うちの爺ちゃんの話なんだけど、してもいいかな?
539 :本当にあった怖い名無し:2018/07/13(金) 20:17:09.90 ID:+ZaTSK2U0.net
ここでいい話なのかはわからんけど。
本当の話なので多少フェイクいれるかもしれないが、よかったら聞いてください。
うちの父方の爺ちゃんのなんだが、私が小5のときに死んだんだ。
私たちは父の転勤で北海道にいたんだが、爺ちゃんがどうしても遊びに来いって言ってるとかで、爺ちゃんのいる大阪に行ったんだ。
爺ちゃんはそのときまだ普通にピンピンしてたんだけどね。
それで遊びに行ったんだけど、たくさん会ってたわけじゃないけど、行けば可愛がってくれてたことは覚えてる。
で、そのときに部屋で爺ちゃんと2人になったときがあったんだ。
爺ちゃんは私に、「○○、爺ちゃんはな、たぶん来年死ぬんや。
今はピンピンしとるから何言ってるんやと思うかもしれんが、癌で死ぬんや。
今から色々やってももう間に合わんからもうええんやけど。
そんでな、爺ちゃん小さいとき、未来が見えたんや。
それが未来のことやって気づいたんが、お前よりはもう少し幼かったけどな。
で、そうとわかってからはみんなに色々助言したんや、死んだり怪我したりせんようにな。
せやけど、急に俺の言ったことが外れるようになってきたんや。
みんな俺のこと嘘つきで、前はたまたまやったんやって言うようになってな。
俺はすごく悔しかったし、嫌やったけど、 俺のお母ちゃんが、お前は嘘つきやない、みんなのことほんまに助けてたんやで、母ちゃんはわかっとるからな言うてくれたんや。
その母ちゃんがそのあとすぐ死んでもうたんやが、そのあと俺の夢に現れてな。
その日からや、俺が未来のこと見えなくなったんわ。
しだいに俺もそんなことがあったこと忘れてたんやがな、この前からまた何回か見えたんや…この歳になってな。
感覚として残ってたんやろな、その時のことをすぐに思い出したんや。
何で爺ちゃんがこんな話してるかっていうとやな、俺が来年のいつに死ぬってことと、お前が死ぬってことが見えてしもたんや。
○○、よく聞いてくれや、〇〇(日付)の〇時〇分、お前は巻き込まれる、海外やで。
せやからその海外の旅行には絶対行ったらあかん。
そんときお前は〇〇歳やな、友達と一緒に行く話になるはずやから、絶対みんな行ったらあかんで。
今日来て欲しかったのはこの話したかったんや。
お前たちは爺ちゃんより長く生きてほしいんや」
かなり前の記憶だけど、内容は大体おぼえてるから多少言葉の感じとか脚色してる部分はでてくるけど、内容はこの感じ。
そんで爺ちゃんは日付を書いた紙を私に渡してきた。
私は正直、よくわからなくて、なんか爺ちゃんが怖くなったような気がして、とりあえずウンウンと頷いてた。
ボケたのかな?とも思ったけど、その話以外は普通、というかしっかりした爺ちゃんだった。
それで、その翌年、爺ちゃんは本当に死んだ。
すい臓癌だったみたいで、すぐに弱っていって死んでしまった。
その間にも何回か会ったんだけど、爺ちゃんはみるみる弱っていってたのを覚えてる。
そのことをしばらくして忘れてたんだけど、私が高校卒業して、夢があったからフリーターをしてたときに、友達と海外へ旅行に行こうという話になったんだ。
私は海外行ったことなかったからみんなで楽しく計画して日付も決めたんだけど、ふっと急に爺ちゃんのことを思い出したんだ。
日付の紙はどこかへいっちゃってわからなかったんだけど、その決めた日付を文字で見たときにすごい既視感というか違和感みたいなのがあって、あのときに爺ちゃんにもらった紙に書いてあった日付で間違いないって思った。
偶然とは思えなかったから、私はまさかそんなことって思いながらも、現実問題、日付はこの日付だった気がするから、旅行は別の日にしようと言った。
友達はすでに予定をあけた子もいたからブーたれていたが渋々了承してくれた。
そして、その日付の日、私たちが行くはずだった場所でテロが起きた。
その場所にいたかどうかはわからないけど、いた可能性は高いと思う、巻き込まれていても不思議じゃなかった。
本当にびっくりした、本当にこんなことがあるのんてと思った。
友人もめちゃくちゃ驚いて電話がきた。
巻き込まれた人には悪いと思ったし、爺ちゃんはなんで行くなとしか言わなかったんだろうとは思ったが、仮にテロが起きるから行くなと言われても、私みたいな一般人がここでテロおきます!と言っても無駄だろうし、起きなかったら犯罪者になっちゃうかもしれないからかなと思った。
それから私は普通に結婚して今は子どもも2人いるのだが、なんでこの話を今になってというのが、この前、弟がこんな話をしてきた。
実家に遊びに行ってたときに弟もいたんだが、テレビで西日本の被害を見てて、未来のことわかれば避けられるのになあなんてことを私が言ったら弟が、
「昔さーなんか未来っぽいの見えたんだよね。
なんかわかっちゃうっていうか、あっこの人あそこで怪我するとかそういうの。
でも小学生のときに爺ちゃん死んだでしょ?
なんか爺ちゃんが死んでからいつくらいか忘れたけど、夢に爺ちゃんでてきて、ごめんなーとか謝っててさ。
それからそういうの見えなくなったんだよねーまあ信じなくていいけど」
と笑いながら話してきたんだよ。
そこで私も実はって爺ちゃんとの話したら、さすがに弟も「これって……」と顔を強張らせた。
ちなみに私はそういうのは全く見たことなく、たまにすごくリアルな地震の夢とか見ることはあるけど、そのあとに地震が起きたことはない……
弟とはそのあとも色々話したりしたんですが、爺ちゃんがなんで夢で謝ってたのかわからなくて、その夢だけはすごく印象に残ってるみたいです。
他の話としましては、弟からその話を聞いた時にふと思い出したのですが、私が幼稚園の頃、弟は3歳で、家で母といたのですがある日急にいなくなっちゃったんです。
母は大慌てで弟を探してたのですが、幼稚園から電話があって、弟が幼稚園に来てたらしいんです。
幼稚園へは家から結構急な坂を登っていって、私は幼稚園バスで登園していたので少し距離があったんですが、幼稚園の近くで百円玉を握りしめた弟をたまたま近くを通ってた弟のことを見たことがあるお母さんが、弟を幼稚園の先生のところへ連れていってくれたんです。
それで、お母さんが弟に、なんでこんなとこまで来たの!って怒ってきいたら、お姉ちゃんが危なかったって言ってたらしいんです。
母はそのセリフはよくおぼえてたみたいで、何かのアニメとか見たんだねとか言ってたのですが、弟からその話聞いて、もしかして弟には何か見えてたのかな?って思ったり……
ちなみに弟はそのことはよくおぼえてないみたいです。
弟と話してて、爺ちゃんの例でいくと、弟が次にそういうのを見るときは自分が死ぬとき?とか近しい人が死ぬときなのかねなんて話してました。
こえーなーやだなーと弟は言ってましたが……
552 :本当にあった怖い名無し:2018/07/13(金) 23:48:07.74 ID:/5lPA3ou0.net
>>550
予知能力を隔世遺伝させてごめんなってじいちゃん謝ってんのかね?
嘘つき呼ばわりされる時が来るだろうからね。
その時はお前が理解を示してやるんだぞ?
618 :本当にあった怖い名無し:2018/07/21(土) 01:16:04.42 ID:43XsW/su0.net
>>539で爺ちゃんの話をした者です。
追記というほどでもないのだけど、>>552さんの言うように、爺ちゃんが謝ってたのってそうかもしれないって思いました。
というのは、昨日また実家に行ったときに弟と話してたときの話で、この前私とその話して、少し思い出したんだけど、と。
その未来が見えたときに弟はやっぱり教えたりしたらしくて(といっても小学校低学年の話)、でも教えたり言ったりすると、当たることもあったり当たらないこともあったそう。
まさに爺ちゃんと同じ感じだったみたい。
それで、自分の勘違い?妄想?的なものなのかと思って言わないでいると、やっぱりその人が怪我したり嫌な目にあったりして。
弟が何か悪いことをしたわけじゃないのにすごく嫌な気分になってたらしい。
だから、そういうの見えなくなって本当によかったと思ってるんだよねーと言ってた。
だから爺ちゃんがごめんなーって見えなくするようにしてくれた?のかもねーと話してました。
来月のお盆、婆ちゃんはまだ生きてるけど、あまり具合がよくないみたいなので、久しぶりに大阪の爺ちゃんの家にみんなで行く予定なのだけど、改めて爺ちゃんにお礼をしに行こうかなと思います。
あと、これまた追記というわけじゃないけど……
うちには娘2人いるのだけれど、今年3歳になった娘が最近妙なこと言ったりする……
誰もいない歩道を指差して、あそこで転んでるね!って言ったり、車のないところ指差して、あそこの車おかしいね!って言ったりしたことがあって。
でも3歳ってそうじゃなくても妙なことや頓珍漢なこと言うから私の考えすぎだと思いますが、この話を思い出してからだとやっぱりちょっと考えちゃってます。