ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

存在の境界線 n+

わたしには、男だった頃の記憶と、女だった頃の記憶、二つの人生がある。 どちらが本当でどちらが幻なのか、あるいはどちらも真実なのか、わたしにはわからぬ。これは、わたしの身に起こった、奇妙な出来事について ...

悦子が笑っていた夜 r+29,461

あの夜の匂いを、私はいまだに忘れられない。 病院の夜勤明け、冷え切った制服の袖口から、鉄のような匂いが漂ってくる気がして目が覚める。あれは……あの日の風呂場の匂いだ。 二〇〇一年の春、私は大宮赤十字病 ...

ビデオの中の友人(2)#1793

ビデオの中の友人(2)原因究明【ゆっくり朗読】 Bです。 投稿者「B ◆06fMZ3gA」 2014/05/31 ホラーテラー『ビデオの中の友人』のその後1です。 前からの著者T(本文中「オレ」)が2 ...

【閲覧制限】サイコパス心理テストってなまらヤバイ!あなたの心があぶり出される瞬間 #16.608

【閲覧制限】サイコパス心理テストってなまらヤバイ!あなたの心があぶり出される瞬間【ゆっくり朗読】 サイコパスとは? 精神病質(せいしんびょうしつ、英:サイコパシー、Psychopathy)は、反社会的 ...

ジェンベと精霊と、廃墟の夜 n+

大学三年の夏のことだ。 まだ空に蝉の声が響いていたころで、俺はジェンベのサークルに身を置いていた。手のひらに豆を潰しながら、太鼓を叩き続ける日々は、どこか儀式じみていた。まるで、自分がなにかを呼び寄せ ...

赤い月の廊下 r+7,486

「絶対、他言無用な?」そう念を押してきたのは、昔からの友人・誠司だった。 だけど人に話すってことは、もう半分、許してるようなもんだろ。そう解釈して、今、こうして打っている。聞いてくれ。この話は、本当に ...

あれは、じいちゃんじゃなかった r+2,359

エイジの話を聞いたのは、大学の頃だった。 居酒屋のすみっこで、酔いも手伝ってか、彼はぽつぽつと語りはじめた。妙に生々しく、笑えないほど怖い話だった。 ……あれは、ちょうど二年前。ちょうど、じいちゃんが ...

ビデオの中の友人(1)#2,273

ビデオの中の友人(1)【ゆっくり朗読】 去年の夏に体験した話。 原著作者「怖い話投稿:ホラーテラー」「匿名さん」2012/02/19 01:58 最初に言っておくけど、実話だから短いしつまらないかもし ...

あいつ、またどこかに跳んだ n+

たぶん、あれは中学のときだ。 友人のTのことを、今でもふと思い出すことがある。 当時は、まぁ……変なヤツだな、で済ませていたんだけど、今振り返ると妙に引っかかる。今ならもう少し、ちゃんと怖がってよかっ ...

【閲覧注意】大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件#207,590

【ゆっくり朗読】大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件 大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件とは 平成六年(1994年)九月二十八日から十月七日までに三府県で発生した未成年の少年グループによるリンチ連続殺人 ...

お代わりの石 r+6,825

自分は、霊感なんてかけらもない。 今まで一度も“見た”こともなければ、“感じた”こともない。そういうものは別世界の話。そう思ってるくせに、気づくと、こうして怪談系のサイトを徘徊してるんだよな……怖いく ...

よく見えるお婆さん n+

私はいま、夫と子どもと一緒に地元の集落に暮らしている。 山と田畑に囲まれた、夏には蛙と蝉の声しか聞こえない、そんな土地だ。都会から移住してきた人たちがよく言う。「星がすごいね」と。私にとっては当たり前 ...

七月六日の名刺 r+4,032

これは、今でも思い出すと背筋がじっとり冷たくなる、平成十一年七月六日の夜の話だ。 当時、俺は大学の夏休みを利用して、常磐新線──今で言うつくばエクスプレス──の敷設工事に日雇いバイトとして参加していた ...

紫の間 r+1,666

あれが、夢だったのかどうか、もう確かめようもない。 でも、あの時の足の裏にまとわりついた土の冷たさと、畳の目に沁みた線香の匂いだけは、今でもはっきり思い出せる。 私がまだ七つのときのことだ。両親に連れ ...

上座の声 n+

あの夏の入道雲は、じっとこちらを見つめるように空に居座っていた。 二〇二五年の六月、私はほとんど食べられなくなっていた。食欲がないというより、喉を通らない。水すらも。病院に行けば行くほど、検査は増える ...

八つまでの箱 r+6,406

先月、祖父が亡くなった。 その死は、長いこと病院に通っていたこともあり、穏やかだった。けれど、遺されたものの中に、あんなものがあるなんて誰も想像していなかった。 祖父が使っていた部屋は、母屋から少し離 ...

民パッカーの祟り r+5,212

違法民泊で私は、何かを「呼んで」いたのかもしれない 昨年の七月から十二月にかけて、私は六十泊以上の違法民泊に宿泊した。 不動産業界の業界紙で全国を飛び回る日々、出張のたびに安宿代わりに民泊を使っていた ...

影の家系 r+1,814

オンドウサマ【ゆっくり朗読】 元嫁の実家の本家筋にあたる家が、代々女が当主になる家らしい。 259 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 12:34:05.24 ID:udysT07m ...

祀られざる神 r+2,576

霊なんて、子どもの遊びか都市伝説か……そんな風に思ってた頃もあった。 ただ、今はもう違う。断言はできないが、否定もできない。きっかけは、幼い頃の、妙な風習から始まった。 父方の家系には代々伝わる“顔見 ...

黒い気配は扉の隙間から n+

あれが見えるようになったのは、いつからだったか。 はっきりと輪郭が浮かぶことはまずない。だけど、四十九日を迎えるまでの間、亡くなった人たちは、たまにこちらの世界を名残惜しむように漂っている。そんな気配 ...

『3.11』とタイムスリップ・ゾーン #5,889

3.11時空の揺らぎ現象【ゆっくり朗読】 東日本大震災の被災地で『時空の揺らぎ現象』が起きていた。 アメリカの超常現象誌『アトランティス・ライジング』2011年9・10月号に掲載された英文の取材レポー ...

烏天狗たちの夜会 r+2,112

守護霊たちは、どうやらよく私の寝る直前に集まって会議をしているらしい。 耳元でひそひそと、あきらかに自分の話をされているとわかる雰囲気。うまく聞き取れないこともあるけれど、「はい、すみませんでした」な ...

緑の空と六人目 n+

十二月の半ば、吐く息すら結晶になりそうな寒さだった。 わたしはコスプレイベントに参加していた。地元の古い施設を貸し切ったイベントで、天井の高いホールと、四方を壁に囲まれた中庭のような屋外スペースがある ...

雄二の記憶 r+8,120

その日、俺は再びあいつに出会った。 体育館の熱気と喧騒が、火曜日だけは消え失せる。バレー部員たちの甲高い声が響く代わりに、俺たちバスケ部員は、ただひたすらにアスファルトの上を走ることを強いられた。行き ...

祝詞とホルモン、血に伏せられた京都奇譚 #7,726

【ゆっくり怪談】ある特別な祭事を受けもつ家系の因縁話 拝み屋じゃないけど因業話ならあるよ? 219 :本当にあった怖い名無し :2010/07/23(金) 00:46:58 ID:ujk1i5Db0 ...

書かれていない戦国 r+2,443

高校の三年、確か春先だったと思う。 その日は雨で、教室の窓は白く曇っていた。日本史の授業。午後イチの五時間目。あの時間帯って、どうにも意識が沈む。俺はずっと、眠気と戦っていた。 黒板の前では歴史教師の ...

血の井戸、封じられた声 r+1,570

中学の卒業アルバムの奥に、なぜかはさんであった黄ばんだメモを見つけた。 そこには、古びた手書きの字でこう書かれていた。 ――水を飲ませろ。味を聞け。苦いなら、話すな。触れるな。命が惜しければ。 この文 ...

時空のおじさん n+

あれは昨日の晩だったと思う。いや、正確なところはもうよくわからない。 どういうわけか、今でもあの時間帯だけぽっかり抜けているような感じがしてるんだ。 仕事がいつもより早く終わった日で、帰るにはちょっと ...

焦げた産声 r+2,056

あれを夢だと切り捨ててしまえば、どれほど気が楽だったか。 だが、なぜかあの晩の匂いだけが、どうしても消えない。焼け焦げた布団、甘ったるい胎児の羊水、そして……焦げた母の髪のにおい。 きっかけは、昨日の ...

名前のない夜に群れて r+5,589

ぼくらは誰の味方でもなかった 大学の卒業制作で、少年犯罪について取材していた。ある日、講義後に教授から封筒を手渡された。中には一枚のメモと、封がされた写真が入っていた。 「川崎の河川敷で……あの事件に ...

社長が来た夜 r+2,490

別の寺から頼まれて法事に出たのは、ちょうど雨がぱらついていた夕暮れだった。 本堂の匂いがいつもと違っていたのは、線香の種類のせいだろうか。それとも、俺の体調のせいか。あの時の違和感をもっと気にしておけ ...

(´・ω・`)の部屋 r+12,505

一年前のことだ。当時の私は、ネットゲームというものにほとんど縁がなかった。 リアルでもそこそこ忙しく、人と話すのが得意なほうでもなかったから、MMOなんてものは縁遠い存在だったはずだ。 だけど、軽い気 ...

偽コトリバコ r+6,405

あれは『コトリバコ』がネットで流行っていた頃のことだ。 懐かしくなって、ふと思い出した話がある。悪趣味なイタズラに首を突っ込んだ代償のような、ひどく後味の悪い出来事だ。 最初に言いだしたのはKだった。 ...

棺の中身と転がる男 r+1,972

あの寺に勤めて、もう何年になるか……。 この話をするのも、正直、気が進まない。だが、寺の務めを継いでいくというのは、そうしたものを含めて「引き受ける」ということなのだと思っている。 東京にある有名な大 ...

山に棲むもの r+8,769

ウィンドウズ九五が発売されて、都会が浮かれていたころの話だ。 俺はまだ小学四年だった。場所は山形の、さらに山の奥。ひとが少なくて、時間の流れが古墳時代で止まってるんじゃないかってくらい、何も起きない土 ...

山岳救助隊 r+7,650

十一月の終わり、山が雪と氷に封じられる直前の、あの独特の静けさが好きだった。 空気が肌を裂くように冷たく、吐く息の音さえも雪に吸われてしまうような、そんな感覚が。 おれの名は伏せておこう。ただ、おれに ...

においだけを残して r+1,673

はじめて不思議なことが起きたのは、あの神社を訪れた日からだった。 ここに書くような話ができる人間ではない。霊感もなければ、不思議な力も信じていなかった。でも、自分の身に降りかかったあの空気の歪みだけは ...

迷駅 ~昭和の神宮前~ r+2,063

高校二年の春だった。もうすぐ日が落ちる頃、名鉄神宮前の駅から少し離れた道を、自転車で走っていた。 その日、友人の家に泊まる予定だった。熱田神宮の裏手を抜け、車通りの多い大通り沿いを走っていた時のことだ ...

下水管の目 n+

もう五年以上も前のことになる。 けれど、今でもはっきりと思い出せる。あの“目”を、あの……どうしても説明のつかないものを。 当時、俺はある設備保全会社に勤めていた。主に下水道の調査や補修を請け負ってい ...

録られていた教室 r+11,108

俺が小学校六年だった頃の話だ。あの年の記憶は、やけに湿っている。 蝉の声が遠ざかると、いつも桜田のことを思い出す。気づけば汗ではなく、別のもので背中が濡れているような感覚になる。 桜田――担任の名前だ ...

鏡の庭 r+2,160

死んだ祖父の話だ。 いや、あれが本当に「死んだ」と言えるのかは、正直、俺にもわからない。 八十四歳で息を引き取った。戦後の焼け跡から這い上がった世代で、背中には見事な不動明王の入れ墨が彫られていた。あ ...

白い鯉のいる洞窟 r+1,788

うちの父方の家系は、出雲地方で代々神主を務めていたらしい。 そういう血筋のせいか、幼い頃から不思議なものがよく見えていた。特に白い人。透明でぼんやりとした……だけど輪郭ははっきりしていて、あれが人でな ...

骸の下で呼んでいる r+3,575

カンボジアを初めて訪れたのは、大学院の夏期研修だった。 東南アジアの農村支援プロジェクトに参加することになり、現地のNGOと共同で、井戸を掘るための調査に出ていた。 地名は控えるが、首都プノンペンから ...

座敷牢の奥に r+5,859

あれは伊藤の家で宅飲みをしていた晩のことだ。 やたらとオカルトに詳しい伊藤が「怪談大会やろうぜ」と言い出したんで、互いの知ってる話を披露し合っていた。伊藤は順番が回ってきたときに、こんなふうに切り出し ...

おちるよぉ…… r+7,338

俺の祖父が体験した話だ。 もう三〇年近く前、九〇年代の終わり頃のことらしい。祖父は今でも九州の片田舎に住んでいて、家の周りには茶畑と、ひなびた温泉宿くらいしかない。冬になると山の霧が濃く、野良犬の鳴き ...

ヒサルキ r+6,505

最近、保育園で保育士をやっている友達から、妙な話を聞いた。 その子が勤めているのは、寺が経営している保育園で、敷地の隣には苔むした墓地が広がっている。古い石碑の間に咲く無名の白い花、鳴く鳥の影を落とす ...

【閲覧注意】八階と一階の記憶 r+5,415

私は蜘蛛が嫌いだ。 ただの嫌悪ではない。皮膚の裏側に小さな牙を何本も埋め込まれたような、じっとりとした、どうしようもない恐怖だ。 理由は分からない。いや……分かっているのかもしれないが、それを認めたく ...

部屋の中に急にアリが出るようになった #3,105

部屋の中に急にアリが出るようになった【ゆっくり朗読】 個人的に怖かったというか不気味だった話。 815 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/07/16(日) 06:27:42.43 I ...

祖父の封筒 r+2,025

大阪の祖父が死んだのは、私が小学五年のときだった。 肺でも心臓でもなく、膵臓が腐っていったと聞いた。苦しんだらしいけれど、最後に会ったときはまだ肉付きもよく、やけに目が澄んでいた。 あれは、たしか夏の ...

【国鉄三大ミステリー事件③】 松川事件 #2519

【国鉄三大ミステリー事件③】 松川事件【ゆっくり朗読】 松川事件 松川事件(まつかわじけん)は、1949年(昭和24年)に福島県の日本国有鉄道(国鉄)東北本線で起きた列車往来妨害事件。 下山事件、三鷹 ...

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