志那羽岩子の作品目次

志那羽岩子の連載・短編・関連記録と、書籍を紹介する記事をまとめました。サイトで読める作品から、気になる一編をお選びください。

前任者への連絡は不要

作品案内を読む

  1. 第一章 閉鎖までの仕事
  2. 第二章 水曜日の食事
  3. 第三章 杉浦の控え
  4. 第四章 六畳と台所
  5. 第五章 黒田の修繕
  6. 第六章 一人分の空欄
  7. 第七章 最初の六週間
  8. 第八章 連絡のつかない人
  9. 第九章 本人の所在
  10. 第十章 返す相手
  11. 第十一章 本人立会い
  12. 第十二章 引き継がなかったもの

下りだけの道

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  1. 第一章 逆向きの下り
  2. 第二章 母のいない写真
  3. 第三章 二人の先頭
  4. 第四章 七百メートル
  5. 第五章 待っていた場所
  6. 第六章 下山予定
  7. 第七章 追いつくまで
  8. 第八章 道を外れた人
  9. 第九章 黄色い背中
  10. 第十章 上がる足
  11. 第十一章 言わなかったこと
  12. 第十二章 紙の中の道

無音の試聴室

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  1. 第一章 四十三秒
  2. 第二章 八人の向き
  3. 第三章 第二試聴室
  4. 第四章 三つの返事
  5. 第五章 雨の日の声
  6. 第六章 待たされた人
  7. 第七章 確認の丸印
  8. 第八章 外されなかった線
  9. 第九章 廊下の合図
  10. 第十章 訂正の日
  11. 第十一章 再開館
  12. 第十二章 空室の記録

短編を読む

一編ずつ読める怪談です。掲載日の新しい順に並べています。

消灯確認票
集会所の閉館作業。消したはずの和室が明るくなり、点検票につけた印も消えている。

空の重量
食堂で食器を洗う仕事を始めた「私」。空の茶碗に、いつもと違う重さと手触りが残る。

靴べら
前の住人が残した金属の靴べら。使ううちに、靴と足の感触が変わっていく。

折り返し
洋服直しの店に持ち込まれた灰色のカーテン。深く縫い込まれた裾には、奇妙な注文が添えられていた。

すみません、ここどこですか
深夜のコンビニに、毎月同じ服装で現れる女性。店員が語る、防犯カメラには残らない来客の話。

少し遅れている
毎晩二時に鳴る非通知の電話。受話器から、自分の部屋とよく似た音が少し遅れて聞こえてくる。

記入者は誰ですか?
放課後、ひとり残った教室で出席簿を開く。そこには、自分の名前だけが見当たらない。

返事をしないこと
複合ビルの裏側を歩いていた男性が、戻る道を失う。似た扉の続く通路で、声に応じることが怖くなる。

ここに にいます
新しい事務所に選んだビルには、長くいられない一室があった。理由を語る管理人は、何かを知っている。

本当のあなたに還れ
再起を支援する団体の無料相談。救いを求めた人の選択が、相談を重ねるほど狭まっていく。

最後のオナカマ
祖母を亡くした母に連れられ、死者を呼ぶという女性の家へ。聞こえてきた声は、忘れていた出来事に触れる。

土の匂いのする末子
家を守るために迎えられた婿。大工の家と、そこへ入る人間の体に、同じ歪みが現れ始める。

三度目の拍手
音楽公演の収録中、観客が手を止めたあとにも拍手の波形が残る。録音に入り込んだ、もう一度の拍手。

月うさぎの連作・関連記録

掲示板への投稿と、その保存・再公開をめぐる連作です。「保存された行」から、番号のある九編を順にお読みいただけます。

保存された行
閉鎖された掲示板で読んだ、中学生の書き込み。保存していた記録を振り返る、連作への導入です。

消えた中学生の投稿公開《月うさぎ1》
投稿を公開する経緯と、家の植物をめぐる最初の記録。

三十一人目の出席番号《月うさぎ2》
担任の言葉と、出席番号の横に記された丸。学校にも異変が広がっていく。

図書室の丸い目《月うさぎ3》
放課後の図書室で見つけたノートには、自分だけが使っているはずの名前があった。

壺の音がする家《月うさぎ4》
祖母が大切にする壺と、家族が触れようとしない集まり。家の中の不安をつづる記録。

壺の中の借金《月うさぎ5》
祖母の死後、残された壺と借金をめぐり、家族の間に隠されていたことが見えてくる。

夜に名前を呼んだだけ《月うさぎ6》
かつて親しかった相手と、鉢植えの記憶。遠ざかった人の名前が、夜の中に残る。

障子の呼吸《月うさぎ7》
祖母の使っていた和室。その障子の色と、向こう側に浮かぶ影が変わっていく。

思っただけ《月うさぎ8》
眠れない夜、頭の中から二つの声が聞こえる。学校で向けられる視線も、以前とは違っていた。

押し入れの奥はまっすぐ《月うさぎ9》
押し入れの物音と、繰り返し目にする丸。語り手は、最初とは違う意味を感じ始める。

「たぶん、みつけられました」
「保存された行」で触れられる関連投稿。押し入れから始まった物音が、部屋の中へ近づいてくる。

試し読み・制作について

公開記事に掲載されている原稿と、作品の制作についての文章を読めます。

使われない四〇二号室
間取り図にあるのに、廊下には扉がない部屋。制作についての文章と、公開されている原稿の一部を読めます。

書籍の紹介・インタビュー

書籍の内容を紹介する記事です。本文がサイトで公開されている作品とは分けて案内します。

本当に欲しい人
遺品をフリマアプリに出品すると、違うアカウントから同じコメントが届き始める。画面越しの執着を描く作品の紹介。

五感侵食怪談集『残感』
小谷地市朗との共著。五感のずれを扱う短編集の紹介と、公開されている二編を読めます。

消えた訪問者の夜
密室から消えた男性と、同じ夜に発見された遺体。事件を追う語り手自身の記録にも空白がある。

蒐集者の手帳
十八の怪談と、それらを書き留める記録者をめぐる怪談集の紹介。公開短編への案内もあります。

私の記憶が正しいなら
旧友からの連絡をきっかけに、大学時代の記憶をたどる女性。自分と周囲の記憶の違いを追う心理サスペンス。

在宅勤務ログ
操作履歴、メール、議事録、個人メモから組み立てられた職場の物語。その形式と制作の経緯を紹介する記事。

7.83
実験記録の翻訳公開や音をめぐる物語について語る、作品紹介のインタビュー記事。

不可視のビーコン
身近な通信機器から向けられる視線を題材にした作品。書き始めた経緯と、前作とのつながりを紹介します。

#ずっと見てたよ
活動を休止したアイドルと、ファンが残した記録。応援と監視の境目を、資料を重ねる形式で描く作品の紹介。

随筆・考察

物語の本文とは別に読める、志那羽岩子名義の考察記事です。

四毒より怖いもの
食べ物への不安や、極端な考え方を題材にした考察。

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