私が小学校の頃、お盆になると毎年女だけで、山の祠みたいなとこにお参りに行きました。
93 :あなたのうしろに名無しさんが…:04/05/16 22:47 ID:4rW+5k3w
真夜中2時頃から登り始めるんですが、皆裸足で登ります。
アスファルトは途中までで、石ころが混じった道を懐中電灯を持って歩くのですが、その女だけっていうのが、月経がある女だけなんです。
私は小学校6年のお盆から、大学に進学するまで行きました。
そのあたりの家みんなが集まってするので、友だちの顔も見えたりするのですが、なんせ懐中電灯が1個だけなのでよくわかりません。
集まった中の一人の人が、祠の前でお経みたいなのを唱えて、みんなはそれを真っ暗やみの中聞く。
終わるとまた同じ道を通って帰るのです。
その間、誰も口を開いてはいけないのです。
小さいころから普通に行われていたので、なんにも不思議は感じませんでした。
高校最後の夏、お経が唱えられている時に、私は虫に刺されて、「痛ッ」って声出しちゃったんですね。
真っ暗だったから、みんな無言で『誰だ誰だ』みたいに当たりを伺ってて。
もう私はドキドキしちゃって、でもバレたらマズイと思って、みんなみたいにキョロキョロしました。
お経を唱えていた人(毎年持ち回りでした)がこっちに走って来て、私の隣の子の顔を懐中電灯で照らすと(その人だけ懐中電灯を点けていました)、バシバシ叩きはじめました。
周りの大人もです。
怖くて、私はなにも出来ませんでした。
それからの記憶はなくて、気付くと自分の部屋で朝になっていました。
母に昨晩のことを聞いても、「なにも知らない」と言うばかりです。
かといって、私だったなんても言えない雰囲気で…
結局、その叩かれた子が誰かもわからず、私は大学に入るために上京してしまって、そのまま結婚したので、お盆のその行事には参加せずじまいです。
まだ行われてるかもわかりません。
叩かれた子には悪いことをしました…