短編 ほんとにあった怖い話

しおき場【ゆっくり朗読】833-0113

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今から7年くらい前かな。

14 :本当にあった怖い名無し:2013/10/31(木) 23:34:38.16 ID:T76sAw2o0

当時、まぁ今もそうだが、基本的に幽霊が実在するなんて信じてない。
全否定しているわけでもないが、実在するということになれば、何らかの物質が存在したり、誰でも見れるわけで…
だが、ある人には見える、ってことはあるかもね。という感じだ。

で、本題だが、当時確かmova⇒FOMAに変更したぐらいの時期だ。

パケホになったのが嬉しくて(当時PCは持っていない)、毎晩寝る前に心霊系サイトを巡回するのが日課になっていた。
無料サイト・有料サイト問わず、興味を惹くものは片っ端から閲覧していた。
その中で、あるサイト(記憶が曖昧だが多分『うさぎっ子』)を閲覧していたら、突撃レポがいっぱい載っていた。
「キター」って思ってビシバシ見ていたら、大阪と兵庫の県境にある『しおき場』のレポがあった。
自宅からは結構遠いが、地元ということで一気にテンションが上がった。
しかし…閲覧ページ前には、
『このページの画像だけは、除霊処理?を施せていません。』
という注意書きがあった。
説明では、アップ用に処理中だったスタッフも気を抜いていたらやられかけた、ということも記載されていた。
しかしそこは当時の俺。全く躊躇することもなく閲覧スタート。
だがここで異変が起きた。
2枚目か3枚目の画像を見た瞬間に、
デカイ釘みたいのが頭の左上から目の辺りにかけてグサッって刺さったような衝撃を受けた。
「うぅっ」って情けない声を出してしまったが、左目は開けられない状態になり、しかも涙がボロボロ出てくる始末。
取り合えず閲覧は中止し、その日は寝た。

で、次の朝まだ痛みが残っていたが、普通に出勤した。

でも、仕事中も目が痛くて、PC画面張り付きの仕事だったため、
その日1日は頑張ったが、翌日は休みをもらって病院に行くことにした。
まずは脳外科のある病院に行き、CTスキャン(っていうの?)で脳の輪切りの画面で診察してもらったが、原因は不明で、
最終的に単なる偏頭痛?群頭痛?って診断された。
しかもこの時、目の痛みも続いていたことで、体感できるほど視力も低下しており、
眼科に行って診断してもらい、結局メガネをかけるハメになってしまった。

これが霊障ってヤツか!って思いながら、霊障でググると、どうやら霊障の代表例のようだった。
ちょっとガクブルになったが、2週間ほどで恐怖心もなくなり、通常の生活を取り戻すことができた。

で、その後俺は色々と考えたが、あれはマジで霊障なんだろうか?

っていうか、もし霊障なんだったら、現地に行けば全てハッキリするんでは?
という、馬鹿な考えが過ぎっていた。

この出来事を友人に話し、車を出してもらって現地に行くことにした。(今考えると無茶苦茶無責任)
出発前に色々と調べたが、しおき場というのは江戸時代の刑場跡らしく、
しかもその付近にある野間トンネルというところも、心霊スポットとして名高いようだ。
まずは準備運動と称して野間トンネルへGO!

そしてトンネル内でエンジンを切り、クラクションを鳴らすも何にも起こらず。
まぁこんなもんか、と思いながらメインのしおき場へ向かった。
しかしこのしおき場というところ、相当見つけにくい厄介な場所にあるらしく、夜中の山中なので見つけることができなかった。
最後にちょっとした脇道に入って、「ここで違うかったらもう帰ろうか」って話になって、
行ってみたが結局違うみたいで、Uターンして帰ることが決定した。
そしてUターンを試みたところ、左リアタイヤが脱輪しエンジンが止まった。
もうこれは一気にカクブルのどん底い叩き落とされた感覚!!
いや、冷静に考えたら、暗い山中なので溝が見えずに脱輪しただけなんだが、場所が場所だし、
さっきまで音楽流して賑やかだったたけにマジでビビった。

仕方なく、俺が降りて車体を全力で持ち上げつつ、アクセルを踏んでもらい事無きを得たが、
この日以来スポット探検は引退した。

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