ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

《大分県日出町主婦失踪事件》未解決事件推理考察 n+

2025/09/22   -短編, 未解決事件, n+2025

2001年10月、福岡県久留米市で起きた「光永マチ子さん殺人事件」は、今なお未解決のまま時を刻み続けています。被害者の光永マチ子さんは29歳の看護師。真面目で明るく、同僚や友人からも信頼される存在でし ...

焼け跡の温もり r+17,956

あの地震のあと、サイレンが町じゅうを貫いて鳴り響いたらしい。 俺は遠くの下宿で授業を受けていて、その音を直接は聞いていない。けれど、電話越しに母が慌ただしく叫んでいた声が、耳の奥にずっと焼き付いている ...

五億年の闇を知らぬ者 r+6,022

中学生の頃の話だ。 あれが本当にあったことなのか、それとも夢の中の出来事だったのか、いまだに判別がつかない。だが、感触だけは今も皮膚に残っている。あの微かな電流の、骨の奥をなぞるような嫌な感覚が。 俺 ...

数字で測れぬ悪魔 r+5,597

中学時代の同級生から久々に連絡が来たのは、梅雨が長引いて空気がぐずぐず腐っていた頃だ。 電話口の声は湿っていて、息が重たかった。妹が変な宗教に入ってしまった、と切り出された。 最初は笑ってしまった。今 ...

展望台の視線 r+4,507

中学一年の春、祖父が死んだ。 あまりに唐突な、何の前触れもない死だった。 亡くなったのは、祖母と二人で行った温泉旅行から帰ってきたその日の夜だったらしい。心筋梗塞、というのが医者の診断だった。朝まで元 ...

シューベルトの口 r+1,616

小学校三年生の秋、あの教室で見たものを、いまだに忘れられない。 四十年以上経った今も、シューベルトの顔を正面から見られないのは、そのせいだ。 当時、愛媛県の某市に住んでいた。通っていた小学校は、第二次 ...

奥座敷までの道 r+1,341

子どもの頃のことを思い返すと、必ずあの夕暮れが胸の奥にねっとりと張り付いてくる。 実家は、地方の古い日本家屋だった。間口は広く、奥行きはやたらと長い。廊下は板が痩せ、踏むとぎい、と鳴る。障子は茶色くく ...

いつまでも四階 r+2,410

怖いってほどじゃないけど、今でもふとした瞬間に思い出して、ぞわっと背中が冷える。 某県のS市で働いていた頃の話だ。 当時俺が勤めていた会社は、S市の中心から少し外れた雑居ビルの四階に入っていた。古くか ...

三十分前の声 r+2,020

今年になって、ずっと胸の奥に沈めていた記憶が、形を持って蘇った。 複雑で、気味の悪い出来事だ。誰かに話しておかないと、夜がやけに長くなる。 小学三年の春、無口で整った顔立ちの転校生がやってきた。この町 ...

口入の扉 n+

小学生の頃の体験を、今でも鮮やかに覚えている。 四年か五年の頃だったと思う。鍵っ子で、学校が終わると自分で団地の部屋に帰っていた。住んでいたのは七階建ての古い公団住宅で、灰色のコンクリートがいつも湿気 ...

立ったままの死 r+6,906

アルバイトの面接なんて、気楽な気持ちで行くものだと思っていた。 だが、その日案内されたのは、古い木造の事務所。雨で湿った木の匂いが鼻にまとわりつき、床は少し沈むように軋んだ。机の向こうで、面接官の男が ...

赤玉 r+3,133

2025/09/21   -短編, r+

父は、三年前に肺がんで死んだ。 死の床でもなお、あの人は骨董の話をした。金持ちでもなんでもないのに、暇さえあれば骨董市に出かけ、安物ばかりを持ち帰る。皿も掛け軸もなく、時代がかった小物ばかりが増えてい ...

2㎜大きい実印 r+3,793

二十五になったばかりの春、数年ぶりに実家へ帰った。 薄曇りの空の下、田んぼの水面が風で細かく震えていて、ああ、やっぱり帰ってきたな、と息をついた。茶の間では母がちゃぶ台に新聞を広げ、膝の上で湯呑を転が ...

父の日記に残されたもの n+

父が亡くなった時、私はただ呆然と葬儀の準備をしていた。 悲しみや後悔よりも、ひとつの事務的な流れの中で身体を動かしているだけだったと思う。火葬を終え、四十九日の法要までの間、私の役目は遺品の整理だった ...

《広島一家失踪事件》未解決事件考察 n+

2025/09/20   -短編, 未解決事件, n+2025

「一家と愛犬が忽然と消え、1年後に遺体で発見される」という世にも不可解な事件が広島県世羅町で起きた。 山下家は、岡山県との県境に近い山間の町で暮らしていた。父・政弘さん(58)、母・順子さん(51)、 ...

一代限りの恩恵 r+2,782

父の若い頃の話を、私は何度も聞かされてきた。 港の匂いを思い出すたびに、あの奇妙な話が頭をよぎる。 父は二十代の半ば、遠洋航路の船に乗っていた。港に着けば、船員たちはみな上陸して酒や女や飯にありつく。 ...

柔術の達人 r+3,035

子供の頃、通っていた柔道場は、近隣ではかなり名の通った場所だった。 市内の大会で上位入賞は当たり前、日本代表経験者まで指導に来ることがあり、当時の自分にとっては、それが普通の世界だと思っていた。けれど ...

いかんといかんのでな n+

中学の夏休みの記憶が、どういうわけか今でも生々しく残っている。 暑さに負けて、昼過ぎからは扇風機の風に身をさらしてうだうだと過ごすのが習慣だった。テレビも飽きて、ぼんやりしているときにふと喉が渇き、台 ...

さんりんぼう信仰 r+6,800

さんりんぼう信仰【ゆっくり朗読】 うちの親父は水道技術者なので特に夏場は忙しく、どこにも連れてって貰えない なので、親戚の家に十日位泊るのが小学生の頃の夏休みの恒例だった。 ある時、叔父さんに卵、キュ ...

ローズマリー下宿 r+2,801

大学に入ってすぐ、最初から完全な一人暮らしはきついと考えて、下宿に決めた時のことを思い出すたび、必ず脳裏をよぎるのは亡くなった祖父の顔だ。 まだ生きていた頃、祖父は私の下宿探しを率先して手伝ってくれた ...

五人目の座席 n+

あれは十年以上前のことだ。 いまも時おり、どうしても忘れられず、夢の中にまで入りこんでくる夜がある。自分の口で語っておきながら、まるで他人の体験を借りているような奇妙な感覚もある。それほどまでに、あの ...

松明の夜、島の半分 r+8,067

2025/09/18   -短編, r+
 

二十年前のことだ。人口百人ほどの小さな島に、教授の研究のため長く通った。 何年もかけ、季節ごとの暮らしや祭り、言葉の端々に滲む古い習俗を調べる。だが私は助手でも研究者でもなく、ただ同行者として島に出入 ...

昼下がりの訪問者 r+5,361

あれは、私の人生でいちばん背筋の冷える出来事だった。 何か直接的な被害に遭ったわけじゃない。ただ、思い返すと、どうしてあの場面で笑って応対できたのか、自分でも不思議でならない。 昼下がり、時計の針は三 ...

晴れ間に現れた狩衣 n+

ネットで見つけた話。 京都の上賀茂神社へ出かけたという女性の投稿だった。理由は単純で、雑誌に載っていた八咫烏のおみくじが格好よかったからだという。神の由来などは知らぬまま、軽い気持ちで足を運んだらしい ...

イトウを知っているか r+1,176

高校一年の夏休み明けだった。 その日、教室の空気はまだ蝉の死骸みたいにじっとりしていて、机の木目からは古い汗の匂いがした。席に着いて間もなく、前の席の男が唐突に振り向き、妙に湿った声で言った。 「イト ...

埃の扉 r+3,335

先週の土曜日のことだ。 この話を誰かにうまく伝えられる自信はない。うまく文章にできる気もしない。でも、胸の奥を圧迫するようなこの感覚を、どこかに吐き出しておかないと、自分がどうにかなってしまいそうで。 ...

練馬二時の足音 n+

あれは、五年前のことだった。 東京の練馬にあるロフト付きのワンルームアパートに住み始めた頃の話だ。 前の会社を辞めたとき、会社が借り上げてくれていた住まいも同時に失うことになった。上司と大喧嘩して辞め ...

背後の女 r+5,061

あれは、真夏の夜のことだった。 仕事中に鳴った携帯の画面には「村上」の文字があった。声を聞くのは一年ぶりだ。 受話口から流れ込んできたのは、乾いた笑い声と、「……ちょっと相談があってさ」という曖昧な言 ...

袋の底から笑う声 r+4,833

あれは、まだ信仰に入りたての頃だった。 私はエホバの証人という名を知って間もなく、週に数度、王国会館へ通っていた。何もかもが新鮮で、同時に底の見えない深淵を覗くような不安もあった。 初めて聞いた怪談は ...

四階奥の声 r+4,988

上京して間もない頃、部屋探しをしていた。 いくつも内見を繰り返し、候補を潰していく日々。あの時は、駅から近く、外観がきれいで、家賃が手頃なら即決でいいと思っていた。それで見つけたのが、世田谷区にある四 ...

もう一人の俺 n+

あれはまだ中学生の頃だった。 学年もようやく落ち着いてきて、クラスの人間関係も固まってきた頃。ある朝、教室に入った途端、女子のひとりに声をかけられた。 「ねぇ、A学院通ってるんだぁ」 言われた瞬間、意 ...

《未解決事件考察》岡山県男子中学生失踪事件/梶谷恭暉さん行方不明事件 n+

2025/09/15   -短編, 未解決事件, n+2025

【行方不明者の情報提供のお願い】 倉敷市の中学3年生・梶谷恭暉(かじたに・みつき)さんが令和4年11月13日から行方不明になっています。 些細な情報でも構いません。 心当たりのある方は、最寄りの警察署 ...

【小倉美咲ちゃん事件】再考察まとめ n+

2025/09/15   -短編, 未解決事件, n+2025

本動画では、母親と姉の証言を軸に、美咲ちゃん失踪の時間軸を徹底検証します。 母親は「美咲はここまでは来ない」 姉は「理由もなくこんな場所には来ない」 両者は単独登山による事故を否定しているのです。 さ ...

掌の影 r+6,833

小学生の頃から、うちは妙な宗教をやっていた。 名前は言えないけれど、首にかける護符のようなものを与えられ、それをぶら下げて手をかざすと病気や怪我が治る、という教義だった。子どもながらに半信半疑だったが ...

見返りの神さま r+3,817

初めてここに書き込みます。これは作り話ではありません。事実をそのまま書きます。 ただ、どう説明していいのか分からない。怖い、というより、ずっと頭の中で澱のように沈んでいる、不思議な出来事です。 母方の ...

沈黙の予言 n+

小学校の記憶なんて、曖昧で穴だらけになっているはずなのに、不思議とあの名前だけは忘れない。 陽三。小柄で、声はか細く、目はやけに落ち着いていて、いつも妙に静かに立っていた。クラスの誰ともうまく馴染んで ...

石井舞ちゃん行方不明事件~未解決事件の考察 n+

2025/09/14   -短編, 未解決事件, n+2025

一九九一年七月二十四日、福島県田村郡船引町で七歳の小学二年生、石井舞ちゃんが忽然と姿を消した。「石井舞ちゃん行方不明事件」と呼ばれるこの事件は、十五年後に公訴時効を迎えてしまい、いまも未解決のまま残っ ...

献金の手 n+

2025/09/14   -短編, カルト宗教, n+2025

古い畳の部屋に十数人が正座していて、窓はすべて新聞紙で塞がれていた。 裸電球がひとつ、黄色く滲んで揺れていた。線香の甘い煙と、誰かの汗の酸っぱい匂いが混じり、胸に重く沈んでいった。 膝を抱えたまま、私 ...

黒衣の読経 n+

血の気が引くような出来事が、あの日立て続けに起きた。 季節は梅雨の始まり、湿った空気がじっとりと肌にまとわりつく日だった。 その日の午後、俺はとある案件で郊外の貸家へ向かった。古びた屋敷……ではない。 ...

幕が下りない町 #和解劇場 n+

昔、町外れに「和解劇場」と呼ばれる小さな芝居小屋があった。 舞台では、互いに争っていた人々が最後には必ず手を取り合い、抱き合って幕を下ろす。観客は涙を流し、劇場はいつも満員だった。 ある夜、一人の青年 ...

#誤解陸上 n+

今でも、あの走り出す直前の風の音を思い出すと、背中がじっとりと汗ばむ。 耳の奥で、あの奇妙な声がまだ囁いているような気がするのだ――「おまえの番だよ」と。 高校二年の秋、部活をやめてからしばらく無気力 ...

ご本尊は燃えない r+1,262

2025/09/14   -短編, r+, カルト宗教

生まれついて、もうすでに「信じていることになっていた」。 俺が何を信じているのか、なんて、考えたこともなかった。気づいたときには、あの金属的に黒光りする仏壇が、リビングの隅に鎮座していた。 親は学会員 ...

三回ノックの家 r+6,887

これは、警察官をしている友人から聞いた話だ。 いや、正確には、彼が「聞いた」話ではなく、「関わった」話だと言っていた。だから、どこまで語っていいのか、いまでも判断に迷う。だが、あの日、彼の顔色があまり ...

二十三分間の祈り r+2,461

……あの日の教室の匂いを、いまでも思い出せる。 窓から吹き込む、八月の朝の空気は生温く、どこか鉄の匂いがしていた。鉛筆と汗と……あと、血のような。いや、本当に血があったわけじゃない。けれど、あれはもう ...

さいま n+

訳がわからない出来事がある。 誰かに説明しても、どうせ信じてもらえないだろう。けれど、ここに書いておかないと、自分の存在そのものまで溶けていきそうで恐ろしい。 俺の友人、さいまの話だ。 田舎から上京し ...

ウィッタカー家 n+

2025/09/13   -短編, n+2025

誰にも知られず、血だけが濃くなっていった もう十五年も前の話になる。それでも、あのとき見た家の窓、扉の軋む音、そして何よりも──彼らの目つきだけは、今でもはっきり脳裏に焼きついている。 きっかけは、取 ...

【連続殺人鬼】大久保清にまつわる怖い話 #11,801

【連続殺人鬼】大久保清にまつわる怖い話【ゆっくり朗読】 僕の実家は群馬にあります。 そして父が警察なのですが、父から聞いた話を一つ。 大久保清という連続殺人犯は知っているでしょうか。 昭和の話になって ...

耳鳴りの正体 r+1,697

数か月前、俺が体験した話をさせてくれ。 場所は、うちの会社が持ってる某県の山奥にある研修施設。ガテン系の職種で、社員数もけっこう多い会社なんだが、研修のたびに使われるこの施設、どうにも妙な噂が絶えない ...

供え物を蹴った夜 n+

中学の頃の話だ。 いや、正確に言えば、俺の弟のまわりで起きた出来事を、後から断片的に聞かされ、そしてなぜか俺自身も巻き込まれるように記憶の底に焼き付いてしまった……そんな話だ。 あの頃、弟は高校に上が ...

七人坊主~七人岬の夜 r+3,587

今でも湿った潮風を思い出すと、胃の奥が重たくなる。 あの夜、角造さんの身に降りかかった出来事を、私は本人の口から聞いた。まるで自分がそこに居合わせたかのように生々しい語り口だったから、今でも忘れられな ...

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2025 All Rights Reserved.