ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

個包装 nc+

もうずいぶん前の話だ。 当時、俺は相方と二人で、とあるジャンルの二次創作をやっていた。かなりのマイナーカプで、イベントに出るサークルも常に数えるほど。顔と名前は自然と覚えてしまう規模だった。 Aという ...

🔺後ろにいるほうの飯島 rw+4,000-0324

2026/03/24   -中編, r+, 都市伝説

写真の中の手は、最初は飯島の肩に乗っていた。 そう言うと、たいていの人は気味の悪い作り話だと思うらしい。私も九年前までは、誰かがそんな話をしたら笑って聞き流していたはずだ。だが、あの一枚だけは今も捨て ...

【名作】禁断の田代峠奥【語り継がれる実話系怖い話/ゆっくり朗読】#17,400-0321

【ゆっくり怪談】禁断の田代峠奥【語り継がれる実話系怖い話】 禁断の田代峠奥~高橋コウの手記より(1979年) タブーの山への挑戦 私の住んでいる山形県最上町は、宮城秋田両県の県境に近い場所で、奥羽山脈 ...

音のない海 nc+

祖父母の家は海に近かった。 家を出て五分ほど歩き、古いトンネルを抜けると海沿いの道に出る。そこからさらにもう一つトンネルを抜けた先に、ちょっとした砂浜があった。観光地というほどではないが、民宿がいくつ ...

喜界島廃病院 rw+12,538

【ゆっくり怪談】喜界島廃病院 鹿児島県の奄美大島の横にある喜界島出身の先輩から聞いた話だ。 先輩の実家の集落の外れに、使われなくなった病院があるという。建物は小さく、昔は普通の個人病院だったらしい。廃 ...

幽霊を信じない俺だけが見えなかった話 rw+4,613-0322

俺が十八か十九の頃の話だ。 生まれ育った家は、山を背にした集落のいちばん奥にあった。夜になると家々の明かりは早く消え、道から人の気配がなくなる。聞こえるのは、風に擦れる杉の葉の音と、田んぼの方から上が ...

外堀 nc+

あの年の初夏の匂いは、雨上がりのアスファルトに、印刷所から持ち帰った新刊のインク臭が混じった、あの甘ったるい湿気だった。 帰宅して靴を脱ぐと、床板がわずかに軋み、室内の空気が一拍遅れて身体にまとわりつ ...

六月十二日 rw+4,783-0322

お祓いに行く前に、これだけは書いておく。 書いておかないと、何があったのかだけではなく、私がどこからおかしくなったのかまで曖昧になる気がする。ここ数日、物の名前や順番はまだ思い出せるのに、匂いだけが先 ...

少年工科学校渡河訓練事故 #9,409

【ゆっくり怪談】少年工科学校渡河訓練事故 1968年(昭和四十三年)七月二日、陸上自衛隊少年工科学校(現陸上自衛隊高等工科学校)がその日、三年生のある区隊の午後の課業は野外戦闘訓練だった。 天候は梅雨 ...

母の再婚相手 nc+

今でも、宅配便の段ボールが擦れる音を聞くと、喉の奥に金属の味が戻ってくる。 梅雨の終わり、部屋にこもった湿気とインクの匂いが混ざり合い、息を吸うたびに肺の内側がじっとりと重くなっていた頃の感覚だ。 当 ...

名のりなさい rw+5,342-0321

2026/03/21   -短編, r+, 土着信仰

俺が生まれ育った集落には、子供に二つの名を持たせる風習があった。 ひとつは戸籍に載る名で、もうひとつは家の中だけで教えられる名だった。普段は決して口にしない。その名を呼ぶのは、親か、祖父母か、どうして ...

更新者不明 ncw+

冬の昼下がりだった。 外はよく晴れているのに、部屋の中だけが薄く灰色で、カーテンの隙間から差し込む光がモニターに反射し、文字がにじんで見えた。暖房は入れている。だが、指先だけが冷たかった。 職探しをし ...

今日はどちらが抱いてくれるんですか rw+3,342-0320

僕が黒田に出会ったのは、高校一年の春だった。 政令指定都市ではあるが、中心街から少し外れると、急に時間の流れが鈍くなる街だった。家から三分歩けばローソンが三軒ある。どれも似たような白い光で夜を照らして ...

百円コーナー nc+

2026/03/19   -短編, 怪談, n+2026

今でも、紙の匂いを嗅ぐと喉の奥がひやりとする。 インクと埃が混ざった、古本屋特有の匂いだ。夕方の散歩で、私はその店の軒先に立った。西日がガラスに反射し、棚の背表紙が鈍く光っていた。 十年ほど前、私は同 ...

🚨オオカミ少女は実在したのか? インドと鹿児島、ふたつの《獣の姉妹》が暴く百年の嘘 nc+

「人間は愛で人間になる」? 小学生の頃に泣いたあの話、実はほぼ捏造だった件 1920年、インドのジャングルでオオカミと暮らす2人の少女が保護された。四つ足で走り、生肉を貪り、闇夜に目を光らせる「オオカ ...

宗教二世の俺が実家の仏壇を海で壊した結果 rw+1,537-0318

2026/03/18   -短編, r+, カルト宗教

生まれたときには、もう信じていることになっていた。 何を信じているのか、自分で考えた記憶はない。物心がついた頃には、リビングの隅に黒い仏壇があった。金属みたいに冷たく光るやつで、親はそれを拝む前だけ、 ...

塀の向こうの猫 ncw+

上手く説明できる自信は、正直ない。ただ、あれは確かに見た。 今から二十年ほど前のことだ。当時住んでいた家の近所で、古い家屋の解体工事が行われていた。建物そのものはすでに壊され、更地になっていたが、なぜ ...

誰が欲しがった ncw+

夜中の作業というものは、時間の感覚を鈍らせる。 針がどこを指しているのか分からなくなり、疲労と集中が同じ重さで混ざり合う。 あの夜も、たぶんそういう状態だった。 スパコミ前日の夜、私は友人Aの部屋に泊 ...

確認済み rw+8,505-0109

俺が火葬場でアルバイトをしていたのは二十代の終わり頃だ。 斎場は地方都市の外れにあり、山と川に挟まれた、周囲から少し切り離された場所だった。朝は早く、仕事の多くは清掃や準備で、遺族と直接話すことはほと ...

白い飯を待つもの rw+15,058

霊能者を探したのは、知人の不運があまりにも続いたからだった。 事故、病気、災難。どれも致命的にはならないが、確実に命を削る出来事ばかりで、偶然と片づけるには多すぎた。 漫画で紹介されていた霊能者に連絡 ...

受け取られた記憶 rw+1,897-0316

今でもあの冬の日の息の白さを思い出すと、胸の奥がざわつく。 小学四年の十二月だった。北風が頬を裂くように冷たく、友達と秘密基地を見に行った。場所は埼玉の郊外、低い林に埋もれるように残っていた古いホコラ ...

吠えた場所が違った rw+5,284-0316

実家は築四十年を超えている。 柱は日焼けして黒く、床板は歩くたびに湿ったような軋みを返す。冬になると壁の隙間を風が抜けて、家のどこかで細い笛みたいな音が鳴る。昔からそういう家だった。台所の奥で何かが落 ...

わたしじゃないほうのわたし nrw+300-0316

父の会社が潰れたのは、俺が高校二年の夏だった。 それまで小さな会社とはいえ、社長の息子として育ってきた。家も、進路も、就職先も、なんとなく既定路線の先にあるものだと思っていた。それが一日で消えた。 父 ...

上にいた顔 rw+3,203-0316

高校二年の頃、友達とよく飯能の岩場に通っていた。 都心から近く、昔から人工登攀の練習場として知られた場所で、駅から十分ほど歩けば入口に小さな赤い祠が見える。そこを過ぎると岩場だ。僕らは休日になるたびに ...

空いている場所 ncw+

二年前のことだ。昼食をどうするか考えているうちに、急にモスバーガーが食べたくなった。 理由はない。ただ、あの緑の看板と、包み紙を開くときの湿った音が頭に浮かんだ瞬間、他の選択肢がすべて消えた。 自転車 ...

神戸市北区の一軒家いらないか? #11,253

神戸市北区の一軒家いらないか? 925 :名無しさん:2009/02/04(水) 08:52:44 ID:oKOysTpy0 ただ三つ条件があって 1 必ず受け取る 2 三日以上家を空けない 3 死ぬ ...

ログは、まだ動いてる。~『在宅勤務ログ』ができるまで【Kindle出版】

2026/03/15   -Kindle

この作品には、地の文が一行もありません。 会話もなく、ナレーターもいません。あるのは、PC操作ログ、受信メール、チケット管理システムの記録、1on1の議事録、社内Wikiの編集履歴、そして主人公がひと ...

《7.83 ――地球は、まだ鳴っている》志那羽岩子インタビュー/「地球の音が、罠だとしたら」【Kindle出版】

2026/03/15   -Kindle

――今回の作品《7.83》ですが、タイトルがまず気になりました。数字だけというのは珍しい。 そうですね。最初から「7.83」にしようと決めていたわけじゃなくて、書いていくうちに、これ以外のタイトルが思 ...

【Kindle】二冊目を出しました~『不可視のビーコン』あるいは「逃げること」の不毛について/志那羽岩子

2026/03/15   -Kindle

志那羽岩子です。 前作『#ずっと見てたよ』に続き、二冊目の電子書籍を出しました。タイトルは『不可視のビーコン』。今回はせっかくなので、自分で書いた本について、少し長く話させてください。 一冊目と二冊目 ...

在庫が塞いでいた部屋 nc+

同人誌にまつわる、妙に後味の悪い話。 昔、同人界隈ではそこそこ名の知れた、いわゆる壁大手だった人がいた。当時は商業もやらず、完全に趣味で18禁オンリー。イベントのたびに刷る部数も多く、在庫の量が尋常じ ...

またその顔で rw+2,717-0315

数年に一度、決まって現れる人たちがいる。 爺さんのときもあれば、婆さんのときもある。作業着のおっさんだったことも、喪服のおばさんだったこともあった。全員、別人だ。顔も声も、着ているものも、暮らしぶりも ...

まだ会っていない恋人 nw+372-0315

今でも、盆の夕暮れの匂いを思い出すと、胸の奥がざらつく。 線香の煙が、仏間の天井をゆっくり撫でていた。 俺とAは黙ったまま、黒い位牌の前に座っていた。 家そのものは何も変わっていないはずなのに、前に来 ...

寝室の空き側 rw+6,416-0315

新Q地区の話を最初に聞いたとき、俺は祟りだの呪いだのより先に、不動産屋のアキバが弱っていることのほうが気になった。 酒の席で、あいつは珍しく自分からグラスを置いた。 「また一軒、葬式が出た」 新Q地区 ...

焚き火 nc+

焚き火を囲んでいたら、来た。 長野県の、スキーバスが転落した湖のほとり。 事故から何年も経っていて、場所も対岸側だったから、 「まあ大丈夫だろう」と、バーベキューをした。 片付けが終わって、残り火の周 ...

点滴の時間 rw+7,732

二十年以上前、俺は治験のアルバイトに応募した。 一ヶ月弱で四十万円以上。フリーターだった俺にとっては、それだけで十分な理由だった。参加者は十人。都内で事前検査を受け、問題なしと判定された者だけが、本試 ...

《#ずっと見てたよ》推し活記録と、消えたアイドルの話/志那羽岩子著【Kindle出版】

2026/03/13   -Kindle
 

あの配信、全部見てました。最初から最後まで。 地下アイドルグループLUMENのメンバー・橘澪が活動休止した。理由は「一身上の都合」。それ以上の説明はなかった。 残されたのは、熱心なファンが集めた記録だ ...

撃っても残らなかったもの ncw+

囲炉裏のそばで爺ちゃんがこの話を切り出すと、部屋の空気がわずかに湿る。 火の爆ぜる音が遅れて耳に届き、天井の梁の影がゆっくり伸びる。その間、聞く側は無意識に息を整える。いつからか、それが癖になっていた ...

時刻表どおりに来たバスに乗ったら、清助が先に乗っていた rw+3,877-0313

あの夜のことを思い出すたび、最初に引っかかるのはバスじゃない。清助だ。 母の親友の息子で、物心つく前から同じ家にいた。兄弟というには近すぎて、他人というには説明がつかない。飯を食う速さも、寝返りの癖も ...

俺を育てた母親は存在しなかった rw+9,397

他人の関係【ゆっくり朗読】 俺が物心ついた時から、家には母親と呼ぶ女がいた。 父親の話は一切聞かされたことがなく、写真もなく、名前すら知らない。聞こうとすると、その女は決まって機嫌を損ねた。 住んでい ...

見つかる前の話 rw+3,866-0312

大正生まれの祖母が、生きているあいだ何度も繰り返し語ってくれた話がある。 私自身の体験ではない。けれど、祖母がその話をするときの顔だけは、いまも妙にはっきり思い出せる。目の焦点は合っていないのに、口元 ...

通っているもの ncw+

祖父が若い頃、山で仕事をしていたという話を、私は何度も聞かされてきた。 酒の席でも、正月の炬燵でも、話は決まってそこから始まる。語り口も、山に入る時刻も、守るべき決まりも、ほとんど変わらない。ただし、 ...

名前を出すな rw+7,106-0311

高校時代の友人に、仮に竜太郎としておくが、あいつの家には今でも家族の誰も入らない部屋がある。 理由を聞いたのは、卒業してしばらくしてからだ。竜太郎は母親と姉との三人暮らしで、父親はもう何年も家にいなか ...

最初に見えた人 nc+

湿り気を含んだ初夏の風が窓から入り、カーテンがわずかに揺れていた。 深夜に近く、部屋には時計の秒針の音だけが残っていた。 その女性――仮にAさんとする――の話し方に、誇張はなかった。ただ、言葉の切れ目 ...

玄関を閉めない家 rw+1,940-0311

俺が子供の頃、祖父の家には一匹の犬が居ついていた。 コロという名だった。柴犬の血が混じっていると聞いたが、どこかそうは見えなかった。野良にしては不自然なくらい真っ白で、晴れた日に庭へ出ると、毛並みだけ ...

洗ってはいけない実 rw+2,349-0311

これは、ある男から直接聞いた話だ。 その男は、生まれつき、死んだ人間やこの世のものではない何かが見えるという。 ただし、祓えるわけでも、未来がわかるわけでもない。ただ見えて、向こうも自分に気づくことが ...

🚨少し遅れている iwa+

午前二時ちょうどに、毎晩、非通知の電話が鳴った。 出ても、相手は何も言わない。 最初の二晩は、それだけだった。 三日目の夜、受話器の向こうで水の音がした。 細く、切れずに落ちつづける音だった。 そのあ ...

女の子はいなかった rc+3,575-0311

ずっと、あの子の顔だけは忘れられない。 両親が離婚したあと、母に連れられて山あいの集落に移り住んだのは、まだ小学校に上がる前だった。人は少なく、ほとんどが顔見知りで、店といえば小さな商店が一軒あるだけ ...

【名作】四つ年上の姉シリーズ【全話コンプリート】#9,196

四つ年上の姉シリーズ~コンプリート【ゆっくり朗読】 1.秘密の友達 四つ上の姉にまつわる話だ。 これから書き記す話は、姉の人生のほとんどを占めた『縁』あるいは『呪い』と呼ぶべきものと、自分でもその力の ...

途中で止められた夜 rw+7,998-0105

兄の家に泊まった夜のことだ。 古い木造で、ふすま一枚を隔てた隣の部屋に兄が寝ていた。時計の音も聞こえないほど静かで、外からは虫の声だけが薄く流れ込んでいた。布団に横になると、旅の疲れもあって、意識はす ...

まだ家のもの rw+2,255-0311

親父は五十になった年、経営していた紡績工場を唐突に売った。 身内は全員反対したが、親父は聞かなかった。工場も機械も土地もまとめて手放し、莫大な金だけを残して会社を畳んだ。 「もう三代先まで食っていける ...

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