ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

守護霊の会議 rw+2,584

眠りに落ちる直前、決まって誰かが集まる。 耳元でひそひそと、こちらを気遣うような、それでいて値踏みするような声が交わされる。内容ははっきりしない。ただ、ときどき混じる「はい、すみませんでした」という謝 ...

六人目は誰 nw+484

十二月の半ば、吐く息が白く固まるような寒さだった。 地元の古い公共施設を貸し切ったコスプレイベントに参加していた。天井の高いホールと、四方を壁に囲まれた中庭のある建物で、屋内は撮影用のセットや小道具で ...

🚨受領済み工具 nc+

排水区画の落とし物・受領記録 都市の地下深くに張り巡らされた巨大な雨水調整池。設備管理員の佐山は、昼も夜も、澱んだ水とコンクリートの壁に囲まれて働いていた。地下四階より下では湿度が九十パーセントを切る ...

見ていた側 rw+9,670

その日、俺は再びあいつに出会った。 火曜日だけ、体育館は使えなかった。バレー部が優先で、俺たちバスケ部は校舎裏から道路を渡り、古い公園まで走らされる。アスファルトの照り返しと土埃の匂いの中で、無言のま ...

祝詞とホルモン、血に伏せられた京都奇譚 #8,501

【ゆっくり怪談】ある特別な祭事を受けもつ家系の因縁話 拝み屋じゃないけど因業話ならあるよ? 219 :本当にあった怖い名無し :2010/07/23(金) 00:46:58 ID:ujk1i5Db0 ...

△△.jpg rw+3,021

高校三年の春だった。 雨で窓が白く曇った午後一番の日本史。眠気に沈みながら、俺はノートを開いていた。 次に意識が戻ったとき、ペン先はまだ紙の上にあった。 ほんの一瞬、落ちたのだと思う。 黒板には「応仁 ...

苦いなら、話すな rw+2,140

中学の卒業アルバムの奥から、黄ばんだメモが一枚落ちた。 薄い藁半紙に、震えのない古い筆致でこう書かれている。 ――水を飲ませろ。味を聞け。苦いなら、話すな。触れるな。命が惜しければ。 この字は、母方の ...

時空のおじさん nw+517

あれは昨日の晩だったと思う。いや、もう正確な時間は思い出せない。 思い出せないというより、あの時間帯だけが、最初から存在しなかったみたいに抜け落ちている。 仕事が早く終わった日だった。まだ空が青さを残 ...

🚨澱みの底の蒐集者 nc+

かつて深海サルベージの現場で「鉄の肺」と渾名された男、瀬戸口がその職を辞したのは、十年前のある潜水作業が原因だった。 沈没した観測船の回収。現場は俗に「海溝の墓場」と呼ばれる海域で、潮流は読めず、常に ...

焦げた産声 rw+2,511

あの家は、火事で一度焼けている。 公式には、そうなっている。 俺はその日のことを覚えていない。覚えているのは、匂いだけだ。焼け焦げた布団、甘ったるい羊水、そして焦げた髪。誰のものかは、考えないようにし ...

🚨重複エラー nc+

聴取記録:K印刷工場労災事故に関する参考人供述 ※本記録は当該事故発生の二日前に退職した元従業員S氏への非公式な聞き取りを書き起こしたものである。公式報告書には未収録。 (録音再生開始) 辞めた理由で ...

放っておいた夜 rw+6,290

夜の河川敷は、取材対象ではなく、通過点のはずだった。 卒業制作で少年犯罪を扱うと決めたとき、教授は何も言わなかった。企画書を読んで、ただ一度だけ頷いた。その数日後、封筒を差し出された。中に入っていたの ...

社長の名前を出した夜 rw+3,052

別の寺から頼まれて法事に出たのは、雨がぱらつく夕暮れだった。 本堂に入った瞬間、わずかに匂いが違うと感じた。線香の種類が変わったのかもしれない。あるいは自分の体調のせいか。だが胸の奥に、理由のない引っ ...

🚨最終試験の朝 nc+

研修医の俺が当直明けで病院を出たのは、冬至も近い十二月の早朝、午前六時だった。 三十六時間連続の勤務。救急搬送が立て続けに入り、処置室とナースステーションを何度も往復した。心肺停止の患者が一人いた。蘇 ...

🚨助手席は満席だった nc+

録音記録:案件番号904-B ――対象者:K(元長距離輸送業) ――それで、その対策というのは。 ああ。夜の国道を一人で走るのって、想像以上に神経を使うんです。特に女性だと。道の駅で仮眠していると、窓 ...

(´・ω・`)の部屋 rc+13,561

一年前のことだ。当時の私は、ネットゲームというものにほとんど縁がなかった。 リアルでもそこそこ忙しく、人と話すのが得意なほうでもなかったから、MMOなんてものは縁遠い存在だったはずだ。 だけど、軽い気 ...

偽物が近づく rw+967

あれは『コトリバコ』という言葉が、まだ生き物みたいにネットを徘徊していた頃の話だ。 思い出話として語るには、後味が悪すぎる。 今でも、あのとき笑っていた自分の顔を、はっきり思い出せてしまう。 最初に言 ...

混ざっているのはどちらか rw+2,612

あの寺に勤めてから、夜というものの形が変わった。 昼間は観光客で溢れる。文化財の仏像、古い梁、磨き上げられた廊下。だが門を閉め、最後の参拝者を送り出すと、建物は急に静かになる。音が消えるのではない。こ ...

🚨閉館点呼 nc+

僕が図書館の夜間警備を始めたのは、大学院を中退して三年目のことだった。 研究職への未練はすでに薄れていたし、人付き合いの少ない仕事を探していた。市立図書館の求人を見つけたとき、条件は悪くないと思った。 ...

永久借地 rw+9,885

Windows95が発売されて、都会が浮かれていたころの話だ。 俺は小学四年生だった。場所は山形県の、地図を広げても指が滑ってしまうような山の奥だ。人は少なく、出来事はもっと少ない。季節だけが律儀に巡 ...

🚨入れた理由 nc+

最上階のアーカイブ室には、窓がなかった。 正確に言えば、あるはずの壁面に、外光の痕跡が一切残っていなかった。 私が都心の設計事務所でインターンをしていた頃、仲間二人と無断で侵入したその部屋は、建物の最 ...

メルカリで価値のある本を売ったら「価値があるならお前が引き取れ」と返品を迫られた話 nc+

今朝、メルカリで久しぶりにガチで腹が立つやり取りがあったので書く。 近々引っ越す予定があって、今、本をかなり処分してる。 俺はもともと蔵書にあまり執着がない。 一度読んで役目を終えた本は、必要な人に渡 ...

空の担架 rw+8.512

十一月の終わり、山が雪と氷に封じられる直前の、あの張り詰めた静けさが好きだったと祖父は言った。 空気は刃のように鋭く、吐いた息さえもその場で凍りつきそうになる。音は雪に吸われ、世界から自分だけが切り離 ...

乾かない駅名 rw+142

高校二年の春だった。もうすぐ日が落ちる頃、名鉄神宮前の駅から少し離れた道を、自転車で走っていた。 その日、友人の家に泊まる予定だった。熱田神宮の裏手を抜け、車通りの多い大通り沿いを走っていた時、音が遠 ...

出られない升目 nc+

小学生のころ、同級生二人と一緒に、町外れの離れに忍び込んだ。 理由は単純で、二階が「宝部屋」だという噂があったからだ。 ガンプラや古い玩具が山ほど積まれているらしい。鍵も塀もない家で、誰もいない時間帯 ...

水道カメラが拾った《目》nw+586

もう五年以上前の話だ。 あの現場の記録番号はいまでも覚えている。だが番号より先に浮かぶのは、あの“目”だ。 当時、俺は下水道の調査を請け負う設備保全会社にいた。暗く、臭く、酸素濃度を気にしながら作業す ...

撮れない教室 rw+12196

俺が小学校六年だった頃の話だ。 あの年の記憶は、今でもやけに湿っている。 夏の終わり、蝉の声が途切れる瞬間があるだろう。あの間が来ると、決まって思い出す。汗とは違う、背中の内側からにじむような濡れた感 ...

四十九日まで動かすな rw+2,723

死んだ祖父の話だ。 いや、あれが本当に「死んだ」と言っていいのかどうか、今でも判断がつかない。 祖父は八十四歳で息を引き取った。戦後の焼け跡を生き延びた世代で、背中には色の抜けた不動明王の刺青があった ...

見られた場所 rw+117

うちは父方の祖父が出雲地方の神主の家系だったらしい。そのせいか、子どもの頃、よく「白い人」を見ていた。 初詣に行くと、みんなは決まって本殿に向かう。あれが不思議で仕方なかった。俺はというと、本殿ではな ...

赤土の井戸 rw+4,058

カンボジアを初めて訪れたのは、大学院の夏期研修だった。 東南アジアの農村支援プロジェクトに参加し、現地NGOと共同で井戸を掘るための水源調査を行う。首都プノンペンから北西へ数時間、舗装の途切れた赤土の ...

蔵の奥で飼われているもの rw+7,169

あれは伊藤の家で宅飲みをしていた晩のことだ。 終電も逃し、空になった缶がテーブルの端に積み上がった頃、やたらとオカルトに詳しい伊藤が言い出した。 「なあ、怪談大会やろうぜ」 軽いノリだった。怖い話とい ...

🚨真ん中だけ、書かない nc+

北国の漁港だった。 観光地としての役割はとうに終わり、錆びたクレーンと廃業した缶詰工場の煙突だけが、防波堤の向こうに突き出している。集落の奥、坂を登りきった先に、小さな診療所があった。週に三日だけ開く ...

笑うものは落ち際に rw+8,778

祖父は、あれを山の神様だと言っている。 だが俺は、どうしても納得できない。 話は九〇年代の終わり頃に遡る。祖父は九州の山あいの集落で茶畑を守ってきた。家の裏はすぐ斜面で、冬になれば霧が降り、犬の遠吠え ...

ヒサルキ rw+7,065

墓地の杭は、最初からそこにあった。 寺が経営するその保育園は、本堂の裏手を抜けた先にあり、敷地の端を低い柵で区切ると、その向こうはすぐ苔むした墓地だった。卒塔婆が並び、風が吹くたびに木の軋む音がする。 ...

口の中の記憶 rw+181

私は蜘蛛が嫌いだ。 嫌悪という言葉では足りない。皮膚の内側を小さな牙で引っかかれるような、理由の定まらない恐怖。考えるだけで喉が粘つき、口の奥が勝手に閉じようとする。 理由は分からない。 正確に言えば ...

部屋の中に急にアリが出るようになった #3,538

部屋の中に急にアリが出るようになった【ゆっくり朗読】 個人的に怖かったというか不気味だった話。 815 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/07/16(日) 06:27:42.43 I ...

渡された日付 rcw+2,595

大阪の祖父が死んだのは、私が小学五年のときだった。 病名は膵臓癌だったと聞かされた。肺でも心臓でもなく、内側から静かに腐っていく臓器らしい。苦しんだと母は言ったが、最後に会った祖父はまだ肉付きがよく、 ...

春の穴 nc+

小学六年生の立春の日のことだ。 その日は、暦の言葉とは裏腹に、指先がかじかむほど冷たい風が吹いていた。歌では南国と呼ばれる土地でも、冬はちゃんと冬の顔をする。校門を出てから家までの道は、畑と古い家がだ ...

【国鉄三大ミステリー事件③】 松川事件 #3,092

【国鉄三大ミステリー事件③】 松川事件【ゆっくり朗読】 松川事件 松川事件(まつかわじけん)は、1949年(昭和24年)に福島県の日本国有鉄道(国鉄)東北本線で起きた列車往来妨害事件。 下山事件、三鷹 ...

筍六本 rw+2,963

蒼いものを見つけたのは、汗の匂いをごまかす術も知らなかった頃だ。 広島の山奥の村で育った。舗装もない赤土の道を走り回り、川で泥を落とし、背丈ほどの茅の陰に身を潜めて虫を追った。真昼でも薄暗い雑木林の奥 ...

🚨街灯の中央 nc+

その話は、ある占い師が酒の席で「昔、実際にあったらしい」とだけ前置きして語ったものだという。 真偽は分からない。ただ、聞いた者の多くが、後になって同じ場所を思い出すたび、説明できない違和感を覚えたそう ...

狭山異空間事件 #30,451/フジテレビ:世界の何だコレ!?ミステリーで紹介されました~埼玉県・知らない町につながる林

狭山異空間事件【ゆっくり朗読】 二十年前くらい、小学四年生のときに埼玉県狭山市の富士見小学校っていう小学校に俺は転校しました。 「狭山市立富士見小学校」でグーグルマップで検索してみてください。そこです ...

山の怪(やまのけ)・ヨウコウ rw+9,306

福井の山奥に、もう地図にも載らない村がある。 オレの母方の実家は、そこからさらに山を登った先の外れにあって、冬なんかは雪に埋もれて人が来るのも困難な場所だった。 小学校の夏休みになると、必ずそこに預け ...

【国鉄三大ミステリー事件②】三鷹事件 #3,100

【国鉄三大ミステリー事件②】三鷹事件【ゆっくり朗読】 三鷹事件 三鷹事件(みたかじけん)は、1949年(昭和24年)7月15日に日本・東京都北多摩郡三鷹町(現・三鷹市)と武蔵野市にまたがる日本国有鉄道 ...

盃の乾かない家 rw+5,640

2026/07/26   -短編, r+, 土着信仰

あれは、まだ私の歯が乳歯だった頃の話だ。 二〇年以上前、父方の実家のある島に滞在していた。島といっても定期船で四〇分ほど。港の突堤からは肉眼で見える距離にあった。潮と魚と人の欲が混ざったような、古くて ...

泣きぼくろ nc+

私の祖母はいわゆる「みえる人」だったらしい。 少なくとも、祖母自身はそう信じて疑わなかった。私は祖母に育てられたようなもので、幼い頃から怖い話や不思議な話を、昔話の延長のように聞かされてきた。その多く ...

増える写真 rw+14,427

高校をやめたのは、十六のときだった。 理由はない。少なくとも、自分ではそう思っている。 教室の空気が、ある日から急に重くなった。音が遅れて届くような感じがして、机や椅子が全部、少しずつこちらに傾いてく ...

【国鉄三大ミステリー事件①】下山事件 #3,952

【国鉄三大ミステリー事件①】下山事件【ゆっくり朗読】 下山事件 下山事件(しもやまじけん)とは、日本が連合国の占領下にあった1949年(昭和24年)7月5日朝、国鉄総裁下山定則が出勤途中に失踪、翌7月 ...

外を見ないで rw+184

夕方、親父が物置の奥からガラクタを掘り返していた。 日が落ちる頃、居間に戻ってきた親父は、ちゃぶ台の上に戦利品を並べ始めた。古びたフレアパンツ、針の折れたレコード、鼻の欠けた陶人形、背表紙の文字が読め ...

市民病院はもう無い rw+4,389

金曜の夕方、打ち合わせ中に親父の名前が画面に出た。 あの人から仕事中に電話が来ることは滅多にない。嫌な予感がしたが、その場では切った。終わってから折り返すと、呼び出し音だけが虚しく鳴り続けた。 夜九時 ...

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