ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

見てしまった者 rcw+270

祖母の葬式の日のことだ。 あれから長い時間が経った。けれど、あの日の一場面だけは、古い写真のように色も動きも変えず、頭の奥に貼り付いたまま残っている。思い出そうとしなくても、ふとした瞬間に勝手に浮かび ...

ビデオの中の友人(3)#2,014

ビデオの中の友人(3)準備【ゆっくり朗読】 Bです。ホラーテラー『ビデオの中の友人』のその後2です。 投稿者「B ◆06fMZ3gA」 2014/06/12 前々作からの著者T(本文中「オレ」)が20 ...

覚えていてね nw+469

わたしには、男だった頃の記憶と、女だった頃の記憶がある。 どちらが先だったのかは思い出せない。思い出そうとすると、必ずどちらかの季節が崩れる。夏のはずなのに、窓から入る風は冷たく、白いレースのカーテン ...

横を通る影 nc+

その木は、横を通り過ぎた瞬間にだけ、首を吊った人影が見えるという。 正面から見ても、じっと凝視しても何もいない。ただ、何の気なしに横切ったとき、視界の端にだけ、ぶら下がる形が引っかかるのだそうだ。二度 ...

ビデオの中の友人(2)#2,235

ビデオの中の友人(2)原因究明【ゆっくり朗読】 Bです。 投稿者「B ◆06fMZ3gA」 2014/05/31 ホラーテラー『ビデオの中の友人』のその後1です。 前からの著者T(本文中「オレ」)が2 ...

止まらない手 nw+539

大学三年の夏だった。 蝉の声が空に張り付いて離れないころ、俺はジェンベのサークルにいた。手のひらの皮が剥け、豆が潰れても叩き続けた。音を出すというより、何かを叩き起こしている感覚があった。リズムを合わ ...

田んぼの奥で出された酒 nc+

祖母は酒を飲まない人だった。 嫌いというほどでもないが、せいぜい冬の夜に梅酒を少し、寝る前に舐める程度で、酔うことはまずなかった。 だからなのか、祖母は酔っ払いが嫌いだった。 理由ははっきりしている。 ...

成功率 rw+8,012

絶対に他言無用だと念を押されたのは、誠司だった。 それでも俺は書いている。口に出さない代わりに、文字にしているだけだと言い訳しながら。 誠司には義光という友人がいた。無口で、視線が合わない。爪を噛む癖 ...

同じ声 rw+2,884

エイジがその話をしたのは、大学三年の冬だった。 居酒屋の隅、誰も聞いていないはずの席で、やけに周囲を気にしながら語り始めた。酔っているようで、言葉だけは妙に整っていた。 二年前、祖父が死んだ。 エイジ ...

ビデオの中の友人(1)#2,686

ビデオの中の友人(1)【ゆっくり朗読】 去年の夏に体験した話。 原著作者「怖い話投稿:ホラーテラー」「匿名さん」2012/02/19 01:58 最初に言っておくけど、実話だから短いしつまらないかもし ...

一歩ずれる nw+142

たぶん、あれは中学のときだ。 友人のTのことを、今でもふと思い出す。 当時は変なヤツだな、で済ませていた。今ならもう少し、ちゃんと怖がってよかったんじゃないかと思っている。 最初にTを変だと思ったのは ...

🚨完成したはずの物語 nc+

最初に気づいたのは、自分の書いた文章が、保存されていなかったことだった。 下書きフォルダにもない。クラウドにも履歴がない。確かに書いたはずの一段落が、最初から存在しなかったかのように消えている。妙だと ...

いるだけのもの rw+7,352

電車を降りた瞬間、空気が違った。 湿気を含んだ風が、皮膚に貼りつく。山の匂いというより、どこか鉄のような、乾いた血のような匂いが混じっていた。 正典は無言のまま改札を抜け、こちらを振り返らない。 自分 ...

行けと言った夜 nw+597

私はいま、夫と子どもと一緒に地元の集落に暮らしている。 山と田畑に囲まれた、夜になると蛙と風の音しか残らない土地だ。都会から移住してきた人は口をそろえて「星がすごい」と言う。でも私は、もっと別のものの ...

🚨実体が存在しないため nc+

大学のサーバールームでアルバイトをしている僕は、学内の古いデジタルアーカイブを新しいシステムへ移行する作業を任されていた。 作業の大半は自動化されたスクリプトが処理する。僕の役目は、稀に吐き出されるエ ...

七月六日の現場で会った男 rw+5,121

これは、今でも思い出すと背中の内側がゆっくり冷えていく、平成十一年七月六日の夜の話だ。 当時、俺は大学の夏休みを利用して、常磐新線の敷設工事に日雇いで入っていた。いまの呼び方で言えば、つくばエクスプレ ...

着せるための場所 rw+2,222

あれが夢だったのかどうか、もう確かめようもない。 ただ、足の裏にまとわりついた土の冷たさと、畳の目に深く染み込んだ線香の匂いだけは、今でもはっきりと身体に残っている。 私が七つのときのことだ。両親に連 ...

戻された席 nw+452

あの夏の入道雲は、逃げ場のない白さで空を塞いでいた。 二〇二五年六月、私はほとんど食べられなくなった。食欲がないのではない。喉が拒んだ。水すら通らない。検査は増え、数値は並び、結果は「異常なし」か「経 ...

🚨薄い人たち nc+

寺田は、都市部に点在する大規模データセンターを巡回する保守点検員だった。 一年の大半を地下フロアで過ごす。太陽光の届かない通路、空調の唸り、規則正しく並ぶラック。そのどれもが日常であり、異常はログの数 ...

八の先 rw+7,397

先月、祖父が亡くなった。 長く病院に通ってはいたが、最期は静かだった。苦しむ様子もなく、眠るように息を引き取ったと聞いている。親戚も口を揃えて「大往生だ」と言った。その言葉に違和感を覚えたのは、葬儀が ...

空いていない宿 rw+5,800

私は、仕事の都合で半年ほど、全国を転々としていた。 不動産業界の業界紙の取材で、東京、大阪、名古屋、京都、地方都市を次々に回る生活だった。宿泊費を抑えるため、当時はまだグレーゾーンだった民泊を使った。 ...

影の家系 #2,280

オンドウサマ【ゆっくり朗読】 元嫁の実家の本家筋にあたる家が、代々女が当主になる家らしい。 259 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 12:34:05.24 ID:udysT07m ...

猿喰いの家 rw+218

2026/08/07   -短編, r+, 土着信仰, 民俗

正直、今になっても、あれが夢だったんじゃないかと思うことがある。 けれど、口の奥に残った苦味と、鼻の奥を焼くような焦げ臭さだけは、どうしても現実だったと俺に思い出させる。 俺の実家は山の奥にある。奥と ...

祀られない神 rw+3,048

霊なんて、子どもの遊びか都市伝説だと思っていた時期がある。 今は違う。断言はできないが、否定もできない。きっかけは、幼い頃に体験した、家に伝わる妙な風習だった。 父方の家系には代々続く「顔見せ」という ...

葬式のあとに来たもの nw+403

あれが見えるようになったのが、いつからなのかは思い出せない。 はっきりと輪郭が浮かぶことはほとんどない。四十九日を迎えるまでのあいだ、亡くなった人は時折、こちら側に薄く残る。その名残が、ふとした瞬間に ...

🚨接続不良 nc+

桐谷は物流センターの設備管理を担当している。 首都圏に点在する三つの巨大倉庫を巡回し、空調、照明、防犯設備の保守を一人で請け負う契約社員だった。夜間作業が多いが、現場に人がいない分、仕事は静かで合理的 ...

『3.11』とタイムスリップ・ゾーン #6,608

3.11時空の揺らぎ現象【ゆっくり朗読】 東日本大震災の被災地で『時空の揺らぎ現象』が起きていた。 アメリカの超常現象誌『アトランティス・ライジング』2011年9・10月号に掲載された英文の取材レポー ...

守護霊の会議 rw+2,584

眠りに落ちる直前、決まって誰かが集まる。 耳元でひそひそと、こちらを気遣うような、それでいて値踏みするような声が交わされる。内容ははっきりしない。ただ、ときどき混じる「はい、すみませんでした」という謝 ...

六人目は誰 nw+484

十二月の半ば、吐く息が白く固まるような寒さだった。 地元の古い公共施設を貸し切ったコスプレイベントに参加していた。天井の高いホールと、四方を壁に囲まれた中庭のある建物で、屋内は撮影用のセットや小道具で ...

🚨受領済み工具 nc+

排水区画の落とし物・受領記録 都市の地下深くに張り巡らされた巨大な雨水調整池。設備管理員の佐山は、昼も夜も、澱んだ水とコンクリートの壁に囲まれて働いていた。地下四階より下では湿度が九十パーセントを切る ...

見ていた側 rw+9,670

その日、俺は再びあいつに出会った。 火曜日だけ、体育館は使えなかった。バレー部が優先で、俺たちバスケ部は校舎裏から道路を渡り、古い公園まで走らされる。アスファルトの照り返しと土埃の匂いの中で、無言のま ...

祝詞とホルモン、血に伏せられた京都奇譚 #8,501

【ゆっくり怪談】ある特別な祭事を受けもつ家系の因縁話 拝み屋じゃないけど因業話ならあるよ? 219 :本当にあった怖い名無し :2010/07/23(金) 00:46:58 ID:ujk1i5Db0 ...

△△.jpg rw+3,021

高校三年の春だった。 雨で窓が白く曇った午後一番の日本史。眠気に沈みながら、俺はノートを開いていた。 次に意識が戻ったとき、ペン先はまだ紙の上にあった。 ほんの一瞬、落ちたのだと思う。 黒板には「応仁 ...

苦いなら、話すな rw+2,140

中学の卒業アルバムの奥から、黄ばんだメモが一枚落ちた。 薄い藁半紙に、震えのない古い筆致でこう書かれている。 ――水を飲ませろ。味を聞け。苦いなら、話すな。触れるな。命が惜しければ。 この字は、母方の ...

時空のおじさん nw+517

あれは昨日の晩だったと思う。いや、もう正確な時間は思い出せない。 思い出せないというより、あの時間帯だけが、最初から存在しなかったみたいに抜け落ちている。 仕事が早く終わった日だった。まだ空が青さを残 ...

🚨澱みの底の蒐集者 nc+

かつて深海サルベージの現場で「鉄の肺」と渾名された男、瀬戸口がその職を辞したのは、十年前のある潜水作業が原因だった。 沈没した観測船の回収。現場は俗に「海溝の墓場」と呼ばれる海域で、潮流は読めず、常に ...

焦げた産声 rw+2,511

あの家は、火事で一度焼けている。 公式には、そうなっている。 俺はその日のことを覚えていない。覚えているのは、匂いだけだ。焼け焦げた布団、甘ったるい羊水、そして焦げた髪。誰のものかは、考えないようにし ...

🚨重複エラー nc+

聴取記録:K印刷工場労災事故に関する参考人供述 ※本記録は当該事故発生の二日前に退職した元従業員S氏への非公式な聞き取りを書き起こしたものである。公式報告書には未収録。 (録音再生開始) 辞めた理由で ...

放っておいた夜 rw+6,290

夜の河川敷は、取材対象ではなく、通過点のはずだった。 卒業制作で少年犯罪を扱うと決めたとき、教授は何も言わなかった。企画書を読んで、ただ一度だけ頷いた。その数日後、封筒を差し出された。中に入っていたの ...

社長の名前を出した夜 rw+3,052

別の寺から頼まれて法事に出たのは、雨がぱらつく夕暮れだった。 本堂に入った瞬間、わずかに匂いが違うと感じた。線香の種類が変わったのかもしれない。あるいは自分の体調のせいか。だが胸の奥に、理由のない引っ ...

🚨最終試験の朝 nc+

研修医の俺が当直明けで病院を出たのは、冬至も近い十二月の早朝、午前六時だった。 三十六時間連続の勤務。救急搬送が立て続けに入り、処置室とナースステーションを何度も往復した。心肺停止の患者が一人いた。蘇 ...

🚨助手席は満席だった nc+

録音記録:案件番号904-B ――対象者:K(元長距離輸送業) ――それで、その対策というのは。 ああ。夜の国道を一人で走るのって、想像以上に神経を使うんです。特に女性だと。道の駅で仮眠していると、窓 ...

(´・ω・`)の部屋 rc+13,561

一年前のことだ。当時の私は、ネットゲームというものにほとんど縁がなかった。 リアルでもそこそこ忙しく、人と話すのが得意なほうでもなかったから、MMOなんてものは縁遠い存在だったはずだ。 だけど、軽い気 ...

偽物が近づく rw+967

あれは『コトリバコ』という言葉が、まだ生き物みたいにネットを徘徊していた頃の話だ。 思い出話として語るには、後味が悪すぎる。 今でも、あのとき笑っていた自分の顔を、はっきり思い出せてしまう。 最初に言 ...

混ざっているのはどちらか rw+2,612

あの寺に勤めてから、夜というものの形が変わった。 昼間は観光客で溢れる。文化財の仏像、古い梁、磨き上げられた廊下。だが門を閉め、最後の参拝者を送り出すと、建物は急に静かになる。音が消えるのではない。こ ...

🚨閉館点呼 nc+

僕が図書館の夜間警備を始めたのは、大学院を中退して三年目のことだった。 研究職への未練はすでに薄れていたし、人付き合いの少ない仕事を探していた。市立図書館の求人を見つけたとき、条件は悪くないと思った。 ...

永久借地 rw+9,885

Windows95が発売されて、都会が浮かれていたころの話だ。 俺は小学四年生だった。場所は山形県の、地図を広げても指が滑ってしまうような山の奥だ。人は少なく、出来事はもっと少ない。季節だけが律儀に巡 ...

🚨入れた理由 nc+

最上階のアーカイブ室には、窓がなかった。 正確に言えば、あるはずの壁面に、外光の痕跡が一切残っていなかった。 私が都心の設計事務所でインターンをしていた頃、仲間二人と無断で侵入したその部屋は、建物の最 ...

メルカリで価値のある本を売ったら「価値があるならお前が引き取れ」と返品を迫られた話 nc+

今朝、メルカリで久しぶりにガチで腹が立つやり取りがあったので書く。 近々引っ越す予定があって、今、本をかなり処分してる。 俺はもともと蔵書にあまり執着がない。 一度読んで役目を終えた本は、必要な人に渡 ...

空の担架 rw+8.512

十一月の終わり、山が雪と氷に封じられる直前の、あの張り詰めた静けさが好きだったと祖父は言った。 空気は刃のように鋭く、吐いた息さえもその場で凍りつきそうになる。音は雪に吸われ、世界から自分だけが切り離 ...

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2026 All Rights Reserved.