「 kowainetの記事 」 一覧
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笑顔の影 rw+6,895-0220
2025/12/08 -短編, r+, 意味がわかると怖い話
★人気ベスト300刑事課に勤める知人が、ある事件の記録を閉じながら言った。 「あれは、動機が分からないままなんだ。」 男は三十代半ば。痩せぎすで、職場でも近所でも、強く印象に残るような人物ではなかった。ただ一つ、彼の生 ...
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アケミちゃん r+5,080
2025/12/08 -短編, r+, 都市伝説, 人形にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話あらすじ 大学生の清助は、友人の伊佐夫の家に向かう途中、電車内で「アケミちゃん」と名乗る可愛らしい女性と出会う。しかし、彼女の言動や所持品に不審な点が多く、違和感を覚える。さらにアケミちゃんは中華包丁 ...
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ヒダル神 #5,000
昔、ゲゲゲの鬼太郎の実写版みたいので見た…… 山を歩いてるとき急に腹が減って、動けなくなることがあって、妖怪の仕業なんだけど、何か少し食べるとすぐ治るのね。 目に見えない餓鬼の仕業だって。 159 : ...
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エスカレーターに乗っている母娘 r+5,139
2025/12/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
とあるヨーロッパの国で留学していた頃の話だ。 まだ言葉がほとんど通じない頃、よく日本人の友達を家に呼んで飲んでいた。俺の住んでいた家は屋根裏部屋で、大きな丸窓から地下鉄の出口が見える。エスカレーターし ...
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呼んだのは誰か rw+4,460-0202
四年前のことだ。 その先輩は、当時付き合っていた彼女と一緒に出かける予定があり、途中で彼女の知り合いだという男女二人と合流し、結果的に四人で行動することになったらしい。 男女二人は、先輩にとっては初対 ...
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日付変更線の忠告 rw+4,521-0121
2025/12/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
俺が死んだら、骨の半分は海にまけ。 そう言い残す人間を、私は父以外に知らない。 自称ではなく、事実として父は海の男だった。漁船に乗り、港を転々とし、陸にいる時間より海にいる時間の方が長かった。そのせい ...
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山の奥の停留所 nw+223-0109
2025/12/07 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
古い友人と二人、目的もなく山の方へ車を走らせたのは、もう七年ほど前のことだ。 都会の熱気を引きずったままの、夏の終わりだった。アスファルトの上に溜まった昼の名残が、夜になっても逃げ場を失い、窓を半分開 ...
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増える背丈 nc+160-0203
2025/12/07 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
この話を彼が打ち明けたのは、酒席でも気が緩んだ夜でもなかった。 帰省した折、台所で湯気がくゆるのをぼんやり眺めていたとき、ふいに思い出したように口を開いたのだと、自分に語った人がいた。彼によれば、いま ...
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【語り継がれる怖い話】カン、カン……【前編・後編】r+6,456
あらすじ 主人公が幼少期に家族と暮らしていたアパートで経験した不可解な出来事が物語の発端。消灯後、金属音に誘われた主人公と姉が目撃した白い着物姿の女性。以降、家族には異常な現象が繰り返し発生する。姉は ...
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見張られている山 rw+5,632-0107
化学を専攻する理系の人間として、占いやオカルトに興味はあっても、それを現実と結びつけたことはなかった。 再現性のない現象は、観測者の主観に依存する。そう考えることで、世界は安全に保たれていた。 大学の ...
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確実でないならば rw+3,845-0122
2025/12/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
夜中の二時。男は薄暗い部屋でテレビをつけたまま、身動きもせずに座っていた。 眠れない理由は分からない。疲労は確かに溜まっているはずなのに、瞼の裏に暗闇が落ちてこない。頭の奥が妙に冴えていて、理由を探す ...
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元信者告白「エホバの証人の活動のなかで、最もつらかったこと」(いしい・さや)#6,832-0114
2025/12/07 -中編, r+, カルト宗教, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300漫画『よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話』が話題になっている。 この漫画は、エホバの証人の母のもとで育った著者・いしいさやさんが、自身の壮絶な体験を描いた作品だ。反響を呼んでおり、多くの人が共感 ...
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最初から、なかった蓋 rw+7,486
2025/12/07 -長編, r+, 洒落にならない怖い話, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300大学一年の冬、僕は自分の部屋で英語の課題に追われていた。 授業にもそれなりに出て、単位を落とさない程度には真面目にやっていた頃だ。ショボショボした目で辞書の細字を指で追い、甘えてくる子猫の小さな前脚を ...
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恐山二時十五分 rw+5,589
2025/12/07 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
あれは、大学二年の夏だったと島田は言う。 サークルの連中六人で、夜通しドライブをしようという話になった。最初は海だの山だのと他愛ない案が出ていたのに、誰かが「どうせなら本物に行こう」と言い出した。廃墟 ...
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線は増える rw+5,908-0121
2025/12/07 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
今でも、母がその夜のことを語り始めると、仏壇の蝋燭は必ず細く揺れる。 風がないときでも、炎だけが呼吸を思い出したように縮み、伸びる。 誰かが、耳を近づけているような揺れ方だ。 子どもの頃、私はそれを気 ...
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これ、おっちゃんの子 rw+3,854-0121
2025/12/07 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ネットで有名な怖い話小学校五年の夏、アメリカでワールドカップが開かれていた。 理由はよく覚えていないが、その年の俺と幼馴染の康雄は、毎日のようにサッカーボールを蹴っていた。 いつもの公園に飽きたある日、康雄が「別のとこ行 ...
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別れた女 rw+3,702
2025/12/07 -短編, r+
ネットで有名な怖い話五年間付き合った女がいた。 別れた理由は単純だ。結婚の話が具体的になったとき、俺は首を縦に振らなかった。それだけのことだ。 就職したばかりで、収入も不安定だった。彼女は「一緒に働けばいい」と言ったが、 ...
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雀荘で世界がズレた話 rw+3,477-0205
2025/12/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
仕事が早く終わった日のことだった。 帰り際に友人から連絡が入り、いつもの雀荘に集まることになった。特別な理由はない。打てる時間がある。それだけで十分だった。 牌を握り始めたとき、外はもう暗かった。店内 ...
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壁と一致しないもの nw+
2025/12/06 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
暖房の乾いた風と、廊下に漂うアルコールの匂いが混ざり、胸の奥に薄い膜が張りついたまま剥がれない。 最初に見たのは、登校前の自室だった。視界の端を、細い黒い線が掠めた。糸のように張りつめ、次の瞬間には光 ...
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見上げたのはどちらか nw+
2025/12/06 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でも、あの夏の青を思い出すと、胸の奥に水が溜まる。 奈良の吉野の谷へ降りた日の空気は、生ぬるく重かった。吉野川沿いのキャンプ場は、川幅が一瞬だけ緩む場所にあった。本流は速いのに、そこだけはせき止めら ...
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うなずくな rw+6,251
2025/12/06 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
豪雨が止まなかったから泊まった、ただそれだけの話だと、友人は最初に言った。 八年前の夏、中国地方を原付で回っていた三人は、海沿いの小さな民宿に転がり込んだ。二階建ての木造で、看板も色あせ、潮風で壁は白 ...
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女人禁制の山 rw+4,894-0205
これは、親戚のお姉さんから聞いた話だ。 数年前、彼女は友人のAとBと一緒に、いわゆるパワースポット巡りに熱を上げていた。最初は観光ガイドに載っている神社仏閣を回る程度だったが、やがて人が少ない場所ほど ...
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分け隔てなく接した結果 rw+3,931-0122
2025/12/06 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
2004年、激務薄給の仕事を辞めた俺は、しばらくのあいだ、時間だけが余っている抜け殻のような生活をしていた。 朝起きても行く場所はなく、金もない。テレビをつけても頭に入らない。気がつくと、ほぼ毎日、近 ...
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名簿に載らない名前 rw+3,754
2025/12/06 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
あの年の夏は、街全体がどこか薄かった。 震災の後で、T県に出向していた。仮設住宅の白い壁と、ひび割れた歩道と、立ち入り禁止の札。昼は復旧の音で騒がしく、夕方になると急に静まる。その落差が、妙に耳に残る ...
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白い顔の退職者 rw+3,627-0110
私の職場に、突然人格が変わってしまった者がいる。 私たちの会社には、年次有給休暇とは別に、一週間の特別休暇がある。ただし必ず連続で取得しなければならないため、役職が上がるにつれて使う者はいなくなる。彼 ...
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ごぜさんの鐘 rw+3,230-0105
あたり一面、山しかない土地で生まれ育った。どこを見ても稜線が重なり、視界の行き止まりには必ず木立があった。子どもの頃の私にとって、世界は山に囲われた器のようなものだった。 集落の外れに、古い寺がある。 ...
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無視すんなよ nw+202-0120
2025/12/05 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
六月の、雨が上がったばかりの生ぬるい空気。窓は少しだけ開いていた。 今でも、あの夜の匂いを思い出すと胸の奥がざわつく。夕食の支度が始まったばかりの台所から流れてくる、醤油と焦げかけた油の混ざった匂いだ ...
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裳抜けの妹 R+9,710
2025/12/05 -長編, r+, 洒落にならない怖い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300, ヤクザあらすじ 妹には精神病を患う彼氏がいたが、彼氏が新しい恋人(以下、徳子)を作ったことで別れることになった。その後、彼氏は妹の家族に助けを求めてきたが、徳子が実は暴力的で、背後にはヤクザの父親がいるとい ...
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イヤホンの温度 rw+6,071-0114
今でも、あのときのイヤホンの手触りを思い出す。 硬くて冷たい金属の先端が、指の腹に当たる感覚。 二十年以上経った今でも、あの瞬間の温度だけは消えない。 小学生の頃、僕は理科室の掃除当番だった。 理科室 ...
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埋めると言われて育った家 rw+5,187-0201
俺の父方の家系について、はっきりした記録はほとんど残っていない。 戸籍を遡っても、ある年代を境に情報が途切れ、地名だけが九州の山間部を指している。父は「昔は山奥の領主筋だったらしい」と軽く言うが、その ...
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嘘の欠片 rw+4,746
2025/12/05 -中編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ネットで有名な怖い話その日はエイプリルフールだった。 いつものように、僕らは僕の部屋に集まっていた。大学の講義が休みで、外は妙に暖かく、桜も中途半端に散り始めている。誰かが提案して集まったわけでもない。ただ、気づけばここ ...
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ずっと家にいたよね rw+4,831
2025/12/05 -短編, r+, 意味がわかると怖い話
あの日のことを、母はいまも覚えているのかどうか分からない。 私は三十を過ぎた今も、時々確認される。 「ゆうちゃん、あの日、お母さんはずっと家にいたよね?」 確認というより、答え合わせのような口調だ。間 ...
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釜臥山の残響 nc+159-0119
2025/12/04 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
この話を打ち明けると、必ず周囲が黙り込む。 配属されたばかりの青森・釜臥山(かまふせやま)。標高千メートルを超す場所に、第四十二警戒群のレーダーサイトはあった。空が近く、月光が異様に強い場所だった。 ...
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布団の下にいなかった子ども n+
2025/12/04 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
小学生のころの話をしようとすると、まず鼻の奥に、あの夜の匂いがよみがえる。 煮詰まった味噌汁と、焼け残った魚の脂と、畳に染みこんだ湿気が混ざった、少し重たい匂いだ。 その日が土曜日だったことは、今でも ...
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引き受けたまま rw+3,317-0114
2025/12/04 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
愛知県愛知県の山間にあるその村で「お雛様」と呼ばれる人形の風習を知ったのは、私が中学生になる少し前のことだった。 雛祭りに飾るような華やかな人形ではない。男雛と女雛に似せてはいるが、顔は描かれず、体つきも不 ...
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森の声を積んだ車 rw+6,211-0129
【ゆっくり怪談】モリモリさま 俺の田舎は四国の高知県の山奥にある小さな集落だ。 正確には、祖母の生まれた場所で、親父の代から家族は関西に出ている。 親類の多くも村を離れ、長く疎遠だった。 俺自身も幼い ...
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止まっていたのは誰か rw+5,853-0220
2025/12/04 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
時空の歪み自転車鬼ごっこをしていた日のことは、いまでも季節ごとに思い出す。 近所に、やたらと広い墓地があった。俺と弟、儀一、茂吉、清助の五人で公園を走り回っていたが、儀一が「墓地まで広げよう」と言い出した。鬼は ...
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取らなくても鳴る rw+4,957-0105
2025/12/04 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俺は、ある古びたアパートの一室、104号室に住んでいる。 二階建てで、築年数だけが自慢のような建物だった。薄い壁、軋む階段、夜になると外灯が半分しか点かない通路。安い。理由はそれだけだ。住人同士の交流 ...
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掃除した場所 rw+4,116-0119
2025/12/04 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ネットで有名な怖い話俺が某飲食店で働いていた頃の話だ。 郊外にある全国チェーンの古い店舗で、内装も什器もほとんど開店当時のままだった。油と埃が長年染み込み、掃除しても完全には取れない匂いが常に漂っていた。それでもこの店は ...
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夜中の食事 ncrw+163-0124
2025/12/03 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
この話をすると、たいてい相手は黙る。 途中で視線を逸らし、空気を確かめるように息を止める。語られている内容より、語っているこちらの輪郭が、少しずつ削れていくのがわかるからだと思う。 今でも、あの夜の匂 ...
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私より先に光るもの ncrw+158-0121
2025/12/03 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でも、あの午後の匂いを思い出すと、胸の奥で何かがざらりと崩れる。 乾いた校庭の砂塵と、日に焼けた鉄棒の鉄臭さが混じった、あの季節だけの空気だ。光はやけに白く、地面の反射が目の裏を刺していた。 私はド ...
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乾いた手 nw+184
2025/12/02 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
田んぼの泥が温まりきらずに冷気をまとい始める頃、空気の底だけがじわり湿る。 あれは中学二年の夏休みの終わりで、昼間に遊び疲れた身体のまま息を合わせるように夜へ滑り込んだ夜だった。家に帰って飯をかき込ん ...
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人間のリミッターが外れるとき r+813
2025/12/02 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
深夜の保護室で起きたこと これは、看護師として精神科病院に勤務していた女性から聞いた話だ。彼女が入職してまだ1年目、夜勤に慣れ始めた頃に体験した、今でも脳裏を離れない出来事だという。 その病院では日常 ...
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裏S区:嗤う人々~アナザーストーリー・後日談 #16,227-0116
2025/12/02 -長編, r+, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話※註:もとのお話『裏S区』を読んでいない方は、最初にこちらからお読み下さい。 ⇒ 『裏S区』もとの話 これは、俺自身の体験ではない。ただし、その話を語った友人が嘘をつくような人間ではないため、事実とし ...
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裏S区【語り継がれる定番怖い話】#6,656-0222
仮だが、S区という地域の山を越えた、裏S区って呼ばれてる九州のある地域の話。 現在では裏とは言わずに『新S区』って呼ばれてるが、じいちゃんばあちゃんは今でも『裏S区』と呼んでる。 まぁ、裏と言うのは良 ...
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四階に増えた一室 rw+2,847-0128
2025/12/02 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
今でも、四階の匂いを思い出すと喉がひりつく。 消毒液とも古い金属とも判別できない、湿り気を含んだ匂いだ。あの階にだけ、季節とは無関係の湿度があった。 私は当時、雑居ビルの管理会社で事務をしていた。築四 ...
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観客と証人のいないベンチ n+
2025/12/01 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
今でもあの夜の匂いを思い出すと、胸の奥がざわつく。 それは埃っぽさと、湿った土、そして僅かな鉄錆が混ざったような、団地の夜に特有の鈍い匂いだ。友人のMが語った、あの出来事の中心にあるのは、その匂いと、 ...
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花壇の向かいに座るひと n+
2025/12/01 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
小学二年の私が、庭の隅にある小さな盛り土に水を垂らしていた頃の話だ。 夕方の光が斜めに差し込み、花壇の土を赤く照らしていた。 風はほとんど動かず、空気は薄い膜のように肌へ張りついていた。 日が傾ききる ...
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かわって ncw+204-0120
2025/12/01 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
茨城県茨城県南部の湿った風が、車の窓から吹き込んでくる。 七月半ばの筑波は、緑とアスファルトが混じり合った独特の匂いがした。父親の転勤に伴う引っ越しは、中学三年の夏という最悪の時期に決まった。助手席の父親は ...
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白い人々(The White People)/アーサー・マッケン(Arthur Machen)n+
2025/12/01 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2025
世界は一枚の皮じゃない。 裏側で、まだ脈打っているものがある。 見たら、戻れない。 世界は整った一枚の皮膜ではない。 その下に、もうひとつの世界が縫い付けられている。 その縫い目が裂け、裏側から“白い ...