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体が弱いおばあちゃん【ゆっくり朗読】2100

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昔おばあちゃんから聞いた話。

14 :可愛い奥様:2020/12/14(月) 22:16:32.44 ID:opcj3/+m0.net

結婚式に呼ばれた帰りに、まだ小さかったおばあちゃんは、おばあちゃんのお母さんと引出物にもらったお重を持って家に帰ろうと歩いてたんだって。

きれいな月の日だったと言っていた。

途中、髪の長い女の人が話しかけてきて、お重が欲しいと言ってきたんだって。

でも、せっかく引出物でもらったものだし渡せないと、お母さんが丁重に断ったらしいの。

で、また歩いてたらその女の人が前からやってきて、お重が欲しいと……

また断ったらしいんだけど、もうすぐ家に着くはずなのに、なかなか家につかないんだって。

おかしいな?道に迷ったのかな?と思ってたらまた前から女の人がやってきて、お重が欲しいと……

そんなことを何度か続けてるうちに、重たいし、でも全部あげるわけないいかないしで、一番上の部分だけあげたんだって。

そしたら、あんなに迷っていたのに家の前に着いていたんだって。

あれは、お重が欲しい幽霊やったんかなぁ?

と102歳で数年前に亡くなったおばあちゃんが教えてくれた怖い話の一つでした。

18 :可愛い奥様:2020/12/14(月) 23:56:51.22 ID:2sxRBIuT0.net
>>14
不思議話の王道みたいでいいね
ちなみにどの辺の地域のお話ですか?

21 :可愛い奥様:2020/12/15(火) 09:17:27.15 ID:/rUbvrrq0.net
>>18
おばあちゃんが幼少の頃は、確か名古屋辺りに住んでたと言っていた気がします。

おばあちゃんが小学校4年生の時に、ひいおばあちゃんが亡くなったと聞いたんだけど、元々ひいおばあちゃんは憑依体質だったそうで、色んな狐などが憑依したりしておばあちゃんは怖かったそうです。

ひいおばあちゃんは体が弱かったらしく、憑依されるとさらに体力をかなり消耗されるそうで、寝たきりの日も増えていったそうです。

療養のため、一度田舎に引っ越したとも聞きました。

田舎でも下級のノギツネが憑いて、弱ってるひいおばあちゃんを見て、ひいおじいちゃんが「憑くならわしにしてくれ!」と言ったそうですが、「お前は心が汚れてるからいやじゃ」と言われたとか。

ひいおばあちゃんは何も知らないような純粋無垢な人だったと、おばあちゃんは言ってました! だから憑きやすかったのかな?と。

おばあちゃんに優しくしてくれた狐さんもいたそうで、ひいおばあちゃんが弱って起き上がれなくてずっと寝込むようになっても、ヒロマルさん(ちょっと忘れてしまいました)とかいう狐さんが憑いたときは、立ちあがり、一緒に相撲をとったりして遊んでくれたそうです。

ひいおばあちゃんが亡くなる前にもヒロマルさんが憑いて、「千代子(おばあちゃんの名前)はずっと守ったる」と言ってくれたそうです。

その他いろいろこのヒロマルさんとの出来事を教えてもらいましたが、おばあちゃん曰く「他の人に言っても信じてもらえない」と言っていました。

孫から見てもおばあちゃんが嘘を言っているようには思えないです。

本当にあった話なのか、元々体が弱くて余命わずかとわかっていたひいおばあちゃんが、自分が死んだ後も同じく体が弱いおばあちゃん(我が家の家系は私も含め、女は小さい頃は体が弱いです)に心の拠り所があるよう、ヒロマルさんを演じたのかもしれないです。

なかなか信じがたい話ではありますが、私はおばあちゃんの話を信じているし、実際102歳まで生きたおばあちゃん、ヒロマルさんが守ってくれていたんだといいなぁと思っています。

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