ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

外でお弁当 n+

「今日は外で食え」 その一言が、すべてのきっかけだった。 あの日は、十一月にしてはずいぶんと暖かく、昼前から陽が射し込んでいた。いつもなら社内の食堂や自席で弁当を広げるのが常だけれど、社長が突然、「今 ...

配達先は、もうない rc+17,481-0105

2025/07/23   -短編, r+, 怪談
 

大学時代、俺は小さな定食屋で出前のバイトをしていた。 谷古田屋って名前の、老夫婦がやってる店で、本格的なデリバリーというよりは「気が向いたらやってます」くらいのユルさだった。調理以外の仕事――電話応対 ...

☆屋 r+3,587

あれが夢だったのか、それとも現実だったのか。 いまだによく分からない。ただひとつ確かなのは、あの店はもう、地図のどこにも載っていない。 ☆ 私の故郷には、不思議な玩具屋があった。「☆屋」と呼ばれていた ...

戻ったのは何だったか rw+5,684-0115

二〇〇五年の夏、俺は底なしの暗闇に沈んでいた。 仕事は終わりが見えず、深夜を過ぎても書類に埋もれていた。手が震え、文字が滲み、何を書いているのか自分でも分からなくなる夜が続いた。帰り道、信号を見落とし ...

妹の手紙 r+4,849

小学校四年生の時の話。 あの頃の空気って、なんというか、どこか濁っていて、言葉にできない不安みたいなものがいつも教室に満ちていた。今でも、七月の湿気が混じった空気を吸うと、あの日々を思い出す。 万里ち ...

幸せになれましたか rw+8,026-0109

学生時代、まだ日々の現実がどこか仮のように思えていた頃の話だ。 秋も深まり、講義帰りの道すがら、冷えた風に肩をすぼめるようになっていたある日、不動産屋から一本の電話が入った。俺が住んでいたアパートが二 ...

見てはいけないドア r+3,258

幼稚園の年長だった。 ある晩、眠っていたところを母に揺り起こされた。囁くような声で「着替えて」と言われ、そのまま車に乗せられた。夜の道を走る車の窓に、家々の明かりが流れていく。けれど、しばらくすると、 ...

そこにいる女 rw+8,585-0208

新世紀を迎えたばかりの頃、空はまだどこか無表情だった。 俺は神戸の大倉山にある、築年数の古いワンルームマンションに住んでいた。 不動産屋は余計なことを言わなかったが、契約の最後にだけ「前の方、ちょっと ...

三枚目の葉 rw+5,110-0116

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに聞いた話だ。 同僚の祖父は、戦時中、南方に派遣された軍医だった。専門は皮膚科だったが、終戦が近づくにつれ、検視や死体処理まで任されるようになったという。戦後も警察に ...

ヤンチュの呪い~イマジョ伝説 r+10,981

大学時代、同じゼミに奄美大島出身の男がいた。 物静かで、あまり地元のことを話したがらないやつだったが、ゼミ合宿で深夜に酒を飲んでいた時、ふと思い出して「イマジョって知ってる?」と水を向けてみた。 首を ...

白帯の通り道 rw+3,000

白く潰れた草 中学時代の友人と久しぶりに顔を合わせた席で、その男だけが妙に酒を減らさなかった。酔えば軽くなるはずの話を、酔わずに抱えているように見えた。 高校三年の夏、六人で海沿いのコテージに泊まった ...

固定電話の声 rcw+11,501-0109

兄の十三回忌の準備で実家に戻ったのは、十月の半ばだった。 朝晩の空気はすでに冷たく、駅前の街路樹がまだらに赤く色づき始めていた。帰省のたびに感じる、土地の匂いがしない町だった。私たちは長く一箇所に留ま ...

記録されないもの rw+4,884-0114

文化人類学の講義に出ていた先輩から聞いた話だ。 中部地方にある大学の民俗学研究室で、憑き物筋をテーマにしたフィールドワークが行われた。指導教官はその分野では名の知れた教授で、過去にも何度か調査報告を学 ...

アフンチャロエクの窓 r+4,594

高校を卒業するまで住んでいた町の外れに、例の白い二階建てがあった。 今では「幽霊屋敷」と呼ばれている、あの家だ。庭は広く、建物も立派で、外から見る分にはなぜそこが空き家なのか不思議だった。だが俺は知っ ...

サイ〇〇サマの家 r+3,284

昔話じゃない。信じてもらえなくてもいい。でも、これだけはどうしても書き残しておきたい。 これは俺のじいちゃんの話であり――そして、少しだけ、俺自身の話でもある。 じいちゃんは山が好きだった。いや、好き ...

登ってくる足跡 rw+4,425-0114

現役のアメリカ海兵隊士官から聞いた話だ。 酒が入った夜だった。場が緩み、誰かが硫黄島の話題を出したとき、その士官は少し黙ってから、低い声で言った。 「あれは……本当に、おかしい夜だった」 太平洋戦争末 ...

目を合わせてはいけない常連 rw+7,295-0127

某チェーンの居酒屋でバイトしていたのは、もう何年前になるのか。 少し前のことのようにも、ずいぶん昔の出来事のようにも感じる。はっきりしているのは、あの店の匂いと音と、そして一人の男の目だけは、今も曖昧 ...

午前二時、すべての時計が止まる r+3,431

忘れもしない、あれは大学三年の夏のことだった。 学業なんて上の空で、いくつかのバイトを掛け持ちしては小銭を稼ぎ、そのほとんどを酒に換えていた頃。学校の近くにあった居酒屋でのバイトは、同じ大学の連中が多 ...

封じ箱 rc+4,506-0121

俺が中学三年の春、祖父が死んだ。 胃癌だったと聞いたが、医者の口調も親の反応も曖昧で、真相はよく分からなかった。 初孫ということで、俺はとても可愛がられた。小さい頃は祖父の膝に座りながら、本を読んでも ...

天明大飢饉の凄惨な記録 #6,348

【ゆっくり怪談】天明大飢饉の凄惨な記録 ウチの地域(山間部)で実際に起きた歴史。 1783~1784年。世に名高い「天明の大飢饉」があった。 我が南部藩でも沢山の人間が死んだ。 南部藩がまとめた『南部 ...

善意の頁 rw+9,916-0115

私の名は伊部千恵子。 県内の総合病院に勤務して十年になる。急性期病棟は常に慌ただしく、患者は入れ替わり、判断は早さを求められる。それでも仕事に誇りはあった。誰かの役に立っているという実感だけは、確かに ...

俺が車中泊をやめた理由 r+30,114

車中泊って、他人にはなかなか理解されない趣味だと思う。 週末や連休前、特に予定もない夜なんか、ただふらっと車を走らせて、静かな場所を見つけては車の中で寝る。泊まる場所を決めてない気ままな移動、それ自体 ...

付き合ってた彼は七年前に死んでた rw+3,367-0203

あの人の声が、今でも耳の奥に残っている。 「俺を裏切った元カノはみんな不幸になってるんだ」 そう言って、彼は笑った。冗談めいた調子だったが、目だけが妙に乾いていた。 「前の前の彼女は、母親が死んだ。そ ...

見ていただけ rw+5,243-0127

私があの中学に入ったのは、親の見栄のためだった。 地元の公立に行けば、友達もいたし、顔と名前が一致する世界でそのまま成長できたはずだ。それを、母は嫌った。「親戚にこれ以上バカにされるのは耐えられない」 ...

見つめる女 r+4,077

あれはもう数年前のこと。関西に住む彼女と遠距離恋愛をしていて、三連休を使って会いに行こうと、知人から車を借りた。 東京から出発したのは、夜の十一時をまわったころだった。 仕事を終えたばかりで体はクタク ...

死ぬべきだった日 rw+1,709-0211

隣に住む奥さんが言ってくれたの。 「うちは賑やかすぎるくらいだから、たまにはお茶でもどう?」って。 その声はやさしくて、窓越しに見える食卓には、いつも誰かの笑い声が重なっている。でも、あたしには少し眩 ...

ちょっと鬱になるクレヨンしんちゃんのシロの話 #8,757

ちょっと鬱になるクレヨンしんちゃんのシロの話【ゆっくり怪談】 クレヨンしんちゃんの、シロがメインの話は結構後味悪いのが多い 920 :本当にあった怖い名無し:2015/01/18(日) 16:12:5 ...

【意味がわかると怖い話】持統天皇のお気持ち #3,867

【意味がわかると怖い話】持統天皇のお気持ち【ゆっくり朗読】 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 538 :本当にあった怖い名無し:2016/07/22(金)18:34:13.72 ...

『広島新交通システム橋桁落下事故』にまつわる不思議な話 #60,392

広島新交通システム橋桁落下事故 当時建設中であった広島高速交通広島新交通1号線(愛称アストラムライン)の工事現場で、橋桁が落下し、一般人と作業員23人が死傷した。 1991年(平成3年)3月14日午後 ...

村の九割が《いとこ結婚》血族結婚・調査報告書 #7,167

村の九割が《いとこ結婚》血族結婚・調査報告書【ゆっくり朗読】 悪影響なし血族結婚 [出典:昭和16年8月4日付 大阪朝日新聞] 九割が"いとこ結婚" 健康異状なし、五人兄弟従軍の家 血族結婚村報告書 ...

白紙の観察者 rc+7,374-0122

大学に通い出して二年目。 思い描いていたキャンパスライフはどこにもなかった。人と話すのが怖くなって、講義もサボりがちになって、バイトも辞めた。誰かに必要とされていないという感覚が、骨の髄まで沁みてきて ...

火気厳禁の丘 rw+4,356-0119

私は、何度もあの丘を見上げて育った。 町の外れにある、ただの小高い盛り土。畑に囲まれ、道も舗装されていない。季節ごとに草の色が変わるだけで、特別なものは何もないはずだった。 けれど、ある時ふと気づいた ...

誰も拾わなかった視線 rw+8.942-0116

地元に戻ってきてから、あの道を避けて通るようになった。 通勤路としては近道だし、危険な場所でもない。それでも、あそこを通るたびに、胸の奥がじわじわと締めつけられる感覚がある。 国道沿いの林の縁だ。ガー ...

団地清掃記:壁の向こうの静かな狂気 r+9,121

知人の紹介で、裁判所関係の清掃バイトを始めたのは、大学三年の春だった。 大学に慣れてきた頃、就活の資金も兼ねて、割のいい日雇いがあると聞かされて、詳しい内容も聞かずに引き受けた。 初日、指定された場所 ...

刀にまつわる怖い話 #+4,789

怖い話ではないと思うが、現在進行形で起こってる話。 720 刀 2006/12/22(金) 12:38:16 ID:E6ar14uE0 文才もないんで事実だけを並べてくよ。 俺は今、一九歳で二回生に上 ...

なんも聞いてないな rw+4,123-0122

猫だけは殺すな【ゆっくり朗読】 2006年の夏、高知県香南市赤岡町を訪れた。 目的は二つあった。一つは夜の闇の中、ろうそくの火だけで絵を見るという「絵金祭り」を自分の目で確かめること。もう一つは、赤岡 ...

欠番の客室 rw+4,355-0109

都内のあのホテル。名前を聞けば誰でも知っている。 上品な内装に、行き届いた接客。格式だけが静かに積み重なったような場所だ。 母方の伯母と祖母が、そこに泊まる予定だった。二週間前から予約していたという話 ...

白いスーツとブーケの影 r+6,901

会社勤めをしていた頃、二十歳そこそこの私は、どこにでもいる普通の事務員だった。 外壁の修復工事で会社に出入りしていた男、市川と出会ったのは、その年の初夏だったか。日焼けした肌にヘルメット、無精髭をたく ...

姿鏡 r+4,541

帰り道、あの日と同じように湿った風が髪を撫でていた。 週末の夜、終電を逃すほどではないにせよ、遅い時間の帰宅だった。会社の最寄り駅を降りてからの道は、静かすぎて、イヤホンを片耳だけ外して歩く癖がついた ...

足元の庁舎 rw+3,783-0209

あの靭帯を切った日から、左足だけが他人のものみたいに冷たい。 痛みはない。動かそうと思えば動く。けれど、足首の奥に、何か余計なものが入り込んでいる感じが消えない。骨と骨の隙間に、指を差し込まれているよ ...

空いた座布団(読者参加型リライトコンテンツ) rw+1,860-0120

あれは一九九六年の六月下旬、梅雨の湿気が肌にまとわりつく夜だった。 俺はリフォーム会社の営業で、取引先である田中さんの自宅を訪れていた。田中さんは五十代半ばの男性で、郊外に建つメゾネットタイプの集合住 ...

生者の葬列 r+7,454

夜、薄闇を裂くようにして蛍光灯の明かりが街を汚していた。 寝付けず、喉も渇いて、近所のコンビニに向かった。午前二時過ぎ。車も人もまばらで、アスファルトの冷たさが靴底から伝わってくる。 交差点の角を曲が ...

不法侵入に対する正当防衛は、法的に幽霊や化物の存在を、暗黙のうちに前提にしている件 r+4,825

先日、親戚の葬式があった。 421 名前:あなたのうしろに名無しさんが…… 投稿日:2003/04/29 15:53 そこで、検事をやってる叔父と久しぶりに会った。 通夜の席で叔父と二人で酒を飲んでい ...

二つ枕の儀 r+6,927

地元は山の奥にある集落だった。 舗装の剥げた一車線の山道を登った先にある、小さな盆地のような場所で、いまではもう、墓石と崩れかけた蔵が残るだけだ。 中学を出てすぐ県外の高校に進学し、そのまま地元から離 ...

子どもたちは、風の中からやってきた r+3,487

職場の休憩室で、何気ない流れから自分の過去の話をすることになった。 子どもの話。ちょっと不思議で、でも妙に納得がいく話たち。いま思い返せば、あれは「始まり」だったのかもしれない。 私は四十代の女性で、 ...

いのーこの夜 r+3,584

大学を出てからの話だ。 俺は田舎を離れ、大阪で就職した。慣れない仕事に追われ、最初のうちは休みもままならなかった。両親は「無理するな」と言ってくれたので、それを言い訳にして、結局五年も帰省しなかった。 ...

表示されない階 rcw+4,594-0206

2025/07/06   -短編, r+, ほんのり怖い話

あれは十年以上前のことだ。 俺がエレベーターの保守点検をしていた頃、都内の繁華街にある八階建ての雑居ビルでの作業だった。駅前で人通りも多く、昼夜を問わず人が出入りする建物だ。受付で管理人に声をかけ、各 ...

石の名は r+4,334

盲目の住職、無庵和尚に随行し、恐山を訪れたのは、もう十年以上も前のことになる。 あの旅の後、夢の中であの声がする。名前を呼ぶのだ。……あの石に刻まれていた、あの女の、声で。 当時、私はまだ住職の卵で、 ...

まだ数えている rw+9,454-0206

職場の飲み会の席で、上司がぽつりと語り始めた。もう十年以上前の話だという。 当時、地方に新設された工場の事務所に配属され、山間の町外れにある施設で、夜遅くまでひとり仕事をする日が続いていた。残業明けの ...

濁流の奥に立つもの r+4,408

小学生の頃、うちに叔父が転がり込んできた。 父の弟にあたる人で、工場の職を失い、家賃を払えずアパートを追われた挙げ句、行く当てもなくなったらしい。しょぼくれたスウェットの上下、ぺったんこのサンダル、伸 ...

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