ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「 kowainetの記事 」 一覧

止まっていたのは誰か rw+5,853-0220

自転車鬼ごっこをしていた日のことは、いまでも季節ごとに思い出す。 近所に、やたらと広い墓地があった。俺と弟、儀一、茂吉、清助の五人で公園を走り回っていたが、儀一が「墓地まで広げよう」と言い出した。鬼は ...

取らなくても鳴る rw+4,957-0105

俺は、ある古びたアパートの一室、104号室に住んでいる。 二階建てで、築年数だけが自慢のような建物だった。薄い壁、軋む階段、夜になると外灯が半分しか点かない通路。安い。理由はそれだけだ。住人同士の交流 ...

掃除した場所 rw+4,116-0119

俺が某飲食店で働いていた頃の話だ。 郊外にある全国チェーンの古い店舗で、内装も什器もほとんど開店当時のままだった。油と埃が長年染み込み、掃除しても完全には取れない匂いが常に漂っていた。それでもこの店は ...

実家の怪異譚 r+2,893

2025/12/04   -中編, r+, 怪談

最近、異常に恐ろしい体験をしたので、記録に残しておきたいと思う。 私は普段、自営業の手伝いをしているのだが、今年の12月初旬に長めの休みをもらった。年末年始は非常に忙しくなるため、このタイミングで半年 ...

夜中の食事 ncrw+163-0124

この話をすると、たいてい相手は黙る。 途中で視線を逸らし、空気を確かめるように息を止める。語られている内容より、語っているこちらの輪郭が、少しずつ削れていくのがわかるからだと思う。 今でも、あの夜の匂 ...

私より先に光るもの ncrw+158-0121

今でも、あの午後の匂いを思い出すと、胸の奥で何かがざらりと崩れる。 乾いた校庭の砂塵と、日に焼けた鉄棒の鉄臭さが混じった、あの季節だけの空気だ。光はやけに白く、地面の反射が目の裏を刺していた。 私はド ...

乾いた手 nw+184

田んぼの泥が温まりきらずに冷気をまとい始める頃、空気の底だけがじわり湿る。 あれは中学二年の夏休みの終わりで、昼間に遊び疲れた身体のまま息を合わせるように夜へ滑り込んだ夜だった。家に帰って飯をかき込ん ...

人間のリミッターが外れるとき r+813

深夜の保護室で起きたこと これは、看護師として精神科病院に勤務していた女性から聞いた話だ。彼女が入職してまだ1年目、夜勤に慣れ始めた頃に体験した、今でも脳裏を離れない出来事だという。 その病院では日常 ...

裏S区:嗤う人々~アナザーストーリー・後日談 #16,227-0116

※註:もとのお話『裏S区』を読んでいない方は、最初にこちらからお読み下さい。 ⇒ 『裏S区』もとの話 これは、俺自身の体験ではない。ただし、その話を語った友人が嘘をつくような人間ではないため、事実とし ...

裏S区【語り継がれる定番怖い話】#6,656-0222

仮だが、S区という地域の山を越えた、裏S区って呼ばれてる九州のある地域の話。 現在では裏とは言わずに『新S区』って呼ばれてるが、じいちゃんばあちゃんは今でも『裏S区』と呼んでる。 まぁ、裏と言うのは良 ...

四階に増えた一室 rw+2,847-0128

今でも、四階の匂いを思い出すと喉がひりつく。 消毒液とも古い金属とも判別できない、湿り気を含んだ匂いだ。あの階にだけ、季節とは無関係の湿度があった。 私は当時、雑居ビルの管理会社で事務をしていた。築四 ...

観客と証人のいないベンチ n+

今でもあの夜の匂いを思い出すと、胸の奥がざわつく。 それは埃っぽさと、湿った土、そして僅かな鉄錆が混ざったような、団地の夜に特有の鈍い匂いだ。友人のMが語った、あの出来事の中心にあるのは、その匂いと、 ...

花壇の向かいに座るひと n+

小学二年の私が、庭の隅にある小さな盛り土に水を垂らしていた頃の話だ。 夕方の光が斜めに差し込み、花壇の土を赤く照らしていた。 風はほとんど動かず、空気は薄い膜のように肌へ張りついていた。 日が傾ききる ...

かわって ncw+204-0120

茨城県南部の湿った風が、車の窓から吹き込んでくる。 七月半ばの筑波は、緑とアスファルトが混じり合った独特の匂いがした。父親の転勤に伴う引っ越しは、中学三年の夏という最悪の時期に決まった。助手席の父親は ...

白い人々(The White People)/アーサー・マッケン(Arthur Machen)n+

世界は一枚の皮じゃない。 裏側で、まだ脈打っているものがある。 見たら、戻れない。 世界は整った一枚の皮膜ではない。 その下に、もうひとつの世界が縫い付けられている。 その縫い目が裂け、裏側から“白い ...

鍵のかかった部屋 rw+7,706

2DKのアパートに妹と暮らしていた頃の話だ。 引っ越して数週間が経った雨の夜、私は一人で帰宅した。妹はまだ戻っていなかった。 玄関を開けると、左手にトイレ、正面に風呂場の扉と電気のスイッチがある。濡れ ...

連れて行くもの rw+5,026-0121

私の母方の家には、昔から「山に関わるな」という言葉があった。 理由を聞いても、誰もはっきり答えない。ただ、女たちは皆、その言葉を当たり前の注意のように受け取っていた。 山のふもとに、古い小さな寺がある ...

数えなかった街灯 rw+4,618

これは、数年前に友人の田端と夜釣りに出かけたときの話だ。 場所は奥多摩の白丸ダムだった。釣り仲間の間では名前だけは知られているが、あえて話題にする人間は少ない。夜は人が寄りつかず、静かすぎるほど静かな ...

塩を持って歩く rc+4,134-0117

職場の同僚と居酒屋で飲んでいたときに語った話を、そのまま書き写す。 あれから二十五年以上が過ぎたが、今も脳の底で黒い水が鳴っている気がする。 高校二年から三年に移る春休み、三月。北浜と天満橋のあいだ、 ...

縫い目の内側 ncrw+149-0109

今でも、あの匂いを思い出すと胸の奥がざわつく。 消毒液と古い布団の湿気が混じった、大学病院の空気だ。覚えているはずがない、と何度も言われた。それでも、天井に広がる黒ずんだ輪郭や、廊下の奥に溜まる湿った ...

地底から見ていた nw+248-0114

彼がそれを語ったのは、酒の席でも、怪談めいた流れでもなかった。 終電を逃し、人気のない喫茶店で時間を潰していたとき、唐突に思い出したように口にしただけだった。 あれは小学校の低学年、たしか一年か二年の ...

ひぐらしの元ネタ~広島一家行方不明事件 #7,827-0130

ひぐらしの元ネタとなった広島一家行方不明事件 あの日、新聞の小さな記事に目が吸い寄せられた。湖に転落していた一台の車。中には一家四人の遺体。事件性はないと結論づけられたが、私にはそれ以上のものがちらつ ...

うなりは一定 nw+212-0217

山に囲まれた町へ法事で戻った帰り、ひとりで小学校の通学路を歩いた。 舗装の継ぎ目に雑草が指のように生え、側溝の水はぬるい。斜面から滲み出す湿気が、鼻の奥に薄い膜を張る。遠くで電柱が鳴っている。低く、一 ...

もう十分やろ rw+8,977-0116

これは、東京近郊に住む友人の吉田さんから聞いた話だ。 その日、彼が入ったのは駅から外れた通りにある古い食堂だった。午後二時を少し回った頃で、昼の混雑はすでに引いている。客は数人。空気は油と湿気が混じっ ...

蛇田の駐車場 rc+5,942-0131

自分の住んでいる町は、田舎の中核都市。 あの土地は、もとは「蛇田」と呼ばれていた田んぼだった。小学生の頃から母に「蛇田には近づくな」と何度も言われてきたが、その理由を誰も詳しく話そうとしなかった。湿っ ...

身代わりじゃなかったハニワの話 nc+191-0130

今でも、あの土の匂いを思い出すたびに鼻の奥がひりつく。 乾いた赤土と湿った木の皮が混じった匂いだ。 小学校三年の夏、両親が旅行先で買ってきたハニワを居間に置いた日から、家の空気はわずかに変わった。笑い ...

【実話】南米チリで最悪な犯罪者に絡まれた話。r+5,904-6,625

これは、南米旅行をしていた頃の話だ。 目的地はチリのとある島、世界遺産の遺跡があることで有名な場所だった。だが、この旅は想像を絶する出来事で台無しになった。 ある晩、観光地の商店で妙に派手な格好をした ...

道に迷ったらタバコを吸え rw+5,424

港で船に乗る前、ばあさんはもう一度だけ同じことを言った。 「道に迷ったら、タバコ吸え。それだけは忘れんな」 それ以外の注意はなかった。キツネだの獅子だのの話もしなかった。むしろ、そういう話題を出そうと ...

導通様の囁き~神々とトウビョウの系譜 r+4,215-4,724

トウビョウ――それは中国・四国地方に語り継がれる謎の憑きものだ。 特に香川県では「トンボ神」とも呼ばれ、その姿は一〇~二〇センチメートルほどの小さなヘビ。全身は淡い黒で、首元には金色の輪が輝いていると ...

代わりに呼ばれたもの rw+6,103-0110

俺の田舎には、土地神がいると言われている。 神様と呼ばれてはいるが、誰も拝まない。祀らない。感謝もしない。ただ、触れないようにしてきただけだ。山に入るな、日が落ちたら近づくな、獣の声に応えるな。それだ ...

光の役目 ncw+201-0120

今でも、あの夕方の空の色をはっきり思い出せる。 雲の切れ間から漏れた光が濡れた地面に反射し、町全体がぼんやりと金色に染まっていた。夏でもないのに空気はぬるく、草の匂いに混じって、線香に似た焦げた匂いが ...

茶色いカーディガンの記憶 n+

小学校の裏手に、使われなくなった汲み取り式トイレがあった。 鉄の臭いと湿気がまとわりつく、昼でも薄暗い場所だった。 少年は、壁に立てかけられた鉄の棒で蓋をこじ開け、中を覗き込むのが日課になっていた。底 ...

【祟られ屋シリーズ】呪いの器 #6,192-6,905

※関連話 → 傷【祟られ屋シリーズ】(こちらを先にお読みください) 日本国内には、いたる所に神社や祠がある。 48 :呪いの器 ◆cmuuOjbHnQ:2008/07/23(水) 04:00:57 そ ...

蔵に預けたもの nc+215-0120

まだ小学校に上がる前、祖父母の家に預けられていた頃のことだ。 なぜ自分がそこにいたのか、両親はいまでも理由を言わない。聞き返したことはある。だが、そのときだけ言葉が途中で途切れ、妙な沈黙が挟まった。理 ...

タイムリープ~時間の裂け目とにゅうめん r+5,820-6,325

今でもあの昼の匂いを思い出すと、胸の奥がざわつく。 油の熱で立ちのぼる揚げ物の甘い香りと、にゅうめんの湯気が入り混じる、あの一瞬の空気だ。 子どもの頃、一日に何度か、時間が巻き戻るような感覚に襲われて ...

【厳選名作】山祭り #5,472-0201

久しぶりに休みが取れた。たった二日だけど、携帯で探される事もたぶんないだろう。 ボーナスも出た事だし、母に何か旨いものでも食わせてやろう。 そう思って、京都・貴船の旅館へ電話を掛けてみた。 川床(かわ ...

初心者の登山 rc+5,077-0205

【ゆっくり怪談】初心者の登山【山にまつわる怖い話】 2007年、5月頃。 俺は静岡にある高ドッキョウ(たかどっきょう)という山を登ろうと考えた。 まだ山に登るようになって一年程度で、1,000m以下の ...

吊るされたものを下ろした日 rw+3,757-0206

これは、幼なじみの坂口から聞いた話だ。 彼が中学生だった頃、秋の終わりに起きた出来事だという。 坂口の住む村は、地図に名前こそ載っているが、外から人が入る理由のない場所だった。周囲を低い山に囲まれ、舗 ...

音だけが近づいてくる rw+3,015-0124

先週の金曜日、会社の先輩である大村が亡くなった。 マンションの自室で、両耳にボールペンを深く突き刺した状態で発見されたという。警察は事件性を否定し、自殺と判断した。両手はペンを強く握り締めており、争っ ...

川越の家 rw+3,313

七年前の六月、夜十時。家の固定電話が鳴った。 いまどき鳴ることの少ないその音が、やけに部屋に響いた。受話器を取ると、馬場だった。 「説明できない。でも、来てくれ」 息が浅く、言葉の間が不自然に長い。川 ...

あなた、私が見えるんですか!? nc+262-0106

駅前のタクシー乗り場は、終電を逃した人たちで薄くざわめいていた。 舗道にこぼれた雨粒が、街灯の光を跳ね返して、足元を曖昧にする。 私は携帯を耳に当て、友人の声に相槌を打ちながら、いつもの位置に並んだ。 ...

深夜の山道で追われた話 rcw+5,022-0202

今でも、あの夜の霧の匂いだけははっきり思い出せる。 白く視界を塞ぐだけのものではなく、肺の奥にまとわりつき、吐いた息さえ自分のものではなくなるような、重たい霧だった。 夏だったが、山の標高のせいか空気 ...

ここじゃない rw+3,430-0212

十一時半頃、玄関のチャイムが鳴った。 甲高い音が、休日の静まり返った廊下に不自然に反響した。足音を殺して覗き窓に目を寄せる。紺色のジャンパーを揃いで着た三人組が、玄関灯の下に立っていた。胸板の厚い体格 ...

出席名簿にない名前 rw+3,490-0220

これは十年ぶりの同窓会での話だ。 案内状が届いたとき、正直に言えば少し躊躇した。二十歳のときに一度集まって以来、誰ともまともに連絡を取っていない。だが、三十歳という節目に、過去を一度くらい確認しておく ...

余計なことしやがって nw+342-0207

今でも、あの夜の匂いを思い出すと、喉の奥がわずかにざらつく。 乾いた紙と、焦げる寸前の埃が混じったような匂いだ。思い出そうとして思い出すのではない。ふとした瞬間に、向こうから鼻の奥に入り込み、胸の底に ...

死守りの夜 r+1,500-2,244

2025/11/22   -中編, r+

これは、高校の時の同級生から聞いた話だ。 彼の故郷では、独特な葬式の風習が今も残っているらしい。 その話は、彼の祖父、通称「爺」が亡くなった時のことだったという。爺は柔道五段、日焼けした顔にがっしりと ...

戻れぬ浅瀬 r+7,781-8,252

海が近いためか、地元ではよく漁師たちの迷信を聞かされていた。 「入り盆や送り盆には漁に出るな」とか、「お盆の時期には海や川に入ってはいけない」といった話だ。しかし、こういった迷信はこの地域だけでなく、 ...

犬と父の影が交わる夜に r+4,685-5,129

今でも、あの夜の湿った風を思い出すと胸の奥がざわめく。 仕事で通夜に参列した帰り道のことだ。ホテルのプランナーをしていた頃、十月に挙式を控えた新郎の父が亡くなった。長い闘病の末だったという。通夜の席で ...

完成しつつある顔 rw+4,681-0102

俺は来年、二十歳になる。 これまで平穏に生きてこられたのは、たまたまだと思っている。理由は単純だ。今も終わっていない出来事があるからだ。 これは、俺がまだ物心もはっきりしない頃、夏祭りで見つけた一軒の ...

父の不思議な夢 r+1,600-2,340

これは、私が小学校2年生の頃に体験した事象である。 当時、父は頻繁に出張してビジネスホテルに滞在していた。夜間には、父は外出して飲みに行くことが多く、家庭に連絡をすることは極めて稀であった。しかし、そ ...

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