平成四年(1992年)ごろ、差別の助長という強力なサブリミナルを含んだCMが深夜に流れていたのをご存知だろうか?
JUNGLEと呼ばれたこのCMには二種類あり、
まずは君が代調のうたをバックに人形が映し出される『人形編』
そしてハートが色がだんだんと薄らいでいく『ハート編』がある。
▲人形編
君が代・軍歌を連想させる歌、そして大量の人形がフラッシュの効果を受けて徐々に増えていく。
後で流れる歌の歌詞は
「授かりし いのち(命) みだれ 成りがたい いのち(命)」
という生き死にを表現していることからフラッシュを浴びて死んでいくまたは苦しんでいる「被爆者」を差別しているCMである。
そしてCMのラストには非常に聞き取りづらいが「ざまあみろ」という声が入っている。
▼ハート編
最初はピンク色で健康そうなハートがだんだんとかびていき、色も薄れて最後には腐ったような状態になる。
腐って色のなくなったところをなぞると「AIDS(エイズ)」の文字が現れる。
CM開始直後にハートの右端に針がささっており、これが麻薬や献血の針での感染を暗に示しているという。
……信じるか信じないかは、あなた次第です。
(了)