ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

発見 rcw+2,711-0114

突然だが、俺の話をさせてほしい。 小学校二年生のある日、母に激しく叱られた。理由は思い出せない。ただ耳に残っているのは「お前なんかうちの子じゃない」という言葉だ。叫び声のように投げつけられ、胸の奥が冷 ...

一度、受け入れられた nw+223-0114

今でも、あのとき見た深海の青を思い出すと、胸の奥が静かにざわつく。 それは恐怖ではない。だが、安らぎでもない。 もっと厄介な何かだ。 数年前の夏、私は趣味のスキンダイビングで沖に出ていた。酸素ボンベは ...

混ざる声 ncw+379-0114

学生時代に一度だけ、口外すまいと固く決めた出来事がある。 だが年月を経ても胸の底に沈殿したまま、夜になると耳鳴りに紛れて浮かび上がってくる。黙っていれば腐るだけだと、最近になって思うようになった。だか ...

一人じゃねぇ rw+7,479-0114

田舎で家業を継ぎ、農機具の販売と修理をしている。 町内といっても範囲は広く、山奥の集落まで行けば車で四時間近くかかる。修理はたいてい一泊仕事で、終わると決まって言われる。 「今日はもう暗い。泊まってい ...

定刻通りに来ない駅 rw+2,732-0109

京急大師線に乗っていた日のことだ。 あれが現実だったのか、それとも眠気に引きずられて見た夢だったのか、今でも自分では判断がつかない。判断できないまま、あの時間だけが記憶の底に沈まず残っている。 午前中 ...

魚屋の裏口 r+2,393

平成の始め頃、俺はまだ小学一年生で、街の隅っこみたいなローカルな場所に住んでいた。 親父はスーパーの鮮魚店で働いていた。個人経営というには規模が大きくて、八百屋や肉屋なんかと一緒に、昔ながらの威勢のい ...

的場浩司のテンシンキアクリョウキョウ/聞いちゃいけない歴史的都市伝説 r+4,745

2025/10/17   -短編, r+, 都市伝説

これは、テレビ番組『やりすぎ都市伝説』で紹介されたエピソードをもとにした話だ。奇妙な伝承の数々が語られる中でも、この話は特に不気味で、人々の記憶に焼き付いているらしい。 第二次世界大戦中のある日、疲れ ...

失われた海辺の町 r+2,380

俺には、どうしても腑に落ちない記憶がある。 幼い頃の断片で、消そうとしても消えず、むしろ年を重ねるほど鮮明になっていく記憶だ。 小さな海辺の町で生まれ育った、という確信めいた感覚。そこでは、砂浜に松の ...

休日のオフィス r+2,405

ここに書き込むのは初めてなんだけど、ずっと胸の奥に引っかかっていることがある。 誰にも話せない。けれど吐き出さないと、頭の中で腐っていきそうで、どうにもやりきれない。だからこれは俺の記録だ。読み終わっ ...

祖父のこと n+

今でもあの夜の玄関に立ち尽くした影を思い出すと、心臓の奥がひやりと冷える。 私は祖父のことが人一倍好きだった。背が高く、腹の出た体格をしていながら、眼差しは穏やかで、滅多に多くを語らなかった。しかし黙 ...

聞こえる部屋 rw+474-0120

平成の始め、高校一年の夏休みを前にして、父の会社が潰れた。 床が抜けた、という比喩は正確じゃない。音もなく、気づいたら立っている場所がなかった。担任に頭を下げ、夕方から弁当工場で働き始めた。昼は授業、 ...

天窓の向こう rw+2,302-0212

小学生の頃、近所の英語塾に通っていた。 田舎町では少し浮いた存在だった。日英ハーフの先生が、自宅を改装して開いていた塾で、授業はすべて英語。先生は町の大人たちとは雰囲気が違い、髪も瞳も明るく、どこか遠 ...

エルサレムの夜 r+1,552

2025/10/16   -短編, r+

十年以上も昔のことになる。 親戚の伯父と叔母が、観光でエルサレムへ出かけた。ふたりは宗教的な熱心さとは縁遠く、ただ歴史ある土地を見てみたいという気まぐれに近い気持ちでの旅だったらしい。街の中心部ではな ...

いとこの子 nc+

あれは、真夏の午後だった。 陽炎が立つような暑さのなか、畳の匂いと蝉の声に包まれた縁側で、俺はぼんやりと座っていた。足元には、幼い子どもが一人。いとこの子――まだ二歳かそこらの、小さな男の子だった。 ...

帰路を示すもの rcw+6,158-0109

これは、祖母から幾度も聞かされた曽祖父の戦中の体験談である。 けれど私は、それを単なる戦争の記憶として聞いたことが一度もない。耳にするたび、話の底に沈んだ何かが、少しずつ形を変えてこちらを覗き返してく ...

家族の話をやめない人 rw+4,571-0119

これは、俺の職場での話だ。 先輩のことを思い出すと、今でも喉の奥がひやりと冷える。尊敬できる人だ。仕事は正確で、無理をしない。派手さはないが、最後まで投げ出さない。その積み重ねで、社内外から信頼を集め ...

ドッペルゲンガーの食卓 r+2,458

高校生の頃に体験した話をする。 今でもあれが何だったのか、うまく説明できない。 その日の放課後も、部活に入っていなかった俺はいつものように六時半ごろに家へ帰り着いた。門を開け、玄関を開けると、台所から ...

渡れない道 r+1,536

叔母からずいぶん前に聞かされた話だ。 なぜか折に触れて思い出してしまう。ふと夜道を歩いている時とか、車が横断歩道で減速する瞬間とか、そういう時に。誰かに話してしまえば薄まると聞いた。だから今、こうして ...

止まった時計の部屋 n+

この話を思い出すと、耳の奥で時を刻むような音が鳴る。 乾いたカチリという響きが、心臓の鼓動と重なってはずれる。その違和感に、いまだに身体が震えるのだ。 あれは放課後の帰り道だった。薄曇りの空に電線が網 ...

濡れない来客 rw+8,742-0123

父親の顔を一度も見たことがない。 物心ついた頃から、家には母と私しかいなかった。 母は明るい人だった。近所づきあいもそつなくこなし、多少のトラブルでは動じない。子どもの頃の私は、母がいれば大抵のことは ...

封印の二打 rw+4,683-0216

関西の港で働いていたのは、今から十三年ほど前のことだ。 まともな職に就けず、日雇いに近い形でコンテナの荷降ろしをしていた。 海を渡ってくる鉄の箱。外側は無機質な塊だが、中身は国も言葉も違う土地の気配を ...

温泉宿で聞いた一言が、三年追いかけてくる話 rw+4,639-0211

三年前のことを、いまでもはっきり覚えている。 あれは、妻と三歳になる長男を連れて、温泉宿へ一泊した時のことだ。仕事の疲れを癒やすための、ごくありふれた家族旅行だった。 夕食前に大浴場で汗を流し、のぼせ ...

三か月ごとの石 rw+1,310

大学生の頃、駅前のファーストフード店で深夜バイトをしていた。 油と洗剤の匂いにまみれた時間のなかで、ひとりだけ妙な働き方をする先輩がいた。三か月働いて三か月休む。それを何度も繰り返す。リーダーからは露 ...

赤い頭のスーツ男 n+

友人の川崎が、煙草の火を三本目に移す頃、ぽつりとこんなことを言った。 「トマト、好きか?」 俺が答えるより早く、彼は続けた。「……火を通せば、まあ、大丈夫なんだ。でもな、生で食うのは、もう無理だ」 そ ...

何もしないから rw+20,360-0109

夜勤明けで、旧犬鳴トンネルの前に立ったのは、偶然だったと最初は思っていた。 道路管理課に配属されて三年目。老朽化した林道とトンネルの封鎖状況を確認する、ありふれた業務の一環だ。地図にもほとんど載らない ...

六体半のお稲荷 r+3,924

卒業まで、もう数えるほどの日しか残っていなかった頃のことだ。 学年主任の皆藤先生が、ぽつりと口にした「この中学校の怖い話」を、いまだに忘れることができない。 あのとき教室にいた同級生の顔を思い出すと、 ...

【意味がわかると怖い話】景色に隠されたメッセージ~あなたはこの暗号を解読できるか!?r+3,500

【ゆっくり怪談】景色に隠されたメッセージ~あなたはこの暗号を解読できるか!? こんな話を聞いた。 友人と二人でバイク旅行に出る予定をたてたのだが、運が悪いことに直前に盲腸になり、入院してしまった。 「 ...

名前だけが残った家 rw+3,628-0109

【意味がわかると怖い話】ロアニの家【解説付き♪】 子供の頃、家から歩いて十五分ほどの川沿いに、誰も住んでいない古い家があった。 今思えば、あれを廃墟と呼ぶのは少し違う。崩れ落ちるほどではなく、屋根も壁 ...

十年越しの遅刻 r+3,459

十二年ほど前から工事屋をやっている。 独立したての頃は右も左も分からず、人を集めるのに苦労した。そんな折、ある職人を呼んでいたのだが、そいつが当日になって姿を消した。朝、待っても来ない。電話をしても繋 ...

片づけてしまった夜 nw+393-0123

その晩、私は一人で酒を飲んでいた。 仕事が一段落し、特別な理由もなく、ただ缶を開けただけだった。冬の終わりで、部屋は乾いていた。換気のつもりで、寝る前に少しだけ窓を開けていたのを覚えている。 風が入っ ...

郵便受けの女 rw+6,884

二週間前に今の部屋へ移った。 鍵も新しく、郵便受けも内側からしか触れない構造だ。深夜三時を過ぎても、何の音もしない。静かすぎるほどだ。だが静寂は安心にはならない。前の部屋で起きたことが、まだ身体のどこ ...

震える文字は誰のものか rw+1,737

東京・品川に、今も営業を続けている古いビジネスホテルがある。 昭和四十二年十月十六日の夜明け、その二階奥の二〇八号室に清掃係が入った。白い浴衣の帯が鴨居から垂れ、その先で女が揺れていた。室蘭から来てい ...

黒い袋 r+5,820

心の整理がついてきたから、こうして文字にしている。 俺には二人の大切な友達がいた。原田と大場。小学校からの付き合いで、社会人になってからも三人でよく酒を飲んでいた。去年のちょうど今頃も、同じように集ま ...

取ってはいけない予約 rw+4,540-0120

京都の三条にある飲み屋で聞いた話だ。 語ってくれたのは、三十代半ばの男だった。勤め先の同期会で幹事を任され、店の手配から連絡まで一手に引き受けたという。話し方は落ち着いていて、怪談を面白がって盛るよう ...

匂いを嗅ぐ女 rc+11,713-0105

2025/10/11   -短編, r+, 怪談
 

これは、実際に自分が体験したことだ。 今でも鮮明に思い出せるが、同時に思い出したくない夜でもある。 鶯谷という街をご存じだろうか。山手線の駅のひとつだが、観光客で賑わうわけでもなく、ビジネスマンで混雑 ...

煙の向こうにいた人 r+4,549

俺の実家は沖縄の、とある海辺の町にある。 観光客が必ず足を運ぶ大きな水族館があって、その周囲は広大な公園として整備されている。地元の人間にとっては、遠足や家族の休日に必ず一度は訪れるような場所だ。 子 ...

赤い輪の記憶 r+2,935

小学校一年の頃だった。 場所はモスクワ。父の仕事の都合で一家ごと移り住んでいたのだが、週末になると補習のような形で、現地の日本語学校へ通っていた。校舎は古く、夏でも薄暗い灰色の光が廊下に差し込んでいて ...

存在そのものが癇に障る rw+2,919-0211

生まれてからずっと、ひとつだけ説明のつかない体質を背負っている。 自分では何もしていないのに、なぜか人を激怒させてしまう。 最初に異常に気づいたのは幼い頃だ。親戚が集まる席で、ただ黙って座っていただけ ...

戻ってきた側 rw+2,090-0217

昨日のことだ。 冬の夕暮れ、久しぶりに実家へ立ち寄った。玄関の引き戸を開けた瞬間、埃と灯油の匂いが混じった懐かしい空気がまとわりつく。両親は不在で、家の中は異様に静かだった。冷蔵庫の低いうなりと、壁掛 ...

声は内側から来る nw+526

2025/10/10   -短編, 事故・事件, n+2025

あの日のことを思い出すと、今でも胸の奥が詰まる。 息を吸おうとしても、途中で止められるような感覚になる。 二〇一五年の十月末、同じフリースクールに通っていた少年が死んだ。 新聞では「自殺の可能性」と簡 ...

オレンジ色の悲鳴 r+2,030

小学五年のときのことを、ふと思い出す。 きっかけは、アマゾンプライムで探偵ナイトスクープの昔の回を観たからだ。四つ葉のクローバーの声が聞こえるという少女が出てきていて、妙に懐かしい感覚に襲われた。自分 ...

おい、小池、まだ隣にいる n+

中学の同級生に会ったのは、二〇年ほど前の同窓会だった。 名前はここでは伏せるけれど、彼は妙に痩せて、背広もぶかぶかで、顔色は灰色に沈んでいた。酒も進まず、ぽつりぽつりと話すばかりだった。帰り際に呼び止 ...

写り込んだ未来の屍体 rc+4,328-0122

宮城県の八木山橋って知ってるだろ。 自殺の名所としては割と有名で、地元じゃ洒落にならないくらいの数が飛び降りてるって噂がある。 ただ、俺にとってはあの橋の下に広がる竜ノ口渓谷の方がずっと魅力的だったん ...

水底の鏡に映る未来 r+1.858

あれは、もう何年も前のことだ。 思い出すたびに胸の奥がひやりとし、同時に奇妙な温もりが指先に残る。 当時、私は金属加工の小さな工場を経営していた。機械の油と鉄粉の匂いに包まれた職場。旋盤の音は一日中鳴 ...

コーイチ君からの伝言 n+

あの夜を境に、俺は知らない番号からの着信にいまだ怯えている。 長い話になるが、これは俺の身に確かに起きた出来事だ。落ちもなく、理屈もつかない。ただ気味が悪くて、どうにも忘れられない。 当時十九歳。俺は ...

納屋の口 r+7,654

二十年以上前のことになる。 今でもはっきりと覚えているのに、夢の中の出来事みたいに、記憶の輪郭がぐにゃりと歪んでいる。 私の実家は、山に抱かれるようにして建つ古い集落の外れにあった。舗装の途切れる細道 ...

増えちゃいましたね rw+3,217-0212

2025/10/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

あの出来事を、ずっと誰にも話せなかった。 話せば軽くなると思っていたのに、逆に重くなる気がして、口を閉ざしてきた。けれど最近、どうしても一つだけ確かめたいことがある。だから書く。 あのコンビニは、今年 ...

送り番の夜 rw+2,266

子どもの頃、ひい爺さんからよく昔話を聞かされた。 山奥の村で育った人だった。焚き火の明かりに照らされると、壁に映る影が妙に大きくなった。声よりも、その影の動きのほうが記憶に残っている。 ある夜、爺さん ...

おーい〇〇さん! n+

中学の同級生のことを、私は一度も思い出したことがなかった。 名前も、顔も、声すらも。けれど十三年後の梅田で、まるで忘れるはずのない親友のように声をかけられたのだ。 「おーい〇〇さん!」 最初に呼ばれた ...

助ける側 rw+8,490-0110

これは、俺が大学生だった頃の話だ。 人には、理由を説明できないまま「行きたくない」と感じてしまう場所がある。危険だと学習したわけでもなく、嫌な記憶があるわけでもない。ただ、そこへ足を向けた瞬間、身体の ...

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2026 All Rights Reserved.