私は子供の頃、柔道を習っていました。
858 :本当にあった怖い名無し:2010/08/01(日) 03:23:54 ID:yijrwGOi0
日本代表になった人もたまに指導に来るような道場で、それなりにレベルは高かったと思います。
そこにたまに来ていた、当時十代半ばの小柄な人が、メチャメチャ強かった。
80㎏ちょっとある現役日本代表選手を、簡単に投げてしまう。
その人は60㎏に足らないくらい。
聞けば家が古い柔術を伝えていたらしく、物心つく前からやっていたらしい。
柔道場には自分のやってきた柔術の確認(?)のために来ていただけで、2年で飽きて来なくなりました。
大学は某日本最高の国立大学へ進んで、今は会社を設立しています。
いや何が不可解って、今でもてんで柔道の弱い私にとって、その(小柄な)体格、その若さでそこまで強くなれるのが不可解。
しかも特に運動能力の高くない人だっただけに・・・・
859 :本当にあった怖い名無し:2010/08/01(日) 03:39:14 ID:L5T8SiaQ0
その気になればゴールドメダリストだが、基礎練かったるいし、興味ないってか。
それ なんて漫画のキャラ?
860 :本当にあった怖い名無し:2010/08/01(日) 04:36:07 ID:zvmRCKRn0
相手の動きを先読みできれば、近接戦闘は強いと思う。
なんかノウハウがあるんじゃないかな。
887 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 02:56:57 ID:j8JIjHXW0
>>859
漫画のキャラは大概美青年に描かれるけど、その人はオッサンみたいな外見でした。
書いてて気づいたけど、そう言えば途中で「高校合格した」なんて話が道場で出てるの聞いたから、青年と言うより、少年に近いものがあったんですね・・・・
私が子供だったから、青年ってイメージ懐いてた。
>>860
柔道って何だかんだ言って力比べなんです。
当時『世界一の背負い投げ』と言われた選手がいて、しかしその人もパワー&スピードでした。
道場に来てた80㎏ちょいの日本代表選手が、その世界一氏のライバルで、(氏の)実像をよく話してくれました。
・・・・なんですが、ここで話した十代半ばの小柄な人は、ホントに全然力ずくでなく、速くもないんです。
「実は凄腕のゲーマーで動体視力が半端ない」という事もなく、ゲームや色々やってるの見ても、動体視力や反射神経普通でした。
なのに、タイミング合わせるのメチャ巧い。
相手はつまずいて偶然転んだだけと、必ず勘違いしていた様子。
しかし、それが何本も十何本も続く状態。
誰も気づいていないノウハウやコツがあるとしたら、それが何なのか、私には不可解で・・・・
888 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 03:17:14 ID:TTkcyVMp0
>>887
いちおう全国大会に出たくらいはやってたけど、柔道は力比べだけじゃないぞー。(力比べの人もいるが)
経験者だから言われるまでもないだろうけど、立ち技は崩しの技術。
相手の重心をいかに崩すかがキモ。
サッカーやバスケのフェイントみたいに視線を振ったり、一瞬ステップを入れたり、言わば手品のように、集中を他にずらす心理戦もある。
もちろんお互い組み合ってるわけだから、八方向プラス上下にに押す、引くが加わり、連続技の組み立てとタイミングが入ってくる。
そのいずれかが異常に秀でてたんじゃないかな。
人間の心理の間隙を見逃さないのか、虚を突くのがうまいのか、重心のバランスが見えるのか、もしくはそのすべてか。
にしても、代表レベルの人間がきれいに投げられて、つまづいたとは考えないだろう。
ましてや何十回も投げられりゃなおの事。
889 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 03:32:16 ID:j8JIjHXW0
>>888
なるほど、異常に秀でてた・・・・
それでも日本代表や金メダリストも、『読み』とかその他が、それこそ異常に秀でているハズですよね。
なのにそのレベルの大人たちが、手もなくヒネられる。
その人を見たのは、その人が中3高1の2年間だけですが、その年齢でってのが、今考えてもありえない・・・・
『つまずいて偶然転んだ(と勘違いしていた様子)』と書いたのは、大雑把に解かりやすく表現したものでした。
日本代表ともなれば、日本トップクラスの選手たち大勢と顔見知りなのに、「オレがたまに指導に行く道場にスゲー中学生がいるんだぜ」と、どうして連れてきたりしなかったのか?
今でもその(元)日本代表選手とは会うけど、その小柄な人の事は憶えていて、認めつつ首をひねっている、その微妙さを表現しました。
890 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 03:36:22 ID:aSuYQHMCP
合気道や合気柔術系統の心得のある人なんじゃないかな。
真下にストンと崩す感じの崩しというか、体捌き、事前作りがタネだろうね。
そういうのが出来て大会に出てないのなら、実家か親戚が柔術(古武術)やってて、そこが連盟に未加入というケースだろう。
そういう人には連盟は段位を発行しないので、大会に出ることができなくなるんですね。
自分の知ってる人でもいたよ。(ここまで極端じゃないが)
891 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 03:51:56 ID:j8JIjHXW0
>>890
おォッ、知ってる人にもいましたか。
是非ここで話して下さいませ。
・・・・私の知ってた人は、>>858にも書いた通り、実家が柔術(古武術)の道場でした。
柔道場(私のたまたまいた)に2年間通ってきていたので、一応柔道の黒帯も取得し、その時の審査試合に出た事ならありました。
892 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 04:05:24 ID:TTkcyVMp0
>>889
結果を信じるとすると、それを超えるくらいの異常さだったってことだろうなあ。
ただ、合気道や伝統柔術だからといって、それほどまでに崩しが通用するとは思えない。
自分も合気道の人と稽古したことがあるけど、そんな魔法使いみたいなことはできないよ。
代表選手なら柔道をさせてもらえないってのも考えられないし、やっぱり流派云々じゃなくて、エニグマスレらしく、その人の特異な能力だったんじゃなかろうか。
むしろその代表選手の、認めつつも首をひねってた部分がすごく知りたい。
なんで誰もスカウトしなかったのか、その選手はその実力をどう受け取っていたのか。
しかし、現象だけじゃなく、こういう謎な人の話もおもしろいね。
895 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 06:00:18 ID:qkfpzPD00
>>858
>しかも特に運動能力の高くない人だっただけに・・・・
ジャンプも長短距離走も懸垂も球技もダメとかか?
900 :本当にあった怖い名無し:2010/08/02(月) 17:43:12 ID:vFuxPZS/0
武道はたまにそういう変な人がいるな。
格闘技じゃないから比較にはならないけど、昔、弓道やってたとき、道場にきていたおっさんがそんな感じだった。
いわゆる曲射ちが得意で、目を閉じたままとか、横射ちとか、変な射方ばっかりしていて、それが目茶目茶当たる。
その道場じゃ月に一回、記録会みたいなのを開いていて、その記録カテゴリに、百射して何中当たるかっていうのがあったんだけど、たまにそれに参加すると、九割近い的中率を出してた。
七段、八段クラスの『当てる』だけなら最強って言われる人たちでも、集中力が続かなくて後半ダレるんで、平均すると六割前後で終始するのに、(七割で普通なら神の領域w)
その人はそれがない。
いつもニヤニヤしながら、いい加減な射でビシバシ当てるんで、正直周囲の評判は悪かったけど、当たるか当たらないかだけなら、その人に敵う者はいなかった。
射形気にしなきゃ、いくらでも当たるだろって突っ込みは当時もあったけど、だったら、どんな射をすればあれだけ当たるのか、っていう理論立ては誰もできなかった。
ま、所詮は、当て重視の射形無視、礼節も射法八節の意味も知らないっていう人だったから、試合にも出してもらえなかったし、段位も二段止まりだったけどね。
924 :本当にあった怖い名無し:2010/08/03(火) 18:11:35 ID:qRAfMhNB0
>>892
亀ですみません、仕事が忙しくて・・・・
以下は少し専門用語も入るので、柔道に興味ない人は読み飛ばして下さいませ。
その(小柄な十代半ばの)人は、柔道で言う大腰が得意でした。
その人のやってた柔術での(大腰の)呼び名はあったけど、何て言ったか忘れた。
相手の背負いや内股をかわして、大腰一閃。
ほとんど全部それでした。
道場に来てた日本代表選手が批判していたのは、その小柄な人が『待ち』の柔道だったからでした。
こっちが攻めないとやられないんじゃないか、大体目上の相手へ待ちの柔道は失礼だろ、デカい相手にはかからないんじゃね?それを自覚してるから試合に出ないんだろ、などなど・・・・
批判は的を射ている部分もあったと思います。
しかし実際には、県で3位の130㎏の高校生が練習に来ても、大腰でほうっていました。
たかだか県で3位の高校生、たいした事ないんではとも思うでしょう。
それもそうなんですが、県内でその選手にポイントをとって勝てる高校生は、いなかったほどでした。
なのにその130㎏をバシバシ投げる・・・・
投げも『転がす』という感じではなく、(大腰で)もろにブン投げていたんですよね。
スカウトは、道場に来ていた日本代表選手の出身大学の先輩(この人も元重量級の強化選手で当時は29くらい)が、一度、来た事がありました。
でもその小柄な人、年上へ対してはやたらと不遜で、せっかく来てくれた↑の人を足払いでこかしまくるし、酒は平気で飲む(しかも大人の見てる前で)、相談中に立ち上がって同世代と遊びだす。
そんな態度だから怒らせてしまい、「あいつは結局、自分が負けるのイヤなんじゃねえか」などなどと、ずっと後年まで(↑の人に)言われてました。
・・・・でも、年上へ対する態度とは正反対に、当時の私のような子供にも、敬語を使う人だったんですよね。
いっぱしの大人のように扱ってくれて、それが実は(その人の)技以上に、子供心にも衝撃を受けたものでした。
925 :本当にあった怖い名無し:2010/08/03(火) 18:14:53 ID:qRAfMhNB0
>>895
目立って鈍いというわけでもないですが、特に秀でた運動能力はなかったです。
道場でキャッチボールぐらいやりました、でも「あァこの人巧くないな」って・・・・
一緒に走ったりゲームやっても、だいたい同じ感想でした。
実際学校の体育も、中学高校『3』だったらしいです。(5段階評価)
・・・・ただ、その人の名字とやってる古武術名を憶えてたから、それからずっと経って、私が大学生の時に調べてみたら、日本の武道、剣術史では、メチャメチャ名家でした。
家系の何代目かの人は、宮本武蔵が対戦を避けたと書いてあったw
私は子孫を見ていただけに、なるほど、武蔵ほど闘いに敏い人なら、安全じゃない相手と判断したのも、思わず肯けてしまいました。
>>900
絶妙に似ています。
こういう人って、既存の(年上の?)権力におもねない、でも年下たとえば子供とかにはスゲー優しい。
なんかそういう風なんですよね・・・・
最も不可解なのは、このパーソナリティーかも知れないです。