ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

判断された子ども nc+834

4歳のある夜、母に命を奪われかけた記憶が、その後の人生に深い影を落としている。 記憶は曖昧だが、光景だけははっきりしている。 夜だった。闇というより、夜そのものだった。静けさと空気の重みがあり、ただ暗 ...

聞こえる家 nw+

私たちが引っ越してきたのは、地方都市郊外の緩やかに起伏する新興住宅地の一角だった。 真新しい家と古い二階建てが混在し、夜七時を過ぎると幹線道路の低い走行音か、遠くの貨物列車の振動だけが空気を裂く。静か ...

初夜権の研究(処女権・股の権利についての考察)r+8,039

2025/12/26   -中編, r+, 民俗
 

初夜権とは [フランス出身の画家ジュール・アルセーヌ・ガルニエ(Jules Arsène Garnier、1847年 - 1889年)が1872年に発表した絵画「初夜権(Le Droit du Sei ...

返事のある空室 rw+6,483

地元ではちょっとした有名物件となっている、築十五年ほどの五階建てマンションがある。 噂の始まりは三〇三号室だった。 三十代後半の女性が、その部屋で命を絶ったという。水商売をしていたらしいが、理由は誰も ...

脚折竈 rc+3,053

あれは九年前のこと。 ある日、釣りを終えた兄が、顔面蒼白で家へ転がり込んできた。ガタガタと震える兄に、母と二人で温かい紅茶を差し出しながら話を聞くと、兄はただ一点を見つめ、か細い声で繰り返すばかりだっ ...

次の受け皿 nw+

九月一日、始業式の教室は、異常な熱気と、石鹸の匂いが混ざった汗臭さに満ちていた。 ガラス窓から差し込む光は真夏のそれとは違い、どこか力が抜けた薄い黄色をしていた。久しぶりの再会に浮き足立つ友人の声がコ ...

ビデオに映らない女 rc+3,970

これは、奄美大島に住む叔父から聞いた話だ。 その日、家族全員でビデオカメラを持ち出し、海岸で楽しいひとときを過ごしていた。三脚に固定したカメラは、兄弟や従兄弟たちが波打ち際で遊ぶ様子を黙々と記録してい ...

芥川龍之介~歯車《閃輝暗点》#1,562

2025/12/26   -長編
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一 レエン・コオト 僕は或知り人の結婚披露式ひろうしきにつらなる為に鞄かばんを一つ下げたまま、東海道の或停車場へその奥の避暑地から自動車を飛ばした。自動車の走る道の両がはは大抵松ばかり茂つてゐた。上り ...

事故の記憶 nc+

湿気を含んだ生温かい風が、自動ドアが開くたびに居酒屋の店内に流れ込んでくる。 十一月にしては異様に暖かい夜だった。壁に貼られたラミネート加工のメニュー表が、エアコンの風で微かに震えている。テーブルの上 ...

怖いお話ネット未公開コンテンツが電子書籍になりました。【Kindle出版】

2025/12/25   -Kindle

伝聞怪談1: あたしが蒐めた怖いお話【Kindle Unlimited】 出版社より 本書は、怖い話まとめサイト「怖いお話ネット」(kowaiohanasi.net)との特別なコラボレーションによって ...

【Kindle出版】伝聞怪談2: あたしが蒐めた怖いお話

2025/12/25   -Kindle

伝聞怪談2: あたしが蒐めた怖いお話【Kindle Unlimited】 出版社より ついに登場――『伝聞怪談 第二弾』 おかげさまで、第一弾『伝聞怪談』は、多くの読者の皆さまから熱いご支持をいただき ...

【Kindle出版】伝聞怪談3: あたしが蒐めた怖いお話

2025/12/25   -Kindle

伝聞怪談3: あたしが蒐めた怖いお話【Kindle Unlimited】 出版社より 日常に潜む恐怖、それはすぐそこに――ネット掲示板の書き込みから、身近な人の体験談、そして何気ない会話の中から聞こえ ...

【Kindle出版】伝聞怪談4: あたしが蒐めた怖いお話

2025/12/25   -Kindle

伝聞怪談4: あたしが蒐めた怖いお話【Kindle Unlimited】 出版社より 【禁断の扉、開きますか?】日常に潜む異形と戦慄の怪談集「それ」は、すぐそこにいるかもしれない――。何気ない日常の裏 ...

【Kindle出版】伝聞怪談5: あたしが蒐めた怖いお話

2025/12/25   -Kindle

伝聞怪談5: あたしが蒐めた怖いお話【Kindle Unlimited】 出版社より 魅惑的で背筋が凍る、怪談の世界へようこそ!都市伝説、異界からの囁き、そして現実と非現実の狭間を彷徨う恐怖体験がぎっ ...

【Kindle出版】伝聞怪談6: あたしが蒐めた怖いお話

2025/12/25   -Kindle

伝聞怪談6: あたしが蒐めた怖いお話【Kindle Unlimited】 出版社より 《これは、単なる怪談ではない。実際に語られた、戦慄の記録》背筋を凍らせる恐怖が、すぐそこに。「伝聞怪談6:あたしが ...

戻らなかった道 rw+8,333

平成四年。当時、高校三年生だった僕は、富山県立山に住んでいた。 桜はほとんど散り、暖かい日だった。受験の話題が飛び交う時期だったが、僕は実家の弁当屋を継ぐと決めていて、進学には興味がなかった。学校全体 ...

治ったのは誰だったのか rw+6,552

落人の伝説は日本各地に残っている。 源義経の名が最も知られているが、私が住む四国の沿岸部にも、別の落人譚がひっそりと語り継がれている。 この土地では、壇ノ浦で海に沈んだとされる幼少の天皇が実は生き延び ...

山の人生[完全版]~柳田國男【青空文庫・ゆっくり朗読】4,014

【柳田國男】山の人生~前編【青空文庫・ゆっくり朗読】 【柳田國男】山の人生~後編【青空文庫・ゆっくり朗読】 自序 山の人生と題する短い研究を、昨年『朝日グラフ』に連載した時には、一番親切だと思った友人 ...

思い出せない家 rc+3,607

これは、匿名掲示板に投稿された奇妙な話だ。 小学校低学年の頃、放課後になると決まって入り浸っていた近所の家があった。 その家の記憶は今でも異様なほど鮮明なのに、いつの間にか跡形もなく消え、周囲の誰に聞 ...

通過儀礼 rc+4,982

これは、大学時代の友人から聞いた話だ。彼の父親にまつわる、一族の奇妙な通過儀礼とその代償の話である。 その家系では、男がある年齢に達すると必ず行われる儀式があるらしい。 「通過儀礼」と呼ぶには、あまり ...

内覧の家 nc+

 あの年の夏がどれほど異常な暑さだったか、今でも肌が覚えている。 アスファルトが溶け出すような焦げ臭い熱気が、街全体を巨大な蒸し器の中に閉じ込めていた。当時、私たちは新居を探していた。世界中が疫病の恐 ...

ワラズマの謎と《お指さま》の秘密 rc+4,073

2025/12/24   -中編, r+

幼い頃の奇妙な邂逅 幼少期、田宮家(仮名)という遠い親戚の家に毎年のように泊まっていた。夏休みが来ると、田宮家の大きな日本家屋で数日を過ごすのが恒例だった。血の繋がりはないが、両親が親しい間柄だったた ...

受信者不在 rw+1,840

ザ・ブザー UVB-76 TheBuzzer 何十年にも渡ってロシアから発信され続けている目的不明の怪電波 1970年代から今日まで「ザ・ブザー」と呼ばれるロシアより発信され続けている、目的不明の怪電 ...

裏世界の補正 rc+5,225

今でも、熱せられたアスファルトに雨が落ちた時の、あの独特な埃っぽい匂いを嗅ぐと、胸の奥底にある柔らかな部分を針で刺されたような感覚に襲われる。 あれは私の記憶なのか、それとも誰か別の人間がみた悪夢が、 ...

水の音が近づく rw+4,156

その屋敷の敷地の奥には、今も小さな祠が残っている。 石段は低く、三段ほどしかない。だが、苔に覆われたその段を踏むと、足裏に妙な重さを感じる。木々に囲まれたその場所は昼でも薄暗く、風が止まると、耳鳴りの ...

【閲覧注意】史上最凶のシリアルキラー テッド・バンディ【最凶悪殺人事件】r+16.811

【閲覧注意】史上最凶のシリアルキラー:テッド・バンディ【最凶悪殺人事件】 セオドア・ロバート・バンディ(Theodore Robert Bundy、1946年11月24日 - 1989年1月24日)は ...

昔は人形じゃなかった rw+5,111

七年ほど前の話だ。高校に入学したばかりの夏に、父の実家で聞いた話がある。 俺の父親は三男坊の次男で、家を継ぐ立場ではなかった。そのため都会に出てきたが、父の実家、つまり本家はそれなりに古い家らしい。祖 ...

目ん玉が無いわ rw+3,500

私の母方の祖母は、かつて産婆をしていた。 昭和三十年代の初め、まだ自宅で子どもを産むのが当たり前だった頃の話だ。祖母は、私が幼い頃からよく仕事の話をしてくれた。「赤ん坊はな、どんな子でも小さいうちは天 ...

選ばされた切符 nw+207

朝、目が覚めたら、ベッドの横に見知らぬ自分が座っていた。 見知らぬ自分という言い方は変だが、どう見ても俺だった。寝癖の向きまで同じで、嫌になるほど自然にそこにいる。 「時間ないよ。驚くのは後。着替えて ...

何も起きていないのに、不安だけが残る Column+

2025/12/23   -n+2025, コラム

ここ最近、はっきりした怪異が起きていないのに、なぜか怖い。 血も出ない。悲鳴も上がらない。何かに追いかけられるわけでもない。 それでも、じわじわと不安だけが残る。 こうした「不穏コンテンツ」が、Z世代 ...

占っているのは誰だ nc+

占い師で生計を立てることを決断した万年係長の小林光男は、妻の反対を押し切って会社を辞めた。 長年の夢だった一国一城の主。サラリーマン生活にも嫌気がさしていた。 趣味で続けていた占いは職場でも評判がよく ...

逃げたがる仏 nc+

三十年ほど前のことだ。 とある僧侶の家に招かれ、夕餉をごちそうになった。 陽はすでに傾き、居間には薄橙色の灯りだけが残っていた。膳を囲みながら、ふと視線が隣室へ引き寄せられた。そこには、色のついていな ...

点検待ち nc+

晩夏の夜、月明かりだけが建設現場をぼんやり照らしていた。 新米の現場監督だった俺は、気の弱い先輩と二人で、夜の見回りをしていた。 現場の一角には鉄筋工たちの飯場があり、酒が入ると騒ぎになる。近隣から警 ...

数の合わない封筒 rw+3,577

私が住むマンションのお隣の家族は、最初からどこか現実の枠に収まっていなかった。 お隣には、お婆ちゃん、母親、娘の三人が暮らしていた。父親の姿は一度も見たことがない。だが、その不在を不自然だと感じたこと ...

天井板一枚の向こう rw+2,268

私が小学四年生か五年生の頃、今から二十年以上も前の話だ。 夏休みに祖父母の家へ遊びに行った。古くて広い日本家屋で、子どもの私にとっては迷路のような家だった。 ある日、昼寝から目を覚ますと家の中が妙に静 ...

汽笛のリズム nc+

家でネタ作りをしていた時のことだ。 仕事の疲れが溜まっていたのか、気づかないうちに机に突っ伏したまま眠ってしまった。 目を開けると、見知らぬ和室に立っていた。畳の匂いが妙に生々しい。正面には、正座をし ...

かなりヤバイ集落を見つけた話【まとめ】r+28,234

宮崎県に住むものなんですが、先日かなりすごい集落を発見してしまいました。 先週の土曜日に友人と二人で、サイクリングに行った時でした。 その日は、今まで行ったことのない方ない方へと道を進んで行こうという ...

首に結ばれたもの rw+2,850

【ゆっくり朗読】おかげ犬(犬のお伊勢参り) 知り合いの話。 とある鄙びた峠道を歩いていると、いつの間にか犬が一頭、後をついてきていた。 痩せた白い体毛の犬で、首には大きな風呂敷包みを提げている。首輪の ...

玄関の外に立つもの rw+6,444

おととし、引越した先のアパートでの話だ。 物件を探していたとき、不動産会社から 「ちょっとした縁があって、相場より安く出せる部屋がある」 と紹介されたのが、そのアパートだった。 1Kでロフト付き。日当 ...

ひつか駅 rc+5,348

これは、数年前、剣道教室の鏡開きに参加したというある若者から聞いた話だ。 その日は寒さの厳しい冬の日で、剣道教室が開催されたのは、西○線の終点にあるH駅の近くだった。稽古に汗を流し、ついた餅を振る舞わ ...

タビー rc+4,570

いとこの桂子の家で起きた奇妙な話だ。 桂子の家では「タビー」という犬を飼っていた。秋田犬の雑種で、人懐っこく愛嬌のある犬だった。全身が薄茶色で、後ろ脚だけが白く靴下を履いているように見えるのが特徴だっ ...

不気味で短めの怖い話を貼っていく(3)rc+1,853

41: 名無し:19/05/11 22:56:13 ID:J8g ・「意味が分かると怖い話」は混ぜてない ・なるべくマイナーなの選んだ 名前 とある警察署に、一人の男が女を殺し山に捨てたと自首してきた ...

不気味で短めの怖い話を貼っていく(2)rc+2,808

不気味で短めの怖い話を貼っていく(2)【ゆっくり朗読】 20: 名無し:19/05/11 22:32:56 ID:J8g ・「意味が分かると怖い話」は混ぜてない ・なるべくマイナーなの選んだ 騙されな ...

不気味で短めの怖い話を貼っていく(1)rc+2,173

1 :名無し:19/05/11 22:22:08 ID:J8g ・「意味が分かると怖い話」は混ぜてない ・なるべくマイナーなの選んだ 原因 不眠が続いて、しばらく睡眠薬を飲んでいた頃の話だ。 ある朝、 ...

きれいな着物 nw+

湿った苔と、古びた樟脳が混ざり合ったような匂い。 記憶の蓋に指をかけると、まずその粘着質な嗅覚が蘇る。私の生まれ育った土地には、山の中腹にへばりつくようにして建つ古い神社があった。観光ガイドに載る由緒 ...

10歳の殺人鬼~メアリー・ベル事件 r+9,912

Mary Flora Bell/マリー・ベル事件とは 1968年のイギリス。5月から7月にかけて、小さな町を震撼させた殺人事件が起きた。犯人として逮捕されたのは、当時わずか11歳の少女だった。初めての ...

ワグナー事件|ドイツ最凶大量殺人事件|津山三十人殺し事件との共通点とは?#4,228

ワグナー事件(ワグナーじけん)は、1913年9月4日にドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州のミュールハウゼン村(現在はミューラッカー市の一部)で発生した大量殺人事件。 日本では、1938年5月21日、 ...

監視小屋 rc+3,915

私の通っていた高校は、歴史ある場所だった。 築120年という長い年月を経ているせいか、校舎は何度も改築を繰り返した結果、まるで迷路のように複雑で、奇妙な形に歪んでいた。外観は平屋にもかかわらず、内部に ...

かぼちゃ屋敷の闇 rc+4,121

十数年前の話。大学三年生だった俺と、友人のキヨシ、後輩のヨシオは、いつものようにくだらない話で盛り上がっていた。 キヨは当時、自称霊感が強いという彼女と付き合い始めたばかりだった。彼はクールで強引で、 ...

逃げるんですか~ rw+1,638

これは、ある日ネット掲示板で見つけた奇妙な投稿を、ほぼ原文のまま書き起こしたものだ。 昔から夢をよく覚えている方だった。 内容も感触もやけに鮮明で、目が覚めたあとも、しばらく現実と区別がつかないことが ...

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