初めに書いておくが、読み返すとさほど怖くなく、自分が被害にあったのではなく、文章力もなく読みにくいと思う。
435 :赤褐色の珠@\(^o^)/:2014/09/10(水) 04:31:56.24 ID:l+XHkIqj0.net
なので、だるいと思ったらとばしてくれ。
これを書こうと決めたのは、怖い話のサイトを見ていて、よく似た話が自分の身の回りで起きたからだ。
『キャンプ』という話だ。
俺は最近、N県にあるキャンプ場に家族(妻と息子、娘)で行った。
そこは手ぶらでもキャンプが出来るということで、ネットで調べて予約して行った。
バーベキューセットや、宿泊施設、公園、スポーツ施設もあり、自然の中で子供も遊ばせれるというところだ。
目的地に着いた俺達は、昼夕飯前ということもあり、早速バーベキューの用意を始めた。
勿論、用意をするのは俺と妻の2人。
子供達も始めは、バーベキューなんて初めてだったので、楽しそうに用意を手伝ってくれてたんだけど、
興味は川の方にいってしまい、2人で遊びにいってしまった。
しばらくして炭に火がつき始めたので、妻が子供達を呼びに行った。
すると、妻が息子と喧嘩しながら戻ってきた。
何があったのか妻に聞いてみると、息子が何か石?珠のような物を川で拾って来たらしい。
だからどうしたと思ったんだが、妻が言うには、その石がなんだか不気味で気持ち悪いらしい。
だからもとあった場所に捨ててこいと言うのだ。
妻の言うことが少し理不尽に思い、どんな物かと気になった俺は、息子にその石を見せるように言った。
俺は色弱で色を表現するのは難しいのだが、妻が言うには赤褐色らしい、琥珀?のような石が息子の手のひらにあった。
別段おかしな所はなく、綺麗な石じゃないかと妻をなだめ、息子にそのまま持ってても良いと了承した。
今思えば、この判断が間違っていた。
今と書いたのは、当時は赤褐色の珠に何の疑問も抱かなかったからだ。
バーベキューを済ませた後、少し川で小魚や海老などを網で採って遊んだ後、
バンガローを予約していたので移動して、トランプやらゲームやら、家族ならではの遊びをしていた。
お風呂の施設もあったので、風呂に入り、普通に過ごしていた。
風呂から出ると、息子がもぞもぞとズボンのポケットをまさぐっていた。
どうしたと聞くと、赤褐色の珠を無くしたらしい。
けっこう大きな珠だったので歩いていたら見つかるかもと言い、帰り道を探したがバンガローにもなかった。
妻も気味悪がっていたので、まぁ良いかと思っていた。
楽しみにしていた花火も終え、子供達を寝かし、
俺と妻はバンガローの前にある椅子に腰掛けて、持ってきた酎ハイを飲んでいた。
クーラボックスのアイスノンもとけて少しぬるくなっていた酒はおいしくなく、早目に切り上げ床に就いた。
夏といっても山奥で涼しく、虫の声も心地好く感じていて、こんな機会はあまりないので妻と楽しく話をしていた。
その時に、赤褐色の珠を息子が無くしたことも話し、妻は安心していた。
しばらくして妻が寝息をたてはじめ、俺もウトウトし始めた時に、キャンプ場(下)の方から変な悲鳴が聞こえた。
バンガローはキャンプ場から少し登った所に位置しており、何があったのかその位置からは確認出来なかった。
何より辺りは真っ暗で、月明りと、バンガローの部屋の明かりが照らす範囲しか見えなかった。
いきなり電気がついた事で妻が起きたのだが、子供達は寝たままだ。
子供を置いて行けないので、妻に子供達を見ておくようにお願いし、自分はキャンプ場の様子を見に行く事にした。
キャンプ場に着くと人だかりが出来ており、何かと思えば、若者4人が泥だらけで、言葉にならない声(悲鳴?)で震えていた。
その時、ドブの様なヘドロの様な、何とも言い難い臭いが漂っていた。
若者達は周りに人だかりが出来ているというのに、何かに怯えているかのように丸くなってうずくまっていた。
誰かが救急車を呼んでいたのか、バンガローに戻って妻に先程の話を伝えていたときサイレンが聞こえた。
翌朝、キャンプの人に聞いてみると、若者達は救急車で運ばれて行ったらしい。
体験した話はここまでだが、冒頭に書いた通り、本気で怖く感じたのはネットで見た怖い話である。
『キャンプ』という題の怖い話には、同じような体験が書かれていたのだ。
あんなに怖い思いはしなかったのだが、息子が赤褐色の珠を無くさずに持ち帰っていたらと思うと、ゾッとしてならなかった。