これは、ある知り合いから聞いた話だ。
130 名前:超党派笑いの鉄拳 ◆UXUJJUbRMk 投稿日:02/12/14 17:43
その知り合いの家族は、ある時期○○○会という宗教団体に入信していた。
信仰に没頭し、日々の生活にも変化が現れたという。しかし、しばらくしてその家族は団体から離れることを決意した。すると、信徒たちが家に押しかけてきて、警察沙汰に発展しかねない騒動が起きたのだ。その出来事を知り合いから聞いた時、情報として知っていたものが身近で起こる恐怖を実感したという。
次に、中学時代からの幼馴染であるAという男の話を聞いた。Aとは大学が別々になったが、時々電話で連絡を取り合う仲だった。ある日、Aから「自己開発セミナー」に参加しないかと誘われた。ちょうど就職活動中だったため一度は断ったが、どうしてもと言われ、参加することになった。
当初は日帰りのつもりだったが、実際には二泊三日のセミナーだった。知らされていなかったことに不安を感じつつも、セミナーが始まった。
最初は自己紹介や子供の頃の話など、他愛もない内容だった。しかし、昼食を過ぎたあたりから雰囲気が変わり始めた。キリストを包んでいた布の話が始まり、スライドも使って説明される中で、徐々に宗教色が強くなっていった。
「やっぱりか」と思いながらも、話の内容に興味を持ち、面白半分で聞いていた。しかし、二泊三日はやはり辛く、翌日の就職面接のために帰ると伝えたが、入り口で信者たちに囲まれ、なかなか帰してもらえなかった。最後には強引に脱出し、家に帰ってきたものの、その後も電話攻撃が続いた。
就職活動中で電話を無視できない状況で、信者たちからの「面接よりも大切なことがあるでしょう」という言葉に悩まされた。しばらくして、Aとの関係も薄れ、やがて彼の行方もわからなくなった。
数年後、取引先で待ち時間にテレビを見ていた時、偶然にも満面の笑みで万歳をするAの姿を見た。彼は韓国で行われた統一教会の合同結婚式に参加していたのだ。Aの結婚を祝う気持ちにはなれず、その姿を見て心に深い恐怖を感じたという。