ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kaizakiの記事 」 一覧

待っている音 rw+8,041-0109

公園には、決まった音があった。 ポーポー、コンコン。 ラッパのような笛と、小太鼓の軽い音。その二つが重なると、子どもたちは条件反射のように走り出した。音の主は、ポコさんと呼ばれる大道芸人だった。 顔は ...

オレの、と言った声 rw+8,152

俺が小学四年の頃だから、もう二十年は前になる。 ひとつ上に、ノエ君って呼ばれてた奴がいた。 本名は忘れたが、町で知らない人間はいなかったと思う。 山の生き物に異様に執着していて、レア種のためなら本当に ...

オフ会 #8,824

オフ会【ゆっくり朗読】 時間をかけて襲ってきた怖い話なんですが、やっと落ち着いてきたんでお話します。 211 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:2000/10/07(土) 22:23 ...

掘った場所に戻る rw+2,542

これは、自衛隊に長く務める知人の先輩から聞いた話だ。 自衛官になってから、妙に怪談や奇妙な出来事に縁ができたという。その先輩自身も、はっきり説明できない体験をいくつかしており、ある演習での出来事が今で ...

霧に触れた手 rw+4,438

これは、大学時代の友人から聞いた話だ。 彼が大学二年の六月、奥多摩の鷹ノ巣山で体験した出来事について語ってくれた。彼は野生生物研究会というサークルに所属しており、山頂近くの避難小屋を拠点に、鳥類や小動 ...

快晴だったはずの日 rw+4,090

今でも、あの山の湿り気だけは、身体の奥から抜けない。 土と苔が混じった匂いが、ふいに鼻の奥で立ち上がることがある。晴れた夜でも、乾いたアスファルトの上でも、首筋に貼りつくような湿気を感じる。あの日から ...

触れてしまった rcw+6,387-0107

高校を卒業してすぐ、俺は地元の工場に正社員として入社した。 三年目に入った頃には仕事にも慣れ、良くも悪くも同じ毎日を繰り返していた。危なげのない日々だった。少なくとも、そう思っていた。 変化の兆しは、 ...

役割 rw+6,059-0109

今でも、あの夜の匂いを思い出すと胸の奥がざわつく。 古びた木造校舎に染みついた、鶏小屋とウサギ小屋の湿った藁の臭いだ。夏が近づいていたせいか、空気は生ぬるく、埃と獣の体温が混じり合って、皮膚の裏側にま ...

見つけてはいけなかった場所 rw+3,998-0121

お盆休みを利用して、私は岐阜と長野の県境付近へ車を走らせていた。 山肌を縫うような細い道が延々と続き、ナビの縮尺を変えても現在地がはっきりしない。地図上では一本の線に過ぎないはずなのに、実際の道は何度 ...

置いてきた者 rw+5,159-0114

恐山は、青森県の外れにある。 灰色の山肌から硫黄の匂いが立ちのぼり、風が吹くたび、地面の下で何かが息をしているような音がする場所だ。 古くから「死者と会える山」と言われ、江戸の頃には伊勢参りと並ぶほど ...

みんなで? rw+3,032-0213

小学校五年生の頃の話だ。 私たちは探検に夢中だった。秘密基地という言葉だけで胸が高鳴った。放課後、第2公園に集まり、学校裏の山へ入る。私とA君とB君。その三人で何度も同じ山に足を踏み入れていた。 あの ...

柵の向こうで手を振る人 rw+2,131

これは、私が診察室で直接聞いた話だ。 語ったのは三十代半ばの男性。いまは健康そのものだが、小学四年の頃は慢性的な疾患で、季節が変わるたびに入退院を繰り返していたという。学校よりも白い廊下の方が身近で、 ...

着信に知らない名前が出る rw+5,174

これは、ある若い男から直接聞いた話だ。 その日、彼は夕方から映画を観る約束をしていた。相手は大学時代からの友人で、最近は仕事に追われてほとんど顔を合わせていなかった。久しぶりの外出だったらしく、彼は待 ...

終えた者への挨拶 rw+2,413

夕暮れの色が一段と濃くなる時間帯に、彼はその停留所へ向かっていた。 高校時代、運動部に所属していた彼は、いつも決まったルートで帰宅していた。だがその日は練習が長引き、駅へ直行する最終バスに間に合わなか ...

撮っていない写真 rw+2,807-0222

五年前の夏のことだ。 学生だった彼は、ひまわり畑を見に行こうと母に誘われた。目的地までは数時間。退屈なはずの道のりも、二人きりで話しながら走れば短く感じたという。 海沿いの国道に差しかかった頃、「縁結 ...

弁当箱を取りに戻った夜 rw+4,616-5,044

2025/11/17   -短編, r+, 怪談
 

背中の皮膚がざらつく。あの話を思い出すたび、そうなる。 聞いたのは、下請けで時々顔を合わせるコウさんからだ。酒の抜けきらない昼の休憩時間、灰色のプレハブの中で、彼は唐突に言った。「おまえ、怖い話好きや ...

行けなかったね rw+2,845-0220

小学校のころからの友人がいる。 少し変わったやつだった。人と同じことを嫌い、急に黙り込み、突然まじめな口調で説教じみたことを言い出す。中学に上がってから、同じ趣味をきっかけに一気に距離が縮まった。 あ ...

選ばれなかったほう rw+4,671

夜の林道で見た光は、いまも彼の記憶の奥で消えずに揺れている。 十五年前、免許を取りたての彼は、地図に載らない道を走ることに取り憑かれていた。舗装の途切れた林道、崩れかけたガードレール、落ち葉に埋もれた ...

間違い電話の正解 rw+5,106

先日、私が一人で残業していた夜のことだ。 時刻は七時半を少し回った頃だったと思う。工場の機械は止まり、事務所には蛍光灯の白い光と、私のキーボードを叩く音だけが残っていた。街外れの山裾にある小さな町工場 ...

続きを預けた夜 rw+4,919

母は、あの夜のことを語るときだけ、決まって声を落とした。 村外れの山道に、朽ちかけた寺があった。昼でも人が寄りつかない場所で、夜になればなおさらだ。そこでは丑の刻参りが行われているという噂が、子供たち ...

庚申原の白い供物 rw+5,541

今でも、春の宵に山から吹き下ろす風を聞くと、あの声を思い出す。 あれがただの風音だったのか、それとも山中を歩き回る何かの囁きだったのか、いまだに判別がつかない。私は広島の御調郡久井町に生まれ、この盆地 ...

来るなと言ったのは誰か rw+4,695

2025/11/14   -短編, r+, 怪談

あの話を聞かされた夜から、峠という言葉を目にするだけで、喉の奥がわずかに乾く。 木村さんは、もともと怖がりではない。むしろ合理的で、山道を自転車で越えることも、閉まったドライブインの駐車場で一晩明かす ...

信じることの向こう側 #11,958

これは、ある知り合いから聞いた話だ。 その知り合いの家族は、ある時期○○○会という宗教団体に入信していた。 信仰に没頭し、日々の生活にも変化が現れたという。しかし、しばらくしてその家族は団体から離れる ...

駅前で拾った女がヤバかった rw+8813

俺の先輩の話だ。 週末の夜、駅前で女に声をかけるのが習慣みたいになっていた人だった。狩る側のつもりで、笑っていた。 その日もすぐに一人つかまえた。小柄で、目が細くなるような笑い方をする女だったらしい。 ...

にぃちゃん、五百円かしてれ… rw+10,307-0215

朝の五百円が、あれの始まりだったのかもしれない。 俺は毎朝、同じ時間に家を出る。少し早めに着いて、バスターミナルの待合室で缶コーヒーを飲む。それが一日の区切りになっている。ベンチはいつも決まった端の席 ...

映らない者たち rw+7,306

俺がその話を聞いたのは、テレビ局の警備室に勤めていた男からだ。 「昔はよかった」などという懐古ではない。むしろ、今のほうが気味が悪い、と彼は言った。 局内はカードキーと顔認証で固められている。搬入口も ...

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