ネットで有名な怖い話・都市伝説・不思議な話 ランキング

怖いお話.net【厳選まとめ】

短編 奇妙な話・不思議な話・怪異譚

大きなお友達【ゆっくり朗読】

投稿日:

Sponsord Link

あれから年数がたって少し事情がかわりました。

住職シリーズ
737 :本当にあった怖い名無し:2022/02/20(日) 13:28:02.89 ID:cV6iLNDY0.net

私が転職した先2つ目のある小売店でのお話

いまだ実在するビルの話なので所在はぼやかしますが、当時ある小売店で社内エンジニアのお仕事をしていました。
パソコン、携帯、オーディオ、白物家電、家庭用ゲーム、PCゲーム等々をあつかっている、それなりに顧客がついているそんな感じの小売りです。

社内SEなので、数十ある店を週何回か巡回しレジ、PC等々のメンテナンスしていました。
とある店舗Aは、アダルトDVD、アダルドゲーム等の大人の商品を主力としており、
アダルトゲーム発売日にはいわゆる大きなお友達が、歴戦の勇者のごとくポスターをパンパンのリュックにさし開店前か前からお並びになるといった、今では見られない光景が見れました。

初夏あたりだったと思います。

レジメンテナンスでこの店舗Aを訪れた時、ちょっとした騒ぎになっていました。
発売したばかりのアダルトゲームのキャラの等身大POPをよこせと大騒ぎする大きなお友達が、アダルトフロア店頭であばれていました。
なんでも、〇〇ちゃんは運命のなんとかだからここから助け出さないとダメなんだ、みたいな主張をされていました。
私の顔を見た同僚の店員がここから助け出してくれて、目で訴えてきたのを覚えています。
本来、私の仕事ではないのですが制服姿ではなくスーツをきていたので、その大きなお友達様を警備顧客担当までお連れいたしました。

店員「たすかりましたー 内線も人を呼びに行くスキがなかったのでどうしようかと」
私「たまたまよ それより強烈なんがきてたなぁ・・」
店員「ときどきちょっと日本というか常識の通用しない人がくるのでここいやなんです……」
私「サラリーマンに職場は選べへんよ どうしてもあかんかったら移動願いだすしかないね」
店員「いやアダルト担当は嫌じゃないです。むしろご褒美なんでいいんですけど、ここのあーいったかたの遭遇率が半端じゃなくて……」
私「まぁ駅から近いしなぁ・・けどなぁなんでフロアにひとりしかおれへんのんよ?」
店員「ここあれじゃないですか とくにこのフロアがやばいってみんなきたがらないのですよ」
私「その噂はきいたことはある。上にPC保管庫もあるしな。エレベーターが誰もいないのに勝手に上下するとか人感センサーが反応するとかやろ?」
店員「もっといかついんですよ……」
私「やめて聞きたくない。夜に上おるときエレベーターかってにきて、かってにかえったの見たことあるから詳細情報とかいらんし」

くだらない雑談をしつつ仕事を終わらせてお店を出ると、さきほどの大きなお友達様が、店頭スクリーンの前でデモ画面といっしょに歌って踊ってました。

その翌日、警備顧客担当から朝一で店舗Aにすぐにくるよう連絡がありました。

社内SEいわゆる内勤なので店舗担当より出勤時間が2時間はやく、開店していない店舗Aによばれるのが不可解でした。

店舗Aにつくと警備顧客担当から、店舗Aに空き巣が入ったときかされました。

「なんで私が呼ばれたんですか?」

「ええからこれみろって、すぐ警察に渡さなあかんねん」

そういいながら防犯カメラの録画映像を見せました。

ある程度早送りをして、時間が夜中の0時を過ぎたあたりから再生。
白黒の画質の荒い映像がながれ、店舗Aのアダルトフロアを斜めにうつす感じ。
カメラ正面、棚のアダルトゲームポスターがビラビラゆれている。
3分ほどするとトイレから、男がでてきました。

「ん?あれこいつ!」

「昨日のやつや」

「こいつ……どうやって入ったん。ここ4Fでしょ?」

「隣のビルとうちのビルの隙間のぼって、トイレの窓割って侵入。けどセコムとか知らんかったみたい」

「すげぇ……あいつってことはもしかしてあのPOPですか?」

「正解!でな……」

画面を指さしてみるように促されました。

大きなお友達がうろうろして、等身大POPを抱きかかえた後、トイレに戻ろうとしていたところ、
風でビラビラ揺れていたポスターの向こう側の棚から長髪の女がずるっ・・とでてきて、大きなお友達の背中ににおんぶ。
大きなお友達はPOPを抱えたまま2、3歩あるいてぱたりと倒れた。

え?と思って画面をみていたら急に真っ暗になりました。

「……え?なんなんすかこれ?」

警備顧客担当は何も答えず画面を指さしました。

外側から徐々に画面が白くなり、ん?と思ってると、
画面いっぱいに黒目しかない女の顔が映って、上にすっと消えました。
動かない大きなお友達だけが画面に残っていた。

「どうおもう?」

大きなお友達は、セコムがきて確認したところ意識がなかったためすぐ救急車で搬送、それと同時に警察に連絡。
警備顧客担当が警察に提出するために防犯カメラを確認したところ、これが映っていて怖くなって私がよばれた。

大きなお友達は脳梗塞で死ななかった。
映像に関して警察にだされたがコメントなし。
新聞に空き巣があったことだけが乗りました。
あの女がなんなのか一切わからずです。

私はこの小売りが倒産するまで勤めました。
そのビルに関しての話はいろいろありますが、久しぶりに近所を通った時にこのビルが健在でこの話思い出しました。

以上

Sponsored Link

Sponsored Link

-短編, 奇妙な話・不思議な話・怪異譚
-

Copyright© 怖いお話.net【厳選まとめ】 , 2022 All Rights Reserved.