ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

数えられた弾 nc+

明治も半ばを過ぎた頃の話だ。 山に生きる猟師は、鉄砲の扱いだけでなく、弾を作るところから自分の仕事だと教えられていた。鉛は町で買えるようになっても、弾だけは自分の手で丸めたものしか信用しない。夜なべ仕 ...

開かずの間の前に座るもの rw+11,931(169)

これから語るのは、私の身に起こった実話に基づく話だ。 一族のことを知る者が読めば、登場人物に心当たりがあるかもしれない。それでも長年胸につかえていたものを、そのまま外に出さずにはいられなかった。 私の ...

人数の欄は空白 nc+

夏山開きの直前になると、必ず一通の案内状が届く。 山奥のその小屋は、年に四ヶ月ほどしか営業せず、残りの八ヶ月は完全な無人になる。 夏でもスキーができるほどの場所で、以前は小屋の周囲から雪が消えることは ...

階段の裏側 nc+

小学校を卒業するくらいまで、俺は市の外れにある古い団地の四階に住んでいた。 築年数は分からないが、外壁はところどころ剥がれ、階段の鉄柵は赤茶け、夜になると蛍光灯が半分ほどしか点かないような場所だった。 ...

空白の席 rw+7,376

自宅の裏手に、小高い山がある。 麓から中腹まで、不自然なほどきれいに舗装された道が延びている。観光地でもない。伐採地でもない。ただ途中で、ぶつりと途切れている。 子どもの頃、古老に理由を尋ねたことがあ ...

祓われなかった順番 nc+

二年ほど前の話になる。 その年の夏、俺は立て続けに不運に見舞われていた。仕事では考えられないような初歩的なミスを何度も繰り返し、追突事故を起こし、隣県に遊びに行った際には駐車中の車に悪戯までされた。原 ...

サンチアゴ航空513便事件 rw+4,100-0519

1989年11月14日、アメリカのタブロイド紙「ウィークリー・ワールド・ニューズ」は、驚くべき事件を報じた。その記事によれば、1989年10月12日にブラジルのポルト・アレグレ空港に、管制塔の許可を得 ...

奇妙な村人《ホラーテラーさん》#7,521

【ゆっくり怪談】奇妙な村人 友人の奥山とある村に行ったときの話。 メアさん 2008/08/31 00:59「怖い話投稿:ホラーテラー」 俺と奥山は仕事がらいろいろな地方を旅して回ることが多い。 仕事 ...

警察の記録では、私は山から戻っていない rw+5,853-0519

警察の記録では、私はあの山から戻っていないことになっている。 それを知ったのは、退院してしばらく経ってからだった。母が隠していた書類を見つけた。行方不明者届の写しだった。そこに書かれていた名前は、間違 ...

祝詞を上げた者 nc+

先日、以前勤めていた職場の同僚と再会した。 私の前職場は地方の神社で、同僚は今も神主を続けている。酒席での他愛ない昔話が一段落した頃、彼がふと思い出したように、ある神主の名前を出した。 その人物は、県 ...

登校停止の一年間 rw+7,244

私がまだ幼かった頃、両親はある新興宗教に傾倒していった。 最初は日曜だけの集まりだった。やがて平日も通うようになり、家には見慣れない人が出入りするようになった。居間の空気が、少しずつ変わっていった。 ...

両手に残った感触 nc+

小学生の頃、家から自転車で三十分ほど走った先に、小さな山があった。 舗装路から外れ、最後は土と石ばかりの道になる。人が来るような場所じゃない。だから俺と、いつも一緒に遊んでいた友達二人にとっては、完全 ...

来ないで下さい nc+

高校に入ってしばらくした頃から、なんの前触れもなく女の幽霊を見るようになった。 心霊スポットに行った覚えもなければ、罰当たりなことをした記憶もない。事故や病気に遭ったわけでもない。きっかけらしいきっか ...

【都市伝説】中川家・剛お兄ちゃんに憑いている荒ぶる神の祟り #17,347-0515

【都市伝説】中川家・つよしお兄ちゃんに憑いている荒ぶる神の祟り 人気漫才コンビの中川家のお兄ちゃん(剛)を、いじめたり、不快な思いをさせたりすると祟にあって不幸になるという。 お兄ちゃんには、強力で荒 ...

見られているだけの部屋 nc+

今から八年前の今頃の出来事だ。 当時の私は、学校のコネで入った会社でパートの古株から露骨な新人いびりを受け、気付いた時には拒食症になっていた。親から「鶏ガラ」とあだ名を付けられるほど痩せ細り、心身とも ...

入れなかった女 nc+

4年前くらいの話になる。 当時住んでいた部屋は、なぜかやたらと人が集まる部屋だった。 誰かが「落ち着く」と言い出してからは、ほぼ毎日のように友達が遊びに来て、そのまま泊まっていくことも珍しくなかった。 ...

井戸は浅いのに rw+7,986

昭和初期、戦の影が村を覆っていた頃の話だ。 山に囲まれた小さな村に、内気な少年が母と二人で暮らしていた。父は戦地へ行ったきり戻らない。少年には友達がいなかった。山だけが、彼を拒まなかった。 山の奥に、 ...

ペダルの感触が消えた夜 nc+

高校生の頃の話だ。 部活が終わって、だいたいいつも二十一時前後に家へ帰っていた。場所は秋田のかなり田舎で、街灯はあるにはあるが、等間隔というには心許なく、田んぼと用水路と空き家が交互に続くような道だ。 ...

下ろせない rw+1,857-0512

2026/05/12   -短編, r+, 怪談

ある大学の先輩たちは、夜になるとよく車で峠へ行っていた。 大学の周りには、夜に開いている店がほとんどなかった。コンビニまで車で二十分。カラオケもゲームセンターも隣町まで出なければならない。だから、講義 ...

栓は触っていない nc+

高校生の頃、私はファストフード店でアルバイトをしていた。 そこで一つ年上の彼氏ができた。 同じ店に、彼の元カノも働いていた。 付き合う前に一度だけ顔を合わせたことはあるが、会話を交わした覚えはない。私 ...

最初に明かりがついていた部屋 rw+7,133

彼女と部屋でくつろいでいると、静寂を叩き割るように玄関のドアが鳴った。 ドンドンドン、というより、叩きつけられている音だった。蝶番ごと外れるのではないかと思うほどの衝撃が、壁を伝って胸に響く。 また隣 ...

十日で止んだ音 rw+5,293-0512

実家の近くに、古い精神科の病院がある。 幼稚園の頃、あそこには絶対に近づくなと親に言われていた。 高い塀、鬱蒼とした木々、いつも閉ざされた門。昼間でも薄暗く、建物の窓には鉄格子がはまっていると聞かされ ...

手を離さない nc+

今はもう辞めてしまったが、少し前まで、とある公共施設の管理人兼受付の仕事をしていた。 入場無料で、冷暖房完備、特に利用制限も厳しくない施設だったから、昼夜を問わずいろいろな人間が出入りしていた。近所の ...

駅前で拾った女がヤバかった rw+10,016

俺の先輩の話だ。 週末の夜、駅前で女に声をかけるのが習慣みたいになっていた人だった。狩る側のつもりで、笑っていた。 その日もすぐに一人つかまえた。小柄で、目が細くなるような笑い方をする女だったらしい。 ...

地下に着かない夜 nc+

もう三十年ほど前の話だ。 当時の自分は中学生で、父が入院していたため、夜に母と連れ立って病院へ見舞いに行った。外来はすでに終わり、面会時間もぎりぎりだった。病室を出て一階へ戻る頃には、院内の照明は落と ...

カワシマの藪 rw+2,979-0509

これは、大学時代の友人Aから聞いた話だ。 Aの祖母は、数年前から認知症が進んでいた。 徘徊するわけでも、大声を出すわけでもない。ただ、古びた大きな籐の椅子に横たわり、厚着をしたまま、赤ん坊のような顔で ...

リボーン・ベビードール #6,680

ある日、海外勤務していた友人から至急の電話があった。日曜の明け方、シンガポールからだった。 37 :あなたのうしろに名無しさんが :03/01/29 00:17 寝ぼけ眼で受話器を取ると、 『社宅のト ...

水を吸わない石 nw+461

中学一年の夏、家族で実家の墓参りに行った。 祖父母の墓石の隣に、小さな無縁仏がある。背丈は膝ほどで、角が丸く削れ、文字も読めない。ただ、その上にだけ、白い塩が山のように盛られていた。 盛り塩というより ...

父が嫌った線 nc+

ネタ乙と言われるだろうが、もし本当にネタだったならどれほどよかったかと思う話だ。 身バレ防止のためフェイクは入れている。 私が生後二ヶ月のとき、実父は病気で亡くなった。姉は私より五つ年上で、当時はまだ ...

打順 rw+7,522-0116

2026/05/08   -短編, r+, 怪談
 

五年ほど前のことだ。 午後、熱気の抜けきらない電車の中で、四十代後半くらいに見える男が一人、カバンを抱えて座っていた。額から頭頂部にかけて不自然なほどつるつるに光り、背は高く、細身だが骨格だけが妙にご ...

追視しないはずだった nc+

人形修理が得意な友人Aに、私は一体の人形を預けていた。 修理というより、正確には眼の調整だ。アクリルアイの嵌まりが少し甘く、左右の視線がわずかにずれて見える。それを直してもらうだけの用事だった。 その ...

開けなければよかった rw+1,875-0507

十年以上も前のことになる。 伯父と叔母が、観光でエルサレムへ行った。ふたりとも信仰心が厚いわけではなく、歴史のある土地を一度見てみたい、という程度の気持ちだったらしい。旧市街から少し離れた丘の近くに、 ...

外へ行かない手紙 rw+5,305-0506

祖母が子供の頃に見た話だ。 昭和のはじめ、祖母の村にはひときわ大きな屋敷があった。白い塀が長く続き、門の前を通ると、子供でも自然に声を落としたという。 その屋敷の端に、小さな小屋が建っていた。 小屋と ...

電話口にはいた rw+2,358-0506

今年になって、ずっと胸の底に沈めていた記憶が、急に形を持って浮かんできた。 きっかけは、一本のビデオだった。 小学三年の春、うちのクラスに転校生が来た。無口で、顔立ちの整った男子だった。この町は転校生 ...

沈む土 rw+2,158-0506

昔から「人を呪わば穴二つ」と言う。 子どもの頃は、そういう古い言葉を、年寄りが口にするただの脅しだと思っていた。悪いことをすれば自分に返ってくる。だからやめておけ。そういう、分かりやすい教訓だと。 母 ...

ストーカークリミナル《ホラーテラーさん》#7,343

とある大学に通う雅子は、ここ数ヶ月、無言電話や嫌がらせメール、不審な郵便物等の得体の知れないストーカーにあっていた。 「怖い話投稿:ホラーテラー」匿名さん 2009/08/04 22:40 そんな憂鬱 ...

出窓のランドセル nc+

不動産屋に勤めていた頃の話だ。 「家を売りたい」という一本の電話を受け、簡単な聞き取りを済ませたあと、査定を兼ねて現地を訪問することになった。住所は郊外の住宅地で、築年数はそれなりに経っているが、地価 ...

門の向こうを見ない rw+11,160

深夜二時過ぎ、玄関が壊れそうな勢いで叩かれた。 寺の息子である佐伯が、大学の夏休みに帰省していたときの話だ。 一階の自室でゲームをしていると、ドンドンドン、と間断なく音が続いた。インターホンは鳴らない ...

通り道に立っていた人 nc+

俺が小学生の頃の話だ。 いつから見ていたのかは、もうはっきりしない。気がついたときには、そこにいた。薄い水色のワンピースを着た女だった。前に小さなボタンが並んでいる、どこか古風な形の服だ。最初に「これ ...

名付け親は処罰されない nc+

2026/05/03   -短編, 後味の悪い話, n+2026

小学校の父親参観の日だった。 低学年の教室に、父親たちがぎこちなく並んで座り、後ろには母親が数人立っていた。窓から入る午後の光は明るすぎて、黒板の文字が少し白んで見えた。 今日の授業は「将来の夢」。児 ...

十度傾いた柱 rw+3,984-0502

伊勢の内宮へ向かう参道を歩いていた。 まだ若かった。何かを願いに行くというより、連れに誘われたからついて行っただけの参拝だった。砂利を踏む音が足もとから細かく返ってきて、木々の梢から漏れる光が、白く乾 ...

連れてきたもの rw+3,780-0502

助けてくれたあの人の話を、ここで書いておこうと思う。 あの人、というのは祖母のことだ。 私は幼いころ、一度だけ川で溺れたことがある。夏の終わりだった。親戚の家に集まっていて、大人たちは座敷で酒を飲み、 ...

勝手に変わる店 nc+

2026/05/02   -短編, 後味の悪い話, n+2026

東北の片田舎で、隣に一家が越してきたのは春先だった。 定年退職した夫婦と、二十代の息子が二人。いわゆるIターン移住というやつで、血縁も地縁もない。夏は涼しく、冬も雪が少ない。釣り場も多く、うつ病気味の ...

顔を隠す女 rw+3,316-0502

これは、ある女性から聞いた話だ。 彼女の父には、若い頃、どうしても忘れられない女がいたという。 父はその女にずいぶん入れあげていた。金も時間も惜しまず、ほとんど店を持たせるほどだったらしい。母はそれを ...

階段のない家 rw+8,871-0120

小四のときの話だ。 夏休み前日というだけで頭が浮いていたところに、近所に「とんでもない廃屋がある」と聞いた。まだ行っていない場所。まだ知らない場所。その二つが揃っただけで、当時の俺たちは簡単に正気を失 ...

まだ作業中です nc+

電力会社に入社した年の新人研修で、今でも忘れられない出来事がある。 研修内容の一つに、その会社が最初に手がけた水力発電所を見学するという行程が組まれていた。創業史の象徴のような施設で、社史やパンフレッ ...

子取り・老婆の告白 rw+5,529

子取り・老婆の告白【ゆっくり朗読】 約二十年前(1985年/昭和60年)。俺がまだお母さんのお腹の中にいたころ。 母が大きなお腹で、二歳の小さな兄と一緒に、東京の家から近くの街へ、電車に乗って買い物に ...

もう使わない rw+3,907-0501

あの電話番号を、今でも使っている。 新しいアパートに移ったのは、三年前の春だった。家賃が安く、駅からも遠くない。古い建物ではあったが、暮らしを立て直すには十分だと思った。 固定電話など、今さら必要なか ...

生意気 rw+10,225

二十歳の夏、私は五歳年上の女性に恋をした。 一年越しの想いが実り、交際が始まった。最初の頃、彼女はよく笑った。私をからかい、「生意気」と頬をつねった。甘やかな響きに聞こえたその言葉が、いつからか命令の ...

九ノ間 nc+

九ノ間という場所がある。 実家のある島はそれなりに古い歴史を持っていて、島の人間なら誰でも、子どもの頃から「入るな」と言われている区域がいくつかある。その中でも九ノ間は、理由を聞かされないまま名前だけ ...

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