短編 奇妙な話・不思議な話・怪異譚

2001年の秋/姉の後を追う【ゆっくり朗読】2400

投稿日:

Sponsord Link

風邪ひいてて寒気がするので

31 :おさかなくわえた名無しさん:2005/06/27(月) 09:45:58 ID:vLg9Gq2N

大久保にある病院に行くため、西武新宿線のつり革につかまってた。

で、あたまがぐわんぐわんと痛くて、目を閉じて眉間にしわ寄せて耐えてた。

そこで記憶が途絶えて、気がついたら夕方で、あたりは見知らぬ景色。

買ったことない服着てて、髪染めたこともなかったのに茶髪になってた。

パニクって近くのラーメン屋に入って、ここどこ?と聞いた。

大阪市の福島駅の近くで、時間が一年近く経ってた。

ケータイの種類が変わってた。

アドレス帳には、「ま」とか「ひ」とか、一文字の名前で電話番号が10程度あったけど、知り合いや実家の電話番号がない。

俺はなぜだか知らないが、その知らない電話番号が恐ろしくて川に捨てた。

警察から実家に連絡した。

向こうもパニクってた。俺に捜索願が出てた。

とにかく、帰って、今もまだ月一で精神病院に通ってる。

仕事は元の会社には帰れないみたいだったので、今は派遣やってる。

心臓振盪を起こしていた可能性があると思う。

たまに、野球やソフトボールとかで、打球が投手の胸に当たって心停止起こすやつ。

ボールが胸に当たった衝撃で、不整脈(VF心室細動)を起こして、AEDとかしないとそのまま心停止するんだけど。

主さんは植木鉢を置く台に胸をぶつけて、これを起こしたんじゃないかなぁ?
で、幸いにも、心停止はしなかったけど、一時的に脳への血流が滞った為に前頭葉系の脳障害を起こしてしまった。

前頭葉って生きる上ではあんまり関係なくって、おもに性格とか担当してる場所。

で、5年かけて障害された所が戻ってきた?感じ。

うちの母親が正にそうだった、半年で治ったけど。

心因性健忘症で、ある日突然家族のことも自分のことも解らなくなってた。

小学生だった私は祖母の家に預けられて、でも一応「あなたの娘です」と名乗って
母と交換日記をして、仲良くなっていった。

ある日突然母の記憶が戻って、
「え、何でこんな時間経ってるの!?え、○○ちゃん(私)が大きくなってる!」
って驚いていた。
記憶が無い期間のことは全く憶えていなかったから、
交換日記したことも何も忘れていた。

前頭葉の支配血管は心臓からは結構遠位にあるんだよ。
しかも細い。
中大脳動脈の先だし。

年齢的に、心原性の血栓が、飛んだとは考えにくいから、心臓振盪による心房細動で低血流もしくは、一時的な血流停止。
その結果、前頭葉の動脈が、低酸素性収縮し、一部が機能停止。
ま、いわゆる脳梗塞だね。
でも、辛うじて側副路で、、、。

ま、いいや。
MRIはとってみたいけどね。

問題は、主さんが、現状を乗り越えて幸せになってくれるのが一番だよね。

脳はまだまだ、謎がいっぱいだよ。

姉の後を追う

490 :本当にあった怖い名無し:2012/03/10(土) 17:48:46.07 ID:Z7X/5bee0
もうだいぶ前の話
買い物の帰りに姉を見かけちょっと脅かそうと思って後をつけて行った
姉はどんどん進んで行ってふと気付くとまったく知らない道だった
引き返すことも出来ずただ後を追うとトンネルに入った
またこのトンネルがえらく長くて出口は見えるのにいつまで歩いても出られない
それどころか姉にもたどり着けなかった
その内姉も見えなくなりひたすら歩くだけ
トンネルに入って2時間はいたと思っていたのに外は明るいまま
もう戻れないと思い途方に暮れて泣いていると後ろから誰か走って来た
そこでなぜか助かると思わずに走って逃げてしまった
すると急に前のトンネルの穴が明るくなり思い切り走るとついに外に出ることが出来た
周りの景色を見るとまったく知らないところでひまわり畑の一本道だけ
一本道を抜けると田園が広がる田舎だった
農家の人の家に上がらせてもらい家へ電話すると現在は使われていなかった
事情を話して警察へ行くとまったく違うところへ住んでいた
日付や年や県も変わっていないが何もかも分からなかった
ずっと住んでいたことになっているが見たことのない風景だったし
地域の人やクラスメイトの顔も店も学校も分からない
それどころか文字やいろいろな物にも違和感を覚えた
しかも両親はいるが姉はいなかった
結局何だったのかはさっぱりだけどこれが私が体験した一番怖い話

Sponsored Link

Sponsored Link

-短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2024 All Rights Reserved.