ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

「奇妙な話・不思議な話・怪異譚」 一覧

七月六日の現場で会った男 rw+5,121

これは、今でも思い出すと背中の内側がゆっくり冷えていく、平成十一年七月六日の夜の話だ。 当時、俺は大学の夏休みを利用して、常磐新線の敷設工事に日雇いで入っていた。いまの呼び方で言えば、つくばエクスプレ ...

着せるための場所 rw+2,222

あれが夢だったのかどうか、もう確かめようもない。 ただ、足の裏にまとわりついた土の冷たさと、畳の目に深く染み込んだ線香の匂いだけは、今でもはっきりと身体に残っている。 私が七つのときのことだ。両親に連 ...

戻された席 nw+452

あの夏の入道雲は、逃げ場のない白さで空を塞いでいた。 二〇二五年六月、私はほとんど食べられなくなった。食欲がないのではない。喉が拒んだ。水すら通らない。検査は増え、数値は並び、結果は「異常なし」か「経 ...

🚨薄い人たち nc+

寺田は、都市部に点在する大規模データセンターを巡回する保守点検員だった。 一年の大半を地下フロアで過ごす。太陽光の届かない通路、空調の唸り、規則正しく並ぶラック。そのどれもが日常であり、異常はログの数 ...

影の家系 #2,280

オンドウサマ【ゆっくり朗読】 元嫁の実家の本家筋にあたる家が、代々女が当主になる家らしい。 259 :本当にあった怖い名無し:2011/07/27(水) 12:34:05.24 ID:udysT07m ...

祀られない神 rw+3,048

霊なんて、子どもの遊びか都市伝説だと思っていた時期がある。 今は違う。断言はできないが、否定もできない。きっかけは、幼い頃に体験した、家に伝わる妙な風習だった。 父方の家系には代々続く「顔見せ」という ...

葬式のあとに来たもの nw+403

あれが見えるようになったのが、いつからなのかは思い出せない。 はっきりと輪郭が浮かぶことはほとんどない。四十九日を迎えるまでのあいだ、亡くなった人は時折、こちら側に薄く残る。その名残が、ふとした瞬間に ...

🚨接続不良 nc+

桐谷は物流センターの設備管理を担当している。 首都圏に点在する三つの巨大倉庫を巡回し、空調、照明、防犯設備の保守を一人で請け負う契約社員だった。夜間作業が多いが、現場に人がいない分、仕事は静かで合理的 ...

『3.11』とタイムスリップ・ゾーン #6,608

3.11時空の揺らぎ現象【ゆっくり朗読】 東日本大震災の被災地で『時空の揺らぎ現象』が起きていた。 アメリカの超常現象誌『アトランティス・ライジング』2011年9・10月号に掲載された英文の取材レポー ...

守護霊の会議 rw+2,584

眠りに落ちる直前、決まって誰かが集まる。 耳元でひそひそと、こちらを気遣うような、それでいて値踏みするような声が交わされる。内容ははっきりしない。ただ、ときどき混じる「はい、すみませんでした」という謝 ...

六人目は誰 nw+484

十二月の半ば、吐く息が白く固まるような寒さだった。 地元の古い公共施設を貸し切ったコスプレイベントに参加していた。天井の高いホールと、四方を壁に囲まれた中庭のある建物で、屋内は撮影用のセットや小道具で ...

🚨受領済み工具 nc+

排水区画の落とし物・受領記録 都市の地下深くに張り巡らされた巨大な雨水調整池。設備管理員の佐山は、昼も夜も、澱んだ水とコンクリートの壁に囲まれて働いていた。地下四階より下では湿度が九十パーセントを切る ...

△△.jpg rw+3,021

高校三年の春だった。 雨で窓が白く曇った午後一番の日本史。眠気に沈みながら、俺はノートを開いていた。 次に意識が戻ったとき、ペン先はまだ紙の上にあった。 ほんの一瞬、落ちたのだと思う。 黒板には「応仁 ...

苦いなら、話すな rw+2,140

中学の卒業アルバムの奥から、黄ばんだメモが一枚落ちた。 薄い藁半紙に、震えのない古い筆致でこう書かれている。 ――水を飲ませろ。味を聞け。苦いなら、話すな。触れるな。命が惜しければ。 この字は、母方の ...

時空のおじさん nw+517

あれは昨日の晩だったと思う。いや、もう正確な時間は思い出せない。 思い出せないというより、あの時間帯だけが、最初から存在しなかったみたいに抜け落ちている。 仕事が早く終わった日だった。まだ空が青さを残 ...

🚨澱みの底の蒐集者 nc+

かつて深海サルベージの現場で「鉄の肺」と渾名された男、瀬戸口がその職を辞したのは、十年前のある潜水作業が原因だった。 沈没した観測船の回収。現場は俗に「海溝の墓場」と呼ばれる海域で、潮流は読めず、常に ...

焦げた産声 rw+2,511

あの家は、火事で一度焼けている。 公式には、そうなっている。 俺はその日のことを覚えていない。覚えているのは、匂いだけだ。焼け焦げた布団、甘ったるい羊水、そして焦げた髪。誰のものかは、考えないようにし ...

🚨重複エラー nc+

聴取記録:K印刷工場労災事故に関する参考人供述 ※本記録は当該事故発生の二日前に退職した元従業員S氏への非公式な聞き取りを書き起こしたものである。公式報告書には未収録。 (録音再生開始) 辞めた理由で ...

社長の名前を出した夜 rw+3,052

別の寺から頼まれて法事に出たのは、雨がぱらつく夕暮れだった。 本堂に入った瞬間、わずかに匂いが違うと感じた。線香の種類が変わったのかもしれない。あるいは自分の体調のせいか。だが胸の奥に、理由のない引っ ...

🚨最終試験の朝 nc+

研修医の俺が当直明けで病院を出たのは、冬至も近い十二月の早朝、午前六時だった。 三十六時間連続の勤務。救急搬送が立て続けに入り、処置室とナースステーションを何度も往復した。心肺停止の患者が一人いた。蘇 ...

🚨助手席は満席だった nc+

録音記録:案件番号904-B ――対象者:K(元長距離輸送業) ――それで、その対策というのは。 ああ。夜の国道を一人で走るのって、想像以上に神経を使うんです。特に女性だと。道の駅で仮眠していると、窓 ...

混ざっているのはどちらか rw+2,612

あの寺に勤めてから、夜というものの形が変わった。 昼間は観光客で溢れる。文化財の仏像、古い梁、磨き上げられた廊下。だが門を閉め、最後の参拝者を送り出すと、建物は急に静かになる。音が消えるのではない。こ ...

🚨閉館点呼 nc+

僕が図書館の夜間警備を始めたのは、大学院を中退して三年目のことだった。 研究職への未練はすでに薄れていたし、人付き合いの少ない仕事を探していた。市立図書館の求人を見つけたとき、条件は悪くないと思った。 ...

🚨入れた理由 nc+

最上階のアーカイブ室には、窓がなかった。 正確に言えば、あるはずの壁面に、外光の痕跡が一切残っていなかった。 私が都心の設計事務所でインターンをしていた頃、仲間二人と無断で侵入したその部屋は、建物の最 ...

乾かない駅名 rw+142

高校二年の春だった。もうすぐ日が落ちる頃、名鉄神宮前の駅から少し離れた道を、自転車で走っていた。 その日、友人の家に泊まる予定だった。熱田神宮の裏手を抜け、車通りの多い大通り沿いを走っていた時、音が遠 ...

出られない升目 nc+

小学生のころ、同級生二人と一緒に、町外れの離れに忍び込んだ。 理由は単純で、二階が「宝部屋」だという噂があったからだ。 ガンプラや古い玩具が山ほど積まれているらしい。鍵も塀もない家で、誰もいない時間帯 ...

水道カメラが拾った《目》nw+586

もう五年以上前の話だ。 あの現場の記録番号はいまでも覚えている。だが番号より先に浮かぶのは、あの“目”だ。 当時、俺は下水道の調査を請け負う設備保全会社にいた。暗く、臭く、酸素濃度を気にしながら作業す ...

撮れない教室 rw+12196

俺が小学校六年だった頃の話だ。 あの年の記憶は、今でもやけに湿っている。 夏の終わり、蝉の声が途切れる瞬間があるだろう。あの間が来ると、決まって思い出す。汗とは違う、背中の内側からにじむような濡れた感 ...

四十九日まで動かすな rw+2,723

死んだ祖父の話だ。 いや、あれが本当に「死んだ」と言っていいのかどうか、今でも判断がつかない。 祖父は八十四歳で息を引き取った。戦後の焼け跡を生き延びた世代で、背中には色の抜けた不動明王の刺青があった ...

見られた場所 rw+117

うちは父方の祖父が出雲地方の神主の家系だったらしい。そのせいか、子どもの頃、よく「白い人」を見ていた。 初詣に行くと、みんなは決まって本殿に向かう。あれが不思議で仕方なかった。俺はというと、本殿ではな ...

🚨真ん中だけ、書かない nc+

北国の漁港だった。 観光地としての役割はとうに終わり、錆びたクレーンと廃業した缶詰工場の煙突だけが、防波堤の向こうに突き出している。集落の奥、坂を登りきった先に、小さな診療所があった。週に三日だけ開く ...

部屋の中に急にアリが出るようになった #3,538

部屋の中に急にアリが出るようになった【ゆっくり朗読】 個人的に怖かったというか不気味だった話。 815 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2017/07/16(日) 06:27:42.43 I ...

渡された日付 rcw+2,595

大阪の祖父が死んだのは、私が小学五年のときだった。 病名は膵臓癌だったと聞かされた。肺でも心臓でもなく、内側から静かに腐っていく臓器らしい。苦しんだと母は言ったが、最後に会った祖父はまだ肉付きがよく、 ...

春の穴 nc+

小学六年生の立春の日のことだ。 その日は、暦の言葉とは裏腹に、指先がかじかむほど冷たい風が吹いていた。歌では南国と呼ばれる土地でも、冬はちゃんと冬の顔をする。校門を出てから家までの道は、畑と古い家がだ ...

🚨街灯の中央 nc+

その話は、ある占い師が酒の席で「昔、実際にあったらしい」とだけ前置きして語ったものだという。 真偽は分からない。ただ、聞いた者の多くが、後になって同じ場所を思い出すたび、説明できない違和感を覚えたそう ...

狭山異空間事件 #30,451/フジテレビ:世界の何だコレ!?ミステリーで紹介されました~埼玉県・知らない町につながる林

狭山異空間事件【ゆっくり朗読】 二十年前くらい、小学四年生のときに埼玉県狭山市の富士見小学校っていう小学校に俺は転校しました。 「狭山市立富士見小学校」でグーグルマップで検索してみてください。そこです ...

泣きぼくろ nc+

私の祖母はいわゆる「みえる人」だったらしい。 少なくとも、祖母自身はそう信じて疑わなかった。私は祖母に育てられたようなもので、幼い頃から怖い話や不思議な話を、昔話の延長のように聞かされてきた。その多く ...

外を見ないで rw+184

夕方、親父が物置の奥からガラクタを掘り返していた。 日が落ちる頃、居間に戻ってきた親父は、ちゃぶ台の上に戦利品を並べ始めた。古びたフレアパンツ、針の折れたレコード、鼻の欠けた陶人形、背表紙の文字が読め ...

正しい選択 nc+

母が最初に違和感を覚えたのは、息子の声が少しだけ低くなったことだった。 小学校六年の春。団地の中庭で遊んでいた頃と比べて、話し方が妙に落ち着いている。言葉を選ぶというより、相手の反応を待ってから続きを ...

外でお弁当 nw+752

今日は外で食え。 社長がそう言ったとき、冗談だと思った。だが本気だった。十一月とは思えない陽気で、窓越しの光がやけに白く、社内の蛍光灯よりも強く感じられた。 「今日は温かい。昼は外で食え。全員だ」 外 ...

扉のない店 ncw+960

十年ほど前の話になる。 当時はまだ高速道路の整備も今ほど進んでおらず、県境を越えるだけでも時間がかかった。私は同じ部署の先輩に誘われ、兵庫県の山間部まで車で出かけた。 目的は、知る人ぞ知る巻きずし屋だ ...

息子に怖い話をしただけだった nc+

夜の寝かしつけは、いつも同じだった。 絵本を一冊読んで、電気を消して、それでも眠れない日は適当な作り話をする。息子は小学生で、怖い話が好きだった。怖いと言いながら、最後まで聞きたがる。だからその日も、 ...

それは人に見えた nc+

彼女が大学生だった頃に付き合っていた男の話を、別れてから何年も経ってから聞いた。 彼のことを、彼女は最後まで「目が悪かった人」と呼んでいた。視力の話ではない。検査をすれば両目とも一・五は出る。眼鏡もコ ...

五階のドアノブ rw+3,800

幼稚園の年長だった。 ある晩、眠っていた私を母が揺り起こした。「着替えて」と囁く声は、夜よりも低かった。訳もわからないまま服を着せられ、車に乗せられた。窓の外を流れる住宅街の灯りが、やがて途切れ途切れ ...

呼ばれた。 nc+

最初は、音だけだった。 意味はなかった。ただ、空気が少し震れて、その震れが自分の輪郭に触れた気がした。 次に、繰り返された。 同じ音。少しだけ抑揚がついて、今度は確かにこちらを指していた。 それが、自 ...

出来なんだ rw+4.002

昔話だと思ってくれていい。そうやって笑ってくれたほうが、たぶん安全だ。 だが、これはじいちゃんの話であり、そして今は、俺の番の話だ。 じいちゃんは山で生きていた。遊びではなく、生活として山に入っていた ...

何度目の十月二日 nc+

タイムリープに成功したけど質問ある? そう書き込んだ瞬間のことは、よく覚えていない。 焦っていた、という感覚だけが残っている。手が震えていたのか、キーボードを叩く音がやけに大きく感じられた気もする。 ...

一合と三本 nc+

祖母はいわゆる「みえる人」だった。 子どもの頃、私はその祖母から、夜ごと聞かされる怖い話や不思議な話を子守唄代わりに育った。その中でも、今もはっきり覚えている話がある。 商売人冥利につきる話だと、祖母 ...

死ぬべきだった日 rw+1,782

隣に住む奥さんが言ってくれたの。 「うちは賑やかすぎるくらいだから、たまにはお茶でもどう?」って。 その声はやさしくて、窓越しに見える食卓には、いつも誰かの笑い声が重なっている。でも、あたしには少し眩 ...

手が足りた日 nc+

私の祖母はいわゆる見える人だったらしい。 そう自分で名乗ったことは一度もないが、おばあちゃん子だった私は、折に触れて祖母の口から、怖い話とも不思議な話ともつかない出来事を聞かされて育った。これは、その ...

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