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神は存在する r+6158

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親が熱心に宗教に取り組んでいる家庭環境って、子供に与える影響が深いことがよくあるよな、と改めて思った。

高校時代の同級生の父親が、天○教の幹部だったらしい。彼は父親の強い信仰に反発して、高校卒業後に家を飛び出した。周囲もその父親の熱狂ぶりを知っていたから、家出したことに対して「それが正しい選択だ」と密かに応援していたくらいだ。
でも、半年後に彼と再会したとき、なんと彼は創○学会にどっぷりハマっていたんだ……。この展開には本当に肩を落とした(orz=3)。

今思えば、別に創○じゃなくても良かったのかもしれない。彼にとって大事なのは、特定の宗教ではなく、何かを拠り所にして生きる生活が染みついていたんだろうな。幼少期からの習慣がそうさせたのかもしれない。
さらに後日談として、彼の彼女から「創○はやめて」と頼まれた結果、今度は彼女と一緒に幸○の科学に深くのめり込んでしまったらしい。その後どうなったかは不明だけど、なんとも後味の悪い話だった。

一方、別のケースもある。

うちの親がエホバに熱中していたけど、それが子供の頃から「神はいる」という前提を心に刷り込んでしまったみたいだ。私は中学3年くらいの時に必死で抵抗して、集会に行かない自由を勝ち取った。それ以来、自分は無宗教を貫くつもりで生きてきたけど、完全に「神」を否定できるかと言われると、それはまた別の話だ。

普通の無宗教の人なら「神なんていない」と真っ向から否定できるんだろうけど、私の場合は「神がいようといまいと、私は否定する」という妙な中途半端さが残っている。宗教そのものは嫌いだけど、心の中には「今の神を拒否しているだけで、自分が納得できる神が現れたら信じてしまうかもしれない」という不安がずっとある。

特にエホバでは「神の教えを守らないとハルマゲドンで殺される」と脅され続けて育ったから、「私を焼き殺さない神様が欲しい」という潜在的な願望がどこかに根付いてしまっているんだと思う。

狂信的な宗教から逃げても、別の宗教にすがる人がいるのは、結局「前の神の罰から逃れるために、より強い神の庇護を求めている」のかもしれない。その心理は、元の神を否定しつつも、恐怖心や安心感を求める根本的な部分が変わらないからなんだろうな。

[出典:597 :本当にあった怖い名無し:2005/12/22(木) 05:25:24 ID:fBWx+t1B0]

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