先日小学校の同窓会があった。
出席率のいい我がクラスは亡くなった人以外全員出席。
ヨボヨボながら、恩師も健在。〇〇小学校6年2組のメンバー勢ぞろい。
…で、持ち寄った小学校アルバムの全員集合写真を指さしながら、
「これは誰それ、それは誰それ」と、微笑ましく名前を読み上げる恩師。
ああ、よく覚えてくれてるなあと、ン十年ぶりの恩師に感動しながら見てたら指が止まった。
悲しそうに「すまん、この子はどうしても思い出せん」
で、みんながそれを誰だか当てようとしたけれど、みんな思い出せない。
そのうちに、名簿と人数と、顔と照らし合わせていったら、一人多かった。
ところが集合写真ばかりじゃなくて、遊んでたり、笑ってたりする写真にもその男のコはあちこちに写っていた。
俺ら全員、恩師もふくめて記憶のないその子の存在になぜか、胸に引っかかる物を覚えたまま帰宅。
思い出したら教えてくれよ、と互いの電話番号も交換して別れたのだが、誰からも情報は届かない。
一人だけ、どこか時空の歪みに入ってしまって、俺らの記憶からも消えてしまったのだろうか?
などと、荒唐無稽な事を考えている自分50代。
103:10/05/24(月)19:11:10ID:gAD0ab6H0
それ怖いですね。
105:10/05/24(月)20:05:08ID:DyGCG7TM0
20世紀少年?
106:10/05/24(月)20:18:57ID:9azQ4H+u0
>>105
創作にあらず。同窓会に出席した全員の共通認識。
112:10/05/25(火)22:59:24ID:Ax0ahpmV0
誰も記憶がないっていうのがすごいですね。この状況ってどういうことを表してるんだろう…
(了)