-
-
山奥の無縁墓地 r+4066
ある資格試験を受けた帰り道、車で山中を走っていた時のことだ。 ぼんやり考え事をしていたせいか、曲がる道を一本間違えたらしい。するとカーナビが自動で経路を再検索し始め、見たことのない道を案内してきた。 ...
-
-
病院の夜間巡回警備 r+4544
昔、警備員をしていた時のことだ。 入社して間もない頃、俺は機械警備の担当として、ある区域を任されることになった。その日は、昼間に先輩社員と共に警備対象の建物を車で巡回し、夜間は待機所で警報信号に備える ...
-
-
朝帰りの母 r+1759
2025/02/03 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
八年前の今頃、母が体験した、少し不思議な話を書いてみる。 お酒が絡んでいる話だから、正直どこまで本当なのかは怪しいけど、母の言葉を信じてそのまま語る。 その夜、母は職場の飲み会に参加していて、十時にお ...
-
-
このいえのしたに r+1405
私が中学生だった頃の話だ。 そのころ実家で暮らしていた私は、兄弟と部屋を分けており、自分の部屋を自由に使うことができた。部屋を広く使いたくて隅に布団を敷き、枕元には初めて自分で買ったステレオを置いてい ...
-
-
着信履歴 r+1396
これは、ある若い男性が体験したとされる話だ。 その日、彼は休日を利用して近所のデパートへ買い物に出かけていた。夕暮れが近づく時間帯で、駐車場には車やバイクがまばらに並んでいる。買い物を終えた彼は、自分 ...
-
-
白い服の女の子 r+1291
これは、あるバイク好きの男性から聞いた話だ。 当時、彼の心は荒み切っていたという。婚約者を突然の交通事故で亡くしたことが原因だった。以来、自暴自棄になり、大型バイクで無謀なスピードを楽しむことで、心の ...
-
-
死の予兆 r+1357
2025/02/03 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、幼少期に祖父から聞いた物語である。 祖父の故郷は、神話や伝承が数多く残る地域であり、その話もまたその一部である可能性が高い。遥か古代、この地域の国津神はある特異な誓約を立てたと言われる。それは ...
-
-
さとしくん r+1294
2025/02/03 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
数年前の夏、保育士として四歳児クラスを担当していた時のことだ。 その出来事は八月頃に始まった。突然、私のクラスに“見えない子ども”が一人増えたのだ。それに気づいたきっかけは、クラスの子どもたちの反応だ ...
-
-
壁の落書き r+1281
先日、小学校の同窓会があって、その場で当然のように話題に上った事件がある。 当時の俺たちの間では、ちょっとした伝説のような出来事だ。 俺の通っていた小学校は少し変わっていて、三階建ての校舎の配置が独特 ...
-
-
御札の家 r+8614
霊感なんてまるでない自分が、人生で唯一体験した霊的な出来事がある。 場所は広島県F市のとある町。地元の人なら誰でも知っているという、通称『お札の家』。その名の通り、無数のお札が貼られた家だ。 噂話が飛 ...
-
-
我が家の「ほんのり怖い豆撒き」の話 r+
ちょっと怖いなと思う我が家の豆撒きについて書かせてもらいます。まだ書き慣れてないので読みにくかったらごめんなさい。 毎年、我が家では親戚一同が集まって豆撒きをするんですが、これがなんというか、普通の豆 ...
-
-
除霊の儀式 r+1354
2025/02/02 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俺が体験した、ちょっと不思議な「除霊」の儀式の話。 霊能者のアシスタントを始めて数ヶ月が経った初夏のある日のことだ。昼間、学食でのんびりしていると、霊能者から持たされていたPHSが鳴った。「今夜8時に ...
-
-
同じ日に亡くなる r+1434
2025/02/02 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
これは、Nさん(仮名)から聞いた話である。奇妙な数字の一致と、不気味な出来事が幾度となく家族に襲いかかったという。 曽祖父、父親、兄が同じ日に亡くなったのは、偶然と呼ぶにはあまりにも出来過ぎた話だ。家 ...
-
-
無口な男 r+1353
これは、都内の小さな居酒屋で起きた出来事を、常連客の一人から聞いた話だ。 その居酒屋は、十数席ほどのカウンターがメインのこぢんまりとした店で、夕方になると仕事帰りのサラリーマンや近所の住人が集まっては ...
-
-
田和山遺跡の謎 r+1319
これは、島根県松江市にある田和山遺跡にまつわる奇妙な話だ。 1997年、市立病院の移転候補地として選ばれた田和山丘陵。その調査中、頂上を囲むように掘られた三重の環濠が発見された。これがただの遺跡ではな ...
-
-
石器コレクション r+1307
2025/02/02 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、あるお盆の日に従兄と墓参りに行ったときの話である。 その従兄は子供のころから独特の趣味を持っていた。学校のグラウンドや山道で石を拾ってきては、それが石器や矢じりではないかと夢中で調べていた。図 ...
-
-
ナガレボトケ r+1290
これは、海専門の民俗学教授から聞いた話だ。 話題は海にまつわる伝承や風習についてで、その中でも特に奇妙で、不気味さを伴う内容だった。 海難法師や、海の向こうから流れ着くものを忌み畏れる習俗――いわゆる ...
-
-
フォーエバー♪パピー【涙腺ゆるむチョイといい話】r+1242
子供の頃に体験した、忘れられない不思議な出来事がある。 それは、小学校五年生の冬のこと。当時、私は田舎の静かな町で暮らしていた。小学校は統合され、通学にはスクールバスが必要なほどの距離があり、バスが停 ...
-
-
紅いバレリーナ r+1247
関東地方で実際に起こったという話がある。 クラシックバレエに青春を捧げていた少女、絵美。次回の発表会で主役として踊ることが決まっていた。厳しい練習を重ねて掴んだ栄光の座だった。 だが、絵美を快く思わな ...
-
-
因習の村 r+10648
このあいだ、就職活動で山間の村に行ってきたんだが、そこがとんでもない場所だったんだ。 まず、なぜそんな田舎に行ったのかというと、条件のわりに応募者がゼロで競争がなさそうだったからだ。 仕事内容は事務 ...
-
-
もうひとりの俺と暮らしてた r+1376
2025/02/01 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
大震災の後に、会えなかったけど半年くらい俺が俺と暮らしてた時があるよ。 418:本当にあった怖い名無し:2014/02/06(木)11:18:56.51ID:56wzbksJ0 どう考えてもいまだに納 ...
-
-
ザ・ブザー UVB-76 TheBuzzer r+1200
何十年にも渡ってロシアから発信され続けている目的不明の怪電波 1970年代から今日まで「ザ・ブザー」と呼ばれるロシアより発信され続けている、目的不明の怪電波がある。 777 :粉:2013/10/26 ...
-
-
【閲覧注意】労災調査員の奇妙な体験 r+7297
2025/01/31 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話俺は、調査関係の仕事をしている。 四年前のことだ。ある会社で起きた労災事故の調査を引き受けることになった。その内容は、ローラー車──道路の地ならしを行う巨大な車両──に女性従業員が轢かれて亡くなったと ...
-
-
呪詛(すそ)の祭文 r+751
2025/01/31 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
高知県提婆王の妃の怨念と呪詛 提婆王の妃は、深い怨念に取り憑かれていた。その怒りと無念を晴らすため、彼女は夜ごと数多の呪法に手を染めていた。そんなある日、不思議な存在である唐土じょもんが姿を現した。彼は呪術 ...
-
-
猫のイトマゴイ【ちょっといい話】r+1358
これは、ある女性が飼っていた愛猫の話だ。 彼女が九歳のときに家族として迎えた猫は、二十三年と一ヶ月と三日、彼女の人生のほぼ半分を共に歩んだ。三毛猫のオスとシャム猫のメスから生まれた五匹の兄弟のうち、彼 ...
-
-
風を呼ぶ家系 r+1333
2025/01/31 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
彼女の家系には、代々「風を呼ぶ力」が伝わっているらしい。 そう言われても、普通なら「なんて胡散臭い話だ」と笑ってしまうだろう。実際、彼女も今まで誰にも話したことがなかったそうだ。ただ、彼女自身がその力 ...
-
-
犬鳴トンネルの怪~その夜、背後にいたもの…… r+1360
2025/01/31 -短編, r+, 怪談
ネットで有名な怖い話これは、福岡に住む大学生から聞いた話だ。 夏休みのある夜、大学のサークル仲間四人で麻雀をしていた。名前を仮に、I、O、M、そして語り手の俺としよう。いつものように笑いながら牌を並べていると、Iが唐突に ...
-
-
女系家族の運命と戦う男の話 r+1393
2025/01/31 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
これは、とある男性(仮にAさんとしよう)から聞いた話だ。 彼の家系にまつわる、少々不思議で厄介な出来事についてである。 Aさんの家系は、いわゆる「女系家族」として知られている。つまり、男児がほとんど産 ...
-
-
手記:山影に潜む異界の兆し r+1344
『手記一』 山奥にある林業の町で暮らしている。 地元の面白い手記や記事を見つけると、時折抜粋して投稿している。(具体的な地名などはここでは伏せる) 以前「見慣れないもの」に関する投稿があったが、自分の ...
-
-
カラスの守護 r+1309
2025/01/31 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
先日、なんだか不思議で面白い出来事があったので、その話を書いてみる。 都心の方で仕事の関係者たちと居酒屋で飲んでいたときのことだ。ふとした流れで、ゴミ出しの話題からカラスの話になった。恐ろしいとか賢い ...
-
-
夜間訓練 r+1249
二十代の頃、バイクに夢中だった。 休日はツーリングに出かけるのが定番だったが、それだけでは物足りなくて、横浜での仕事が終わる(だいたい20時半頃)と、週に1~2回は夜間ソロツーリングに出かけていた。 ...
-
-
八甲田山雪中行軍遭難事件 r+20,809
八甲田山雪中行軍遭難事件【ゆっくり怪談】 八甲田雪中行軍遭難事件(はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん)は、1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田 ...
-
-
石北本線、常紋(じょうもん)トンネルにて r+1330
2025/01/30 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
北海道1990年代の話ですが、現役バリバリの鉄チャンだった頃の実体験です。 624 本当にあった怖い名無し sage 2006/06/04(日) 18:57:07 ID:4Tl6yMHd0 北海道の北東地域 ...
-
-
巻き戻された時間 r+1348
2025/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
電話が昔から苦手だ。 その理由は、おそらく子供の頃に夜中かかってきた親戚の訃報の電話だと思う。呼び出し音が聞こえるたび、毎回嫌な予感に襲われる。まるでまた悪い知らせが舞い込むんじゃないかと、身体が勝手 ...
-
-
真夜中のチャイム r+1222
これは、大学時代の知人から聞いた話だ。 彼はその出来事を振り返り、「あれは本当に洒落にならない体験だった」と何度も繰り返していた。 大学一年の夏、彼はちょうどアルバイトをクビになり、毎日だらだらと寝て ...
-
-
時空の少女 r+1354
2025/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
十九年前、クラスの女の子・加代子が家出したことで大騒ぎになったことがあった。 加代子は優等生で、俺も仲が良かったから、心配になって学校帰りに友達と一緒に探し回った。 手がかりを探して彼女の知り合いに話 ...
-
-
熟睡し過ぎるソバ殻枕 r+10,228
2025/01/29 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300母から聞いた話を少し整理して書き直してみた。 母が十八歳くらいの頃、少し離れた場所で就職していた。職場は百貨店で接客業。長時間の通勤とハードな仕事で、肉体的にも精神的にも疲労困憊。肩こりもひどく、風呂 ...
-
-
近道法 r+1293
2025/01/29 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、ある匿名掲示板の書き込みをもとにした、実話とも噂ともつかない「近道法」にまつわる話だ。 とある地方の町。そこには子どもたちの間で「近道法」と呼ばれる奇妙な方法が伝わっていた。地元の川に架かる橋 ...
-
-
死者の通り道r+1223
これは、母から聞いた不思議な話だ。 曽祖父が亡くなったのは、母が高校生の頃のこと。九十八歳という当時としては稀な長寿を誇り、背筋をぴんと伸ばした威厳ある老人だったという。しかし、老衰には勝てず、床に伏 ...
-
-
【群馬県ネタ】山でヘンないきものを見た r+6789
友人から聞いた話。 彼が久しぶりに群馬の実家に帰省した時のことだ。東京の喧騒を離れ、山の空気を吸いながらリフレッシュしようと思ったらしい。実家は群馬でも山の近く、最寄りの市街地までは車で30分ほど。山 ...
-
-
禁断の呪文集 r+1265
2025/01/28 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、ある日突然奇妙な体験をしたという男の話だ。 数年前のことだ。電車の中でふと荷棚に目をやると、一冊の単行本が置かれていた。誰かが忘れたものらしい。特に目的もなくページを開いてみたところ、その本に ...
-
-
黒い空洞 r+1280
これは、とある男性から聞いた話だ。 話しているうちに、彼の声には次第に暗い響きが混じり始めた。 最近、彼は街中で「目のない人」をよく見かけるのだという。普通の盲目の人間ではない。眼球があるはずの部分に ...
-
-
宝の山 r+1218
これは、千葉に住む元同僚から聞いた話だ。彼が子供の頃、まだ小さな田舎町で起きた出来事だという。 その町の端にある山には、昔から子どもたちがよく訪れる秘密の遊び場があった。彼と友人の間では、特にその山は ...
-
-
おめん屋 r+1347
これは、知人が語ってくれた奇妙な話である。 彼が体験したその出来事は、いまだに説明のつかない記憶として彼の心に残っている。 五、六年ほど前の初夏のことだ。知人が所有している地方の別荘を貸してもらえるこ ...
-
-
年末の演習r+1245
2025/01/28 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俺が某暴力装置に居た頃の話。ちなみに空。 751:本当にあった怖い名無し:2012/07/21(土) 17:43:53.82 ID:iKXwApjT0 年末の演習で、警備要員に選ばれて塹壕に入ってた時 ...
-
-
埋められた灯篭 r+1183
これは、あるネット掲示板に投稿された話をもとにしたものだ。 投稿者が実際に体験したという、奇妙で不気味な出来事。 ゴールデンウィーク、投稿者は祖母の家を訪れた。そこには従兄弟や親戚が集まり、小学生たち ...
-
-
夢と現実 r+1261
2025/01/28 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、ある友人から聞いた話だ。 彼は高校生の頃から奇妙な夢をよく見るようになったと言う。その夢は、ただの空想ではなく、まるで何かが彼に語りかけているような、生々しい予知夢めいたものや、妖怪のような存 ...
-
-
身代わりになったコロ【ちょっといい話】r+1113
これは、ある投稿者の体験談をもとにした話だ。昔、漫画にもなったという。 六歳の時のことだ。幼いその子は突然高熱を出して倒れた。その日、母方の祖父が危篤状態に陥り、両親と兄たちは祖父が入院している田舎の ...
-
-
過食症の姉【もだえるほどに切なく悲しい恐怖】r+7969
2025/01/27 -短編, r+, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300高校二年生の頃から、姉は急に食欲が増したようだった。 それまでも食べる方ではあったが、間食の回数が増え、一度の食事量は二人前を軽く超えるのが当たり前になっていた。運動も少しはしているようだったが、そ ...
-
-
登山 r+1186
これは、上海で留学中の韓国人の留学生から聞いた話だ。 彼女が語る内容は、奇妙で寒気がするような出来事だったという。 その日、Aと呼ばれる韓国人の女の子は、友人たちと登山の計画を立てていた。メンバーは男 ...