ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「短編」 一覧

R山の丘 rw+2,112-0215

Mとは、小一の頃からのつきあいだった。 頭は良かった。けれど身体はひょろく、動きも鈍かった。授業中に漏らしたことが何度もあった。みかん畑で野糞をして、葉で尻を拭いたという噂が広まった時、誰かがそれを歌 ...

最初から割れていた nw+

あの夏の出来事は、友人から聞いた怪談ではない。私自身が関わり、最後まで責任を引き受けた話だ。 実家の町は、電車が一時間に一本しか来ないような場所で、周囲は田んぼに囲まれている。風の音が広く抜け、夕方に ...

黒い封筒 rw+4,754

一昨年の冬、婆ちゃんが死んだ。 あっけない最期だった。震災のあとから目に見えて弱り、そのまま灯が消えるように逝った。仏間は急に広くなり、冷えが畳の奥まで沈んでいた。 葬式の夜、細い雪が降った。積もるほ ...

震災前日に見た三羽のカラス rw+1,818

東日本大震災の直前、福島の沿岸部、原発から十キロほどの町で暮らしていた。 半年前から、小さな揺れが続いていた。食器棚のガラスが震え、観葉植物の葉がわずかに揺れる。そのたびに胸の奥がひやりとした。三ヶ月 ...

数に入っていない rw+3,737-0213

真夏の昼下がりだった。 青梅線の無人駅で、私はひとりホームに立っていた。都心から少し外れただけで、東京はこんなにも音を失う。蝉の声だけが、コンクリートの縁に反響していた。 銀色の車両が、きしむような音 ...

ヒロマルが通る道 r+2,730

昔、おばあちゃんがまだ小さかった頃に体験した話を、生前に何度か聞かされたことがある。 夕飯の後、決まって玄関先の縁側に腰かけて、梅干しを指でつぶしながらぽつりぽつり語るのが癖でね。決して大きな声では話 ...

一音違い nrw+379

親父が死んだ日のことを、今でもはっきり覚えている。 いや、正確には死んだ前日の夜のことだ。あの、どうしても意味を取り違えたまま放置してしまった言葉のことを。 食道静脈瘤という病気で、親父は入院していた ...

汗と骨~魂を啜る家系 r+9,305

人の業ってのはあるんだな、と感じた話がある。 まだ俺が二十代の終わりで、親父と酒を酌み交わすようになってきた頃だ。酔いがまわると、親父はときどき田舎の話をぽつぽつと語り出した。古びた木造の居間に、チリ ...

外国為替証拠金取引(FX)で財産の大半を失った話 r+5,457

2025/09/09   -短編, r+, 後味の悪い話

外国為替証拠金取引(FX)で財産の大半を失った話【ゆっくり朗読】 FXのなまなましい体験談が怖すぎて震えた件 701 名前:名無しさん@お金いっぱい。2009/07/06(月) 20:16:04 ID ...

キコッ、キコッ……夜を這う音 r+4,914

実家の近くに精神病院がある。 幼稚園の頃、あの病院には絶対近づくなと親に言われていた。高い塀、鬱蒼とした木々、常に閉ざされた門。昼間ですら不気味で、鉄格子の窓の話なんかを聞かされると、そこが現実に存在 ...

記録にない男 rw+3,231-0208

拘置所にいたことがある。 期間は四ヶ月だけだったが、あの灰色の箱は、時間の長さとは別の尺度で人を削っていく。 八人部屋だった。全員、起訴直後か裁判中で、刑が確定していないぶん、毎日が宙に浮いていた。 ...

祖父の一言で全員助かった話、ただし…… nw+

十年以上前の出来事だ。 体験したのは俺ではない。昔からの友人が、祖父の最期の夜について語ってくれた。 危篤の知らせを受け、親族が祖父の家に集まった。もう何日も言葉を発していなかったはずの老人が、その夜 ...

確認する側だったはずの人間 rw+2,269-0102

オカルトには興味がある。むしろ人一倍ある。 だからこそ、信じない。信じた瞬間、世界の前提が一段抜け落ちてしまう気がして、それが怖い。 俺は幽霊を否定したいわけじゃない。ただ確認したいだけだ。科学で説明 ...

運命だから rw+6,393-0110

小学生のときだった。 母が勧誘を受けるようになったのは、梅雨の湿気が家の中まで入り込む午後だった。ピンポンとチャイムが鳴り、玄関に出た母は、赤い傘を持った女に声をかけられた。「心を救うお話、少しだけ聞 ...

視られる森と、帰らない視線 r+3,779

2025/09/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

俺がまだ大学生だったころの話だ。 真っ赤な制服を着たキャンペーンレディが、紙袋にモデムを入れて配ってた時代。フレッツADSLって知ってる? まあ、そういう時代だ。 俺はWEBチャットに入り浸ってて、そ ...

遠い世界に行った生徒 nw+400-0201

俺が通っていた中学校は、もう存在しない。 校舎は数年前に取り壊され、今は更地になっている。夕方になると、近所の老人が犬を散歩させ、ゲートボールの音が乾いた地面に響く。そこがかつて学校だったと知っている ...

また行く場所 rcw+8,166-0122

法事で実家に戻ったのは、去年の夏だったと思う。 久しぶりの帰省で落ち着かず、法要が終わった夜、親戚が全員帰ったあと、居間で叔父と二人、缶ビールを開けた。窓は閉め切っていたのに、どこか湿った匂いが残って ...

相談に乗ると言ったのに rw+8,535-0121

【ゆっくり怪談】隣に座った外国人に電話番号を教えてしまった結果…… 仕事帰り、混み合った電車の中で携帯を見ていた。 隣に座った外国人の男が、ずっとこちらを見ていることに気づいたのは、西日暮里を過ぎたあ ...

鏡の中で入れ替わった瞬間 nw+

小学三年の冬から四年生の五月までの記憶が、まるごと抜け落ちている。 最後に覚えているのは、凍った校庭でサッカーボールを追っていた場面だ。白い息を吐き、友達の名前を呼びながら走っていた。その次の瞬間、景 ...

濁流の向こう側 rw+4,330-0215

盆の入りに合わせて地元に戻った夜、幼なじみのSから珍しく連絡があった。 外に出るのを嫌う男が自分から誘ってくるのは、何かあったときだけだ。駅前の居酒屋で顔を合わせると、Sは最初の一杯をほとんど一気に空 ...

腹の上の手 rw+3,786

これは幽霊の話ではない。怪奇現象でもない。おそらく、ただの夢の話だ。 けれど夢というものが、どこまでを内側と呼べるのかは、今もはっきりしない。 * 幼い頃、毎晩のように悪夢を見ていた。 怖さそのものよ ...

先に出ていったもの nw+412-0215

三日目の夜に、私は発見された。 それ以前の記憶は、湿った空気の重さと、水気を失った浴槽の冷たさしか残っていない。 十年近く経った今でも、風呂場に入ると、あのときと同じ匂いが立ちのぼる。洗剤でも、カビで ...

【怖すぎ】島根の山中で発見された“記憶喪失モヒカン男”まとめ【現金60万】#657-0217

【不可解】記憶喪失のモヒカン男【島根】 1 :本当にあった怖い名無し:2025/09/05(金) 01:14:22.22 ID:AbCdEf12島根の山の中で、モヒカン頭の男が倒れてたらしい。頭痛がし ...

あの日、目を覚ましたのは誰か nw+

あの日の朝だけが、記憶の中で異様に鮮明だ。 三十年近く経つのに、そこだけ輪郭が削れない。ほかの幼少期は霞んでいるのに、その朝の空気だけは冷たい刃物のように残っている。 目を覚ましたとき、家の中は音がな ...

五年しか生きていない rw+4,012-0220

私は三十一歳の女だ。 一番古い記憶は、小学校高学年の頃、階段の下で泣いている場面だ。母が怒鳴り、殴り、蹴り、「金を返せ」と叫んでいた。私は何をしたのか分からなかった。ただ、万単位の金が消えていると言わ ...

外側に貼られた札 nw+

あの日のことを思い返すと、胸の奥に重たい沈殿物のような感覚が残る。 十四年前、多摩川の河原で見つけた穴に、私は自分の意思で入り込んだ。 親戚の葬式だった。同年代はおらず、読経と湿った線香の匂いに飽きて ...

切る側の村 rw+20,449

福岡県の山間に、かつて村があった。 知人の記者が、酒の席でぽつりと漏らした話だ。 三十年前に取材したその村は、いまは地図にも載っていないという。 炭鉱で栄えた土地だった。昼夜を問わず掘削音が響き、黒い ...

七十六の火と、三十年の猶予 r+2,305

嘘か本当かは、わからない。でも、思い出すたび、背中がひやりとする。 小学校の頃、毎日のように遊んでいた「じいちゃん」がいた。血のつながりはなかった。近所に住んでた、妙に物静かな老人。母は「変わった人だ ...

骨の下の家 r+5,264

2025/09/03   -短編, r+, ほんのり怖い話

解体の現場は、たいてい埃まみれで、どこか陰気な空気がある。 でも、あの日は最初からどこか違っていた。重機が不要なくらい小ぶりな家で、古い蔵を改築した造り。二間とキッチンだけの平屋で、現場入りする前は「 ...

止まったままの車 rw+1,824

研究棟を出たとき、構内はすでに閉鎖時間を過ぎていた。 大学三回生の秋だった。湿り気の残る空気に、夜だけが先に冷えていく。山の上に建つ小さな大学で、周囲に店も民家もない。最終バスはとうに行ってしまい、残 ...

わたしの隣に立っていた子 rw+2,365-0212

エジソンの竹で知られる京都市のはずれ。 暑さが肌に貼りつく初夏の日、母に連れられて遠縁のFさんの家を訪ねた。 まだ「市松人形みたい」と言われていた頃の話だ。あれは褒め言葉ではない。そう言われるたびに、 ...

虹色は戻らない rw+2,571-0206

あれは、ほんとうにあったことだったのか。 そう問われると、いまでも答えに詰まる。ただ、夢だったと言い切るには、あまりに手触りが残りすぎている。 四歳か五歳の頃のことだ。 記憶は遠く、ところどころ欠けて ...

数が合わない夜 ncw+361-0126

中学の同級生から聞いた話を、あたしはいまだに自分の記憶から切り離せずにいる。 忘れようとしても無駄だった。思い出そうとしなくても、匂いや音のほうから勝手に戻ってくる。湿った夜気のざらつき。夏の終わり特 ...

玄関に立つもの rw+4,467-0119

俺の実家には、なにか“いる”。 正確に言えば、いるらしい。 自分には見えない。昔からそういうものが一切わからない。 だが、見える人には、はっきりと見えるという。 身長は二メートルを超え、肩幅は門柱みた ...

母の墓、黒く r+1,754

昔から「人を呪わば穴二つ」と言うけれど、それをただの警句だと思っていた頃が、俺にもあった。 小学生の時に、母を殺された。犯人は金に困っていた。理由はキャバクラで使う遊び金が足りなかったからだと、裁判で ...

二度目の夕方 nw+

中学三年の、秋の終わりだった。 放課後、五人で誰かの家に集まるのが習慣だった。クラスはばらばらだったが、塾までの空白を埋めるにはちょうどよかった。菓子を広げ、テレビをつけ、漫画を回し読みする。時間はい ...

来年度の集合写真 rw+11,370-0216

今はもう状況が違うのだろうと信じたい。 だが、あの学校については、どうしても「終わった」と言い切れない。 記録のように書いておく。 俺が通っていたのは、県内でも有数の荒れた学校だった。校門の前には常に ...

同じ声で呼ばれる村 rw+12,387-0108

石川県の深い山あいに、地図からも行政記録からも半ば消えかけた集落がある。 舗装の途切れた林道をさらに進み、沢を二度越えた先で、唐突に霧が濃くなる。その霧の中に、古い家屋が肩を寄せ合うように並んでいる。 ...

溶けた棒アイス rw+2,097-0104

福岡の山あいの盆地に住んでいる。 夏になると湿気が逃げ場を失って溜まり、息をするだけで体にまとわりつく。 その日も朝から茹だるような暑さで、庭の草むしりなどするんじゃなかったと後悔していた。腰を伸ばそ ...

呼ばれ方 rw+1,872-0118

小学生の頃、近所に〈アイ〉と呼ばれている中年の男がいた。 誰も本名を知らなかった。 彼はいつも同じ声を発していた。「あいっ」。それだけで十分だった。 午後三時すぎ。ランドセルの列が商店街を流れ始める頃 ...

呼び出しだけが残る rw+1,741-0203

もう十年ほど前の話になる。 それでも、あのカラオケ屋で働いていた三年間のことは、いまだ現実だったのか疑わしい。夜中に目が覚めると、あのフロントの端末の光だけが、今もどこかで瞬いているような気がする。 ...

数が揃っていた理由 nw+368-0202

中部の山奥で育った。 集落は杉林に囲まれ、家々は互いの屋根を確かめ合うように斜面に貼りついていた。夕暮れになると、獣の声が山に反響して、近いのか遠いのか分からなくなる。音の距離感が狂うあの感じは、今で ...

遠野と尾道、奇形の神と音なき風鈴 r+1,814

2025/08/31   -短編, r+

これは、信じてもらえないと思うんです。 でも聞いてくれるだけで嬉しい。俺みたいなのが、こういう話をしたところで笑われるか、病人扱いされるか、まあそのへんだってのは分かってるんですけど、それでも、どこか ...

【追悼】ダイアナ妃 8.31死亡事件~陰謀か事故か!?その疑惑の真相に迫る!! #2,500-0205

【追悼】ダイアナ妃 8.31死亡事件~陰謀か事故か!?その疑惑の真相に迫る!!【ゆっくり朗読】 ダイアナ死亡事故に新事実! 独占!元執事が語った真相とは? 事故か?陰謀か?世紀のミステリー/ダイアナの ...

顔咲 r+1,335

タクシー運転手をやっていた頃、暇な時間によく乗客に話しかけていた。 世間話や天気のことが多かったが、ときどき「怖い話、聞いたことありません?」なんて訊くこともあった。そういうのが好きだったんだ。だが、 ...

作業灯の灯るはずのない場所 r+1,404

うちから歩いて十分ほどのところに、もう使われなくなった鉄道用の古いトンネルがある。 名は伏せるが、地元では少しばかり名の知れた心霊スポットで、地元の人間であれば誰もが「そういう場所」として認識している ...

ごめんねを言いに来た nw+399-0105

義姉が死んで、二年が経つ。 それでも私は、いまだにその事実を生活の中に収めきれずにいる。悲しいとか寂しいとか、そういう言葉では足りない。あの人は、私の人生の中で初めて現れた「奪われなかった家族」だった ...

動機不明 rw+29,831-0212

昭和五十四年、秋の東京。 応接間のカーペットは、濡れたように暗く沈んでいたという。深紅の毛足が、二つの身体の輪郭を吸い込んでいた。中年の女性が二人、抱き合うような姿勢で倒れていた。目は見開かれ、どこか ...

視界の端の白 rw+3,119-0215

あの子が死んだ。心臓発作、十三歳だった。 朝ごはんを食べて、窓辺で丸くなって、そのままだった。毛並みはつややかで、まだ温かかった。けれど、触れた瞬間にわかった。これは、もう戻らない温度だと。 泣きなが ...

私を覚えているのは誰か ncw+658-0107

私は自分のことを、自分で説明できない。 記憶というものは、私の中では粗末な布切れに似ている。少し力をかけるだけで縫い目が裂け、縫い留められていたはずの中身が、音もなく零れ落ちていく。 小学校の記憶は、 ...

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