転勤族なんであちこち行くんだけど、三重県に住んでた頃の話。
319 :本当にあった怖い名無し:2016/07/16(土) 11:44:06.26 ID:D69tR/6o0.net
出張で大阪行って、昼過ぎに電車に乗った。
で、名張だったか桔梗が丘だったか忘れたけど、乗り換えの駅で降りた。
そしたら古くさい駅で、薄暗いし、駅員さんの制服もなんか違うし客も昭和っぼい。
アナウンスもくぐもってて変だったけど、とりあえず目的の電車に乗って宇治山田駅で降りた。
明るくて近代的でホッとしたんだけど、駅から出たら真っ暗で、商店街とか飲み屋の明かりも消えてる。
時間的にはまだ明るいはずだし、車も走ってるはずなのに。
変だけど仕方ないからタクシーよんで(観光地だし、いつもはタクシー乗り場に数台待機してるんだよ)帰ったんだけど、電話かけるとき携帯の時間を見たら、夜中の三時少し前なんだ。
そんな時間に電車走ってねーし、オレ何に乗って来たんだよ!って振り向いたら、駅が閉まっている。
さっき改札出てきた駅だぜ?
タクシーの運ちゃんは普通の人で「飲み会ですか~?え~お仕事? お疲れさまです」なんて話してた。
なんだったんだアレ。
転勤で三重県にいた頃の話2
オレの会社、ビルの六階と九階にオフィスがあった。
普段オレは六階にいるんだが、用事があって定時過ぎに九階に行ったんだが、戻って六階でエレベーターを降りると、なぜか真っ暗なんだよ。
誰か残業してたはずだし、そもそもオフィスなんだから廊下の明かりか非常灯くらいついてるだろ?
怖いとか不気味というより「なんだよ何も見えねーよ」くらいに思って、手探りで六階であることを確め、手探りで誰もいないオフィスへ戻って電気をつけ、自分の上着やカバンを持って退出したんだ。
次の日、同僚に「昨日みんな早く帰ったんだな」と言ったら、プレゼンの準備あるし、チーフの帰社を待ってたとかで、なんやなんや遅くまで残ってた奴いたらしい。
そんなはずないって昨夜の話をしたんだが、非常灯はいつもついてるし、しかも人がいる時間にビル内が真っ暗になるわけないって言うんだよな。
で、怖かったのが、エレベーターから降りたとき、なぜ暗闇だった?
エレベーター内は電気がついてたのに、エレベーターの明かりはなぜ廊下を照らさなかったんだ?
体験した本人以外はそれほど怖くないかもしれんが、それからオレ、エレベーター一人で乗れないんだ。
ついでだが、三重県以外でオカルトチックな目にあったことはない。
三重県には次元の狭間があちこちに存在するんじゃないか。
追申
エレベーターネタ引っ張って悪いんだけど、でかいフロアに部署がわりとある職場で、どっかは必ず残業してるんだ。
部署ごとのつながりや交流はあまりなくて、示し合わせたようなドッキリは仕掛けられないのよ。
非常灯とか消火器のとことか、光源は必ずあるし、廃墟みたいなシンとした闇はあり得ないんだよね。
その時は「ええ!?なにこれ?」と思って自分の荷物持って退出したけど、後でいろいろ矛盾を指摘されてゾッとしたわけ。
異次元なら自分の荷物があったのも変だし、パラレルワールドなら、当日みんな帰宅してるはずなんたよ。
チーフが帰社したのは確かに二十時過ぎになってたし、その他もろもろの記録も、同僚がチーフの帰社までオフィスに残ってたことを示してる。
三重県にいた時は、そういう「時空の歪み」みたいなことが立て続けに起こったよ。
(了)
[出典:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1468334761/]