ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

三回ノックの家 r+6,887

これは、警察官をしている友人から聞いた話だ。 いや、正確には、彼が「聞いた」話ではなく、「関わった」話だと言っていた。だから、どこまで語っていいのか、いまでも判断に迷う。だが、あの日、彼の顔色があまり ...

【コンプリート完全版】邪霊の巣窟《ホラーテラーさん》 #5,711

【ゆっくり怪談】邪霊の巣窟【コンプリート完全版】 この話は十数年にも渡り自分と現妻や実兄、町をも巻き込み、恐怖のどん底に引きずり込んだ実話です。 原著作者:ホラーテラー 2009/10/17 01:5 ...

二十三分間の祈り r+2,461

……あの日の教室の匂いを、いまでも思い出せる。 窓から吹き込む、八月の朝の空気は生温く、どこか鉄の匂いがしていた。鉛筆と汗と……あと、血のような。いや、本当に血があったわけじゃない。けれど、あれはもう ...

さいま n+

訳がわからない出来事がある。 誰かに説明しても、どうせ信じてもらえないだろう。けれど、ここに書いておかないと、自分の存在そのものまで溶けていきそうで恐ろしい。 俺の友人、さいまの話だ。 田舎から上京し ...

ウィッタカー家 n+

2025/09/13   -短編, n+2025

誰にも知られず、血だけが濃くなっていった もう十五年も前の話になる。それでも、あのとき見た家の窓、扉の軋む音、そして何よりも──彼らの目つきだけは、今でもはっきり脳裏に焼きついている。 きっかけは、取 ...

【連続殺人鬼】大久保清にまつわる怖い話 #11,801

【連続殺人鬼】大久保清にまつわる怖い話【ゆっくり朗読】 僕の実家は群馬にあります。 そして父が警察なのですが、父から聞いた話を一つ。 大久保清という連続殺人犯は知っているでしょうか。 昭和の話になって ...

神も仏も沈む地 r+5,381

親父が死ぬ直前、病室のベッドで俺と兄貴を呼びつけ、ほとんど息も絶え絶えになりながら言った言葉がある。 「……ムナカタ土建の資材置場の端に、林道があんだろ。……あそこの奥の集落の依頼は、……最優先にしろ ...

やっかい箪笥 r+4,667

2025/09/13   -中編, r+, 民俗
 

小学校の低学年の頃だったと思う。 自分でも子供の頃の記憶は割と鮮明な方なのに、その夏の記憶だけは、どうも靄がかかっていて曖昧だ。夢だったのか、現実だったのか、確かめようがない。けれど、ひとつひとつ手繰 ...

耳鳴りの正体 r+1,697

数か月前、俺が体験した話をさせてくれ。 場所は、うちの会社が持ってる某県の山奥にある研修施設。ガテン系の職種で、社員数もけっこう多い会社なんだが、研修のたびに使われるこの施設、どうにも妙な噂が絶えない ...

供え物を蹴った夜 n+

中学の頃の話だ。 いや、正確に言えば、俺の弟のまわりで起きた出来事を、後から断片的に聞かされ、そしてなぜか俺自身も巻き込まれるように記憶の底に焼き付いてしまった……そんな話だ。 あの頃、弟は高校に上が ...

七人坊主~七人岬の夜 r+3,587

今でも湿った潮風を思い出すと、胃の奥が重たくなる。 あの夜、角造さんの身に降りかかった出来事を、私は本人の口から聞いた。まるで自分がそこに居合わせたかのように生々しい語り口だったから、今でも忘れられな ...

ゆうくんのでんわ r+4,709-5,012

学生時代、吉岡くんから打ち明けられた話が、今も耳の奥でこだましている。 ありふれた家庭の光景に紛れ込み、決して拭い去れない影のようにまとわりついて離れない話だ。 彼は高校に入学して間もなく、不器用な立 ...

【未解決殺人事件】佐賀女性7人連続殺人事件【水曜日の絞殺魔事件】#13,734

【未解決殺人事件】佐賀女性7人連続殺人事件【水曜日の絞殺魔事件】ゆっくり朗読 佐賀県女性七人連続殺人事件とは 1975年から1989年(昭和五十年から平成元年)までに佐賀県で七人の女性が殺された事件。 ...

ぼおおおー r+5,139

一九九五年の一月、初旬の冷たい空気をいまだ思い出せる。 あの震災の一週間前のことだった。小学生の俺は、冬休みの気の緩みと無駄な元気をたっぷり蓄えていた。 あの日、俺は友達のタケシ(仮名)と、その姉ちゃ ...

十六センチの境界線 r+3,424

三年前の正月、赤坂の日枝神社へ初詣に行った。 あの日は空が澄んで、陽が柔らかくて、風もないのに頬が少しだけ冷たかった。都心とは思えないほど静かで、まるで神様に会いに行くためだけに用意された朝のようだっ ...

寒いって、あの人が言った夜 r+2,422

夜勤が好き、なんて言うとだいたい驚かれる。 でも、人と関わるのが苦手な自分にとっては、静かな夜の病棟で淡々と仕事をこなすほうが性に合っていた。とはいえ、何も感じないわけじゃない。霊感があるかって訊かれ ...

白い教室 r+2,230

あれが何だったのか、いまだに説明がつかない。 夢だったと思いたい気持ちもあるけれど、夢にしては、あの時の湿った空気の匂いや、自分の靴の音、天井の染みの形まで、妙に鮮明すぎる。 小学三年の、確か秋口のこ ...

八十八の釘 r+1,672

大学三年の夏休み、俺たちは“あれ”をやることにした。 四国八十八箇所――ただし逆に巡る、いわゆる「逆打ち」だ。 誰が言い出したかはもう忘れたけど、きっかけは明らかにホラー映画だった。『死国』ってやつ。 ...

八月の水面に立つもの r+1,351

もう何年も前のことだが、未だに思い出すと、喉の奥がキュッと締め付けられる。 あのときの雨の匂いと、湿った土の感触。人の気配がどんどん遠ざかっていった、あの異様な静けさ。全部、頭の奥にこびりついて、取れ ...

影なき女 r+1,444

霊体験ってやつは、連鎖するらしい。 一度なにかに触れてしまうと、それからしばらく、次から次へと妙なことに巻き込まれる。霊感が開花するのか、波長が合うようになるのか、あるいは、自分の中に「見てしまう回路 ...

ダム湖に立つ声 n+

山奥の村で育った。 地図にもろくに載らないような小さな集落で、冬は雪に閉ざされ、夏は山の闇に抱かれるような土地だった。今ではもうダムの底に沈んでしまったけれど、あの場所で過ごした記憶は、土に染み込んだ ...

北九州・連続監禁殺人事件-日本犯罪史上最も残虐非道なマインドコントロール殺人事件 #37,539

北九州監禁殺人事件(きたきゅうしゅうかんきんさつじんじけん)は、2002年(平成14年)3月に北九州市小倉北区で発覚した監禁、殺人事件である。 松永太被告(50)は、交際していた緒方純子被告(49)と ...

沖に浮かぶ孤島 r+6,106

 わたしは、潮の香りを肺いっぱいに吸い込みながら、ひどく感傷的になっていた。 いまからおよそ三十年前、まだ二十歳を少し過ぎたばかりだった頃の、夏のある日の出来事を思い返していたのだ。 その頃のわたしは ...

姉として、生きた r+2,416

2025/09/11   -短編, r+, ほんのり怖い話

引っ越したのは、保育所に通い始めたばかりの頃だったと思う。 段ボールの匂いがする新しい家に着くなり、母に言われた。 「今日から、女の子になってね」 言葉の意味は、よくわからなかった。でも、母がそう言う ...

五百回目の悪魔 r+2,665

部屋に鍵をかけると、無意識に背中で扉を押し返すようにして、その場にしゃがみ込んでしまった。 靴も脱がずに、コンクリートのにおいのする床に座り込んでいた。気づけばまた、泣いていた。 こんなことを、もう何 ...

R山の柱 r+1,752

Mとは、小一の頃からのつきあいだった。 頭は良かったけれど、身体はひょろくて、動きも鈍かった。おまけに失禁癖があって、何度か授業中に漏らしたこともあった。ある日、みかん畑で野糞をして、葉っぱで尻を拭い ...

祠の裂け目 n+

これは、あの夏に友人から聞いた話ではなく、私自身の身に起きた出来事として語らざるを得ない。 実家のある町は、電車も一時間に一本しか通らないような田舎で、周囲は見渡す限りの田んぼだった。空は広く、風の音 ...

【閲覧注意!】霧社事件/世紀の抗日暴動事件 #12,688

【視聴注意!】霧社事件(むしゃじけん)/世紀の抗日暴動事件【ゆっくり朗読】 霧社事件(むしゃじけん)とは [当時の霧社] 昭和5年(1930年)10月27日。日本の台湾統治時代後期、台湾原住民による最 ...

春の祠 r+5,212

十年ほど前、従弟が事故で死んだ。 バイクで街道を走っていて、カーブを曲がり損ねたらしい。その知らせを受けて実家に帰ったとき、本家の叔父――従弟の父親が、ぽつりと話し始めた。 「お前が継ぐことになるだろ ...

黒い封筒 r+4,754

一昨年の冬、婆ちゃんが死んだ。 静かな死だった。あっけないとも言える。高齢だったし、震災の後、急に弱っていったから、仕方がないとは思った。それでも、あの人のいない仏間の冷たさには、何か底知れぬものがあ ...

黒羽の前触れ r+1,818

東日本大震災の直前、福島の沿岸部、原発から十キロほどの町で暮らしていた。 あのときの胸騒ぎは、今でもうまく言葉にできない。理由もないのに、ただ恐ろしくて、逃げ出したくてたまらなかった。たぶん、これは誰 ...

ひとつだけ空いていた席 r+3,479

今でもあの出来事を思い出すと、背中がじっとりと湿ってくる。 もう何年も前の話だ。三十代に入ったばかりの頃、真夏の昼下がりだった。その日も私は、青梅線に乗って都内の実家に向かう途中だった。あの路線は、都 ...

ヒロマルが通る道 r+2,730

昔、おばあちゃんがまだ小さかった頃に体験した話を、生前に何度か聞かされたことがある。 夕飯の後、決まって玄関先の縁側に腰かけて、梅干しを指でつぶしながらぽつりぽつり語るのが癖でね。決して大きな声では話 ...

父の最期の言い間違い n+

親父が死んだ日のことを、今でもはっきり覚えている。 いや、正確には死ぬ前日のことだ。あの、よく分からない言葉を口にした夜のことが、ずっと頭の中にこびりついて離れない。 食道静脈瘤という病気で、血を吐き ...

汗と骨~魂を啜る家系 r+9,305

人の業ってのはあるんだな、と感じた話がある。 まだ俺が二十代の終わりで、親父と酒を酌み交わすようになってきた頃だ。酔いがまわると、親父はときどき田舎の話をぽつぽつと語り出した。古びた木造の居間に、チリ ...

外国為替証拠金取引(FX)で財産の大半を失った話 r+5,457

2025/09/09   -短編, r+, 後味の悪い話

外国為替証拠金取引(FX)で財産の大半を失った話【ゆっくり朗読】 FXのなまなましい体験談が怖すぎて震えた件 701 名前:名無しさん@お金いっぱい。2009/07/06(月) 20:16:04 ID ...

キコッ、キコッ……夜を這う音 r+4,914

実家の近くに精神病院がある。 幼稚園の頃、あの病院には絶対近づくなと親に言われていた。高い塀、鬱蒼とした木々、常に閉ざされた門。昼間ですら不気味で、鉄格子の窓の話なんかを聞かされると、そこが現実に存在 ...

帰れない道 r+3,866

大正生まれの祖母が、生きているあいだ何度も繰り返し語ってくれた話がある。 私自身の体験ではないけれど、祖母の語り口や、そのときの目つき――うつろなのにどこか嬉しそうなあの表情が、今でも忘れられない。 ...

かずだま r+2,841

拘置所にいたことがある。 たったの四ヶ月、だが、あの灰色の空間は時間の長さと無関係に人間の中の何かを削っていく。 八人部屋。みんな起訴されたばかりか、裁判中かのどちらかで、懲役と違って毎日が宙ぶらりん ...

最期の采配 n+

十年以上も前のことだ。 あれは俺の体験じゃない。けれども、あまりにも妙な出来事だから、こうして人に話さずにはいられない。話してくれたのは昔からの友人で、彼にとっては血のつながった祖父の最期の晩に起きた ...

笑わない女 r+1,809

オカルトには興味がある。むしろ人一倍ある。 だからこそ、信じたくない――信じた瞬間、世界のルールが壊れるようで怖いのだ。 そういう性分だから、心霊現象に出くわすたび、まず疑う。風の音だろう、建付けが悪 ...

『良栄丸遭難事件』未だ謎が残るミイラ船の真実・幽霊船ミステリー r+16,448

良栄丸遭難事故とは? 1926年(大正15年/昭和元年)12月。和歌山県の漁船:良栄丸が千葉県銚子の沖で遭難し、乗組員12人が全員死亡・行方不明となった事故である。 漁業従事中にエンジンが故障、北太平 ...

うちはもう、みんな居ない r+5,769

小学生のときだった。 母が勧誘を受けるようになったのは、ある梅雨の湿気がまとわりつく午後だった。ピンポンとチャイムが鳴り、玄関に出た母は、赤い傘を持った女に「心を救うお話、聞いていただけませんか」と頭 ...

視られる森と、帰らない視線 r+3,779

2025/09/08   -短編, r+, ほんのり怖い話

俺がまだ大学生だったころの話だ。 真っ赤な制服を着たキャンペーンレディが、紙袋にモデムを入れて配ってた時代。フレッツADSLって知ってる? まあ、そういう時代だ。 俺はWEBチャットに入り浸ってて、そ ...

夕焼けの中学校 n+

俺が通っていた中学校は、今はもう存在しない。 取り壊されて更地になり、今では地元の老人たちが犬を散歩させたり、夕方にゲートボールをしたりしているだけの場所だ。けれど俺の記憶の中では、あの学校は今も、薄 ...

晴海の棺 r+7,609

法事で実家に戻ったのは、たしか、去年の夏だったと思う。 久しぶりの帰省だったから、何となく落ち着かなくて、法要が終わった夜、親戚一同が帰ったあと、私は居間で叔父とふたり、ビールを開けた。 酔いがまわっ ...

ドコノエキデスカ? r+7,980

【ゆっくり怪談】隣に座った外国人に電話番号を教えてしまった結果…… 仕事帰りの電車の中で携帯いじってたら、隣に座った外人の男の人がずっとこっちを見てたんです。 睨んでたわけではないのですが凄く見つめら ...

狐の尾が金色だった理由 r+8,253

あれは、祖母が死ぬ直前にぽつりぽつりと語ってくれた話だ。 妙に生々しいのに、途中からおとぎ話のようになっていくその内容に、最初は冗談だろうと思っていた。 けれど今では、実家の床の間に飾られた金色の尾と ...

侵入者の記憶 n+

小学三年の冬から、四年生の五月までの記憶が、まるごと抜け落ちている。 自分の口でこんな話をすると、たいていは「冗談だろ」とか「夢でも見てたんだろ」と返される。けれど本当に、そこだけ真っ黒に途切れている ...

風呂場の奥に残るもの r+4,197

不動産会社に勤め始めてまだ数ヶ月の頃だった。 仕事にも慣れてきたと思っていたが、この件を境に、物件の「外観」や「築年数」なんか、まったく当てにならないと痛感するようになった。 担当になったのは、郊外の ...

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