ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

スパゲティ屋の若奥さんr+4,149-4,544

2025/11/13   -短編, r+, 怪談

これは、あるマンションの住人から聞いた話だ。 そのマンションが建てられたのは十年ほど前。駅前の便利な立地にあり、入居者も次々と集まり、マンションの一階には店舗が軒を連ねた。洒落たカフェや雑貨店が並び、 ...

見られる文字 nw+203

小さな頃の空はいつも身近な図書館で、洗濯物の匂いと鉄の網戸の音が混ざっていた。 あの匂いを嗅ぐと、たとえ十年以上経っても、日の光の温度まで引き戻される。 舞台はいつも午後だった。窓から差す光はしばしば ...

数を数えるな rw+2,765-0217

同僚が酒の席で漏らした話を聞いた瞬間、場の空気が静かに薄くなった気がした。 「……あれはな、闇とか、そういう言い方じゃ足りない」 そう言ったのはNだ。元警察官だと本人は言う。ただ、その“元”が事実かど ...

一拍遅れる影 rw+2,331

同じ話を三度聞いた。細部は違うのに、核だけが変わらない。そこが不気味だった。 夜道で彼女と別れたあと、眠れずに天井を見つめながら、あの語りを繰り返し思い出した。他人の体験のはずなのに、思い返すたびに自 ...

【意味がわかると"怖くない話"】彼のたった一つの親孝行 r+481-906

これは、ある田舎町に住む古い友人が語ってくれた話だ。 その町には、田中という名の独り身の老人がいた。年老いた彼の家は、小高い丘の中腹にある古風な木造家屋で、しんと静まり返った森に囲まれていた。近隣には ...

内部から光るもの rw+2,532-0211

この話を思い出すたび、背中の内側をぬめりのある冷たいものがゆっくり這い上がってくる。 正月に帰省した折、友人から聞いた話だ。あまり感情を表に出さない男だが、その夜ばかりは妙に言葉が乾いていた。酒を飲ん ...

声だけが残った rw+2,841-0122

学生時代から世話になっている米屋がいる。 商店街の外れにある古い店で、精米機の低い唸りと、米俵の乾いた匂いが常に漂っていた。昼下がり、店先で腰を下ろしながら、彼がぽつりと語った話がある。思い出すたび、 ...

火を消した夜 rw+5,425-0102

楡井さんからその話を聞いたのは、冬の終わりだった。 居酒屋の奥、暖房の効きが悪い席で、彼は酒もあまり飲まず、淡々と語った。感情を挟まない。そのことが、かえって異様だった。 大学時代、仲の良かった連中が ...

玄関を拭く人 nw+177-0120

仕事に追われ、帰宅が深夜にずれ込む生活が続いていた頃、私は家賃四万円の古いアパートに住んでいた。 狭く薄暗い建物で、共用廊下は常に湿気を含み、壁紙はところどころ剥がれ、雨の日には黴の匂いが濃くなる。息 ...

赤犬ヒサル r+2,862-3,266

この話を耳にしたのは、山深い長野の集落に暮らす知人の口からだった。 彼の声色は冗談めかすことなく、むしろ吐き出すたびに肺の奥から冷たい風が漏れ出すような調子で、私は黙って頷くしかなかった。 彼がまだ小 ...

呼べない理由 rw+2,984-0203

本人はあまり語りたがらないが、酒が入ったときに一度だけ、ぽつりと漏らした。 津軽には、恐山で知られるイタコとは別に、地元の年寄りだけが頼る「イタコ」がいる。 看板も出さない。祈祷料も決まっていない。 ...

ただいまの録音 rw+5,035-0131

今でも、彼女から聞いたその話を思い出すと、耳の奥に湿ったものが残る。 水でも汗でもない。音の名残だけが、こびりつくように離れない。 彼女と知り合ったのは仕事の現場だった。照明の強い場所に長く立ち続ける ...

爺さんの秘密 r+2,186-2,655

これは、大学の友人Aがしみじみと語ってくれた、家族の話だ。 Aの祖母は、数年前からボケが始まっていたが、徘徊や大声をあげるわけでもなく、ただ穏やかに寝たきりで日々を過ごしていた。 古びた大きな籐の椅子 ...

三段目の音 rw+7,536-0217

これは不動産業に長く携わってきたSさんから直接聞いた話である。 舞台は埼玉県郊外に造成された二十棟の新築分譲地だった。最寄り駅からは徒歩二十分ほど。周囲は田畑が点在し、数年もすれば住宅が埋まりそうな、 ...

次は二十三時三分 ncw+220-0120

山奥に帰省すると、どうしても避けられない道がある。 舗装が途切れ、雑草に覆われた坂道を下りきった先、竹藪の影に押し込められるように古い待合所が建っている。屋根は苔に沈み、雨樋は途中で折れて役目を果たし ...

異界の縁:犬神と猫神が囁く村 r+4,327-47,52

2025/11/10   -短編, r+, 土着信仰

これは、ある田舎に住む祖母から聞いた話だ。 祖母が幼い頃住んでいた地元は、本当に何もないような田舎で、昔ながらの集落がいくつかの本家とその親戚で構成されていた。外の人間が入り込むことも滅多になかったた ...

まだ返すな rw+4,612-0217

これは、ある地方の古い家系に生まれた友人の話だ。 彼は昔から「憑かれやすい体質」だと言われてきた。祖母は小さな木札を肌身離さず持たせ、「失さしたら終わりだ」とだけ繰り返していた。何が終わるのかは、誰も ...

被猿 rw+5,607-0103

これは、四国の片田舎で生まれ育ったある男性から聞いた話だ。 彼の育った町には、今では信じられないような価値観と沈黙の掟が残っていた。町は小さく、家系と血縁が重なり合い、誰がどこの家の人間かを皆が把握し ...

呼ばなかった名前 rw+4,521

今もこうして書いていると、玄関の方からかすかな気配がする。 これは私自身の体験ではない。由美子さん――仮名だが、実在する知人から聞かされた話だ。だが聞いたその日から、私は夜になると無意識にチェーンの音 ...

 降りていない客 rw+5,742

これは七年ほど前(平成六年・1994年頃)のある雨の日に、六本木でタクシー運転手から聞いた話だ。 深夜まで遊んでいた帰り、横浜まで乗せてくれる車を拾った。防衛庁の近くで客待ちしていた古い個人タクシーだ ...

庭に立っていたもの rw+4,409-0121

2025/11/10   -短編, r+, 土着信仰

学生時代の冬休み、帰省したときのことだ。 年末の夕方、実家で使う細かい現金が必要になり、駅前のコンビニまで自転車で向かった。駅前だけは再開発で妙に明るいが、一本裏へ入ると途端に田畑が広がる町だ。刈り取 ...

中華屋珍満 r+4,857-5,353

近所の中華料理店でラーメンを食べていた際、支払いをしようとしたところ、店主が「いらない」と言った。店主によると、この店は今日で閉店するという。経営が厳しくなったことや高齢による体力の限界などが理由で、 ...

気付いた瞬間 nw+

あいつがその話をしたのは、二年の夏だった。 サークルの飲み会で、店の奥の丸テーブルに座っていた時だ。まだ誰も潰れていない時間帯で、空調の音と氷の鳴る音がはっきり聞こえていた。あいつは唐突に黙り、ジョッ ...

その名前で大丈夫ですか rw+2,453-0204

同僚の田村さんから、ある飲み会の帰り道にぽつりと打ち明けられた話がある。 冗談めかした口調だったが、笑い話として処理するには、どうにも引っかかる内容だった。奇妙な“名前”の話だ。 田村さんの家には、代 ...

揃う時間 rw+4,147-0208

今でも、あの男の目に焼き付いた《黒》を思い出すと、胃の裏がじくじくと熱を持ち始める。 これは、山奥の古い旅館に泊まったという男性から聞いた話だ。話の筋よりも、途中で何度も言葉を切り、しばらく黙り込む癖 ...

誰も知らないことになっている rw+10,306-0115

彼女の話を聞いたのは、もう何年も前になる。 とある県立高校に通っていたという女性だ。卒業してから長い年月が経っているはずなのに、語る声は今でも妙に慎重で、途中、何度も言葉を選び直していた。まるで、話す ...

ウラギリ者の高さ rw+4,850-0217

子供の頃、祖父母の家に行くと必ず山へ入った。 小屋は俺たちの秘密基地だった。錆びたトタンと歪んだ板で組まれた粗末な建物だが、三人で掃き清め、机と丸椅子を持ち込み、砦のように整えた。猪突猛進のタケシ、慎 ...

挨拶を返した山 rw+3,933-0121

学生時代でも社会人になってからでも、俺には胸を張って言える趣味というものがなかった。 好奇心に突き動かされて何かを始めては、少し齧ったところで満足し、熱が冷めると同時に放り出す。その繰り返しだ。続ける ...

開かれた瞳の奥 r+3,474-3,756

雪が降る日は、決まって呼吸が浅くなる。あれ以来、特にそうだ。 寒気のせいじゃない。肺の奥に、何かが残っている感じがして、無意識に息を浅くしてしまうのだ。まるであのときの空気が、まだどこかに漂っているよ ...

二人分の水 nw+176+0207

今でも、あの水のぬるさだけは、はっきりと思い出せる。 夏の終わりだった。 駅前の雑居ビルの二階に入っている、小さなレストラン。外観は改装されたらしく一見すると新しいが、階段を上がった途端、古い建物特有 ...

申請の呪文 rc+6,245-0121

2025/11/08   -短編, r+, 後味の悪い話
 

北海道の冬は、ただ冷たいだけじゃない。 肌を切る風が、骨の奥まで凍りつかせる。あの寒さを思い出すたび、肺がぎゅっと縮むような錯覚を覚える。 私は妹と二人、古びた集合住宅の二階で暮らしていた。壁紙は黄ば ...

妻から来た一行が怖すぎた rw+8,230-0212

倒産手続きが終わった日、工藤は一年ぶりに深く息を吐いた。 勝ったわけではない。ただ、負けきっただけだった。債権者との交渉、従業員への説明、資産の整理。数字と謝罪に囲まれた日々がようやく終わった。 正直 ...

足りない塊 rw+5,344-0120

これは、友人の友人から聞いた話だ。 二年前の夏。高校三年生だった彼らは、受験勉強に追われる毎日に疲れ果て、最後の夏休みだけは現実から逃げようと、男五人で小旅行を計画した。海や有名な観光地はどこも満室で ...

顔を見ていない rw+4,359

あれは、四歳のころだった。 時間は覚えていない。ただ、夜が完全には明けきらず、朝とも呼べない灰色の薄闇だった。窓の外は墨を流したように暗く、部屋の中も輪郭だけが浮かび上がっている。世界がまだ固まりきっ ...

その部屋、半分しか使えません rw+5,165

大学を出て東京に出てきてから、十年以上が経つ。 そのあいだに二度引っ越した。大した回数ではないが、周囲を見渡せば、ほとんどの友人が一度は部屋を変えている。東京では、住み続けることのほうが珍しい。 酒の ...

『覚』rw+6,181-0217

あれは高知に住んで五年目のある晩のことだった。 夜の空気は妙に澄んでいて、夏の匂いが残っているのに、指先だけが冷えた。友人と居酒屋で軽く飲み、十一時を少し回ったころに別れた。酔いは浅く、記憶ははっきり ...

出なさいと言われた場所 ncrw+206-0120

俺はもともとオカルトが好きで、洒落怖も相当読み込んでいた。 それに職業柄、いわゆる「説明のつかないこと」に遭遇する機会も多い。だから八百万の神という考え方も、信仰というより業界の常識として受け入れてい ...

毎年、会っていたはずの子 rw+2,424-0207

夏になると、父方の田舎で過ごした。 海沿いの小さな村で、家と家の間には畑と空き地しかなく、集落のほとんどが親戚筋だと聞かされていた。両親に連れられて行き、数日すると両親だけが先に東京へ戻り、私と弟は祖 ...

私の名前で死んだ人 rw+2,760-0122

あの家に住んでいた頃、私は自分の名前を呼ばれるのが嫌いになった。 理由ははっきりしている。呼ばれるたびに、少しずつ自分が薄くなっていく気がしたからだ。 水商売の店が用意した寮として借り上げられていた一 ...

十字に裂かれたサドル r+1,899-2,029

交番の前で信号を待つ時の心細さを思い出すと、どうにも胸の内がざらついて落ち着かない。 私はその夜の話を友人から聞いたのだが、彼が語った情景はあまりに生々しく、まるで自分自身が体験したような錯覚に陥る。 ...

牛の森 r+3,314-3,524

俺の地元には「牛の森」と呼ばれる森がある。 なぜそう呼ばれるのか?森の奥から、夜でも昼でも、いつでも牛の鳴き声が聞こえるからだ。 これは噂なんかじゃない。ほんの戯言だと思うかもしれないが、あの森の近く ...

十一時を過ぎてはいけない rw+2,275-0105

あれは高校二年の夏、台風の夜のことだった。 ……いや、正確には、もっと前から始まっていた。 毎晩のように起きていた出来事を、私はただ生活の一部として受け入れてしまっていた。疑問を挟む余地もなく、理由を ...

小屋の中の穴 rw+2,276-0111

2025/11/07   -短編, r+

「小屋の中の穴」の話は、俺の祖父が生きていた頃、夜の布団の中で小声で打ち明けてくれた体験談だ。 祖父は口数の少ない人だったけど、その話をしているときだけは、子供みたいに表情を曇らせ、時折声が震えていた ...

記録できない夢 ncrw+233-0118

夢の話をすると笑われるのが嫌で、ずっと一人で抱えてきた。 子どもの頃から、何度も同じ夢を見る。夢の中では確かに「またこれだ」と分かるのに、目が覚めると内容だけが抜け落ちる。残るのは胸を締めつける喪失感 ...

振り向かなかった夜 rw+6,877-0108

忘れもしない。小学三年の夏休みのことだった。 盆が近づいたある晩、父が母に「明日、連れて行く」と言った。寝る前の居間で、父の声はいつもより低く、母は何も聞き返さず、私の着替えを無言で鞄に詰めていた。 ...

犬喰いの石 r+2,357-2,722

今でも、あの図書館の薄暗い匂いを思い出すと、胸の底に鈍い違和感が蘇る。 十年前、偶然出会った旧友と語らったときのことが、未だに私の心を蝕み続けている。 その日は珍しく空気が澄んでおり、夕方の光が窓から ...

下から見られる rw+2,447-0120

学生時代、古びた民家の縁側で友人からこの話を聞かされた。 真夏だったはずなのに、妙に口の中が乾き、喉の奥がひりついていた。すぐ横には水の入ったポットが置かれていたのに、なぜか手を伸ばす気になれなかった ...

胸に座る女 r+1,724-1,894

2025/11/06   -短編, r+

これは、私自身が経験したことだ。 いまだに夢か現か曖昧な感触のまま、脳裏に焼き付いて離れない出来事である。長く封じていた記憶を、今こうして言葉に変えるのは、きっと自分の心を宥めるためでもあるのだろう。 ...

記憶を借りた宿泊者 rw+2,210-0122

2025/11/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

ある知人から聞いた話を、私は何度も繰り返し思い出している。 正確に言えば、「思い出している」という感覚すら曖昧だ。あの夜の出来事は、最初から自分の記憶だったようにも思えるし、誰かの体験を借りているだけ ...

七匹目 rw+2,159

私が生まれ育った家は、山の斜面を背負う古い日本家屋だった。 土間と畳敷きの広間。かまどのある台所と仏間。十六畳の和室。障子を開ければ縁側、その先に小さな庭があり、数歩で山肌に触れられる距離だった。 十 ...

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2026 All Rights Reserved.