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耳なし芳一【怖い!まんが日本昔ばなし】
七百年以上も昔の事、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。 この壇ノ浦で平家は、その一族の婦人子供ならびにその幼帝――今日安徳天皇として記 ...
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三枚のお札【怖い!まんが日本昔ばなし】
三枚のお札(さいんまいのおふだ) あらすじ ある山寺のやんちゃな小僧が和尚さんにお願いして山へ栗拾いに行かせて貰うこととなった。 和尚さんは、山姥が出たら使うようにとお札を三枚出して小僧に渡す。 小僧 ...
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吉作落とし(きっさくおとし)【怖い!まんが日本昔ばなし】
あらすじ ある山に、岩茸(いわたけ)を採って暮らしている「吉作」という若者がいた。 独り暮らしの吉作は山の男らしく、身も心も清くたくましい立派な若者だった。 ある晴れた日、初めて入った傾山(かたむきや ...
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夜中のおとむらい【怖い!まんが日本昔ばなし】
今の山形県鶴岡の城下に『大場右平』という侍がいました。 ある夜のこと、仲間の侍の寄り合いから帰る途中のことでしました。 間もなく自分の家が見えてくるという所でふと顔を上げると、向こうから何か行列がやっ ...
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■みちびき地蔵【怖い!まんが日本昔ばなし】
あらすじ 漁を終えた母親は、獲った魚と幼い息子・浜吉の手を引いて家路を急いでいた。 途中、疲れ果てて眠りかけている浜吉を起こしていると、目前の岩の上に「みちびき地蔵」と呼ばれる地蔵が見えた。 この地蔵 ...
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火ともし山【怖い!まんが日本昔ばなし】
あらすじ 昔、諏訪湖の東の村に「おなみ」という娘がいた。 おなみには、夫婦になろうと言い交わした若者がいた。 ところが、ある日若者は、今住んでいる村から湖の向こう側に移り住まなくてはいけなくなった。 ...
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佐吉舟【怖い!まんが日本昔ばなし】
あらすじ 八丈島に太兵衛と佐吉という二人の腕の良い漁師が住んでいました。 佐吉は島一番の男前で、太兵衛は島一番の力持ちでした。 子供の頃からの仲良しだった二人は、共に船主の娘、ヨネに恋をしました。ヨネ ...
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三本枝のかみそり狐【怖い!まんが日本昔ばなし】
三本枝のかみそり狐 昔むかし、ある村はずれの三本枝という竹やぶに、人を化かすキツネがすんでいた。村人たちがキツネを恐れる中で、この村の彦べえという若者だけは、少しも信じていなかった。彦べえは、たそがれ ...
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十六人谷【怖い!まんが日本昔ばなし】
十六人谷は日本昔話史上、もっとも恐ろしい話と云われています 十六人谷(じゅうろくにんだに)は、十六谷の別名。 富山県黒部市宇奈月町黒部に存在する谷である。 地名の由来は、その昔、十六人の樵が、谷の夫婦 ...
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牛鬼(うしおに)【怖い!まんが日本昔ばなし】
あらすじ 島根のある漁村に隠棲する侍の夫婦があった。 妻の方はとても出来た人で、「俺は侍を捨てた身だ」とうそぶく夫を支え、愚痴をこぼさず仕えていた。 村人も侍には親切で、獲れた魚やら野菜やらを届けては ...
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牛鬼淵【怖い!まんが日本昔ばなし】
あらすじ 昔、伊勢の山奥に牛鬼淵と呼ばれる深い淵があり、そこには顔が牛で体が鬼という恐ろしい化け物が住んでいると言われていました。 この山奥に、二人の木こりが山がけして木を切り出していました。 ある夜 ...