「 kowainetの記事 」 一覧
-
-
置かれたままの酒 rw+4,470
2026/02/09 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話自分も『ヨウコウ』と似た体験をしたことがある。 当時は、じいさまが子供を怖がらせるために言った戒めだと思っていた。だが『ヨウコウ』を読んでから、もしかすると自分も境目に触れていたのではないかと思うよう ...
-
-
通過した直後に立っている ncw+
2026/02/08 -短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
その話は、彼が酒の席でぽつりと漏らしたものだという。 誰に向けたわけでもない。卓上の灰皿の縁を、意味もなく指でなぞりながら、思い出すともなく語り始めたらしい。 季節ははっきりしない。ただ、夕方だったこ ...
-
-
【定番怖い話】姦姦蛇螺(かんかんだら)《ホラーテラーさん》 #18,964
2026/02/08 -中編, 都市伝説, 定番・名作怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話【定番怖い話】姦姦蛇螺(かんかんだら)【ゆっくり朗読】 小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かった啓二、光彦と三人で毎日バカやって、荒れた生活してたんだわ。 原著作者「怖い話投稿:ホラーテラ ...
-
-
見えなくなっただけ rw+4,614
2026/02/08 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
二年前の夏、俺はバイクで北海道を走っていた。 金を使わないと決め、道の駅と野宿を繋ぐ三日間の予定だったが、距離の感覚を誤った。町は遠く、人の気配は消え、ガソリンスタンドの営業時間だけが行動を縛った。二 ...
-
-
閉めた窓の向こうから rw+4,583
【ゆっくり怪談】和田峠の怪【山にまつわる怖い話】 東京都から山梨に抜ける道に、和田峠という峠がある。 知人のおばさん夫婦は、釣りが好きでよく夜道を走っていた。夫は運転が上手く、山道にも慣れている。おば ...
-
-
底だけが赤い rw+5,152
俺が高野山に住んでいた頃、妙な噂を耳にした。 昔、坊主専用の廓が山のどこかにあったという話だ。戦後に取り壊されて廃墟になったが、今もその姿は残っている。近づいた者は正気では帰ってこられない。何が出るか ...
-
-
山は、つながっている nc+
一度だけ、妙な山の話を聞いたことがある。 語ったのは酒の席で知り合った男で、地元から遠く離れた場所に住んでいると言っていた。年末年始に帰省した折、昔のことを思い出したのだという。 その話の始まりは、今 ...
-
-
ここはだいじょうぶ rw+6,058
2026/02/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
ある夫婦が郊外に中古の家を買った。 駅までは近く、スーパーも多く、日当たりもいい。築年数の割に値段が異様に安かったが、理由らしい理由は説明されなかった。 引っ越し当日、友人たちに手伝ってもらい、そのま ...
-
-
見なかったことにする rw+4,081
2026/02/07 -短編, r+, 山にまつわる怖い話
ネットで有名な怖い話前に何かのCMに出ていた、山を掃除する人がテレビで話していた。 エベレストのような高所登山では、滑落は珍しくない。多くは即死だが、ごくまれに助かってしまう人がいるという。 登山中、ふと下を見下ろすと、 ...
-
-
脚だけのもの rw+4,150
2026/02/07 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、鎌倉に住む知人が幼い頃に体験したという話だ。 当時の鎌倉はまだ開発が進んでおらず、家の裏手には鬱蒼とした山が広がっていた。子供にとっては格好の遊び場で、彼も友達と連れ立っては山に入り、ドングリ ...
-
-
同じ秒に写ったもの rw+3,940
誰に話しても信じてもらえない出来事がある。 先週の土曜日、友人と怪談話をしていたときのことだ。友人が知人から聞いたという妙な噂を教えてくれた。「日暮里駅の改札を出て右手にある階段。23段目で振り返ると ...
-
-
副操縦士の席 nw+
2026/02/06 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
四連休を利用して、普段は億劫で手を出しもしない遠出を企てた。 集まったのは、俺とA、B、Cの四人だった。全員が免許持ちで、交代でハンドルを握る予定だった。目的地は、いくつもの県を跨いだ先にある鄙びた温 ...
-
-
治安最悪!ヨハネスブルグで殺されそうになった話 #23,842
2026/02/06 -短編, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300【ゆっくり怪談】治安最悪!ヨハネスブルグで殺されそうになった話 以前勤めてめていた会社は、海外の取引先が多かった。 自分は国内の取引先を担当しており、海外出張には無縁であった。 が、どうしても人員が不 ...
-
-
多様性脳 nc+
2026/02/05 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
脳科学における性差神話の否定 湿度計の針は六十八パーセントを示しているが、体感では飽和に近い。地下二階にある資料保管室の空気は、常に澱んでいる。埃とカビ、それに微量だが確実に存在するホルマリンの刺激臭 ...
-
-
二時間分の道 rw+4,527
資格試験を受けた帰り道、車で山中を走っていた時のことだ。 考え事をしていたせいで曲がる道を一本間違えたらしく、カーナビが自動で再検索を始めた。表示されたのは見覚えのない細いルートだったが、特に気にも留 ...
-
-
体温三七度 rw+5,068
昔、警備員をしていた時のことだ。 入社して間もない頃、俺は機械警備の担当として、ある区域を任された。昼間は先輩と巡回し、夜は待機所で警報に備える。区域内には夜間巡回が必要な物件が三つあり、その一つが元 ...
-
-
笑いの研究は笑えない nc+
2026/02/04 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026, オリジナル作品
その部屋は、常に微温い泥のような空気に満ちていた。 大学院の研究棟、地下二階にある第三実験室。防音壁に囲まれた閉鎖空間は、換気扇が低く唸る音と、無数に積まれたハードディスクの駆動音だけが支配している。 ...
-
-
山の牧場【語り継がれる怖い話】#66,268
2026/02/04 -中編, 都市伝説, ミステリー
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話【ゆっくり怪談】山の牧場【語り継がれる怖い話】 山の牧場とは、新耳袋という怖い本で紹介された、オカルトスポットです。 話題になったのは、たとえば、 二階があるのに、行けなかったり階段が無かったり、牧場 ...
-
-
押さえていた ncw+
2026/02/03 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
あれは高校二年の九月だった。 雨上がりのアスファルトから立ち上がる土埃の匂いを嗅ぐと、今でも視界が一瞬だけ暗む。鼻の奥に残るのは、青臭い稲と腐った水の鉄錆みたいな臭気だ。思い出したくないのに、身体のほ ...
-
-
キノコ採り #7,101
2026/02/03 -短編, 山にまつわる怖い話, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300去年の秋の話なんだけど、田舎に住んでるから近所の山にキノコ採りに行ったんだ。 638 :本当にあった怖い名無し :2008/04/10(木) 22:32:27 ID:w8ElDRYnO 山の入り口に車 ...
-
-
最終アクセス:昭和六十三年 ncw+
2026/02/02 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
十一月の半ばを過ぎたというのに、生暖かい雨が降っていた。 アスファルトを叩く雨音は粘り気を帯びていて、靴底から伝わる感触もどこか頼りない。埼玉県の西部、かつて街道の宿場町として栄えたその地区は、今でも ...
-
-
関わった夜 rw+9,400
霊感など信じたことがなかった。占いも心霊写真も、話の種として消費するものだと思っていた。 だから今でも、あれを霊的な体験だったと言い切ることに躊躇いがある。ただ、人生で一度だけ、説明を拒む夜がある。 ...
-
-
早くしろ rw+1,912
あれは、都内の外れにある、小さな居酒屋の話だ。 駅前の喧騒から一本裏へ入った場所にあり、看板も目立たない。知っている者だけが通う、十数席ほどのカウンターだけの店だった。 夕方になると、決まった顔ぶれが ...
-
-
先に拾ったというだけだ rw+1,910
これは、海を専門に研究している民俗学教授から直接聞いた話だ。 場所は大学の研究室で、窓の外には内湾が見えた。潮の匂いが微かに漂っていたのを、今でも覚えている。 教授は、海にまつわる死者の扱いについて語 ...
-
-
見えなかった小屋 ncw+
あの夜の湿った空気の粘度を、今でも皮膚が正確に覚えている。 学生時代の野外学習で訪れた、山中の野外活動センター。古い木造の二階建てで、私たちは二階の大部屋に五人で雑魚寝していた。九月に入ったばかりだと ...
-
-
話が進んでいる rw+11,727-0122
このあいだ、就職活動で山間の村に行った。 条件が妙に良かった。事務職、高卒可、月給二十五万円、賞与六か月、土日祝日休み、寮費と光熱費無料。応募者ゼロ。あまりにも出来すぎていたが、逆に言えば競争がない。 ...
-
-
地図にない滝 nc+
湿気を含んだ風が、首筋にまとわりつく。 六月の山は、生き物の匂いで満ちている。腐葉土が発酵する甘さと、若葉の青臭さ。その奥に、獣の脂のような重たい気配が混じって、肺の奥まで入り込んでくる。 登山靴の紐 ...
-
-
それ、いつからの伝統ですか? rw+685-0131
「伝統」と聞くと、多くの人は「はるか昔から変わらず続いてきたもの」を思い浮かべる。 だが、そのイメージはかなり疑わしい。実際に中身を確かめると、私たちが「日本の古き良き伝統」だと信じているものの多くは ...
-
-
最後の写真 rw+8,174
2026/01/31 -短編, r+, 洒落にならない怖い話
★人気ベスト300, ネットで有名な怖い話俺は、調査関係の仕事をしている。 四年前、ある会社で起きた労災事故の調査を担当した。道路工事用のローラー車に女性従業員が巻き込まれ、死亡した事故だ。保険支給に必要な事実確認と、遺族の意向聴取が主な目的 ...
-
-
背嚢の留め具 rw+1,704
二十代の頃、バイクに夢中だった。 休日はツーリングが定番だったが、それだけでは物足りず、横浜での仕事が終わる二十時半頃から、週に一、二度は夜間のソロツーリングに出かけていた。三浦半島を半周したり、首都 ...
-
-
向こうだと言われた rw+1,869
2026/01/31 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
都心の居酒屋で、仕事関係の数人と酒を飲んでいた。 終電までにはまだ時間があり、話題はどうでもいい雑談に流れていた。ゴミ出しの曜日がどうだとか、最近カラスが増えたとか、そんな程度の話だ。誰かが「カラスっ ...
-
-
慣れた rw+1,849
2026/01/31 -短編, r+, 怪談
ネットで有名な怖い話夜中に麻雀をしていたのは、大学のサークル仲間四人だった。 名前は仮に、I、O、M、そして俺だ。夏休みも半ばを過ぎ、誰かが「どこか行くか」と言い出したのがきっかけだった。 Iが笑いながら言った。「肝試し ...
-
-
名乗っただけ rw+2,036
2026/01/31 -短編, r+, 家系にまつわる怖い話
これは、とある男性から聞いた話だ。仮にAさんとしておく。 彼の家は、代々「男が残らない家系」だった。男児はほとんど生まれず、生まれても十代の終わりから二十歳前後で死ぬ。事故や病気、理由はまちまちだが、 ...
-
-
霧の断層 nc+
2026/01/30 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
深夜の県境を跨ぐ山道というのは、どうしてこうも生き物の内臓に似ているのだろう。 車のヘッドライトが切り裂く闇はどこまでも濃く、アスファルトは湿って黒光りしている。カーブを曲がるたびに、老朽化したセダン ...
-
-
数が合わない rw+8,508
2026/01/30 -短編, ヒトコワ・ほんとに怖いのは人間
★人気ベスト300大学時代に体験した話だ。 ずっと心の奥に沈めていたが、最近になって妙な形で整理がついた気がして、吐き出すことにした。 幽霊の話ではない。 少なくとも、そう思っている。 大学一年の秋。友人と飲んだ帰り、 ...
-
-
向きの変わる面 rw+1,800
2026/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
私は、いま起きていることを理解できないまま、記憶を辿りながらこれを書いている。 すべての始まりは、小学一年の夏だった。北海道に住む祖父母から、兄と私宛に手紙が届いたのだ。 「夏休みを利用して十日ほど遊 ...
-
-
白い文字の前にあったもの rw+1,851
2026/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
十九年前、クラスの女の子・加代子が突然いなくなった。 優等生で、俺とも普通に話す間柄だった。衝動的に家出をするような性格じゃない。だからその日、学校が終わるなり、俺たちは自然と彼女を探し始めた。 話を ...
-
-
八甲田山雪中行軍遭難事件 #21,822
八甲田山雪中行軍遭難事件【ゆっくり怪談】 八甲田雪中行軍遭難事件(はっこうだせっちゅうこうぐんそうなんじけん)は、1902年(明治35年)1月に日本陸軍第8師団の歩兵第5連隊が青森市街から八甲田山の田 ...
-
-
先にかかってきた電話 rw+1,762
2026/01/30 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
電話が昔から苦手だ。 理由ははっきりしている。子供の頃、夜中に鳴った一本の電話で親戚の訃報を知らされた。それ以来、呼び出し音が鳴るたび、身体が先に嫌な予感を覚える。理屈じゃない。反射だ。 ある休日の午 ...
-
-
見ましたか rw+1,771
2026/01/30 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
北海道1990年代の話。当時の私は、いわゆる現役バリバリの鉄道マニアだった。 北海道の北東部、オホーツク海に面した網走から夜行列車に乗り、札幌へ向かう途中のことだ。 石北本線という路線がある。タコ部屋と呼ば ...
-
-
第六班の行軍 nc+
2026/01/29 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
七月半ばの湿度は、皮膚にまとわりつく透明な粘膜のようだった。 標高八百メートルとはいえ、埼玉の山間部は夜になっても熱気が引かない。風が止むと、木々の呼吸がそのまま生温かい溜息となって谷底へ沈殿していく ...
-
-
眠りを預けるもの rw+10,791
2026/01/29 -短編, r+, ほんとにあった怖い話
★人気ベスト300母から聞いた話だ。 母が十八の頃、少し離れた町の百貨店で働いていた。接客業で、朝早くから夜まで立ちっぱなし。通勤も長く、慢性的な肩こりと疲労が抜けなかった。風呂や揉みほぐしで誤魔化していたが限界が来て ...
-
-
映らない来訪者 rw+1,665
これは、大学時代の知人から聞いた話だ。 彼はその出来事を思い出すたび、決まって言葉を選びながら、「あれは本当に洒落にならなかった」とだけ口にする。 大学一年の夏、彼はアルバイトをクビになり、昼夜の区別 ...
-
-
川は一本しかない rw+1,954
山奥にある林業の町で暮らしている。 地元の小さな情報誌を集める癖があり、古い手記や投書欄を見つけると、気になったものを切り抜いて保管してきた。具体的な地名は伏せられているが、行間から土地の匂いが滲み出 ...
-
-
振り向かなかった理由 rw+1,818
2026/01/29 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、ある匿名掲示板の書き込みをもとにした、実話とも噂ともつかない「近道法」にまつわる話だ。 とある地方の町。そこでは子どもたちの間で「近道法」と呼ばれる奇妙な方法が知られていた。地元の川に架かる小 ...
-
-
裏返りきるまで ncw+
2026/01/28 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
今でも、湿った羊毛と線香が混じったような匂いを嗅ぐと、内臓がずるりと下がる感覚に襲われる。 恐怖というより、生理的な拒絶に近い。喉の奥が引き攣り、身体が勝手に距離を取ろうとする。 幼い頃の私は、生きて ...
-
-
罪の器 rc+4,976
2026/01/28 -中編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚, n+2026
一月の冷気は、古いコンクリートの建物の隙間から容赦なく忍び込んでくる。 会場となったのは、地元でも長く続いているという割烹居酒屋の二階だった。階段を上がるたびに、古びた木材が軋む音と、煮染められたよう ...
-
-
右手の記憶 rw+1,764
2026/01/28 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
これは、ある友人から聞いた話だ。 彼は高校生の頃から、奇妙な夢を見ることが多かったという。ただの空想ではない。目が覚めたあとも体に残る感触や息苦しさが、生々しく現実に貼り付いて離れない、そんな夢ばかり ...
-
-
撃てよ rw+1,742
2026/01/28 -短編, r+, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
俺が某暴力装置にいた頃の話だ。空の方。 年末の演習で、警備要員に選ばれて山中の塹壕に入っていた。昼間に防衛出動の想定がかかり、六四式小銃を持って配置についた。塹壕には三人。俺が一士、深瀬士長、安達ニ曹 ...
-
-
知っていた顔 rw+1,877
これは、知人が語ってくれた奇妙な話である。 彼が体験したその出来事は、今でも記憶の奥に引っかかったまま、整理されない違和感として残っているという。 五、六年ほど前の初夏、知人は地方にある別荘を借りられ ...