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雪が降っている場所 nc+
珍しく大人数となったその日の登りは、事前の打ち合わせ通り、パーティーを二つに分けて行動した。 小型無線機を装備し、二つのパーティ間で一時間ごとに定時連絡を取る。通信訓練も兼ねた、いわば余裕のある山行だ ...
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音だけが先に来る nc+
夜の山では、音だけが先に来る。 父がその話をしたのは、酒が少し回った冬の夜だった。昔話として語るには、妙に具体的で、妙に余白が多い話だった。 父が十代の頃、熊本の山で炭焼きの手伝いをしていた時のことだ ...
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一度目の落下 nc+
沢登りは三人だった。 経験も装備も揃っていたし、無謀な計画ではなかった。問題は、途中で出てきた十五メートルほどの滝だった。 水量が多く、岩は濡れて苔が厚い。直登は無理だと判断し、滝の左岸を大きく巻いて ...
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凍った足音 nc+
親父がまだ二十代の頃、冬山に取り憑かれていた時期の話だ。 当時は今ほど装備も整っておらず、上高地へ入るにも命がけだったという。親父たちは数人のパーティーで、厳冬期の縦走計画を立てたが、天候と行程の都合 ...
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首までの場所 nc+
郷土史家から聞いた話だ。 長野県の東信地域に伝わる、ある姨捨(おばすて)の話である。楢山節考で知られる姨捨山伝承とは別系統の、より生々しい口減らしの記録だった。 明治期、道路拡張工事の際に、奇妙な遺構 ...
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逃げろ nc+
友人から聞いた話だ。 彼の家は、祖父の代から山を持っている。檜と唐松を植え、定期的に枝打ちや間伐をしてきた。山仕事は日常であり、特別なものではない。 その日も、彼は一人で檜の間伐に入っていた。 エンジ ...
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その息を真似るな rw+3,555-0523
2026/05/23 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話この話を聞かせてくれた知人は、長野の山奥にある小さな集落で育った。 酒の席でも、旅先の雑談でもなかった。仕事の帰りに駅前の喫茶店で偶然会い、雨宿りのついでに入った店で、なぜか山の話になった。こちらが「 ...
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数えられた弾 nc+
明治も半ばを過ぎた頃の話だ。 山に生きる猟師は、鉄砲の扱いだけでなく、弾を作るところから自分の仕事だと教えられていた。鉛は町で買えるようになっても、弾だけは自分の手で丸めたものしか信用しない。夜なべ仕 ...
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両手に残った感触 nc+
小学生の頃、家から自転車で三十分ほど走った先に、小さな山があった。 舗装路から外れ、最後は土と石ばかりの道になる。人が来るような場所じゃない。だから俺と、いつも一緒に遊んでいた友達二人にとっては、完全 ...
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九ノ間 nc+
九ノ間という場所がある。 実家のある島はそれなりに古い歴史を持っていて、島の人間なら誰でも、子どもの頃から「入るな」と言われている区域がいくつかある。その中でも九ノ間は、理由を聞かされないまま名前だけ ...
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撤去予定地 nc+
一昨日、田舎に帰省したとき、祖母がぽつりと話し始めた。 昔話をするような調子ではなかった。天気や作物の出来の話の延長で、まるで昨日見た出来事でも語るような声だった。 祖母が幼い頃、家の裏山には立入禁止 ...
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塩を持って行った理由 rw+9,141-0109
長野県に住む野田さんから聞いた話だ。 その年の初夏、梅雨が明けた直後の短い晴れ間を狙って、野田さんは旧友の森下と渓流釣りに出かけた。行き先は県北部の奥深い源流域で、登山道はなく、入山すれば人と会うこと ...
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水面より下を見る癖 rw+7,478-0108
これは、俺自身の体験じゃない。 ただ、もう長いあいだ、他人事だと言い切れなくなっている。 話の主は、学生時代にいつも一緒に釣りをしていた友人だ。 あの日、俺は現場にはいなかった。途中で車に戻り、ロッド ...
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山が息を止めた nc+
田舎の友人から聞いた話だ。 彼の家では、山で椎茸を栽培している。原木を山中に伏せ込み、季節ごとに様子を見に行くのが日課だった。山は代々の持ち山で、地元以外の人間が入り込むことはほとんどない。ただ、近年 ...
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起こしたのは誰だった nc+
山仲間から聞いた話だ。 彼は登山だけでなく、渓流釣りも趣味にしている。山に入るときは、必ず釣り竿と簡単な道具を背負い、良さそうな流れを見つけたら糸を垂らす。登ること自体よりも、山の中で時間を潰すことが ...
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何もない道 nc+
彼が中学生だった頃の話だ。 通学には自転車を使っていた。田舎道で、車通りは少ない。朝と夕方はほとんど同じ景色が続く。その日は晩秋で、朝から曇っていた。 いつもの道に差しかかったとき、違和感があった。道 ...
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大雪山SOS遭難事件 #13,444-0413
【ゆっくり怪談】大雪山SOS遭難事件【山にまつわる怖い話】 平成元年7月24日午後 北海道大雪山系の黒岳(標高1984メートル)から旭岳(標高2290メートル)へ縦走中の2人の登山者が行方不明になった ...
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割れるまで在ったもの nc+
石垣を作るため、山で石を拾っていると、積んだ石の一つが不自然に割れた。 中から出てきたのは、干からびた鼠の死骸だった。 石の表面に穴はない。割れ目も、今できたものにしか見えない。 気味が悪くなって、一 ...
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三毛別羆事件~史上最大の獣害事件:人喰い巨大ヒグマの恐怖! #15,599-0401
三毛別羆事件~史上最大の獣害事件:人喰い巨大ヒグマの恐怖!【ゆっくり朗読】 三毛別羆事件~史上最大の獣害事件 【史上最大の獣害事件】三毛別羆事件 三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年 ...
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刃の位置 rw+9,054-0121
うちのかみさんが、まだ旅行代理店でバスの添乗員をやっていた頃の話だ。 徳島の山奥にある木屋平村へ、会社の慰安旅行で行ったことがあるという。店らしい店はなく、深い森と澄んだ川ばかりの場所で、若いOLたち ...
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福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件 #11,791-0328
【ゆっくり朗読】福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ襲撃事件 【獣害】福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件 1970年(昭和45年)7月に北海道日高郡静内町(現・新ひだか町静内高見)の日高山脈のカムイエクウ ...
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上にいた顔 rw+3,203-0316
高校二年の頃、友達とよく飯能の岩場に通っていた。 都心から近く、昔から人工登攀の練習場として知られた場所で、駅から十分ほど歩けば入口に小さな赤い祠が見える。そこを過ぎると岩場だ。僕らは休日になるたびに ...
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追われなかった理由 rw+8,422-0119
これは、知人が小学生の頃に体験した話だ。 彼が通っていた塾では、毎年夏になると八ヶ岳の別荘地で合宿が行われていた。名目は自然体験だったが、実態は子どもを山に放り出すだけに近かった。集団行動はほとんどな ...
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撃っても残らなかったもの ncw+
囲炉裏のそばで爺ちゃんがこの話を切り出すと、部屋の空気がわずかに湿る。 火の爆ぜる音が遅れて耳に届き、天井の梁の影がゆっくり伸びる。その間、聞く側は無意識に息を整える。いつからか、それが癖になっていた ...
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通っているもの ncw+
祖父が若い頃、山で仕事をしていたという話を、私は何度も聞かされてきた。 酒の席でも、正月の炬燵でも、話は決まってそこから始まる。語り口も、山に入る時刻も、守るべき決まりも、ほとんど変わらない。ただし、 ...
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白いワンピースの母娘 nc+
俺が大学二年の夏、大分に戻っていた頃の話だ。 福岡の大学に通っていたが、長期休みになると決まって地元へ帰った。理由は単純で、地元には時間を同じ速度で持て余している連中がいたからだ。 昼間はコンビニの駐 ...
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意味を与えなければ rw+8,667
かつて陸上自衛隊のレンジャーだった男が、酒の席でこんなことを語っていた。 山に入れば幻覚や幻聴など珍しくもない。極限状態に置かれた脳が勝手に物語を作り出すだけだ。恐れる必要はない。あれは全部、自分の頭 ...
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瘤 nc+
盆栽サークルで知り合ったあの爺さんが、湯呑みを両手で包み込みながら語った声の湿り気が、妙に耳から離れない。 爺さんが山に入りたてだった頃の話だという。 銃の重みも、獣の気配も、まだ身体に馴染みきらない ...
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オレの、と言った声 rw+8,152
2026/03/03 -短編, r+, 山にまつわる怖い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300俺が小学四年の頃だから、もう二十年は前になる。 ひとつ上に、ノエ君って呼ばれてた奴がいた。 本名は忘れたが、町で知らない人間はいなかったと思う。 山の生き物に異様に執着していて、レア種のためなら本当に ...
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禍垂(かすい):封鎖されたトンネル #11,296
2026/03/02 -短編, r+, 山にまつわる怖い話, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話禍垂【ゆっくり朗読】 昔、十代の時で、未だやっていい事と悪い事の分別もつかない時の話。 中学を出て、高校も行かず、仕事もせずにツレとブラブラ遊び回ってた。 いつものようにツレから連絡があり、今から肝試 ...
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血の盆 ncw+
2026/02/26 -中編, 山にまつわる怖い話, n+2026
ネットで有名な怖い話その村の夏は、いつも腐った水の匂いがした。 盆地に溜まった湿気が逃げ場を失い、夜になっても空気は重く皮膚に絡みつく。八月に入ると風は止み、呼吸をするたび肺の奥に濁ったものが沈殿していく感覚があった。十 ...
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峠の記録データ nc+
2026/02/19 -中編, 山にまつわる怖い話, n+2026
ネットで有名な怖い話冬の入り口に差し掛かった、十一月の半ばだった。 暖冬の予報通り、その夜は季節外れの生温い風が吹いていた。アスファルトに染み付いた油と、枯れ葉の腐臭が混じり合った独特の匂いが、鼻腔の奥にへばりつく。私は ...
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切ってはいけなかったもの ncw+
十歳の頃、私はある事情で二年間、山奥の祖父母の家に預けられた。 理由は聞かされなかった。ただ、ある日突然、最低限の着替えだけを詰めた鞄を持たされ、電車とバスを乗り継ぎ、最後は祖父の軽トラックに揺られて ...
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川辺の赤いお守り nc+
山は昼と夜で顔を変えるが、あの時歩いていたのは、昼間なら何の変哲もない低い尾根の裏側だった。 舗装もない獣道に、古い杉の葉が積もり、踏みしめるたびに乾いた音と湿った音が混じる。月は雲に隠れ、光は頼りな ...
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静止した午後 nc+
その場所には、特有の「重さ」があった。 重力というよりは、湿気を含んだ気圧が、皮膚の表面に絶えずへばりついているような感覚に近い。 私が通っていた大学は、関東平野の縁にある丘陵地帯を強引に切り拓いて建 ...
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半分、置いてきた ncw+
早朝、標高が千五百を少し超える程度の、名もなき里山へ足を踏み入れた。 足元に広がる腐葉土は、昨晩の雨をたっぷり含み、長靴の底を吸い込むような重さを持っている。湿った土の匂いに、早春の冷気が混じり、鼻腔 ...
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叫び声の方向 rw+4,639
二年前、二十歳のときの話だ。 大学の先輩に誘われて、何人かで岩手へ旅行に行った。 メンバーは先輩の鏑木さん、瀬長さん、田勢さん、首藤さん、同期の久間木、それと俺。東京から車で向かい、途中のパーキングエ ...
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窓の外に立てない男 rw+4,442
2026/02/10 -短編, r+, 山にまつわる怖い話, 洒落にならない怖い話
北海道北海道の昭和炭鉱での話だ。 かつて炭鉱で栄え、多くの人が暮らしていた町は、俺たちが訪れた頃には完全に廃墟になっていた。夏休みの悪ふざけがきっかけだった。言い出しっぺは定岡で、俺は乗り気じゃなかったが、 ...
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山が先に見ていた nw+
十一月の山形は、空気の角が尖っている。 登山口へと続く細い県道を車で進むほどに、フロントガラスの向こうの色は抜け落ち、湿った灰色だけが残った。目的地は、名前を地図で探してもすぐに指が止まるような、地元 ...
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置かれたままの酒 rw+4,470
2026/02/09 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話自分も『ヨウコウ』と似た体験をしたことがある。 当時は、じいさまが子供を怖がらせるために言った戒めだと思っていた。だが『ヨウコウ』を読んでから、もしかすると自分も境目に触れていたのではないかと思うよう ...
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閉めた窓の向こうから rw+4,583
【ゆっくり怪談】和田峠の怪【山にまつわる怖い話】 東京都から山梨に抜ける道に、和田峠という峠がある。 知人のおばさん夫婦は、釣りが好きでよく夜道を走っていた。夫は運転が上手く、山道にも慣れている。おば ...
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底だけが赤い rw+5,152
俺が高野山に住んでいた頃、妙な噂を耳にした。 昔、坊主専用の廓が山のどこかにあったという話だ。戦後に取り壊されて廃墟になったが、今もその姿は残っている。近づいた者は正気では帰ってこられない。何が出るか ...
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山は、つながっている nc+
一度だけ、妙な山の話を聞いたことがある。 語ったのは酒の席で知り合った男で、地元から遠く離れた場所に住んでいると言っていた。年末年始に帰省した折、昔のことを思い出したのだという。 その話の始まりは、今 ...
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見なかったことにする rw+4,081
2026/02/07 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話前に何かのCMに出ていた、山を掃除する人がテレビで話していた。 エベレストのような高所登山では、滑落は珍しくない。多くは即死だが、ごくまれに助かってしまう人がいるという。 登山中、ふと下を見下ろすと、 ...
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二時間分の道 rw+4,527
資格試験を受けた帰り道、車で山中を走っていた時のことだ。 考え事をしていたせいで曲がる道を一本間違えたらしく、カーナビが自動で再検索を始めた。表示されたのは見覚えのない細いルートだったが、特に気にも留 ...
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キノコ採り #7,101
2026/02/03 -短編, 山にまつわる怖い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300去年の秋の話なんだけど、田舎に住んでるから近所の山にキノコ採りに行ったんだ。 638 :本当にあった怖い名無し :2008/04/10(木) 22:32:27 ID:w8ElDRYnO 山の入り口に車 ...
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見えなかった小屋 ncw+
あの夜の湿った空気の粘度を、今でも皮膚が正確に覚えている。 学生時代の野外学習で訪れた、山中の野外活動センター。古い木造の二階建てで、私たちは二階の大部屋に五人で雑魚寝していた。九月に入ったばかりだと ...
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地図にない滝 nc+
湿気を含んだ風が、首筋にまとわりつく。 六月の山は、生き物の匂いで満ちている。腐葉土が発酵する甘さと、若葉の青臭さ。その奥に、獣の脂のような重たい気配が混じって、肺の奥まで入り込んでくる。 登山靴の紐 ...
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イノシシとして処理されたもの rw+7,572-0110
山に入ったのは、久しぶりに群馬の実家へ帰省した翌日のことだった。 東京での生活に疲れていた彼は、空気の軽さに誘われるように、近所の低い山へ登ることにした。標高は高くない。子どもの頃、遠足や犬の散歩で何 ...
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右肩の祠 nc+
これは、昭和の終わり、湿度の高い記憶の底にある話だ。 一人の少年と、その両親。どこにでもある家族のドライブが、取り返しのつかない「儀式」になってしまった記録である。 今から三十五年ほど昔のことになる。 ...