r+1,637-2,051

2025/11/13   -短編, r+, 怪談

学生時代、私が誰にも話せずに胸の奥へ押し込めていた出来事がある。 いや、正確には、それは私自身の体験ではない。ある男から直接耳にした話なのだが、そのときの彼の震える声と、語りながらも時折うつろに宙を見 ...

魔の起源 #7,112-0118

「魔の起源」という本に載っていた山の神の解釈が後味悪かった。 503 :名無しさん@おーぷん :2016/02/23(火)23:59:02 ID:HDt 山の神は、名前のとおり山に住んでいるといわれる ...

気にしなかった女 rw+5,948-0122

これは、夜の仕事をしていた二十歳の女性から直接聞いた話だ。 当時の彼女は、同じ店で働く一つ年上の女性と、繁華街に近いアパートで同居を始めたばかりだった。鉄筋三階建ての二階、和室と洋室がひとつずつある、 ...

四枚目の皿 rw+4,866-0113

彼女には霊感と呼べるものがなかった。 幽霊を見たこともなければ、気配を感じたこともない。そういう話を聞いても、どこか他人事として受け取ってきた。だからこそ、あの一度の体験は、今も現実として整理できない ...

数を数えるな rw+2,765-0217

同僚が酒の席で漏らした話を聞いた瞬間、場の空気が静かに薄くなった気がした。 「……あれはな、闇とか、そういう言い方じゃ足りない」 そう言ったのはNだ。元警察官だと本人は言う。ただ、その“元”が事実かど ...

一拍遅れる影 rw+2,331

同じ話を三度聞いた。細部は違うのに、核だけが変わらない。そこが不気味だった。 夜道で彼女と別れたあと、眠れずに天井を見つめながら、あの語りを繰り返し思い出した。他人の体験のはずなのに、思い返すたびに自 ...

【意味がわかると"怖くない話"】彼のたった一つの親孝行 r+481-906

これは、ある田舎町に住む古い友人が語ってくれた話だ。 その町には、田中という名の独り身の老人がいた。年老いた彼の家は、小高い丘の中腹にある古風な木造家屋で、しんと静まり返った森に囲まれていた。近隣には ...

内部から光るもの rw+2,532-0211

この話を思い出すたび、背中の内側をぬめりのある冷たいものがゆっくり這い上がってくる。 正月に帰省した折、友人から聞いた話だ。あまり感情を表に出さない男だが、その夜ばかりは妙に言葉が乾いていた。酒を飲ん ...

声だけが残った rw+2,841-0122

学生時代から世話になっている米屋がいる。 商店街の外れにある古い店で、精米機の低い唸りと、米俵の乾いた匂いが常に漂っていた。昼下がり、店先で腰を下ろしながら、彼がぽつりと語った話がある。思い出すたび、 ...

嘉衛門と嘉兵衛 rw+7,000-0524

その友人は、自分の名前を人前で書くのを嫌がった。 珍しい名前だから、というだけではない。名簿や申込書に書くとき、最後の一文字を入れる前に必ず手が止まる。誰かに読み上げられると、一拍置いてから返事をする ...

思い出せない場所 rw+5,589

2025/11/12   -中編, r+, 都市伝説
 

なぁ、人肉館に行かないか。 夏休みを利用して、久しぶりに長野の実家へ帰省した日の夜だった。 東京での生活に慣れきった身体には、山に囲まれた町の空気は驚くほど軽く感じられた。昼間は暑いが、風に湿り気がな ...

火を消した夜 rw+5,425-0102

楡井さんからその話を聞いたのは、冬の終わりだった。 居酒屋の奥、暖房の効きが悪い席で、彼は酒もあまり飲まず、淡々と語った。感情を挟まない。そのことが、かえって異様だった。 大学時代、仲の良かった連中が ...

背後の位置 rw+3,822-0114

とある夏のキャンプでの話。 あれから一年経った今でも、どこからが正確な記憶で、どこからが自分の中で歪んだものなのか、はっきりしない。 大学の夏休み直前、高校時代からの友人・江崎から電話があった。久しぶ ...

呼べない理由 rw+2,984-0203

本人はあまり語りたがらないが、酒が入ったときに一度だけ、ぽつりと漏らした。 津軽には、恐山で知られるイタコとは別に、地元の年寄りだけが頼る「イタコ」がいる。 看板も出さない。祈祷料も決まっていない。 ...

ただいまの録音 rw+5,035-0131

今でも、彼女から聞いたその話を思い出すと、耳の奥に湿ったものが残る。 水でも汗でもない。音の名残だけが、こびりつくように離れない。 彼女と知り合ったのは仕事の現場だった。照明の強い場所に長く立ち続ける ...

三段目の音 rw+7,536-0217

これは不動産業に長く携わってきたSさんから直接聞いた話である。 舞台は埼玉県郊外に造成された二十棟の新築分譲地だった。最寄り駅からは徒歩二十分ほど。周囲は田畑が点在し、数年もすれば住宅が埋まりそうな、 ...

四台目のチェーン rw+1,926-0310

夏休みの午後だったはずなのに、その日の記憶だけは、日差しよりも先に黒いものが浮かんでくる。 小学生の頃、友達と公園で遊んでいた。鬼ごっこにも飽きて、ぬるくなったジュースを飲みながら木陰に座っているうち ...

抱き寄せられた夜 rw+2,213-0107

2025/11/11   -中編, r+, ほんのり怖い話

今でも、あの夜の冷えた空気を思い出すと、背中の奥に細い針を一本ずつ差し込まれるような感覚が蘇る。 寒さではない。皮膚の表面ではなく、もっと内側、骨と神経の境目を正確になぞられるような冷えだ。 三年前の ...

異界の縁:犬神と猫神が囁く村 r+4,327-47,52

2025/11/10   -短編, r+, 土着信仰

これは、ある田舎に住む祖母から聞いた話だ。 祖母が幼い頃住んでいた地元は、本当に何もないような田舎で、昔ながらの集落がいくつかの本家とその親戚で構成されていた。外の人間が入り込むことも滅多になかったた ...

二番目の名前 rw+6,641-0614

父は一度も、私の名前の由来を話してくれなかった。 勇二。 珍しい名前ではない。子どものころは、そんなことを気にしたこともなかった。名札に書き、答案用紙に書き、年賀状の差出人にも書いた。二という字が入っ ...

通話中 rw+6,425-0120

俺は霊感のある人間じゃない。 幽霊を見たこともなければ、心霊スポットに行って鳥肌が立ったこともない。怪談話を聞いても、せいぜい「雰囲気あるな」と思う程度で終わる。 だから今でも、自分が特別な体質だとは ...

まだ返すな rw+4,612-0217

これは、ある地方の古い家系に生まれた友人の話だ。 彼は昔から「憑かれやすい体質」だと言われてきた。祖母は小さな木札を肌身離さず持たせ、「失さしたら終わりだ」とだけ繰り返していた。何が終わるのかは、誰も ...

被猿 rw+5,607-0103

これは、四国の片田舎で生まれ育ったある男性から聞いた話だ。 彼の育った町には、今では信じられないような価値観と沈黙の掟が残っていた。町は小さく、家系と血縁が重なり合い、誰がどこの家の人間かを皆が把握し ...

呼ばなかった名前 rw+4,521

今もこうして書いていると、玄関の方からかすかな気配がする。 これは私自身の体験ではない。由美子さん――仮名だが、実在する知人から聞かされた話だ。だが聞いたその日から、私は夜になると無意識にチェーンの音 ...

 降りていない客 rw+5,742

これは七年ほど前(平成六年・1994年頃)のある雨の日に、六本木でタクシー運転手から聞いた話だ。 深夜まで遊んでいた帰り、横浜まで乗せてくれる車を拾った。防衛庁の近くで客待ちしていた古い個人タクシーだ ...

庭に立っていたもの rw+4,409-0121

2025/11/10   -短編, r+, 土着信仰

学生時代の冬休み、帰省したときのことだ。 年末の夕方、実家で使う細かい現金が必要になり、駅前のコンビニまで自転車で向かった。駅前だけは再開発で妙に明るいが、一本裏へ入ると途端に田畑が広がる町だ。刈り取 ...

最後の客 rw+5,631-0406

あの店には、週に一度くらいの頻度で行っていた。 駅から少し離れた、古い中華料理屋だった。うまい店というより、行く理由が説明しづらい店だった。味は嫌いじゃない。値段も安い。店主は無口で、常連にも愛想を振 ...

その名前で大丈夫ですか rw+2,453-0204

同僚の田村さんから、ある飲み会の帰り道にぽつりと打ち明けられた話がある。 冗談めかした口調だったが、笑い話として処理するには、どうにも引っかかる内容だった。奇妙な“名前”の話だ。 田村さんの家には、代 ...

揃う時間 rw+4,147-0208

今でも、あの男の目に焼き付いた《黒》を思い出すと、胃の裏がじくじくと熱を持ち始める。 これは、山奥の古い旅館に泊まったという男性から聞いた話だ。話の筋よりも、途中で何度も言葉を切り、しばらく黙り込む癖 ...

誰も知らないことになっている rw+10,306-0115

彼女の話を聞いたのは、もう何年も前になる。 とある県立高校に通っていたという女性だ。卒業してから長い年月が経っているはずなのに、語る声は今でも妙に慎重で、途中、何度も言葉を選び直していた。まるで、話す ...

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