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短編 集落・田舎の怖い話

四地蔵様【ゆっくり朗読】3200

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オレは小学校卒業まで都内に住んでいたが、父親の転勤で引っ越した。

けど転勤と言っても左遷。かなり田舎の方へと飛ばされた。

オレはもともと都内のガヤガヤしたのが嫌だったので嬉しかったが親父は落ち込んでいた。

そういうことあり、こっちの中学に入学してからすぐに慣れて友達も出来たし、都内から来たということで人気者にもなれた。

オレが特に仲良かったのは、鈴木・佐藤・田中の三人で。いつも四人でバカやっていた。

ある夏の日、鈴木の家に泊りがけで遊んでおり、夜は怖い話しなどして盛り上がっていた。

その時鈴木はある話しをした

鈴木「なぁ知ってる?(オレの名前)は知らないと思うけど、このあたりのどこかの山の奥に廃村があるんだったてさ。そこは呪われてらしい」

おれ「そんな噂あんの?知らねぇし」

佐藤「うん。この辺りじゃ有名だよ。しかも宝もあるって話しだぜ」

田中「そうそう。でもその話しを親に怒られたし」

おれ「まじで。?すげー気になる。さがしに行こうぜ」

その時鈴木の母がお茶を持って入ってきた。

鈴木母「そんなのあるわけないでしょ~。仮にあったとしても山だらけのこの町じゃ探せるわけないじゃない。ほら。もっと楽しい話しをしなさい」

おれ「あ、それもそうですね~」

この日はこれで終わったが、オレは少し気になっていた。

それから3年の夏になり、オレらは最後の夏休みに思い出作りをする計画をたてていた。

佐藤「なぁー。どうするよ」

鈴木「オレんちで遊ぶのも飽きたしなぁ」

オレ「どこか行きたいよね。なんかないかな」

全員「うーん…」

田中「温泉とかは?この間近くの温泉に家族と行ったんだよ。なかなか良かったよ。けどその帰りに道に迷ってさ。で、その時山で古い鳥居を見かけたんだよね。見たことないくらいボロボロのやつ。ちょー不気味だった」

おれ「温泉かぁー。それも良いなぁ…鳥居か…使ってないお寺かなにかあったんじゃね」
鈴木「こえーなぁww」

おれ「使ってない…もしかしてさ、それってあの噂のやつじゃね?」

鈴木「なんのうわさ?」

おれ「前話してたじゃん。宝のある呪われた廃村だよ」

佐藤「あーはいはい。でも寺じゃなくて村だよ」

おれ「噂じゃん。話しなんだから内容が変わってるかもしれないじゃん」

鈴木「たしかに。田中それどこか覚えてる?」

田中「うん。おぼろげだけど」

おれ「行こうぜ。もし宝があったら最高の夏休みじゃん」

佐藤「でもおれ親に怒られる」

鈴木「ビビってんじゃねーよ。いつ行くか決めようぜ」

オレたちは冒険気分で計画をたてた。

これで最高の思い出が出来ると思っていたが、まさか最悪の思い出になるとは思ってもみなかった。

冒険当日。オレたちは宝を探すために道具を装備して集まった。
この時はもう呪いだのは忘れて宝しか頭になかった。

そして自転車で約2時間かけてその場所付近に行った。

田中「たしかこの辺りなんだけどな」

鈴木「まだかよ。疲れたよ」

おれ「宝のためだろ」

佐藤「…なぁ。あれじゃね」

一同が見た先に、かすかに鳥居のようなものが見えてオレらは近付いた。

それは腐りボロボロなった今にも倒れそうな鳥居だった。なぜか、昼間だというのに鳥居の奥は異様に暗かった。

佐藤「なぁ。帰ろうよ。こえーよ」

鈴木「なに言ってんだ。ここまで来たんだぞ」

おれ「さぁ行こうぜー」

田中「佐藤。諦めろ」

オレたちは佐藤の忠告をきかずテンション高く入っていった。

このとき、佐藤の言うことを聞いていればよかった。

奥に進むにつれ異様な雰囲気に包まれており、不気味でしかたなかった。

すると奥に家が見えた。

よく見るとたくさん。なんと寺ではなく噂通り村だった。

おれ「絶対ここだよ。廃村だよね?」

佐藤「こんなとこ住みたくないよ」

そしてオレたちは村に入った。

なにか感じる。

視線?見られてる?

一番テンションの高かった鈴木も少し怖がっているようだ。佐藤は震えまくりで、田中は何も気にせずマイペースだ。

田中「どこから探す?」

佐藤「おれ…むりだよ」

鈴木「ビ、ビビってんじゃねぇよ。あそこから探すぞ」

オレたちは大きめの家に目をつけた。

ただ廃村なのに、どうもみんな新しい。建物じたいは古い作りだが、ある意味で、まだ誰か住んでるようだった」

オレたちは意を決して家の扉をあけた。

佐藤「ウギャーーー。。。」

そこにはなんと意外なものがいた。

なんと、人が立っていた。

オレたちは驚いたが、よく見ると生きてるらしい。

その人は50過ぎくらいの女性だった。
女「あらあらあら。どうしたのかしら」

おれ「えっ?生きてるんですか?」

女「なに言ってんのよ~。当たり前じゃない。死んでるように見える?」

鈴木「あの、ここに住んでるんですか?」

女「そうよ。私の家だもの。それにここは村よ?住んでで当たり前でしょ」

佐藤「は、は、廃村じゃないの?死ぬかと思った~」

女「勝手に入ってきて失礼ね。あなたたち何しに来たの?」

田中「宝探しにきました」

その時女の顔が一瞬ひきつった。そして

女「そんなのあるわけないでしょ?あなたたち四人ね?いくつなの?」

おれ「みんな15です」

すると女の顔がまた明らかに変わった。するといきなり態度が変わり

女「まあまぁ。それじゃゆっくりしていきなさい」

そう言うと女は外に出て行ってしまった。

オレたちはすっかり気が抜けてその女の家で座ってくつろいだ。

鈴木「なんだよー。やっぱ嘘だったのかー」

おれ「まぁでも楽しめたわ」

雑談していると女が帰ってきた。

そして老人も一緒だった。

老人「よく来たの。君たちは外からやってきたのかね?」

鈴木「はい。そうです」

老人「お前さんたちは本当に15歳か?」

なぜかまた年齢を聞いてきた。オレはうなずくと老人は唸りだした。

老人「そうかそうか。ゆっくりして行けと言いたいが厄介なことになった」

佐藤「なんでです?」

老人「実はな、この村は呪われておっての。鳥居をくぐる前に身を清めないといかんのじゃ。それも子供がな。しかし、それを怠るとその子供は必ず死ぬのじゃ」

鈴木「そんなバカな」

老人「本当なんだよ。現にこの村には子供がいない。みんな約束をやぶったりして死んだのじゃ。死因は様々だが、みんな顔がひきつっておる。まるで化け物を見たかのように」
オレたちは恐ろしくて仕方なかった。真剣に言うので嘘ではないらしい

佐藤は泣き出してしまった。

老人「まぁ慌てるな。一つだけ助かる方法がある。村の奥に寺がある。そこに4体の地蔵様がいる。それをここに持ってくるんだ。それでお祓いする」

田中「じゃぁ子供たちもその方法で助ければよかったじゃないですか」

老人「何人かは助けられ今は大人になりこの村に住んでおる。だが助けるためには条件がある。それは4体あるので四人が全員同い年じゃなきゃならん。4体のうち1体でもいないと効果がない。さ、案内するからくるのじゃ」

オレたちは言われるがまま老人について行った。
家を出た途端オレたちはふたたび驚いた。

家の外には村人全てが家の前であふれていた。そして気付いたことに子供がいない。

みんな何とも言えない不気味な顔つきでオレたちを見ていた。

オレたちは村人たちを抜けて奥の山に入っていった。

しばらくすると寺があった。

その寺は小さいもので、かなり朽ち果てており異様とも言えるオーラを発していた。

老人「さぁ。中に入って取って地蔵様を持ってくるのじゃ」

佐藤「え、一緒に来てくださいよ」

老人「ダメじゃ。おぬしら四人で行ってこい」

老人に言われるがまま寺の戸をあけた。

その瞬間佐藤は発狂寸前なほど体を震わせていて、あの田中ですら顔がこわばっていた。

そこには部屋一面にお札が貼られていて、奥には何かが奉ってあるような仏壇。そしてその中心で互いに背中を合わせ四方を見ている地蔵がいた。

本当にヤバいことに巻き込まれたのではないか。オレたちは誰も何も言わず、地蔵に近付いて1人1体ずつ運び出した。

出る時、なぜか田中がゴソゴソ何かしていた。

それを持ったままオレたちは村にもどった。

1メートルほどの高さの地蔵は重くて大変だったが今はそんなことを言ってる場合じゃない。

歩きながら鈴木が4つの地蔵について質問した。

それに対して老人はある話しをしてくれた。

「はるか昔明治頃、大変な宝がどこかにあるという噂があった。
ある時その噂を聞いた権力者がいたる所を探していたんじゃ。
かなりの人数を連れてな。ある時、この村にも探しにきたんだが、先祖は追い返したんじゃ。
それに怒った権力者が先祖殺そうとしてのぅ。
それに恐怖した先祖は、村の子供を引き換えに助けてくれと言って四人の女の子を差し出した。
嫌がる女の子を連れて権力者は去っていった。
……あれから10年後、なんとその子たちが帰ってきた。
話しによると、女の子たちはあれから毎日のように暴力をふるわれ、悲惨な日々を過してきたらしい。
ある子は妊娠させられ、それを無理矢理おろされてというのを繰り返されて子供の産めない体だったり、主人の秘密を見たか何かで目をつぶされた子もいた。
その四人を先祖は助けるどころか、攻めてこられては困るとして四人を殺してしまったのじゃ…。それからなんじゃよ。この村が呪われたのは…」

鈴木「ひどい…」

おれ「なんだよそれ…」

恐ろしい話を聞いてる内にオレたちは村に着いた。

村の中心に行くと、儀式てきな用意がされていて、松明に火を付けられ、ゴザがしかれていた。

オレたちはすこし安心して地蔵を置いた。

その時だ。
男たちがオレたちをいきなり縄で縛りつけてきた。

佐藤「な、なにすんだよ」

鈴木「ど、どういうことだよ。」

老人「だまれ。お前たちを呪いをとくために捧げるんだ」

おれ「は?どういうことだよ。。だましたのかよ」

老人「先祖の話しは本当じゃよ。だが、お前たちが呪いにかけられたというのは嘘なんだよ」

田中「どういうことですか?」

老人「実はな、この村にあるんじゃよ。その宝が。さっき行った寺の下にな。だが、その宝を出そうとすると奴らが現れての。そやつらを鎮めるためにこの地蔵がつくられ、あの寺に置かれた」

鈴木「奴らってだれだよ。」

老人「四匹の化け物じゃ。わしらは四地蔵と呼んでる」

鈴木「鎮めるってことは…」

老人「お前らを四地蔵様の生贄とするんじゃ。四地蔵様に捧げて、宝を取るんじゃ」

おれ「なんでオレたちなんだよ」

老人「言い伝えにのよると、四人の子供を同時に捧げると呪いは解けるらしい」

田中「じゃぁこの村に子供がいないのは」

老人「皆捧げた。けど鎮まらなかった。なぜなら、四人全員同じ年齢じゃないとダメでな。あの女の子たちが何歳の時に連れて行かれたか分かるか?…15歳じゃ」

佐藤「いやだ。いやだ。いやだ。いやだ。…」

おれ「てことは、子供たちは年齢が違うけど捧げたのか?」

老人「あぁ、試しにな。四人同じ年齢の子供はおらんかったからな。まぁ捧げてしまうと子供は皆死んだがな」

鈴木「ひどすぎる…宝のためにか。?そんなひどすぎるよ。先祖と変わらないじゃないか」

老人「なんとでも言え。わしらは呪いが解けたら宝を運びこの地を去るつもりじゃ」

そしてオレたちは寺にあった地蔵のように座らさせられた。

佐藤は泣き叫び、鈴木も叫んでいる。

そして儀式がはじまった。

周囲を囲まれ、村人全員で何か唱えている。

その時田中が小声で俺たちにささやいて手に紙切れを渡した

田中「気休めかもしれないけど…」

それは寺に貼ってあったお札だった。

そして老人のかけ声と共に4体の地蔵が壊された。

その瞬間である。
空気がいきなり変わった。

重く、そして冷たい感じに。

老人「四地蔵様が来るぞ。」

老人が叫び、村人が俺たちから離れる。

するとただならぬ気配と共に地から沸き上がるような低い声が聞こえてきた。

そして寺のある方から何がものすごい勢いでやってきた。

それを見た佐藤はとうとう気を失った。

鈴木は泣き叫んでる。

田中は無言で俯いている。

オレも縄をほどくのに必死だった。

そしてその正体が現れた。

それらは四つん這いになりながらすごいスピードだった。

一人は目が真っ黒でどす黒い涙を流している。

一人は手足がありえない方向に折り曲がり、首ももげている。

一人は下半身がなく、腕だけで這いつくばってくる。

一人はお腹にポッカリ穴が空いている。

そしてそれらの共通点は、体が傷だらけで、みんな無念そうなすごい形相だった。もはや女の人だとは信じられない。

それらが近付き、もうダメだと思った。

しかし、なぜか襲ってこない。周りをうろつきこっちを見てる。何かを確認するかのように。

老人「なぜじゃ。四地蔵様に捧げたのですよ。お前ら何をした。」

もしかしてお札のおかげか?
オレは脱出方法を探し、ポケットにキャンプ用の折りたたみナイフを入れておいたのを発見し、気づかれないようにみんなの縄を切った。

そのあいだも四地蔵はオレらの周りをうろついている。

そして、とうとう縄をはずし3人に声をかけて一気に立ち上がり鳥居の方へと走った。

「お、おい、こいつら逃げるぞ」

「コラ、待てぇぇぇ」

オレらは走った。しかしすぐにあることに気づいた。

佐藤がいない。

見ると佐藤は気を失ったままだった。

それに気づいた鈴木は引き返すぞと言って逆戻りした。

その瞬間悲鳴が聞こえた。

なんと四地蔵が鈴木でも佐藤でもなくさっきの女を襲っている。

四地蔵は襲った女の耳元で何かつぶやき、その直後襲われた女は痙攣を起こしてるようだ。

村人が混乱してるそのすきにオレらは佐藤のもとに行き3人でかついで走った。

あちこちで悲鳴が聞こえ、村人はパニックを起こしている。

しかしその時不運にも佐藤の持っていたお札が落ちてしまった。

それに気付いた目のない四地蔵が近寄ってきた。

逃げて逃げて、必死に走ったがとうとう追い付かれ、佐藤に飛び付いた。そして耳元で何かをつぶやき村人のもとに去っていく。

後ろのほうで老人の声が聞こえた。

老人「お前らのせいじゃー、待てー」

そのままオレらは山を降り、助けを求め家へと帰った。

その後、佐藤は病院に運ばれたが、23日後に息をひきむとった。

佐藤が息を引き取る1時間前、佐藤はオレらにあることを伝えた。

佐藤「オレさ、夢見たんだよ。綺麗なオレと同い年くらいの女の人がオレに『ありがとう』って言ったんだ」

あれから数年たちオレはあれから都内にもどった。毎年佐藤の命日には田舎に帰る。

余談だが、ある命日に田中はあることを言った。

「オレらが助かったのは多分お札の力じゃないと思うんだ。あの四地蔵、村人に恨みをはらしたかっただけなんじゃないか?

だから関係ないオレらは助かったんだよ。佐藤の夢の話聞いたらそう思ってさ」

鈴木はあのときの話しをすると怒りだす。

俺もあまりおもいだしたくない。

あのとき佐藤の忠告をきいていれば…

結局宝の存在はわからない。

あまり興味本意で変なとこには行かないでほしい。

もう佐藤のような人を出したくないから……

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